「廓」

「廓」
男が少女の春を買う
少女は男を喜ばせ、その日を生きるのだ。
そんな廓での出来事・・・


黒谷 ヤマメ「・・・ヤマメと申します」（・・・今日は老人かぁ）
男「ほっほっほ、いやいや、めんこい娘よ」
ヤマメ「お一つどうぞ・・・」（そっか、敬老感謝の日だから・・・割引だっけ。65歳以上）
男「酒などよいわ、それより・・・」
ヤマメ「あんっ、慌てないでください・・・」（くそ、コレだからジジイは嫌いなんだよなぁ・・・）
男「ほふっほふっ！」
ヤマメ「さあ、こちらへどうぞ・・・」（耳舐めんな）

男を布団に誘うヤマメ。

ヤマメ「もっとおさわりになられてもよいのですよ・・・」（しわだらけだな。）
男「構わぬ。さあ、始めようぞ」
ヤマメ「もう、お客様ったらぁ・・・」（マジか！・・・濡れてないと痛いだよなぁ）
男は前戯もほどほどに、ヤマメと交わるのだった。

ヤマメ 「あんっ、お客様の・・・おっきいです・・・」（うわぁ・・・つまようじみたい）
男「おっ、そうかい？ホホホ」
ヤマメ「・・・どうぞ、お好きになさって・・・」（・・・つまようじかぁ、そういえばえのきベーコンって美味しいな）
男「どうだい？ここを擦られるときもちいいだろ？」
ヤマメ「あんっ！・・・気持ちいいですぅ・・」（そうだ、晩御飯はえのきベーコンにしよう）
男「ほら、ここはどうだ！？」
ヤマメ「あっあっ、壊れるぅ！」（栗ごっはん〜栗ごっはん〜）
男「ほっほっほ！！壊れろ！お前のような腐れ女郎は壊れてしまえ！」
ヤマメ「あぁん！いやぁ！！イクッ、イクゥ！！」（やだなぁ・・・お腹空いてるの？食べ物のことばかり考えちゃう）
男「わしもイクぞ！うぁっ！」
ヤマメ「どうぞぉ、どうぞ中にお出しくださぃ・・・」（・・・お腹が空いたかぁ）
ビュッ！ビュルゥゥ！

男「はぁはぁ・・・気持ちよかったかい？」
ヤマメ「はぃ・・・凄かったですわぁ・・・」（お腹が空いてるときは・・・そうだなぁ）
男「ふぅ・・・まだまだわしも行けるんじゃなぁ」
ヤマメ「うふふ・・・」（何かを食べればいいんだ！）

グバァァァ！！！
突如ヤマメは口を大きく開く！！凄く大きい！！耳の先まで口を大きく開く！！

男「！！？」
ヤマメ「ギャギャギャ！！いただきまーす！！！！」

ガリッ！！

男「えっ、ちょ・・なに？ギャアアア！！！」
ヤマメ「・・・ｶﾞﾘｯ・・美味い・・・」
男「あっ・・あぁ・・・うわああああ！！！」
何が起こったのか男は理解できなかった。ただ振るえ、悲鳴を上げるだけ
ヤマメ「ギャギャギャ！！美味い！！ニンゲン美味い！！」
構いもせずに男に喰らいつき、肉を貪るヤマメ・・・その瞳は紅く染まっている！
男「やめて！！やだ、死ぬ！！ああああああああ！！！！！！」
ヤマメ「ギャギャギャギャギャ！！！！」

しばらくして・・・

ヤマメ「ゴクッ・・・ﾊﾞﾘｯ・・」
男「・・・」
ヤマメ「うっ・・げへ・・・お腹いっぱい」

ヤマメ「・・・ふう、食った食った！・・・でも老人の肉ってあんまりなぁ・・」
満腹に腹をさするヤマメ。そして
ヤマメ「・・・おわったよー、キスメー！」


キスメ「お、早かったな・・・て、また食ったのか？」
ヤマメ「お腹空いちゃって・・・」
キスメ「ったく、処理が大変なんだぞ」
ヤマメ「ごめぇん・・・」
キスメ「まあいいけど・・・」
ヤマメ「お腹一杯になったら眠くなっちゃたぁ・・・今日はもう寝るね」
キスメ「・・・勝手にしろ」



翌日、ヤマメは死んだ。クソと小便を垂流し、体中の穴という穴から全てが・・・中身が出た。
そんな死に方・・・
昨日食べた男、BSEだったのだ！


キスメ「ちっ、だから食う人間は選べって・・・仕方ねえ。次の女郎を探すか」

幻想郷のとある一日である。