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『お嬢さまといぬさくや』 作者: sako
「さぁ、さくや、出てらっしゃい」
紅魔館の中庭。そこに作られた小さな小屋に向かってしゃがみ込み手を差し出すレミリア。わん、と鳴き声が聞こえ中から生まれたままの姿のその子が四つん這いで出てきた。
「いい子ね。よしよし」
じゃれるようにすり寄ってきたその子…咲夜の首に手を回し、頭を撫でてあげるレミリア。わん、わんと咲夜も嬉しそうに声をあげる。
「じゃあ、昨日、教えた芸をやってもらおうかしら…お手」
わん、と一鳴きしてレミリアが差し出した手のひらに咲夜は手をのせる。
「ふふっ、良くできました。じゃあ、次は、まわれ」
立ち上がって次の指示を出すレミリア。言われたとおり咲夜はその場で小さく円を描くように回り始める。
「これぐらいは簡単よね。じゃあ、最後は…チンチン」
回る咲夜を見て一頻り笑った後、レミリアは引きつったお腹を押さえながら最後の指示を出した。言われたとおり、膝を折った状態で身体を起こし、荒い息をついて普段、他人には見せないような場所…胸や局部をさらけ出してみせる咲夜。
「あははははははっ、いい子ね、いい子ね、さくや。本当…莫迦っぽくっていいわよ」
ケタケタと、レミリアは涙が出てくるまで笑い声を上げる。
「さぁ、芸のお稽古はもういいわ。次は散歩に行きましょう。首輪を…つけてあげるわ、いらっしゃい」
屈辱的なポーズをやめて、レミリアの元まで四つん這いの格好で近づく咲夜。言われるまでもなくお尻をつけて座り、顎をあげて首を伸ばす。そこへ赤い皮で出来たベルトを回すレミリア。四番目のホールへ金具を通し、これまた赤い鎖をじゃらりと繋ぐ。
「ふふ、狗に首輪、これほど素晴らしい組み合わせってないわね、さくや」
にひりと、赤い夜の三日月のような笑みを浮かべてレミリアは鎖を引いた。咲夜が四つん這いでついてくる。
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屋敷の外はもう夜。ちちち、と草むらで虫が啼き、遠くで狼が遠吠えをあげ、道に迷った村人が妖怪に喰われる時間帯だった。そんな静かな夜の道をレミリアは鎖を引きながら歩く。後ろからは咲夜がついてくる。嬉しそうにお尻から生えている尻尾を振るいながら。
手足は土に汚れるがまるで気にしていない。後で拭いてあげるから、とレミリアも気にすることなく人馬や車輪によって踏みならされた土道をゆっくりと月が昇る速度で歩く。
と、ある程度、進んだところ。屋敷の前に広がる湖の縁の一角に生えている一本松の処で咲夜が急に足を止めた。
「どうしたの、咲夜?」
疑問符。けれど、ややあってレミリアは思い至ることがあったようで、ああ、と微笑んだ。
「マーキングね。ふふ、そうね、この辺りはさくやのナワバリですものね。いいわ。さぁ、足を上げて、そこの木におしっこをひっかけなさい」
木に近づいて咲夜は片足をあげると少し、ぶるぶると身体を震わせた。やがて、夜気に湯気が立ち上り始める。しょろろろ、という如雨露から水を流したような音。木の幹から下の地面にかけて小さな小川が出来上がる。
「ふふふ、無様」
立ち上る不快な匂いを鼻に感じ、レミリアは狭い小屋に押し込められた食用の豚を見るような、そんな哀れみを帯びた瞳を咲夜に向ける。
「さ、行きましょう。今日は…そうね、村の近くまで行ってみようかしらねぇ。この辺り、こんな時間帯だと人間はまったく通らないけれど…あの辺りなら、ね。ふふふ、さくやを幻想郷の人間どもに自慢しちゃおうかしら」
くすくす、と少女特有の無垢な笑みで残酷なことを口にするレミリア。わん、と小さく咲夜は吠え、マーキングが終わったことを主人に伝えた。
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「ふふ、期待通り、前から人が来たみたいよ、さくや」
坂道を下り降りていく二人。麓の方には人々の営みの明かりが見える。その間の道。森の木々に阻まれながらもゆらゆらと揺れる光点をレミリアは見つけた。鬼火にしては明るく暖かい色。村人が手にした提灯だろう。耳を澄ませば上機嫌な鼻歌も風に乗って聞こえてきた。
「ああ、酔っぱらってこっちに来てるのね。アレは多分、男の人ね。ふふ、どうするさくや。酔っぱらった人間って、ほら、歯止めがきかないから。もしかすると…可愛らしい貴女の姿を見て…ふふ、何かするかもしれないわよ」
共に歩く咲夜に意地の悪い言葉を投げかける。くぅん、と咲夜は小さく啼くだけだった。
「ふふ、真っ直ぐこっちに来るわよ。ああ、私が鎖を引いてると…邪魔になるかも知れないわね。外してあげるわ」
そう言って咲夜の首から鎖を外すレミリア。咲夜は今、首輪一つを身につけただけの格好だ。それでも、咲夜は逃げ出すことなくしっかりとレミリアの横について四つん這いで歩いている。
そうして、両側を木に囲まれた道から千鳥足の酔っぱらった村人が現れた。
「YO−sayたちが夏を刺激する♪っとくらぁ…と…んん?」
手にした提灯が照らす夜道の向こうに誰かがいるのを見て村人は足を止め、訝しげに闇の中に眼を向けた。
「誰だぁ…?」
問いかけ、手を伸ばし、提灯を高くかかげ、男は光りが広い範囲に届くようにする。薄ぼんやりと闇の中から浮かび上がってきたのは、洋服を着た小さな翼のある女の子と…それと、
「ひぇぇぇぇぇぇぇ、きゅ、吸血鬼だぁ!!」
もう一人を確認する前に男は悲鳴をあげた。
かつて和国、日の本の國と呼ばれていた場所にある幻想郷には洋服を好んできている人物は少ない。特にそれが小さい子供みえる人物ならなおさらだ。
そして、酔っぱらった男は酔っていながらもあえて珍しい洋服を着た小さな女の子という情報から導き出される人物に該当する相手を保存している情報から引き出すことに成功した。そうして、リンクを辿り、その相手が決して夜道で出会ってはいけない類の相手だということも付加情報として引き出した。
三十六計逃げるにしかず。吸血鬼を相手にして普通の人間が取れる行動など、アリが人を目の前に指先を這い回ることしかできないに等しい。
「礼儀のない人間ね。夜道で出会っても挨拶もしないなんて」
お故郷が知れてるわ、殺そうかしら、と一瞬、考えるレミリア。けれど、そんなことをすれば確実に巫女の奴に殴られることは分かりきっていたので止めることにした。
「もう、興ざめだわ。さくや…? さくや!」
と、そこでレミリアは側にいたはずの咲夜の姿がないことに気がついた。何処と、首を巡らせば、すぐに見つけることができた。茂みに隠れ、ぶるぶると震えていたのである。
「もう、さっきの人間の声に脅えて逃げたの…? それとも、見られるのが恥ずかしくって、逃げ出したのかしら」
冷ややかな言葉を咲夜に投げかけるレミリア。
はぁ、とあからさまなため息をついてみせ、そうして、蠅を寄せ付けるような悪臭を鼻腔に感じた。
「あら、もしかしてさくや、アナタ…」
にやり、と表情が一転。レミリアは生臭坊主を見つけた悪魔のような笑みを浮かべる。未だに茂みに隠れている咲夜のお尻の処に顔を近づけ、そこに、たった今、咲夜の中からひり出された物…排泄物を見つけた。
「こんな処…お外で粗相してしまったの。あぁ、もう、本当に駄目な狗ね。駄犬ねさくやは」
きつい言葉を咲夜に浴びせるレミリア。申し訳なさと恥辱で震えているのか、咲夜は何も言い返さず、俯いたままだ。
「まぁ、けれど、仕方がないわね。だってアナタ、狗だものね。所構わずうんちだってするわね。ああ、でもいいのよ、さくや。飼い主の私がしっかりと後始末、してあげるからね」
そう言ってレミリアは赤いスコップと小汚い麻袋を取り出す。
「ちゃんと、さくやのうんちも片付けてあげるから。これは…そうね、お屋敷の門の前に埋めてあげましょう。毎日、美鈴が立っている場所よ。ふふっ、彼女、自分の足下にアナタのうんちが埋まってる何てことを知ったらどう思うかしらね? ねぇ、さくや」
スコップで咲夜の排泄物を土ごとすくい上げ麻袋に入れるレミリア。
「さぁ、そろそろ帰りましょうか。行くわよ、さくや」
首輪を繋ぎ直し、レミリア達は来た道を引き返していった。
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そうしてお屋敷の中。手足を拭いてもらった咲夜はレミリアの私室ので両足の間に手を通し、じっと座っていた。レミリアは椅子に腰掛け、つまらなさそうに推理小説を読んでいる。
「ふぅ、読書も飽きたわね」
適当なところでレミリアはため息をついて手にしていた分厚いハードカバーの本をしおりも挟まず閉じ、テーブルの上に投げ捨てた。かつん、とテーブルの上に置きっぱなしだったジャムの瓶に本の角っこが被弾る。
「そう言えば…人間は自分のアソコにバターを塗って犬に舐めさせる遊びをするって言うらしいわね」
位置がずれたジャムの瓶を見て独白。つまらなさげに細められていた瞳に好気の色が映える。
「どう、バターじゃなくてジャムだけれど。さくや、試してみる?」
紅薔薇の笑みを浮かべて、レミリアは自分のスカートをつまみ、それをギリギリの場所まで引っ張り上げてみせる。病的にまで白い太ももが室内灯に照らされる。ソレを見たからか、興奮したように咲夜はわん、と吠えたてた。
「ふっ♥ ううん…♥ いいわよ、さくやぁ♥」
ぺちゃりぺちゃり、と水音が室内に響き渡る。
スカートをたくし上げ、ドロワーズを脱ぎ捨て、さらけだしたレミリアの下半身にむさぼり付くように咲夜は顔を埋めていた。ぺちゃり、ぺちゃりと舌を駆使して五百年間、産毛の一本も生えていなかった綺麗な縦筋の周りに塗りたくられた赤い赤い苺のジャムをなめ回している。
時に咲夜の赤い舌は固く閉じられたレミリアの秘裂をなぞりあげ、ぞくりとした快感を駆け上らせる。やがて、水に浸したドライフラワーのようにそこは柔らかにひくつき始める。
「ふふっ♥ 上手よ、さくや♥ ううっん、甘いわぁ♥」
苺ジャムの瓶に指をつっこみ、かき混ぜ、中身をすくい上げ、官能的なポーズで舐めあげる。ああ、熱い、とレミリアは洋服の前を開け放ち、滑らかな平原のような胸を晒す。薄く朱色に染まったぽっちを自分の指でつまみ上げ、唾液とジャムが混じった液体を優しくその周りに塗りつける。
「ふっ♥ ふっ♥ ふっ♥ ああっ♥」
たくし上げた丈の短いキャミソールを咥えレミリアは自慰を始める。すぐに顔が上気し始める。
「っっ、キモチいいっ♥ はぁはぁ、さくやぁ♥」
キャミソールを口から離す。涎まみれだがまるで気にしない。視線を下半身に移すと咲夜はあらかた苺ジャムを舐め終わったみたいで、荒い息をつきながらレミリアに視線を注いでいた。股間に怒張する陰茎をおっ立てて。
「ふふ、さくやぁ♥ アナタも、興奮したの? いいわ、もう、解れたみたいだから、ふぅん♥ せ、セックス、しましょ…♥」
手を秘所に伸ばし具合を確かめるレミリア。咲夜の唾液で水を零したように濡れたソコは暖かい泥の様にたやすく指を飲み込んだ。
「ほら、来て…さくや…♥」
身体を捻って、背もたれにもたれかかりお尻の方を咲夜に向けるレミリア。幼い秘裂を自分で押し広げ、濡れそぼった薔薇の園を咲夜に見せつける。返事もなく、後ろから咲夜はレミリアに覆い被さり、怒張した自らのモノをそこへ差し込んだ。
「ッあ、いきなり…深いッ♥」
どすん、と勢いよく突き出される咲夜の腰。レミリアの下腹部がぽっこりと膨らむほど。まっさらなキャンバス地に黒い絵筆で乱暴に一筆を加えたような冒涜。けれど、レミリアは涙を流しながら振り返って、
「あはははっ♥ なに、遠慮しなくていいわよ♥ 吸血鬼の身体はそんなことじゃ壊れないからぁ♥」
もっと、もっと激しく、と貪欲に快楽を求める。
ぱんぱん、と肌を打ち付ける音。荒い獣の吐息。異種姦。異なる二つのイキモノがセイキを結合させている。淫蕩と狂乱、堕落と邪悪のキワミ。アハハハッとレミリアの狂喜の声が響き、咲夜の荒い息がそれに色を添える。二人は一つのイキモノのように快楽をむさぼった。
「はぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁキモチいい、キモチいいよ、さくやぁ♥ ああっ、キタ、来たわ♥ うねりが、敬虔なクソカトリックどもを地獄の釜の底へ押し流すような快楽の波が、あははっは、さぁ、激しく、激しくつきなさい! その穢らわしい私を悦ばせる以外、なぁんにも役にたたないグロテスクなモノから、性を射精しなさいっ♥ はぁぁぁ♥」
一弾と強く咲夜は腰を打ち付け、その格好のまま押し固まる。股間のオスがふくれあがり、陰嚢に収められていた精を勢いよくレミリアの胎内に放つ。
同時にレミリアも小さな身体を弓なりにのけぞらせる。手足と一緒に背中から生える翌手目の翼をピンと張り詰めさせる。絶頂。快楽の飛沫が脳を刺激して、一時的に魂を一つ上のステージへと持ち上げたのだ。
「はぁはぁはぁはぁ…よかったわよ…さくや♥」
椅子にもたれ掛かったまま荒い息をついて身体を落ち着かせるレミリア。赤く腫れたがった秘所からずるりと萎えた咲夜のモノが抜き取られた。白濁した粘液がソコから溢れ流れ出てくる。
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「終わりましたか。ところでお嬢さま」
と、余韻を楽しんでいたレミリアに咲夜が声をかけてきた。
ちっ、空気読まない従者ね、とレミリアは舌打ちしけだるげに身体を起こして反応する。
「なぁに、咲夜。私は今、疲れてるんだけれど」
「いえ、大したことではないのですけれど…犬畜生に私の名前をつけてアブノーマルなプレイをするのはやめていただけませんか。あと、獣姦は止めた方がいいですよ。みょんな病気に罹りますよ。エイズとか(※1)」
咲夜の言葉に反応したのか、レミリアが『咲夜』と名付けた犬がワンと吠えたてた。
紅魔館は今日も通常運転だった。
END
七作目
仕事中、手羽先を捌いているときに思いつき、
更に神主リスペクトで空きっ腹にズブロッカを流し込みつつ書き上げました。
あー、花見に行きたい。でも、花粉症で外に出たくない。なにこのジレンマ。行きたい。
4/6:追記
ぎゃーっ、※1を書くことを忘れていたザマス。
3さまご指摘、ありがとうございます。
エイズはHALOのやり過ぎで『ボクの考えたかっこいいさいきょう兵器』を作ることで有名なアメリカ軍が作った、という噂の他に何処ぞのHENTAIがいたいけなお猿さんをレイプした所為で人類に大流行したという話があります。人狼が吸血鬼の血統であることを鑑みると、あるいは…
皆さん、獣姦の際にはくれぐれも性病に注意しましょう。
sako
作品情報
作品集:
14
投稿日時:
2010/04/05 14:29:12
更新日時:
2010/04/07 22:32:42
分類
レミリア
咲夜
犬咲夜
わんわんプレイ
野外露出
平仮名だったのはそういうことなのかw
あと※1についてくわしく
もういうのも大好きです
けれど面白かったw