にんぎょうつかいのかこといま

人形は人形で人形でしかない人形だから私は人形


魔法のSを操り手繰り、


いつもいつでも弄び。

ヘイ、ディドルディドル。

震える子猫がバイオリン、
片目の雌牛が月跳び越して



長靴履いた犬は高嗤い、
これは滑稽、見物だわい


皿は匙にも構わずに

やれ行けやれ行け、逃避行。


ワンダーワールド、落ちては沈み



私の心に焼き付いた言葉


良い？貴女は人形。
貴女は人形。



貴女は人形。






貴女は人形。


貴女は人形。



貴女は人形。




じゃあ、「私」はだあれ？
私も人形。




私も人形。

私も人形。



私も人形。
人形。
人形。
人形。
人形。
人形。
人形。
人形。
人形。
人形。
人形。
人形。
人形。
人形。
人形。
人形。
人形。
人形。
人形。
人形。
人形。
人形。
人形。
人形。
人形。
人形。
人形。
人形。
人形。
人形。
人形。
人形。
人形。
人形。
人形。
人形。
人形。
人形。
人形。
人形。
人形。
人形。
人形。
人形。
人形。
人形。


それだけ言われて生きてきて

それだけ考え生きて行く。


食を捨てた。

人形は食べられないから。

口の中に拡がる鉄の錆びたような、味。

素晴らしく。


生を捨てた。
人形はいつまでも変わらない姿だから。

音を立てて、嗤う。
カ、カカカカカカヵカカヵ力カ、力カヵカカ。

なんて無様な心と体。


心を捨てたつもりだった。
人形は黙ったままだから。

でも、本当はかくしてた。


だから、私は。




咲いた咲いた、花が咲く。
真っ赤で真っ紅な杜若。


萎れて泣いて、枯れずに泣いて。


錯視されるは、真っ黒ケーキ。



貴女が？食べた？
いいえ、私は貴女に食べさせた。

倒れ伏したその姿。
今度はそっちが杜若。




地獄の老婆が来たりて笑う。


どの道、結局こうなるか。


開けた海を抜けた向こうに聳える山を登って下ってその先に見える雲を突き抜ける道を３０年ほど年中無休に歩いた先の彼岸花畑を５０理掘って出てきた洗面器に飛び込んで１０秒待ったら６０年歩いた後に振り返れば見える地球の肝臓を撃ち抜けなければ真っ逆さま真っ逆さま真っ逆さま真っ逆さま
撃ち抜けなければ真っ逆さま


撃ち抜けなければ真っ逆さま

まさ逆っ真ばれけなけ抜ち撃




撃ち抜けなければ真っ逆さま



はい、到着。








ようこそそそ、ここは幻幻幻幻幻幻想想郷郷郷郷。

咲いた血が溶けて食べた洗礼を掴んでいる所。




人形？ああ、人形。人形ということは人形なんだわ、ああどうしよう、相談してこなくちゃ。


地獄の老婆は去りても嗤う。



ミルキィーセーキを食べながら

所謂私の逆奴隷。



私は人形。
私は人形。
私は人形。
私は人形。
私は人形。
私は人形。
私は人形。
私は人形。
私は人形。
私は人形。


繰り返し、繰り返す。

大喰らいの怪物も呆れる程の大合唱。



そんな顔ばっかりしてたら
笑われるよ






大丈夫、大丈夫。



うん、まだ。




もう少し、なら。


はい、もう駄目だね。


仕方ないよ
あなたはとてもお利口だもの。






汚いって。
汚いって。
汚いって。
汚いって。
汚いって。
汚いって。
汚いって。
汚いって。
汚いって。
汚いって。
汚いって。
汚いって。
汚いって。
汚いって。
汚いって。
汚いって。




ああきたない。




人形は人形を創る

人も人形を創る


お前が入る余地なぞ無いと

髑髏がケラケラ笑って朽ち果てた

私は

なんだかもう思い出せない
生まれた時からここにいた




なんだかそんな感じ



今日も私は　　だから
今日も私は人形創る


寒い寒い
そんな日に




貴女に会えた

出会えた
やったあ





光はとっても奇麗だよ

力もすっごいパワフルミラクル


くるり、くるり、くるり。

ようやく逢えた貴女だもの




















セ"っ対　　　に　　Ni　がさ　那　　　伊