※この作品はぐう氏のSS
「東方落語【寿限無】」を元にしています。 未読の方は初めにそちらを読んでおくことをお奨めします。
「おはよーございまーす!」
早朝の寺子屋に元気な挨拶が響く。
その主の名は霊烏路 空。
本名・霊烏路 寿限無寿限無五劫のすりきれ海砂利水魚の水行末、雲来末、風来末、食う寝るところに住むところ、やぶらのこうじのぶらこうじ、パイポパイポ、パイポのシューリンガン、シューリンガンのグーリンダイ、グーリンダイのポンポコピーのポンポコナの長久命の長助の空。
少々頭は弱いものの、とても明るい性格で誰からも好かれている。
◆◆◆
慧音の寺子屋には寿限無寿限無五劫のすりきれ海砂利水魚の水行末、雲来末、風来末、食う寝るところに住むところ、やぶらのこうじのぶらこうじ、パイポパイポ、パイポのシューリンガン、シューリンガンのグーリンダイ、グーリンダイのポンポコピーのポンポコナの長久命の長助の空の他にも人間や妖精や妖怪の子供の姿が見られる。
「『……すると金閣は私たちと同じ生を生きているように思われた』」
「よし、そこまで。 では次、寿限無寿限無五劫のすりきれ海砂利水魚の水行末、雲来末、風来末、食う寝るところに住むところ、やぶらのこうじのぶらこうじ、パイポパイポ、パイポのシューリンガン、シューリンガンのグーリンダイ、グーリンダイのポンポコピーのポンポコナの長久命の長助のお空」
「うにゅ……」
「どうした、寿限無寿限無五劫のすりきれ海砂利水魚の水行末、雲来末、風来末、食う寝るところに住むところ、やぶらのこうじのぶらこうじ、パイポパイポ、パイポのシューリンガン、シューリンガンのグーリンダイ、グーリンダイのポンポコピーのポンポコナの長久命の長助のお空?」
今は国語の授業中。
教科書を朗読しているのだが、慧音に指名された寿限無寿限無五劫のすりきれ海砂利水魚の水行末、雲来末、風来末、食う寝るところに住むところ、やぶらのこうじのぶらこうじ、パイポパイポ、パイポのシューリンガン、シューリンガンのグーリンダイ、グーリンダイのポンポコピーのポンポコナの長久命の長助の空は教科書を手に持ったまま固まってしまった。
慧音はそんな彼女にもう一度声をかけた。
「もしかして居眠りしてたのか、寿限無寿限無五劫のすりきれ海砂利水魚の水行末、雲来末、風来末、食う寝るところに住むところ、やぶらのこうじのぶらこうじ、パイポパイポ、パイポのシューリンガン、シューリンガンのグーリンダイ、グーリンダイのポンポコピーのポンポコナの長久命の長助のお空?」
「先生が名前を呼んでいる間に何処まで読み進めたのか忘れちゃいました」
◆◆◆
慧音の寺子屋には住み込みで料理を作ってくれる妹紅という女性がいる。
毎日美味しい料理を作ってくれるので、寿限無寿限無五劫のすりきれ海砂利水魚の水行末、雲来末、風来末、食う寝るところに住むところ、やぶらのこうじのぶらこうじ、パイポパイポ、パイポのシューリンガン、シューリンガンのグーリンダイ、グーリンダイのポンポコピーのポンポコナの長久命の長助の空も彼女のことは大好きだ。
「妹紅さん、今日のお昼ご飯はなんですか!?」
今日の料理が乗った皿を置きながら妹紅は答えた。
「特製のサーモンピザだ、寿限無寿限無五劫のすりきれ海砂利水魚の水行末、雲来末、風来末、食う寝るところに住むところ、やぶらのこうじのぶらこうじ、パイポパイポ、パイポのシューリンガン、シューリンガンのグーリンダイ、グーリンダイのポンポコピーのポンポコナの長久命の長助のお空。 川で釣ってきたばかりの鮭を使っているからとっても美味いぞ」
「いつもありがとう、妹紅。 さあ、チルノ、リグル、ミスティア、ルーミア、大ちゃん、橙、寿限無寿限無五劫のすりきれ海砂利水魚の水行末、雲来末、風来末、食う寝るところに住むところ、やぶらのこうじのぶらこうじ、パイポパイポ、パイポのシューリンガン、シューリンガンのグーリンダイ、グーリンダイのポンポコピーのポンポコナの長久命の長助のお空、あと妹紅も手を合わせて……」
『いただきまーす!』
寿限無寿限無五劫のすりきれ海砂利水魚の水行末、雲来末、風来末、食う寝るところに住むところ、やぶらのこうじのぶらこうじ、パイポパイポ、パイポのシューリンガン、シューリンガンのグーリンダイ、グーリンダイのポンポコピーのポンポコナの長久命の長助の空は真っ先に手を伸ばし、ピザを頬張った。
「待て、寿限無寿限無五劫のすりきれ海砂利水魚の水行末、雲来末、風来末、食う寝るところに住むところ、やぶらのこうじのぶらこうじ、パイポパイポ、パイポのシューリンガン、シューリンガンのグーリンダイ、グーリンダイのポンポコピーのポンポコナの長久命の長助のお空! まだそのピザは熱い!!」
しかし寿限無寿限無五劫のすりきれ海砂利水魚の水行末、雲来末、風来末、食う寝るところに住むところ、やぶらのこうじのぶらこうじ、パイポパイポ、パイポのシューリンガン、シューリンガンのグーリンダイ、グーリンダイのポンポコピーのポンポコナの長久命の長助の空に熱がっている様子は見られない。
「だ、大丈夫なのか、寿限無寿限無五劫のすりきれ海砂利水魚の水行末、雲来末、風来末、食う寝るところに住むところ、やぶらのこうじのぶらこうじ、パイポパイポ、パイポのシューリンガン、シューリンガンのグーリンダイ、グーリンダイのポンポコピーのポンポコナの長久命の長助のお空?」
「先生と妹紅さんが名前を呼んでいる間にちょうど良く冷めました」
◆◆◆
いまは午後の授業中。
「……というのは、彼が天智系の人間であるにもかかわらず天武系優勢の政府の中で……」
歴史の講義を受けている生徒たちだが、寿限無寿限無五劫のすりきれ海砂利水魚の水行末、雲来末、風来末、食う寝るところに住むところ、やぶらのこうじのぶらこうじ、パイポパイポ、パイポのシューリンガン、シューリンガンのグーリンダイ、グーリンダイのポンポコピーのポンポコナの長久命の長助の空の顔色がどうも良くない。
実は彼女、油ものを食べるとお通じが近くなる体質なのだ。
最初のうちは特に何とも思わなかったのだが、次第に便意は強くなっていき、今は脂汗をかきながら必死に歯を食いしばっている。
彼女にも年頃の少女としての羞恥心はあるので、「トイレに行きたい」と手を挙げて言うことが出来ずにいた。
(あ、あと15分耐えれば良いんだ……!!)
もはや寿限無寿限無五劫のすりきれ海砂利水魚の水行末、雲来末、風来末、食う寝るところに住むところ、やぶらのこうじのぶらこうじ、パイポパイポ、パイポのシューリンガン、シューリンガンのグーリンダイ、グーリンダイのポンポコピーのポンポコナの長久命の長助の空には慧音の言っていることが全く耳に入っていなかった。
「……さて、この頃には2冊の歴史書がまとめられたが、その作者と書名を答えてみろ、寿限無寿限無五劫のすりきれ海砂利水魚の水行末、雲来末、風来末、食う寝るところに住むところ、やぶらのこうじのぶらこうじ、パイポパイポ、パイポのシューリンガン、シューリンガンのグーリンダイ、グーリンダイのポンポコピーのポンポコナの長久命の長助のお空」
「えっ!?」
急に慧音に指名され、寿限無寿限無五劫のすりきれ海砂利水魚の水行末、雲来末、風来末、食う寝るところに住むところ、やぶらのこうじのぶらこうじ、パイポパイポ、パイポのシューリンガン、シューリンガンのグーリンダイ、グーリンダイのポンポコピーのポンポコナの長久命の長助の空は反射的に立ち上がった。
その行為と、急に慧音に指名されたことによる緊張で一気に便意が強まってしまった。
もう、寿限無寿限無五劫のすりきれ海砂利水魚の水行末、雲来末、風来末、食う寝るところに住むところ、やぶらのこうじのぶらこうじ、パイポパイポ、パイポのシューリンガン、シューリンガンのグーリンダイ、グーリンダイのポンポコピーのポンポコナの長久命の長助の空は我慢の限界だった。
「あ、あの、先生……。 と、と……」
「そう、一つは舎人親王の日本書紀だ。720年に完成したとされている。 もう一つは分かるか、寿限無寿限無五劫のすりきれ海砂利水魚の水行末、雲来末、風来末、食う寝るところに住むところ、やぶらのこうじのぶらこうじ、パイポパイポ、パイポのシューリンガン、シューリンガンのグーリンダイ、グーリンダイのポンポコピーのポンポコナの長久命の長助のお空?」
慧音は鈍感だった。
「よし、ヒントを与えてやろう寿限無寿限無五劫のすりきれ海砂利水魚の水行末、雲来末、風来末、食う寝るところに住むところ、やぶらのこうじのぶらこうじ、パイポパイポ、パイポのシューリンガン、シューリンガンのグーリンダイ、グーリンダイのポンポコピーのポンポコナの長久命の長助のお空。
この本の作者は幻想郷縁起の作者として知られている稗田亜求の先祖で、因幡の白兎の話などで有名な本だ。 これで分かるか、寿限無寿限無五劫のすりきれ海砂利水魚の水行末、雲来末、風来末、食う寝るところに住むところ、やぶらのこうじのぶらこうじ、パイポパイポ、パイポのシューリンガン、シューリンガンのグーリンダイ、グーリンダイのポンポコピーのポンポコナの長久命の長助のお空?」
「先生、と、トイレに行かせてください……」
「なに、トイレに行きたかったのか、寿限無寿限無五劫のすりきれ海砂利水魚の水行末、雲来末、風来末、食う寝るところに住むところ、やぶらのこうじのぶらこうじ、パイポパイポ、パイポのシューリンガン、シューリンガンのグーリンダイ、グーリンダイのポンポコピーのポンポコナの長久命の長助のお空!?
よし分かった、今すぐ行って来い寿限無寿限無五劫のすりきれ海砂利水魚の水行末、雲来末、風来末、食う寝るところに住むところ、やぶらのこうじのぶらこうじ、パイポパイポ、パイポのシューリンガン、シューリンガンのグーリンダイ、グーリンダイのポンポコピーのポンポコナの長久命の長助のお空!」
慧音が急いで促したが、寿限無寿限無五劫のすりきれ海砂利水魚の水行末、雲来末、風来末、食う寝るところに住むところ、やぶらのこうじのぶらこうじ、パイポパイポ、パイポのシューリンガン、シューリンガンのグーリンダイ、グーリンダイのポンポコピーのポンポコナの長久命の長助の空は泣き出し、座り込んでしまった。
「ど、どうしたんだ寿限無寿限無五劫のすりきれ海砂利水魚の水行末、雲来末、風来末、食う寝るところに住むところ、やぶらのこうじのぶらこうじ、パイポパイポ、パイポのシューリンガン、シューリンガンのグーリンダイ、グーリンダイのポンポコピーのポンポコナの長久命の長助のお空……?」
「先生が名前を呼んでいる間に漏らしちゃいましたぁ……ぐすん」
ラスボスの死に様がキモくてなんとなくトラウマ
そしてオチが秀逸www漏らす瞬間を拝んでみたかったです。