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『紛れも無く「人間」のようです』 作者: 群雲

紛れも無く「人間」のようです

作品集: 13 投稿日時: 2010/03/27 21:51:53 更新日時: 2010/03/28 06:51:53
ある日あまりにも魔理沙が魔術書を盗むので、ある魔法をかけたと言ってやった。

その魔法の内容は単純で、相手を不幸にするというものだった。魔理沙は

「なんだその魔法。聞いたことないな。どうせハッタリだろ?」

と言い残し、早々に去っていった。

あれから月日は流れ行き、確かに昨日で一ヶ月目。最近全く魔理沙が図書館に来ないと思っていたら、今度は霊夢が来た。私はなんだか

「いやだなぁ……」

と思っていた。霊夢の話を聞くと、どうやら魔理沙は軽い鬱病、ノイローゼになっているかも知れないとのことだった。

私は正直気が進まかったが、友達のよしみで霊夢といっしょに様子を見に行く事にした。

魔理沙の家は荒れ放題だった。まず目に入ったのは割れた硝子、足が折れて壊れたアリス、そしてなぜか綺麗に整頓されている図書館にあった魔術書だった。魔理沙はしばらく

「遠い惑星DiduriDidura……そこに迷い込んだ僕さ。何を頼りにすればいいの……?誰が僕を助け出すの……?」

とか呟いていた。魔理沙は私を見つけると魔法をといてほしいなどとほざきやがったので、とりあえず

「魔法よとけろぉ〜☆ぱちゅぱちゅの〜れっじ♪きらきら〜☆」

という具合に舞った。魔理沙は

「これからはどこへだって歩いて行ける。この二本の足さえあれば、地の果てだって行ける」

と言って私の手を握り、ただありがとう、ありがとうと涙した。霊夢が

「これでいいのだ」

と言って帰ったので、私も魔術書を持って帰る事にした。

あれから何日か過ぎて、魔理沙はもう普通の日常生活が出来るほど回復したらしい。もう泥棒はやめたらしく、最近は全く姿を現さなかったが……。

あの魔法がハッタリ、つまり最初から魔法なんてかけていない事に、魔理沙が気付くはずもないだろう。
朝の占いとかいい例ですね。

ありがとうございました。
群雲
作品情報
作品集:
13
投稿日時:
2010/03/27 21:51:53
更新日時:
2010/03/28 06:51:53
分類
DiduriDidura
1. 名無し ■2010/03/28 08:57:12
うむ、いい椅子っぷりだ
2. 名無し ■2010/03/28 12:11:44
アリスは椅子なのか
ぱちぇぱちぇ☆
3. johnnytirst ■2010/03/28 13:43:17
プラシーボ効果
結構強靭な神経してないと影響は避けられないようですね

アリスが壊されてるw
4. 名無し ■2010/03/28 23:02:20
これはいい筋少
5. 急降下ペンギン ■2010/03/29 12:52:21
アリスがいつも通りで安心した
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