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『妖夢のアレ』 作者: 蓋の鍋
魂魄妖夢の朝は早い。
まだ首だけの鶏も鳴かない薄暗い中、布団から起き出す。
若干の眠気とあくびをかみ殺しながら、今日も一日がんばるぞと、はっきりとしない頭に喝を入れ、着替えを済ます。
布団はまだ畳まない。
水場へ行き、冷たい水で顔を洗い、気持ちを引き締める。タオルで顔を拭いた後のあの表情は良い。
そして、いよいよ朝食作り。
大喰らいの主のため、朝から腕によりをかけて支度しなくてはならない。
冷水で米を丹念に研ぎ、新鮮な野菜を細かく刻み鍋の中へ。
釜の中では釣れたての怪魚が今か今かと身を焦がし、失意、そして食欲をそそる燻しを邸内に立ちこめる。
ああ良い。
味噌汁を作っている途中で若干催したが我慢。
仕上げは盛り付けであるが、幽々子が起きて来ない以上それはまだ早いのである。
さて、いよいよだ。
忍び足で主人の部屋へ入り込み、そっと様子を伺う。
「ゆゆさま〜……寝てるな」
心臓が口から出そうな思いで、心持ち早足で自室へ戻る。
ひきっぱなしの布団へそっと横たわると、ゆっくりと下着を脱ぎ捨てた。
何をするのか。
言うまでも無く、自慰である。
妖夢の一日は、自慰に始まり自慰に終わるのだ。
それからしばらく、無言で無心に恥部をいじり倒して静かな絶頂を迎えると、賢者モードで主人を優しく起こしに行くのだった。
Fin.
『サイレントチルノ vs 小食幽々子』
いや、なに。
両者の舌を切り落としただけさ。
Fin.
蓋の鍋
- 作品情報
- 作品集:
- 11
- 投稿日時:
- 2010/01/28 09:22:45
- 更新日時:
- 2010/01/28 18:22:45
- 分類
- 妖夢
- 幽々子
- チルノ
- misuchi-
妖夢の自慰のネタか?