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『要約すると香霖堂が燃えた』 作者: 七七
こんにちは。私はナレー。
本名はナルシスト・ウザイヨ・シネーです。変な名前?うん、確かに。
今日はある時のお話をしましょう。昨日の事です。
あれは、晴れた日でした・・・
※注・下ネタあり。ご注意を。
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※喋るナレーさんと普通のナレーションでお送りします
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くちゅくちゅ、ぐちゅぐちゅ。
じゅぽっ、じゅぽっ。
卑猥な音が響く。
しかし霖之助は構わず歩く。
霖之助がヤっているわけではなかった。
しかし、霖之助以外の者がヤっているとしても、
何故か嬌声も聞こえないし、霖之助は気にしていなかった。
何故って、それはここが沼地だったからである。
・・・元はどっかの丘だったらしいですが、もうただの沼ですねぇ
「そうだね・・・目ぼしい物は何も無いな。そろそろ帰ろうか」
ええ
そうして二人は帰ろうと後ろを向いた。
え?このネタがやりたかっただけじゃないのかって?・・・それは禁句だ。
・・・さて、後ろを向いた二人を待っていたのは、
巨大な氷の柱。チルノの仕業だったのだろうか。それしか考えられないが。
どすん。
鈍い音がして、二人は倒れたのだった。
二人は香霖堂の倉庫で目を覚ました。
誰かが助けてくれていたらしく、
目の前の床には手紙があった。
それを開くと「あなたは少し不注意すぎる」だとか書いてあったが、
霖之助はちょっとイラっとしてそれを燃やした。
ところでこの倉庫、メチャクチャでかい。
四次元ポケットなのである。どうだ、すごいだろう。
これもナレーさんがパチュリーに土下座して処女を捧げて丁重に御もてなし(性的な意味で)されたお陰であるが、
ナレーさんは思い出そうともしないし、霖之助はそれを気にしていなかった。
表向き、ナレーさんが霖之助の為に紅魔館に行ったという事として宴会などではちょっぴり感動的な話とされている。
まあ、間違いではない。ナレーさんは霖之助の為に紅魔館に行ったのだ。まあ、脅されて行ったのであるが。
ちなみにこの倉庫、デカい上に中身は本だけ。霖之助が気に入った本を好きなときに読んだり(記憶を無くす方法を知っているのだ)するのに使われている。
余談だが、この倉庫は木造である。特に意味は無いはずである。
そうして店に戻った霖之助は読書を始め、健気なナレーさんは掃除を始める。
一応、ナレーさんは同居人ということになっている。その経緯は分かっていない。
余談だが、ナレーさんは女性でもある。ぶっちゃけるとかあいい。特に意味は無い。はず。いや、きっと。
しばらく霖之助は読書を続けた。
本の題名は「童貞の守り人」。
主人公でありかつ童貞である彼女いない暦=年齢なウィンが初めての風俗で出て来た女性に恋をする話。
続編に「夢精の守り人」「痴女な旅人」等がある。R-15。名前に騙されてはいけない。
っていうかこの世界には年齢制限が無い。厳密に言えば「R-18」等の表記はあるが、そんな事気にせずに寺子屋の生徒が
立ち読みして股間をギンギンにして帰るのであるから、やっぱり無いようなものだ。
そもそも現実世界でも子供達がM○の表記を無視してわーわー遊んでいるのだし、
それに誰も突っ込まないのだから気にすることでもない。
さて、それから15分、掃除も済み、霖之助が150ページ程本を読み進めた所。
霊夢がやって来た。
がらがらがらん。
喫茶店のような音を立てて扉が開く。
「こんにちは、霖之助さん」
「ああ・・・何か用かい?」
「いえね、今日、何の日だか分かってるの?」
「はて。・・・ナレー、今日の日付っていつだっけ?」
2月・・・14日です。あ、忘れてた。チョコ、チョコ。はいコレ。手作りですよ。
・・・何です、その顔は・・・
「・・・いや、何でもない・・・」
「んん、コレ。手作りよ♪(義理の買った物だけどね)」
「ああ、ありがとう。・・・でも霊夢。君は嘘をついているな」
「チッ!・・・何故分かった?」
あ、霊夢さんが豹変した。こんな人だったんだ・・・
「進化の現実という奴を教えてやろうか?君は僕に、去年も人里で売っていた安物を渡したんだ!
人里で僕は見た、駄菓子屋に同じ円くて真ん中に穴が開いたチョコを!!!」
霖之助さん、それ、五円チョコじゃ・・・
「あんたは黙ってなさい・・・。あのねぇ、あのチョコはご縁があるようにってチョコなのよ!」
「ふざけんな!ここからいなくなれッ!!!」
「ああ、出て行くわよ!あんたなんて嫌い!死ね!メロンで玉乗りしようとして頭打って死ね!!
あんたには水底がお似合いよ!」
「そのセリフ、そのまま撃ち返してやるよ!」
「・・・ふん!私はこれから外来人の家にお手伝いに行かなきゃいけないのよ!さよなら!」
「ちょっと待て。どんな手伝いに?」
霖之助さんって心配症なんだなぁ。
「性処理。一回5万よ!うひゃっほう!」
「ちょ・・・待てェェェェェェェ!!!!」
バタァンッッ・・・
・・・店が揺れる程の衝撃を残し、霊夢は去った。
あの、霖之助さん?豹変してましたけど・・・
「ああ・・・僕等は怒るとああなるんだ・・・すまないね」
いえ、大丈夫ですよ。
ドゴォッ!
天井から日差しと共に現れたのは魔理沙。天井をマスタースパークで撃ち抜いてきたのだ。
これくらいはいつもの事。酷い時は弾幕ごっこの流れ弾で店が蜂の巣になったりもした。
「ようこーりげふっ」
「こーりんじゃない」ズゴゴゴゴ、という音が聞こえそうな気迫で霖之助は言い、魔理沙の首を掴む。
「・・・ぐぐぐ・・・」
「・・・こーりんじゃない。コウリンだ。ブラックホワイトゴミクズキラーコウリンだ」
「ブラ・・・エッ!?何!?」
「死ねゴミクズ」
「ぶ、ブブ、ブブラックホワイトゴミクズキラーコウリン・・・さん、いや、様!?いやあのマジすんません許して九打差さ差さあああああああいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい」
経験が生きたな、って奴だっけ?
「うん、その通りだ。・・・でも許さない」
「ななななななんででででで」
「着物着て人里行って立ち食いそばの親父さんにタックルしてこい」
「えっ」
えっ
「知らないのか?あの親父さん、HENTAIで有名だぞ」
えっ
「ひ、ひぃ!嫌!嫌ぁ!」
えっ、えっ?
霖之助は引き攣った笑みを浮かべながら喋り
魔理沙は鼻水を垂らしながら謝る
ナレーさんはとまどいを隠さずにハテナマークを出し続ける
・・・数秒後、炎が三人を襲った。
倉庫は店に直通。
且つ、間には扉もある。
所謂バックドラフト、である。
炎が貴様等には焼き討ちがお似合いだと言っているような気がする中、
三人は気絶した。
紅魔館から消防隊・・ではなく、門番隊が駆けつけ、3人を救助し、永遠亭まで担いでいった。
お陰で三人は助かったが、店は焼けるし倉庫も焼けた。
ナレーさん、後霖之助は紅魔館の方に暫く住まわせて貰う事になったのでまだよかった。命を失っていないから。
しかし、嫌われ魔理沙の一生というタイトルの映画が作れそうなほど嫌われていて、しかもタイミングよく家が焼かれていて、どこにも住む所が無かった。
そんなわけで彼女は退院したらすぐ大怪我を自分で負って入院という半ばヒモみたいな生活、もしくは身売りという無茶苦茶な二択に答えるハメになった。
自給自足で洞窟暮らしという選択肢も無くはないが、精神的・肉体的に魔理沙には無理だった。
そんなわけで、要約すると香霖堂が燃えたのである。
火元は倉庫。
木造であり、中身が本だけであった故にものすんごい勢いで燃えたらしい。
時間については内部の大きさで説明がつく。以上。
おわり。
今更ですが、作者はA○シリーズが好きです。二作しかプレイしてないにわかですが。
ナレーさんを出した理由はなんとなく。なんとなく。
裸、じゃなくて思いつきで出して何が悪・・・悪いですね。ごめんなさい。
追記
・誤字「霖」が「霧」に 「霖」が「林」に ナレーさんが女なのに「童貞」
ご指摘ありがとうございます、修正しておきました。仕様と言う名のミスです。申し訳ありません。
ていうかもう完全なドジっ子だなこれ・・・認めるしかない。
・「所謂バックドラフト」の原因
分かりづらかった・・・ですね。
倉庫は木造。中身は本ばっかり。
燃やした手紙。放置。
書いてないけど、手紙の傍にも本が。あったという・・・ことにして。
手紙→本、燃え移ってそのまま燃えて忘れた頃に店の方にドーンということです。
七七
作品情報
作品集:
11
投稿日時:
2010/02/09 11:34:14
更新日時:
2010/02/10 16:05:15
分類
下ネタあり
こーりんではなくブラックホワイトゴミクズキラーコウリン
出番のあんまり無いオリキャラ
火の不始末にはお気をつけて
ドジっ子な筆者(誤字的な意味で)
この物語の最大の謎はそこだ
このシリーズ癒されるので次の放火にも期待してます
女性でかあいくて霖之助さんと同居してるナレーさん、ちょっとお話があるんでこっち来いやオラ
以下無粋な突っ込み
火元と延焼の理由は構わないけど、出火原因ってなんなのよぉ!?