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『zerschlagen』 作者: タダヨシ

zerschlagen

作品集: 11 投稿日時: 2010/02/03 13:56:27 更新日時: 2010/02/05 00:40:07
永遠亭に女性がひとり。
 この彼女、薬師であり、頭もまあまあ良し。
 服は赤と青。それは動脈か静脈か。
 現在、仕事中。
 今までこの診療所に来た患者の病名を一つの表にまとめ。
 患者名と病気について書く。
 病名はみんな悪性新生物。
 千人目を書いたがまだ仕事は終わらない。
 常人ならば疲れる。しかし、薬師は仕事を止めぬ。
 すごい薬師だから。
 かりかり引っ掻かれる紙、インキはその上でストリップ。
 夕食時まで休憩無し。ずっと筆記。
 二千五百四十七人目の記入終え。
 すったらか、すったたた、あると、あっかーと。
 茶目っ気足音。まるで打楽器。
 そのまま彼女の仕事牢に迫る。
 薬師、その方を向く。 
 そこには、一人いる。人間で、年は五だと思われる。
「こんにちは! やごころ先生」
 いきなり、挨拶。これはびっくり箱の人間ばぁじょおんか?
「こんにちは。どうしたの? あなた、どこも病気してないみたいだけど」
 どくとるやごころ、動じずにお返事に癒着した質問。さすがすごい薬師だ!
「うん、びょうきはしてないよ! きょうはせんせいの知恵をかりたくなったんだ!」
 お誕生日五回繰り返しがきんちょ、月の頭脳から知恵をいただくのか?
「あらっ! そうなの?」
 やごころ先生、久しぶりに医療以外の事を聞いたのでびっくり。
「じゃあ、早速話を聞こうかしら」
 さすがすごいお薬を作るひと! 迅速な対応。
「うん! 実はどうしてもかなえたい夢があるんだ!」
 若い人の声を賞味したせんせい、すぐにお返事。
「まぁ、素敵! 夢を持つのはいいことよ!」
 若者はいつでも夢を持つのが宿命である。そして、世界と闘うのだ!
「うん! それで、夢を叶えるのに必要な知識を月の頭脳と呼ばれているやごころ先生から聞こうと思って」
 フォッカーDr1格好良いよね。薬師は会話を次へと流転する。
「随分と具体的な夢実現の階段ね。それで、どんな夢?」
 どくとりん★やごころ薬師は口ぃ動かしてがきんちょの夢を堕胎しようとする。
「うん! その夢はね……」
 年五歳のヒューマン、お顔ぴかぴかりん。あの日見た夕焼けみたいだ。
「幻想郷にいる可愛い女の子を暗い部屋に調教監禁して、自分だけの物にして、ただただひたすら毎日陵辱することなんだ!」
 その声を耳から喰らった薬師、驚き顔。
「まぁ、なんて夢のある子なの! メェールヒィエンだわ!」
 その唄にもむもむされた若き子、またもやぴかぴかフェイス。
「うん! そうだよ、陵辱監禁は夢なんだ!」
 うれしいなぁなぁ頭がきんちょ、言葉を続ける。
「だから、陵辱監禁に必要な知識を教えてください! やごころ先生!」
 大人は積極的に投資を子供にするべきである。よって薬師はぺちゃくちゃ。
「ええ、分かったわ。でも、結構お話は長くなるから飲み物とお菓子を持ってくるわね」
 やごころ医師、腰を浮かして人型子供に訊きます。
「ねぇ、何がいい? 何でもあるわよ」
 その音波を吸収した若いのは夢の国にとりっぷした様な表情で言った。
「ペリエと大統領が詰まらせたお菓子ください!」
「ふふ、いいわよ」
 にっこり微笑みヤゴコロン。神の飲料と悪魔の食料を取りに行く。

 五歳不満足とムーン医師・エィリィンがお話をする卓に炭酸水とプレッツェルがこの世の愛を嘲るかの様に置かれた。
「さて、まず陵辱監禁に必要なのはね……」
 椅子に腰掛けやごころ、ナイロンの如き言を紡ぎ出す。
「必要なのは?」
 そいつに同期し五歳児聴覚一点集中。
「お家ね。しかも、辺りに誰もいない家。防音で丈夫で冷暖房完備じゃないと駄目だわ」
 その声ぇ訊いた餓鬼(五歳)は跳ねた声。
「ええ、お家からなの?」
「そう、まずは家からよ。人間関係の結束が強い人里とかで陵辱監禁なんてしたらすごく非難されるでしょう? それに人通りが少なくても監禁された女の子が騒いで誰かの興味を引いたり、ありとあらゆる破壊手段を駆使して脱走する場合があるわ。どう、大丈夫?」
 ムーン薬師、若いのに訊きます。あわてて、小さいの、答えた。
「だっ、だいじょうぶだよ! 家を建てるお金とかもちゃんと準備するよ!」
 星数の人生を送った淑女は頷きます。
「そう、なら大丈夫ね」
 その空気振動にぶつかった老衰から遠い生命体は安心の息を散らします。
「ふう……じゃあ、家があればさっそく陵辱監禁できるね!」
「ところが、そうはいかないのよ」
「ええ! そうなの?」
 子供は生まれて初めて未知という脅威に遭遇する。しかし、これはこの世に存在する生命全てに課せられた宿命なのだ!
「ええ、お家はただの始まりの始まりに過ぎないのよ」
「じゃあ、どうすればいいの?」
 困った時は人に訊くな! 自分でどうにかしろ! 
 でも、やごころせんせー優しいから教えちゃお☆
「とりあえず監禁する女の子の性格や体型が自分の性的趣向と相性が良いかを確かめる必要があるわ。これをしないと監禁してもなんか思ったよりも違う、自分のしたかった陵辱監禁と違う、と思ったりするわ」
 正しい悟りを拓いた聖者の如く子供は答えます。
「うん! わかった。陵辱監禁する女の子についてはよく考えておくよ!」
 輝く笑顔を見た薬師先生は放射性廃棄物に悩む人類の口調で言った。
「それと、女の子をどうやって捕獲するのかも大切よ。幻想郷の女の子はみんな何かしら妙な能力を持っているからそれを封じる工夫も必要だし、鬼や天狗を始めとした妖怪、幽霊とかも驚異的な身体能力を持っているから行動を制限する為の仕掛けも無いと駄目だわ」
 そろそろ、自分の叶えようとしている夢のあまりの複雑さに気付いたのか、子供は消え入る火の声。
「うっ、うん。具体的にはどういう方法?」
 超薬師、はっきりした言葉で言っちゃう!
「具体的に例を起こすと妖力や霊力を封じる特殊な装置や護符、薬もいいわね。身体能力や筋力を減退させる結界、行動制限をする為の催眠術もあるわ。どう、習得できる?」
 いつまでも若い、永遠が青春のお医者さんが問い掛けると、若い魂はその可能性を一心に奮わせて返します。
「だいじょうぶだよ! 女の子を陵辱監禁する為には何だって覚えるよ! 特殊な装置や護符や薬や結界、催眠術もみんな習うよ!」
 ナイフの様な喉鳴りを聞くと半分青色やごころ先生安心。
「あら、じゃあ大丈夫ね。あと次に捕獲の方法だけど、ただ闇雲に標的を苦手な物で縛り付けて誘拐するだけじゃだめよ。周囲に目撃者がいて邪魔されたり、変な噂が広まったりすると大変だから、目的の女の子を捕獲する時はなるべく一人の時がいいわ。標的となった女の子を一人にする為には、事前にその女の子と親しくなっておくか、生活習慣や予定をあらかじめ網羅しておく必要があるわ」
 ツキの頭脳の繊細な陵辱監禁実現計画を耳にしたちびっ子は、もう何がなんだかといった調子でしたが、もはや陵辱監禁への夢だけで返事をしました。
「うん、知ってるよ! だから陵辱監禁する女の子とも仲良くなるし、生活習慣も予定も日々研究するっ!」
 その五歳児の様子を見て、素敵なお薬師であるやぁ! ごころ先生はぷちぷち泡立つ液体と怪奇な曲線を描く食料に手を向けました。
「まだ話が残っているけど、ちょっと休憩にしましょう。ぺリエとプレッツェルはいくらでもあるから遠慮しないで食べてね」
「うんっ! ありがとう」
 大いなーるひーとーのー子は卓上の冒涜的な食事ぱくぱく!
 食欲があるのはげんきのあかし!

 ドリンコとお菓子をたいらげた五歳児はにっこり笑顔。
「とてもおいしかったよ! ありがとう、やごころせんせい!」
 そのお言葉耳にしたえいりん・やごころ薬師・エクスペリメントは同じ様に顔を輝かせる。
「ふふ、ありがとう。おかわりなら幾らでもあるからね」
 一瞬、その音波に五歳児は甘えようかなぁ、と思ったのですが、当初の目的を思い出して顔をきんきんさせました。
「おかわりはいいよ! それよりもせんせい、早くお話の続きをして」
 地球外ヤゴコロン、さっそくお口をディーゼル式に喋らせまする。
「さっきのお話の続きだけど……陵辱監禁の準備と捕獲の方法を話したから、次は捕獲した女の子の世話ね」
 駄作な進化をした哺乳類の子は顔を不思議に染めます。
「世話? 陵辱するのに?」
「ええ、そうよ。いくら陵辱監禁するといっても女の子の世話はきちんと見ないといけないわ。食事を作らなければ餓死してしまうし、排泄物もちゃんと片付けないとあなたも陵辱する女の子も病気になってしまうわ。ああ、あとお風呂にも入れないと。垢がいっぱい出てきて大変よ。まぁ、それがいいって人もいるけど、やっぱり健康を害するから毎日体の汗を流しておいた方がいいわ」
 陵辱監禁の思わぬ側面を見た小生物は言葉を吐き出します。
「全部一人でやるの?」
 やごころ医師は非情な声を印刷する。
「そう、全部一人よ。まぁ、何かしらの協力者を付けてもいいけど、女の子の独占を巡って仲間割れをしたり、突然正義感に目覚めたり洗脳が解けたりするから厄介よ。一人で全部やった方が明らかに安全で独占欲が満たせていいわ。で、話を元に戻すけど、ただ食事を作ったり、排泄やお風呂の世話をやるだけじゃ駄目よ。食事は五大栄養素、つまりたんぱく質、脂質、炭水化物、ビタミン、無機質のバランスをきちんと考えて病気にならない様に作らないと駄目だし、おしいくないと全然食べてくれないのよ。カルシウムが足りないからって学校給食みたいに毎日牛乳を添えても誰も飲まないわ。逆に食べ過ぎると体形が崩れてしまって、あなたの陵辱したい女の子が肥満体質になってしまうわよ。別にあなたにそういう趣向があるなら止めはしないけど、それじゃあ健康な陵辱監禁には程遠いわ。これに加えて排泄の面倒も大変よ。自分で便座まで女の子を運んで排泄させないといけないんだから。それに、一日に何回も。最近では便器付きの監禁部屋で、女の子が自分で用を足すのが主流だけど、それじゃあ女の子の手足を自由にしておかないといけないの。これは一見便利に見えるけれど、下手すると自由になった手足で何らかの脱走や反撃をされる可能性があるから、手足は拘束しておく方が安全でしょうね。それに手足の拘束も外されない様に頑丈にしておいた方がいいわ。あっ、でも忘れちゃいけないのが拘束した部分の手足のケアよ。拘束したまま放っておくと、そこの肌が化膿したりして細菌が入って思わぬ病気になったりするわ。毎日拘束する部分を変えて、前に拘束していた肌のケアをするのが理想的よ。あと、部屋の中に排泄物を垂れ流しにするというプレイもあるけれど、やり過ぎると女の子とあなたの心身ともに良い結果が起こらないわ。最後にお風呂だけど、これは必然的に足場が濡れて不安定になるから最も女の子の抵抗を受けやすいのよ。手足を拘束したままお風呂に入れるという手もあるけれど、それじゃあ拘束した部分の肌を洗う事が出来ないし、拘束する道具が傷むわ。他にも睡眠導入剤を投与してその隙に体を洗うという方法もあるけれど、これも女の子が睡眠導入剤投与に抵抗したりして、思わぬ怪我や事故が発生する事が多いからやっぱり難しいわ。だから、この時ばかりは拘束を外して優しく洗ってあげましょうね。もちろん、注意を払いながら。陵辱監禁をしてもやっぱりみんなきれいに洗ってあげないとね。どう、たったのこれだけなんだけど、大丈夫?」
 男の子、膨大な情報に頭をくらくらさせながら、半ばむきになって答えます。
「だっ大丈夫だよ! 料理はちゃんと作るし、排泄も頑張るし、お風呂も拘束を外して優しく洗うよ! それに抵抗や脱走されない様に四肢切断するし、もしも病気で死んだらその女の子の細胞でクローンを作るから平気だよ!」
 ちゃんと面倒を見るとだけ言っておけば良かったのに。
 やごころ先生の心にまた解説の火が点きました。
 それは、四肢切断とクローンについて。
「四肢切断するにはまず手術ができる程度の医療設備が必要ね。別に無くてもいいけれど最悪の場合、失血や細菌感染で陵辱する女の子がそのまま天国へ逝ってしまうわ。もし四肢切断手術が成功した場合は、女の子が静脈血栓塞栓症にならない様に数時間おきに体の向きを変えないといけないわ。あぁ、ちなみに静脈血栓塞栓症はエコノミークラス症候群、ロングフライト血栓症や旅行者血栓症の名前で有名ね。もし注意しても発症してしまった場合は手術で血栓を取り除く、薬物で血栓を溶かす、血管内カテーテルで血栓を崩したり等の治療が必要だけど、どれも専門的な医療知識が必要だからあまり四肢切断はお勧めできないわ。あとクローンの話だけど、あれはクローンの元となる細胞を完全な状態で採取して、その細胞から作り出した受精卵を母胎に着床させて全く同じ個体を作る技術だから、まずクローンを入れる母親役をどこかから拉致しないといけないわ。べつに大きなカプセルと培養液があればクローン自体は作成可能だけど、その場合だと殆どが奇形になってしまうし、免疫力も極端に低い個体が生まれてしまうの。おまけに生まれるのは赤ん坊だからあなたが一からクローンの女の子を育てないといけないわ。肉体を急速成長させてクローンの女の子を一気に大きくするという方法もあるけれど、それだと知能は赤ん坊同然で知的な陵辱はできないのよ。解決策としては急速成長させたクローンにオリジナルの記憶や脳を移し変えるという技術もあるわ。でも、前者の場合は、一気に記憶を送り込まれると膨大な情報にクローン脳の神経細胞が対応出来なくて、すぐに発狂して死ぬから、ゆっくりかつ慎重に脳の状態を気遣いながら記憶を移しかえる必要があるわ。あとオリジナルの脳を移植する方法も高度な外科手術の技量が必要だし、手術が成功したとしても術後のリハビリやカウンセリングをしないとただの動かない肉人形になって陵辱しても面白くないわよ。まぁ、そこを割り切って頭が赤子同然の女の子やただの動かない肉人形を世話したり、陵辱するのもある種面白いプレイだと思うけど。でも、冷蔵庫でプリンを作るのとは違ってクローンは高額な費用が必要になるから、相当なお金持ちでないとクローンは作れないでしょうね」
 その膨大な情報量に五歳児は青ざめます。
「だっ、だっ、だっ、だいじょうぶ、ダイジョウブデス、ドウニカシマス」
 月の超天才おくすり師匠Xヤゴコロせんせいぃぃは若子の言葉にしたがってお話を続けます。
「あと、完全に監禁した女の子を洗脳した場合にもいくつか問題が残っているの。女の子を監禁して調教して、陵辱している期間は実質、他の人からすると行方不明の期間よね? だから、監禁した女の子の友達を始めとした親しい人間関係が騒ぎ始めて行方不明の女の子を捜索するかもしれないわ。対処法といては絶対に見つからない様に工夫するか、その親しい人間達も洗脳するか、ね。あと極端な方法で幻想郷住民をみんな洗脳するという手もあるけど、呆れる位に手間が掛かるし、全員洗脳出来たとしてもうっかり誰かが正気に戻る場合もあるから、常に幻想郷住民一人一人に注意を向けなければいけないわ。随分と大変でしょう、きっと陵辱監禁をする暇なんて無いわよ。よって、これは良い手段ではないわ。あと、資金面の問題。幻想郷の強靭な女の子を閉じ込めておく為の部屋、結界、装置、薬の費用はもちろん、食事、衣服、上下水道、照明、冷暖房のお金まで調達する手段を見つけなければいけないわ。健康の問題も出てくるわね。食事のバランスはもちろん、陵辱によって起きる身体や精神の変化に伴う病気も予防しなくてはならないし、もし陵辱監禁によって妊娠した場合はそのまま出産するか堕胎するかを女の子の健康状態や自分の性的趣向によって見極めなければいけないし、監禁された女の子は運動不足になりがちだから運動もさせないと、それ以外にも陵辱のバリエーションを常に考えておかないと飽きるから、日頃から色々なプレイの研究をしなくてはならないわ」
 ヤゴコロン、素敵なお話が止まらない!
「プレイと言っても色々な種類があるわ。今回はごく普通のプレイを紹介するわね。まず拡張プレイ、これはとにかく女の子の穴を広げるプレイね。次に薬物プレイ、これはえっちな気分にさせる薬を女の子にいっぱい投与して淫乱雌に改造するというものね。あと一般に広まっているのが淫獣プレイね。これは淫獣を召還したり、既存の動物を遺伝子操作で淫獣に改造したりして行うわ。女の子に触手を絡ませて絶頂させたり、ありとあらゆる穴を攻めたり、出産をさせるのがとても得意よ。最後に肉体改造プレイ。これは遺伝子操作や移植手術で普通の人間には出来ないプレイを実現させるというものよ。例を挙げるとすれば、全身の感覚を性器並の快感を流す様に改造したり、全身のありとあらゆる部分に性器を取り付けて陵辱したり、乳房を異常肥大させて搾乳したり、乳頭を肥大させて肉棒の様に扱ったり、陰核を肥大させて男性でもありえない大きさのおちんちんを作ったりするの。どのプレイもとっても魅力的よ! でも、やっぱりどんなプレイにも必ず欠点があるわ。始めに拡張プレイはとにかく辛抱する事が大切ね。慌てて拡張すると女の子の大事な部分が裂けて使い物にならなくなるし、下手すればショック死しかねないから注意すべきね。体がゴムみたいに伸びる肉体改造や薬を使えば幾分か楽に拡張できるけど、それじゃあ簡単すぎてすぐに飽きてしまうわ。薬物プレイも薬の副作用で心拍数が急激に上がったりして心臓に負荷が掛かるからやり過ぎには注意した方がいいわ。下手するとそのまま死んじゃうから。あと、依存性もあるから毎日決まった時間に投与しないと女の子の体が禁断症状を起こしてまともに動いてくれないから気を付けないと。淫獣プレイだって召還にせよ遺伝子操作で生み出したにせよ、管理がとっても大変なの! 召還の場合は生贄や供え物が毎日必要だし、遺伝子操作をして作った淫獣の場合でもこまめに栄養補給をしないと死んでしまうわ。肉体改造プレイは淫獣を作る時とはまた別の遺伝子操作の知識が必要だし、移植手術の場合は高度な外科手術の技術と知識が必要よ。うっかりしていると手術中に誤った部分を傷つけて、女の子が死亡する場合があるわ! もし肉体改造に成功したとしても、改造された身体特有の病が発生するから注意した方がいいわ。例えば乳房肥大化の搾乳プレイをしている最中は母乳の出過ぎで貧血になったり、脱水症状にもなったりするから常に栄養素や水分を補給しないといけないわ。これらのプレイの短所を全て魔法を使って無くすという手もあるけれど、これもやっぱり膨大な魔力や生贄を急速に消費するからお勧めできないわね。まあ、とにかく陵辱監禁するのは難しいわよ。どう、できる?」
 今これを読んでいるお方、燃え尽きた後の線香がどんなものか知っておりますか?
 知らない人の為に説明しますが、燃え尽きた後の線香は風が吹いただけで崩れ去ってしまう程に脆いのです。
 いやはや、何を申したいのかといえば、やごころ先生に質問した子の様子がそんな感じなのです。
 もう、顔から血の気が黄色いハンカチーフをびらびら淫乱に振り回しながら逃げていっているのです。
「はい、はい、はいっ……は」
 まるでYESしか言わない玩具の人の型みたいなんだよ!
 そのJa! というお声を耳ぃにしたマッド科学者兼超常現象的薬師A-rin先生はホワイトホールみたいな上唇とバキュームヘッドの様な下唇をオペレェッタの如き動作で打ち鳴らします。
 それは、まるでルノーFT17軽戦車を必死に操っているむさいおじさんの様な魅力があったのである。
「そう……あなたはとっても勉強家さんなのね。じゃあ、一応確認の為にもう一度女の子を陵辱監禁する為に必要なものをまとめて言っておくわね。始めに家ね、周囲の人通りが無くて、防音耐火で頑丈なものでないといけないわ。あとさっきみたいな拡張プレイや薬物プレイ、淫獣プレイ、肉体改造プレイをするのに必要な大きさの部屋が欲しいわ。あと緊急時や肉体改造に必要な医療設備、遺伝子操作をする研究部屋、監禁した女の子の体を洗う入浴施設、衛生管理の行き届いた調理場は必須ね。次に陵辱監禁する女の子に対する研究も欠かせないわ。自分の性的趣向と捕獲する女の子の体形、容姿、気質が合っているかどうかきちんと検討しないとね。それに加えてその女の子の人間関係や生活習慣も調べておかないと。捕獲する時は女の子の友人に邪魔されたり、その様子を目撃されたりするし、監禁した時には自分の生活習慣と女の子の生活習慣が合わなくて、あなたと陵辱する女の子のどちらかが体調を崩す等の問題が発生する事が多いわ。それに捕獲する時の作戦も大事ね。幻想郷の住人は何かしらの特殊能力を持っている場合が多いから、事前に監禁する女の子の特性を知って、それを無力化する対策としての作戦や道具を揃えておく事が必要となるわ。霊力や魔力を封じる為の護符や結界は絶対に必要ね。あと、驚異的な身体能力を持っている妖怪や人間もいるから、筋力を減退させる特殊な薬や魔法の類も習得しといた方がいいわ。下手すると女の子を調教する前にあなたが殺されるわよ。とりあえず、常時手足の拘束は必須ね。さらに、これが済んでも監禁した後の世話について考えないとね。陵辱監禁するといっても女の子が健康に生活できる様な環境を作らないと駄目よ。見た目は刑務所の監獄みたいなのでも構わないけど、やっぱり冷暖房は必要ね。でないと夏は熱中症になったり、冬はストレートに凍え死になんて事になりかねないわ。他にも、食事は女の子の生命を支える上で最も大切よ。人間も妖怪も必ずご飯を摂取しないと生きていけないわ。陵辱監禁する女の子の趣向に合わせて調理しないと食べてもらえないわよ。他の人に作ってもらうのも一つの手だけど、それをすると無駄な人間関係が出来てしまって、うっかり自分が陵辱監禁をしている事がバレる可能性があるから止めておいた方がいいわ。あと、栄養素の問題もあるのよ。五大栄養素であるたんぱく質、脂質、炭水化物、ビタミン、無機質をバランス良く配合されたメニューを考えないと。それも毎日違う食事で。あっ、毎日といえば排泄と入浴の問題もあるわ。排泄は抵抗や脱走されないように手足を拘束して便座まであなたが運んで用を足させないとね。一日に何回も。あと、拘束した部分の肌ケアもしないと。入浴は拘束を解いてするから抵抗や脱走されない様に注意が必要ね。拘束したままの入浴だと肌が全部洗えなくて意味が無いし、拘束道具が傷むわ。睡眠導入剤投与する場合も予想しなかったトラブルが起こる可能性があるから注意しないとね。監禁からある程度日数が過ぎた頃の問題だけど、陵辱している女の子の友人を始めとした親しい人間が騒ぎ出して捜索する場合もあるわ。これも怪しまれない様にありとあらゆる情報を隠蔽するか、捜索している人間を洗脳して、絶対に裏切らない様に気を配る必要があるわね。これらの事柄に行動面・金銭面共に対処してやっと女の子を陵辱監禁する事が出来るわ。あと、陵辱監禁の話だけど、女の子を辱める為にはとにかく豊かな知識・経験・技術と大胆な発想力が大海と同じ位必要よ。さっき言った拡張プレイ、薬物プレイ、淫獣プレイ、肉体改造プレイだって基本の基本に過ぎないの。これらのプレイを一年、三百六十五日毎日した場合、たったの数年で見慣れて飽きてしまうわ。飽きに個人差はあるけれど、誰にでも飽きる時が来るわ。だから、日々新しい陵辱について考えないと、すぐにプレイの種が尽きてしまって素敵な陵辱監禁ライフが遅れないのよ。あと、最後に言い忘れていたけれど、どんなに女の子を陵辱監禁しても」
 一旦、月の天才薬師は音声を裁断します。
「たとえ、その中にあなたのどんな努力があっても、どんなに大きい愛があっても、どんなに女の子に自分の思う通りの行動や言葉を行わせても……」
 やごころ先生ははっきりと言います。
「女の子があなたを愛する事は無いわ。永遠に。あるのは快楽への依存と諦めにも似たあなたへの憐れみだけよ」
 その声を耳にした子供はハンス・ウルリッヒ・ルーデルとマンフレート・フォン・リヒトホーウェンのどちらが素敵かどうかを葛藤しているかの如く喉を振動させる。
「あっ、うっ、ぐぐっ、いっ……」
 お口をぱっかりんこ。
「うぇええぇぇえぇえぇぇぇええぇぇぇぇええぇぇん! うぅうぅ、うっ、ひぐぅ、え、え、えぇぇ、え……うわああぁぁぁぁぁぁん!」
 五歳児のおめめからぼとぼと涙型の水が落っこちます。
 泣けばどうにかなるなんて思うんじゃない!
 でも、暫くこの若い哺乳類は泣き続けました。
 どれ位の時間が経ったのでしょう。
 ずっと若い子は泣き続けています。
 もう、声は枯れてがらがら。
 目ん玉真っ赤っか!
 その様子を目にしたやっごっこっろっ! 先生はそうっと手を五歳の頭に乗せます。
「ごめんなさいね。だけど、こうでもしないと陵辱は絶対に成り立たない、破滅への道だって教えられなかったから」
 銀色髪の女性、子供を優しく撫でます。
 その手に気付いて、幼い命は小さな嗚咽を抑えながら聞きます。
「ひぐっ、ねぇ、やごころ先生?」
「なぁに?」
 先生は温かく訊き返した。
「HENTAIって悪い事なのかな? うぐっ」
 先生は迷わず答えたんだ。正しい瞳で。
「HENTAI自体は罪ではないわ。ただこの世界にあるだけなの」
 五年の月日の子は疑問の声。
「ほんとうに?」
「ええ、HENTAI自体には善も悪もないわ。でも、HENTAI行為によって人の自由や愛を潰してしまうなら、それは悪よ」
「そうなんだ……」
 子供は自分の夢が悪い事であると思った。
「でもね……」
 月の頭脳である輝く眼が若いのを見つめます。
「それは実際にやってしまえばの話なの」
「えっ?」
 がきんちょ、驚いた顔ぉで銀髪先生見つめた。
「想像だったら、誰の自由も愛も潰さないわ。絵や小説、創作物の中だけだったら、いくら陵辱監禁しても、犯罪行為をしても、虐殺したって悪ではないの」
 暫くした後、小さき若者は反応します。
「そ、それじゃあ!」
 やごころ先生は答えます。
 真っ直ぐで、濁り無き言葉。
「あなたはHENTAIのままで大丈夫だし、陵辱監禁の夢だって持ち続けていいの」
 その声を耳にした若いの、またもや……
 ぽたりっ。
「うぐっ、ひぐっ! えぇっ! うぐっ、うぐっ、うぇぇぇぇっ、う、う、う、ううぇええええぇぇええええぇん!」
 泣いちゃったのです。
 でも、今度は負傷の涙ではなく、歓喜の水滴。
「もう、また泣くなんて。あなたは泣き虫ねぇ」
 でも、八意先生は温かい視線を向けながら、優しく撫でてくれたんだ。

「今日はほんとうにおせわになりました!」
 子供、永琳に別れの言葉。
 もう、時刻は夕食前の時間。
「いいえ、私は何もしてないわ。それに、話していて楽しかったわよ」
 五歳児、わくわくフェイス。
「ほんと? じゃあまたここに来てもいい?」
 先生、にっこりして言う。
「ええ、いつでもどうぞ」
 若い子、きらきらおめめ。
「ありがとう、やごころせんせい! それじゃあ、さようなら!」
「あっ、ちょっと待って!」
 薬師先生は帰ろうとする子供を呼び止めます。
「なぁに、先生?」
 銀髪の薬師は大きな箱を子供に手渡して言います。
「これを」
 子供、頭に疑問を浮かべます。
「なにが入ってるの?」
 八意先生は待ってましたとばかりに口を開いたんだ。
「開けてみて」
 子供は頭を傾げながら箱を開けます。
「これは」
 そうです。その箱の中には……
「エロ漫画とエロゲームとエロ小説だ!」
 沢山の、モザイクを付けなければいけない創作物があったのです。
 子供、どうにも我慢出来ずに箱の中を漁ります。
「すごい! 氏賀Y太先生の『真・現代猟奇伝』だ! わるきゅ〜れ、の『女体狂乱〜これが私の望んだボディ〜』も、ジョン・クレランド先生の『ファニー・ヒル』もある!」
 その喜び顔を見た八意先生は満足そうな表情。
「ふふ、五歳からの基本教養よ。全部持っていきなさい」 
 その音を耳にした五歳児は驚き顔。
「いいの? こんなすごいものを!」
「ええ、全部お土産として持って帰っていいのよ」
 八意先生が優しい微笑みで言うと、五年の子は嬉しさでにっこり。
 確かな感謝の言葉。
「やごころ先生、ほんとうにありがとう! 一生だいじにするよ!」
 その響きを耳にした薬師先生は綺麗な顔を柔らかくして応えます。
「そう言ってもらえると嬉しいわ。さあ、今日はもう遅いから帰りなさい」
「うん! 分かったよ、やごころ先生。さようなら!」
「さようなら、帰り道には気をつけてね」
 がきんちょは手をばいばいの形で振ります。
「うん、大丈夫、気をつけるよ!」
 八意先生は永遠亭を後にした子供の後ろ姿をいつまでも見つめていました。
 その背中は未来への希望で満ち溢れていました。





































       〜あの日、あの場所で八意先生に会った事によって
                      私は真のHENTAIへの探求を始めたのだ〜
            タダヨシ[紀元後1990年〜この世界からHENTAIが無くなるまで]
 
みんなも困った事があったら、やごころ先生に相談してみよう!
大体は答えてくれるよ!
タダヨシ
作品情報
作品集:
11
投稿日時:
2010/02/03 13:56:27
更新日時:
2010/02/05 00:40:07
分類
八意永琳
五歳
調教監禁
陵辱
辺りに誰もいない家防音
捕獲
妖力や霊力を封じる特殊な装置や護符、薬
身体能力や筋力を減退させる結界
行動制限をする催眠術
冒涜的
排泄物、風呂、洗脳
拘束
睡眠導入剤
四肢切断、クローン、手術、発狂、脳移植
赤子、肉人形
堕胎
拡張プレイ、薬物プレイ、淫獣プレイ、肉体改造プレイ
ショック死
身体ゴム化
副作用
依存性
禁断症状
遺伝子操作
生贄、供え物
栄養補給
乳房肥大化搾乳プレイ
脱水症状
熱中症、凍死
隠蔽
1. 名無し ■2010/02/03 23:14:34
いやぁ勉強になった
早速阿求ちゃんで実践してくる
2. 名無し ■2010/02/03 23:40:17
ううわ、分類がすごいと思ったらヤゴコロ先生の方が凄かった・・・
3. 名無し ■2010/02/03 23:51:03
なるほどなぁ
勉強になるなる
4. 名無し ■2010/02/04 00:16:39
何このタグ無双
5. 名無し ■2010/02/04 00:45:30
うむ、勉強になりました
やっぱりHENTAIプレイはPCの中だけで十分ですな
6. どっかのメンヘラ ■2010/02/04 00:50:24
小説を読む前は「何だよこの無駄に多いタグは・・・」と思ったけど
小説を読みきった後は心から思っている。
「このタグの中に、無駄なタグなんて一つたりともなかったんだなぁ・・・」


ところでタダヨシ氏と自分が同じ年の生まれなことについて
7. johnnytirst ■2010/02/04 01:11:43
産廃の英才教育…
8. 名無し ■2010/02/04 01:32:52
俺とお前が同い年とは到底思えない
お前はHENTAIとしてはるか高みにいる
どこで差がついた・・・
9. 名無し ■2010/02/04 01:41:03
やごころ先生5歳児になんてものをwww
10. 名無し ■2010/02/04 01:54:28
現実は厳しいが八意はやさしい。
11. 名無し ■2010/02/04 02:20:17
永遠亭までたどり着く五歳児…
只者ではないと見える
12. 名無し ■2010/02/04 15:41:31
タグと内容があってて吹いた

氏賀さんとわるきゅれとか…もう…
あなたとは良い酒が飲めそうだ
13. 名無し ■2010/02/04 20:01:44
八意先生は経験者なのですね
14. 名無し ■2010/02/05 22:23:02
なんで俺泣いてるんだろう……
15. ばいす ■2010/02/06 17:19:36
タダヨシ少年は永琳からそのような英才教育を受けていたのか!
だからこんな変態が生まれたんだな、納得
16. 名無し ■2010/02/28 03:40:42
義務教育に盛り込もうぜ
17. 名無し ■2012/07/04 19:25:34
為になった
今から妹紅で試してこよう
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