Deprecated: Function get_magic_quotes_gpc() is deprecated in /home/thewaterducts/www/php/waterducts/neet/req/util.php on line 270
『薬物乱用、ダメ絶対』 作者: もみぢ
人間の里の近くには妖怪や妖精など、人間以外の者達が通う寺子屋がある。
これはある日の保健体育の授業の風景である。
慧「はーい、この時間は特別授業として『薬物』についての授業をしまーす。きょーつけ、礼。」
一同「お願いしまーす」
慧「薬物、といってもさまざまな種類がありますね。皆さんは何か知っていますか?」
ル「はーい、覚せい剤とか大麻とかですよねー。」
慧「そうですね、ルーミアちゃん。皆さんも知っての通り、このような薬物には依存性があり、一度でも使うのは絶対にいけません。今回は特別講師として、永遠亭から薬のスペシャリスト、永淋先生をお呼びしています。」
永「はい、みなさんこんにちは。今回は――」
て「あー、えーりんだー!今日は朝から居ないと思ったら、こんな所で・・・」
永「ああ、てゐ、今は授業中ですよ。今回は講師として呼ばれたんですから。お静かに。」
て「はーい」
*****************************************
永「―――まぁ、聞くより、実際に見た方が早いと思います。なので今回はネズミを使った実験をします。」
慧「はい、皆さん理科室へ移動してくださーい。」
理科室にはナズーリンが居た。
しかし全方位を強化ガラスの上にマジックミラーで囲まれて中から外の様子は分からず、軟禁されているようなものであった。
生徒達がぞろぞろと理科室に入って来た。
橙「んにゃー、おいしそうなネズミだー」
慧「橙ちゃん、食べちゃだめですよ。」
永「はい、ではこれからこのネズミがいるガラスの箱の中にシンナーの主成分である『トルエン』という物質を入れます。」
ガラスの箱の天井には小さな穴が開いており、永淋がそこにトルエンの溶液を注いだ。
ナ「んぐっ!?なんだ・・・この・・・においは・・・・・・ああ・・・?」
永「はい、ネズミがちょっと気持ちよさそうな顔をしましたね。このような薬物には一時的に気分を高揚させたり、快感を得たりすることができます。ですがこのような薬物は有毒で、依存性があります。一度でも使うともう絶対にやめることなんてできないのです。」
慧「ではこのまま観察してみましょう。」
数分後、ナズーリンにさらに変化が見られた。
ナ「頭が痛い・・・あぁ、いやだ・・・、出してっ・・・くれっ・・・はぁっ、はぁっ・・・」
慧「いきなりでびっくりしているということもあるでしょうが、呼吸が浅く、早くなってきていますね。」
永「人間や人形を取る妖怪の脳は大きく3つの層に分けることができます。シンナーの場合、まず脳の外側、理性や知性を司る部分から壊していきます。なので服用していると頭が働かなくなったり、頭がおかしくなる・・・俗に言うラリっている状態に陥ります。」
ナ「うう、気持ち悪い・・・!出して!出してよ!!いやだ!いやだいやだいやだいやだぁ!!」
強化ガラスをドンドンたたき、必死に叫びだすナズーリン。
永「はい、ネズミの脳が壊れてきています。理性がなくなってきたのでしょう。」
リ「本当だー。さっきとは様子がまるで違うね。」
チ「うわ、もうなんかこわい」
ナ「うわあああああぁぁあ!出してええ!!いやあああ!!!」
もうわけが分からず、泣き叫びながら暴れまわっている。
外では生徒達がこの様を見て笑ったり、話したりしてざわついている。
永「ではここでちょっとしたテストをして見ましょう。」
慧音がマイクを使ってガラス箱の中と通信を取る。
慧「ナズーリンさん」
ナ「ひぐぇっ・・・!?何!?何あんた!?わたしを閉じ込めたやつ!?出て来い!!殺す!!殺してやる!!!」
慧「はいはい、この問題に正解できたら出してあげます。」
ナ「ほ、本当かぁ!?」
慧「では問題です。7×3=いくつでしょう?」
ナ「え・・・?なな・・・かける・・・?さん??・・・え?・・・ええええ!!?何それ・・・いやだ、分からない!わからないよ!!!いやあああああああ!!!!」
×の意味も忘れてしまったのだろうか。完全にパニック状態でそこいらを泣き喚きながらのた打ち回る。
て「うわ、いやだな〜、怖いウサ・・・」
慧「このように、知能が低下して簡単な問題も解けなくなっています。皆さんは解けますよね。」
チ「え?10かな?」
橙「いやいや73じゃなーい?」
大「21でしょ・・・」
ナ「ううっ!?うぶっ・・・!」
暴れ回っていたナズーリンがおなかと口を押さえて苦しみだした。
永「ああ、そうですね、トルエンには軽めの副作用として頭痛、嘔吐などもあります。」
ナ「う・・・あ・・・はぶっ、うえっ!!うげえええっ!!」
ビチャ、ベチャベチャッ!!
横向けでうずくまっていたナズーリンの口から嘔吐物が流れ出てくる。
腐ったチーズのようなにおいが密室の中を満たし、余計に吐き気がこみ上げてくる。
て「うわっ!吐いたウサ!」
チ「やだぁ、汚いー」
ナ「おぷっ・・・おええっ・・・はぁっ、はぁっ・・・いやだ・・・助けて・・・ご主人様ぁ・・・・・・うわあああああああああ!!!!」
永「さて、もう少しトルエンの量を増やしてみましょう。」
ナ「ああ〜〜・・・ハハッ・・・あははははははははははっ!!」
永「完全に頭がイってしまったようですね。・・・そろそろ脳の深くまでトルエンが入っていく頃ですね。脳の比較的原始的な部分。そこでは運動能力や本能・・・食欲だとか、性欲だとかですね。を司って居ます。」
ナ「あははっ、ああー、おなかすいたーなー。んー」
ぶちぃ!!
リ「うわっ!?」
そういうとナズーリンは自分の尻尾を思いっきり噛み千切った。
ナズーリンはこれが自分の尻尾であることすら分からなくなっていた。
ナ「ふがっ、ひぎゃあああああああ!!?な、なぁに!?これぇっ!!?いたいよおおおおおお!!!」
切断部分からは血がどくどくと出てきて、当然のごとく激痛が彼女を襲った。
流石に生徒一同騒然となる。
ナ「いたいいたいいたいいたい!!いたいよ!あははっ、あっひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ!!!もういいよ!殺せー!わたしを殺してー!殺しなさいよ!!!殺してくれないのならっ・・・!!」
大「えっ、これって舌噛み切って自殺するんじゃ・・・」
永「あ、これはちょっとまずいですね」
ナ「っ・・・!?」
ナズーリンが舌を噛み切ろうとした瞬間、ナズーリンは全身の力が抜けてそのまま倒れた。
ナ「な・・・なに・・・こえ・・・ひはらが、はひらなひ・・・」
永「どうやら運動機能が壊れてしまったようですね。」
ナ「ああっ・・・あぁ・・・?・・・・・・」
ナズーリンは意識を失い昏睡状態に陥った。
永「小脳までトルエンが浸透してきたようですね。小脳は生命維持を司っているので、ここまでくると本当に命が危ないですね。
呼吸は浅く激しく、全身がビクビクと痙攣している。両目からは涙が流れている。
ジュ、ジュジューッ
シャアァァァァ・・・
ブッ、ブビ・・・ブスッ、ブブブッ・・・
て「うわ、きたなっ!」
橙「わぁ・・・おもらししてる〜」
ル「嫌だな〜、薬物なんて絶対使わないね」
括約筋がゆるみ、前からはおしっこが流れてスカートを濡らし、後ろからはゆっくり便が出てきていて大小便は垂れ流し状態である。
ビクッと大きく痙攣した後口からは再び嘔吐物が流れ出てきた。
体中の穴という穴から物が飛び出し、悲惨そのものだった。
ナ「が、カハッ、ガハッ、ァッ、っ・・・・・・・・・」
そしてナズーリンの呼吸が止まった。
トルエンによる呼吸障害に加え嘔吐物が気道をふさいでしまったのであろう。
永「・・・はい、これで実験は終了ですね。」
慧「このように薬物を使うとろくなことになりません。みんなは絶対、薬物乱用なんかしちゃだめですよ!」
生徒「はーい!」
慧「では、これにて今日の授業は終わりにしまーす。きょーつけ、礼!」
一同「ありがとうございましたー!」
なんか前テレビでネズミを使った薬物の実験をしてたからそれを思い出して書いてみた。
実際に人間(?)とは違うからいろいろおかしいかも。
他のスカ作品とは独立した世界ということで(
もみぢ
- 作品情報
- 作品集:
- 11
- 投稿日時:
- 2010/01/29 16:21:25
- 更新日時:
- 2010/01/30 01:21:25
- 分類
- ナズーリン
- シンナー
- ある種グロい
- スカトロ?
狂ってくなずりんかわいいよ
(´;ω;`)
頭が壊れたナズのその後の人生はきっと幸せだろう
気に入った!全員シベリア送りだ!
牛を使うなら異常プリオンで狂牛病の恐ろしさをだな・・・
たいまや、くすりや、やくぶつはとってもこわいなと思いました。
でも、トルエンは見ていて気もちよさそうだと思いました。
駄目だこいつ…
早くなんとかしないと…
そういえば、星が、「ヤゴコロ!ぶっ殺す!」とか言って永遠亭に走っていったけど…。