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『手繰り寄せるべき運命1』 作者: 急降下ペンギン
いつもより少しジメジメするこの日、早苗は魔理沙の家に遊びに行った。
付き合って何ヶ月だろうか、魔理沙と付き合って早苗は変わった。夜遊びをするようになり、守矢神社に帰らない時もあった。最初は神奈子と諏訪子も口うるさく叱ったが、効果がないと知りもう帰ってくるのが遅くなっても、帰ってこなくても叱らなくなった。何故帰って来ないかなどを聞くほど二柱も野暮ではない。
「あっ、魔理沙さん。今日も夜通し遊んでもらえませんか?」
「いいぜ…あー、でも霊夢もいるけど」
そのとき、奥の方から声がした。
「嫌、絶対に嫌。今すぐ帰って。」
声の主は霊夢だった。確実なる否定の声。
「分かりました…では魔理沙さん、お邪魔しました……」
魔理沙の家で霊夢に対して不満をぶつけるのは場違いだと思い、早苗は帰って行ったかのように見えた。否、早苗は紅魔館に行った。美鈴は早苗を見て、事前に二柱から早苗を鍛えてやってほしいとの連絡もあった事を告げて門を通した。
レミリアが図書館で話そうと言ったので図書館で話すことにした。
「…レミリアさん、という訳です。魔理沙さんと霊夢さんを別れさせて下さい。」
「そうねぇ、面白そうだし霊夢を私のものに出来るチャンスかも知れないし。天狗を調子着かせないようにしている守矢神社の巫女の頼みだもの。いいわよね?パチェ?」
「いいわ。私はあの泥棒猫から本が帰ってこればいいだけだもの。それに契約する気満々で言われてもね」
いつの間にか、契約書と万年筆が用意されていた。
契約は簡単なもので、以下の通りだった。
・レミリア・スカーレットは霧雨魔理沙と博麗霊夢を別れさせる
・パチュリー・ノーレッジはこの件に対して可能な限り協力する
・東風谷早苗は霧雨魔理沙からパチュリー・ノーレッジの書物を回収する
・今回の契約中、東風谷早苗はレミリア・スカーレットの客人・協力者としてほぼ対等な発言権を持つ
・東風谷早苗は当館にて寝食をする
・この契約は日付変更を以て履行される
早苗は躊躇せずにサインし、準備をしに守矢神社に戻る。
レミリアが妖精メイドに部屋の支度をさせ、しばらくした時早苗が戻ってきた。
レミリアが眠っていると人の気配がした。レミリアは気付いたが、咲夜や早苗ならば危害を加えないだろうと安心してまた目を閉じた。
「レミリアさん、吸血鬼って契約者にこういうことをさせるんですよね…?」
唇に温かい感覚。舌も口に入ってきた。目を開くとそこにはいつもより色っぽい早苗がいた。早苗を優しく制して
「…それなら貴女が寝ている間にしたわ。やり過ぎたくらいだけど、寝ているもの。首筋に証拠があるわ。もう夜明けだから一緒に寝ましょう」
「はい」
早苗は自らの首筋を指でなぞり、確認してレミリアの布団に入って行った。
こうして、一日目が終わった。
ここでは敢えてレミリアが早苗を夜這いするシーンを書きませんでした。
シリーズもの初回なので、全年齢な内容かもしれません。
契約書、夜這いなどは自分の思い込み設定です。
レミリア×早苗もしくは早苗×レミリアは今後入れるかも知れません。
血を400ml抜いた次の日に力仕事するとふらふらしますよね。
急降下ペンギン
作品情報
作品集:
13
投稿日時:
2010/03/30 14:46:44
更新日時:
2010/03/31 21:35:16
分類
パチェマリじゃない
早苗主人公
主人公が早苗だけとも言い切れないかも知れない
シリーズもの
楽しみにしてます
一話一日なんだろうか
早苗は本当はいい子なんだと思います
彼女にしてみたい東方キャラクターってやつですw
>>2
それはこれからのお楽しみです
ヒントはタグです
>>3
ぶっちゃけ、霊夢の一言がこの話の肉付けで一番時間食いました
でも霊夢っぽさは出せたと思います
>>4
このシリーズ最大の迷い所です
切りのいいところまでやるか、一話一日にするか…