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『従順なペット』 作者: ナレン・フライハイト
「んっく……!」
八雲紫は両手両足に鋭い痛みを感じ、目を覚ます。視界がぼやけていて状況をうまく把握出来なかったが、痛みと身動きが取れないことから自分が囚われの身であること、そして、肌の感触から自分が一糸纏わぬ姿で鉄製の椅子に座らされていることが分かった。
記憶を整理してみる。私は確か博麗神社で宴会に出ていたはずだ。宴会に特に異変は無かった。月人や守矢神社の一同や命蓮寺など、様々な面々が集う、いつもの宴会だった。宴会はいつも通りに終わった。私は少し悪酔いしていた気がする。駄目だ、それから後が思い出せない。
視界がだんだんと復活する。窓一つなく、赤錆て血で汚れた鉄でおおわれたこの部屋はとても幻想郷にあるとは思えない。目の前には周りが鉄なのに対し、そこだけは木製の扉があった。私はその扉から目を離し手足を見る。手足は鋭利な杭で深々と貫かれていた。血がにじみ出ている。私はスキマを使い、その杭を切り取ろうとした。しかし、何故かスキマを出すことが出来なかった。恐らく、この部屋は妖怪の能力を封じるよう設計されているのだろう。ご苦労なことだ。
私が落胆しながらその杭を見ていると、目の前の扉がギィ……という鈍い音を立てて開く音がした。そこから現れたのは、永遠亭の薬師、月の頭脳、八意永琳だった。
「あら、丁度目が覚めたのね」
「八意永琳っ……!!」
「ふふ、そう睨まないで、怖いわ」
そう言いながらも、永琳はニタニタと薄気味悪い笑みを浮かべ、私を恐れるどころか見下しているように思えた。
「こんなことをして……何が目的かしら……?」
「別にたいしたことではないわよ。私の目的は二つ。私の研究のためと、あなたを輝夜のペットにするため」
「私をペット……? はっ、笑わせないでいただける? 誰が輝夜のペットに成り下がると思って? それに、私がいないことに藍達が気づかないはずがないわ」
私は鼻で笑いながら言った。しかし永琳は不愉快な笑いで返し、言った。
「威勢がいいわね。でもそれは今のうち。あなたは、自分から輝夜のペットになりたいと懇願するようになる」
「ふん、誰が……」
「あと言っておくけど、藍達は気づかないわよ。ちょっぴり薬で記憶をいじって、数日はあなたが出かけてることになってるから」
永琳がさも当たり前の日のように言う。
「記憶を、ですって……!?」
「ええ、大変だったのよ?」
「くっ……! この高慢な月人がっ……!」
「それじゃあ、まずは一つ目の目的、私の研究からいきましょう」
永琳は私を無視するかのようにあっけらかんとした表情で言うと、私の背後の壁に向かい、なにやら金属で出来た器具を取り出しているようだった。私からは椅子のせいで伺い見ることが出来ない。ガシャン、と大きな金属音が響き渡ると、私の頭に何やら大きな金属製の器具がハメられた。
「な、なによこれっ……!!」
「何って、あなたの頭蓋骨を切り取って脳を見るための器具に決まってるじゃない」
「なっ……!!」
私の背筋を冷や汗を通る。この女、生きたまま私の脳を解剖する気かっ……!?
「そ、そんなことしたら私は死ぬかもしれないわよ? それじゃあ、二つ目の目的が果たせないんではなくて?」
「ふふ、怯えちゃって。大丈夫よ、あなたは大妖怪なんでしょ? それに、保険としてあなたに薄めた蓬莱の薬を飲ませておいてもの」
その言葉で、私はまるで稲妻が落ちたかのような衝撃を受けた。
「なんですって……!!? あなた、あなたなんてことを!!」
「だって、輝夜のペットにするんですもの。永遠の時を共に過ごせなければいけないでしょう? それに薄めておいてはあるから、いらなくなったら後から打ち消す薬も聞くしね、ふふふ。それじゃあ、始めましょうか」
永琳が器具を何やら動かす。すると、器具から鋭利な刃物が飛び出してきて私の頭をキリキリと切り取り始めた。
「あああああああああああああああああああああっ!!」
「はいはい、痛いの我慢してねー」
切れ味の悪い刃によって私の頭蓋骨が切り取られていく。
痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛いっっ!!!
「ふぅ、頭蓋骨はとれたわね。次は脳を調べましょうか。はい、ちょっとメスいれますよー」
「やっ、やめ……!!?」
「大丈夫よ、体性感覚野に触れなければ痛くはないから。月の頭脳を信頼しなさい」
「ひっ……!?」
ぐちゃぐちゃと脳をいじくり回す音が聞こえる。自分の脳がこねくり回されていると思うと、言いようの出来ない、名状しがたい恐怖が私を襲った。股間に暖かいものを感じる。私は失禁してしまった。
「あら恥ずかしいわね。でも大丈夫、私は医者よ。患者のプライバシーは守るわ」
永琳は淡々と言うと、近くにおいてあった紙に血塗れた手でいろいろと書き込んでいく。そしてまた脳をいじくり、紙に書くという行動の繰り返し。一体どれくらい続けただろうか。三刻以上やっていた気もするし、ほんの僅かな時間しかやっていなかった気もする。
「はいおしまい」
永琳は金属器具を私の頭から外した。
「はぁ……はぁ……」
「それじゃ、そのままじゃあれ何でリザレクションしてもらうわよ」
永琳は後ろの壁から人間の成人男性ほどの大きさの大きな鉈を持ち出した。
「い、いやっ……!?」
「よっと……!」
「うごばぁ……!!」
永琳は私の首に向かって思い切り叩きつけた。視界が一瞬真っ暗となる。しかし、いつの間にか私は元通りのピンピンした体へと戻っていた。依然杭によって身動きできないままであるが。
「それじゃあ、ちょっと待っててね」
永琳は軽く手を振ると、カルテを持って部屋から出て行った。
「う、うああああ……」
私は、思わず泣き出してしまった。
それから永琳が戻ってきたのは六刻後ほどしたあとだった。永琳の手にはどす黒い緑色の液体の入ったビーカーが持たれていた。
「そ、それは……」
永琳はただ黙って、私の鼻を摘みそれを私の口に流し込んだ。
「うごっ……!!」
とてつもなく不味かった。こんな不味いものは今まで口にしたことが無かった。例えるならば、糞尿とヘドロをゴチャ混ぜにしたような味だ。もちろんそんなものは今まで口にしたことはないのだが。しかも、まるでタールのように粘り気があるため、喉に纏わりつき、行きが詰まりそうになった。
しかし永琳が鼻をつまんでいるため、それを戻すことが出来ずついに全て飲み込んでしまう。今すぐにでも吐き出したかった。
「おぇぇぇええっ!! おおおおぇえぇええっ!!」
しかし、いくら嘔吐しようとしても吐き出すことが出来ない。永琳は私の醜態を楽しそうに見ながらただ「また明日」と言い残し去って言った。
次の日の、恐らく朝。永琳は再び現れ、その忌々しい名状しがたい液体を私に飲ませた。再び私を地獄のような苦しみが襲った。幸運なことに、昨日よりは早く飲み込んでしまうことが出来た。永琳は私にそれを飲ませた後、とっとと部屋から出ていったしまった。
その六刻後、また永琳は液体を私に飲ませにやってきた。永琳は六刻づつ、定期的に私にその液体を飲ませた。不思議なことに、飲めば飲むほど液体は飲みやすく、甘美な味へと変わっていった。いつしか、それを飲むと性的快感さえ感じるようになった。飲めば飲むほど、飲めば飲むほど、その液体はどんどんと魅力的なものへと変わっていった……。
◇◆◇◆◇
私が捕まってからおよそ、三日ぐらいたったであろうか。永琳が再び液体を持って部屋に入ってきた。私はその液体を見た瞬間、ヨダレを垂らすことを抑えることが出来なかった。私の股は自然と濡れていた。
「紫、これが欲しい?」
「欲しいの、欲しいのっ……! お願いだから、お願いだからっ……!!」
「ふふ、焦らないの。はい」
永琳が私にその液体を飲ませてくれる。口に広がる甘美な味。蜜よりも甘く、私の口を犯していく。タールのような粘つきでさえ、私にとっては快感をもたらす。私の股から、とろとろと愛液が流れ出す。私の頭は、だんだんと霞がかかったようにボヤけていく。
「ふふ、予定通りね……」
永琳はそういうと、扉を開け、美しき黒髪をもった永遠の姫、蓬莱山輝夜を中へと引き連れた。
「永琳、もういいのかしら?」
「ええ、もういいわ。あとは仕上げ。まかせて」
永琳は私の耳元まで顔を近づける。
「いい、目の前のお方は蓬莱山輝夜」
「ほうらいざん、かぐや……?」
「ええ、あなたのご主人様」
「わたしの、ごしゅじんさま……」
「あなたにとって、輝夜に仕えることが何事にも代え難い幸福」
「わたしにとって、かぐやにつかえることがなにごとにもかえがたいこうふく……」
「輝夜の言うことなら、どんなことでも聞く」
「かぐやのいうことなら、どんなことでもきく……」
「その通り、よくできました。さあ、その忠義を輝夜に見せて」
永琳は私の手足から杭を抜き、前に突き出す。私はゆっくりと顔を上げた。
目の前にいらっしゃるのは、蓬莱山輝夜様、私のご主人様。
私に取って、輝夜様に仕えることは何事にも代え難い幸福。
輝夜様の言うことならば、どんなことでも聞く。
輝夜様が私の目の前に素足を突き出された。
「お舐めなさい」
「はい……」
私は輝夜様の言うとおりに、輝夜様のお足をなめさせて頂く。
「んっ、あっく、んあ……」
美味しい。なんて素晴らしい味がするのだろうか。
「ふふ、なかなかうまいじゃない」
「ありがたき幸せ……」
輝夜様からお褒めのお言葉を頂いた。私にとってこれ以上の幸せはない。
「さあ、次はこっちをお願いね。このためにずっとこの状態で、今日一日スースーしちゃったの」
輝夜様が着物を捲し上げると、輝夜様の股がさらされた。私になめろと言うことなのだろう。なんという幸せか。輝夜様の足のみならず、秘所までに舌を伸ばすことが許されるなんて。
私は恐る恐る輝夜様の秘所に舌を伸ばし、輝夜様の喜ばれるよう精一杯奉仕した。
「んっ……んあっ……んくっ……はぁ……」
「あっ……! んんっ……!! な、なかなか、上手いじゃない……!! ああっ……!!」
輝夜様が私の舌で感じてくださっている。私は嬉しさのあまり泣き出しそうになるのを我慢して、もっと感じていただけるように必死に舐める。
「んっ……んっ……んっ……!!」
「ああっ……!! す、凄い……あなた、最高よ……!! なんて上手いのかしら……ああっ!!」
私はより巧みに、より激しく輝夜様の秘所を舐めた。
「凄いっ……凄すぎる……!!」
「それほどなんですか? 姫様?」
「ええっ……!! あなたも……体感してみれば……分かるわ……ああっ!!」
私は輝夜様の敏感な部分を見つけ、より感じていただくためにそこをより一層攻める。
「ああっ……そこっ……! いいっ!! ああっ!! くる! きちゃう! こ、こんなに、はやくっ……! ああっ……!!」
輝夜様がそろそろ達せられる。私は輝夜様が気持ちよく達せられるよう、より一層舌さばきを強めた。
「ああっ!! も、もう駄目っ……!! ああああああああああっ!!」
輝夜様の愛液が私の顔にかかる。勿体無い、輝夜様の愛液が。私は必死に手でそれをとり、口に含んだ。
「はぁ……はぁ……永琳、よくやったわ……褒めてあげる……」
「はい、ありがとうございます」
「それじゃあ紫、これからよろしくね」
「はい、輝夜様……」
輝夜様が私の頭を撫でてくれた。私の心は幸せな気分で満たされていった。
◇◆◇◆◇
ある昼下がり、博麗霊夢と霧雨魔理沙、そして紫は博麗神社にてお茶をすすっていた。
「平和ねぇ」
「平和だなぁ」
「平和ですわねぇ」
暖かな陽日が神社の縁台に差し込む。魔理沙は退屈そうに寝転がっていた。
「まったく暇で暇で仕方ないぜ。なんかこう、パーッっと異変の一つでも起きてくれりゃいいのに」
「まったく、物騒なこと言うんじゃないの。暇な方が楽でいいわ」
「訪れるべきに訪れる。異変とはそんなものですわ」
「そんなものかねぇ……」
「そんなものですわ」
そんなことを話していると、八雲紫が急に思い立ったように立ち上がった。
「どうしたの?」
「ごめんなさい。ちょっとヤボ用が」
「そうか、帰れスキマ妖怪ー、とっとと帰れー」
魔理沙が寝転びながら囃し立てる。
「言われなくてもそうさせていただきます」
そういうと、紫はスキマへの中へと消えていった。向かった先は、永遠亭である。紫が現れた先には、輝夜が待ち構えていた。
「さすが、早いわね」
「輝夜様からのお呼び出しならば、どこからでも馳せ参じます」
「ふふ、カワイイ子ね」
輝夜は紫の頭を撫でる。紫は、とても可愛らしい笑みを浮かべて輝夜に褒められたことを喜んでいた。
「さて、今日は何をしようかしらね……」
輝夜の従順なペットは、一体どんな事を言い渡されるかを、今か今かと、とても楽しそうに心待ちにしていた……。
はじめまして
一年間ROMし、いぢめスレのほうでちまちまとSS書きながらついに産廃に初投下。
姫様かわいいよ姫様。
( ゚∀゚)o彡゜えーりん!えーりん!
ゆかりんハァハァ……
最後まで読んでくださった方、ありがとうございます。
ナレン・フライハイト
作品情報
作品集:
14
投稿日時:
2010/04/06 16:56:44
更新日時:
2011/08/14 11:25:42
分類
八意永琳
蓬莱山輝夜
八雲紫
グロありエロあり洗脳あり
産廃らしいハッピーエンドで凄く良かったです!
姫様に尽くせる紫がうらやましい。俺と代われ!
やたらとペットを飼いたがるよな
結構描写省いているのにそこはかとなくリアルで良かった
それが高慢で強い妖怪とかだと、もうっ!