稗田式野球論

稗田野球は野球が好きな女の子。
バットで女の子のケツを叩き、ボールを胸に詰めるのが趣味で、毎日豆のカレーを食べます。

彼女の本名は稗田阿求ですが、先日バイオエタノールとか実は大したことねぇよって助成金を切られた影響で幻想入りしたマイケル・吉田さんから野球を習い、その魅力の虜に。

その際に自らの名前を稗田野球へと改め、バット片手に幻想郷を所狭しと走り回る野球少女になりました。
毎日豆のカレーを食べるのは、野球で有名なキングカズが、ブラジルに留学したときにそうしていたからという故事に基づいているそうです。

「寺子屋でも野球をしましょう」

「望むところだ！」

体育の時間に何をすれば良いのか、それを悩んでいた上白沢慧音も、野球の提案に頷きました。
まずはうどん粉を捏ねます。そのために伸ばし棒でお尻を叩くと、野球も嬉しそうな顔をしました。

「気持ちいいです、先生」

「私もだ。爽やかな気持ちになれるなこれは」

ベチコンベチコンと尻を叩いていると、あふんあふんと爽やかな声が里に響きはじめました。
野球が流行れば出生率が上がるという公式はここから来ており、子供の数が減りはじめ、慢性的に滅びに向かっていた幻想郷の危機は未然に回避されたのでした。




稗田御灸は説教が好きな女の子。
女の子を裸にし、適当に触診した場所にモグサを積み、火を点けるのが彼女の趣味です。

おくうを据えるという言葉が幻想郷にはあり、核による抑止力を傘に傍若無人に振舞うという言葉なのだけど、地霊殿からの抗議で今では全く聞かれない言葉になってしまいました。
しかしその文化の火を絶やすまいとした稗田阿求は、自らの名前を稗田御灸に改めることで伝統を守ったのです。

「慧音先生気持ちいいですか」

「痕が残るといい」

お灸を据える。頭突きがお仕置きになっていた寺子屋では、脳挫傷を起こし頭がパープリンになる子供がとても多く、それの対応は急務でした。
しかしお尻にお灸を据えたことで、アナルセックスが主流になった幻想郷は、またも子供が減り始めたのです。

「気持ちいいです、先生」

「私もだ。爽やかな気持ちになれるなこれは」

ベチコンベチコンと尻肉を打ち付けると、あふんあふんと爽やかな嬌声が里に響きました。
これによって、セックスの多様性が認められることになり、変態文化も花開いたのです。




そんな稗田阿求が亡くなってからもう十年。
セフレを失った上白沢慧音もまた、生きた屍と成り果てたので、セックスして大麻吸って死んだ。