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『因果応報って幻想入りしてる気がする』 作者: ナレン・フライハイト
妖怪の山。川の水がさらさらと流れるのを眺め見ることができる川岸で、河城にとりはバラバラになった鉄くずに囲まれ、涙を流しながら地面に突っ伏していた。
その横には、頭をポリポリと書いている霧雨魔理沙の姿があった。
「うう……ひどいよ、ひどいよ魔理沙……!!」
「あーそのー……悪かった悪かった!!」
魔理沙は半ば投げやりににとりに謝罪をする。事は少し前に遡る。にとりは長い期間をかけ、自信の最高傑作とも言える機械を制作していた。長い苦労の日々だった。アイディアに煮詰まり、やけになったこともあった。資金を集めるために、血の滲むような過酷な労働にも耐えた。うまく行かず、自分の技術力の無さを呪いもした。しかし、にとりはそれらをすべて乗り越え、完成間際までたどり着いたのだ。まさしく、にとりの全てがかかっていた。
しかしながら、魔理沙がそれを全てぶち壊しにした。魔理沙はそんなにとりの苦労も知らず、「強度を確かめるため」と言って安易にマスタースパークをにとりの作りかけの機械に浴びせかけた。火力に長けた魔理沙の弾幕に機械が耐えられるはずもなく――。
「だから悪かったって言ってるだろ? そんなに泣かなくても、また作り直せばいいじゃないか」
にとりはその魔理沙の発言を聞いた途端、泣きながらも怒りに満ちた顔で魔理沙の襟元に掴みかかる。
「私がどれだけ苦労したと思っているんだ!! どれだけ!! それを魔理沙、あんたは……あんたはっ!!」
「あーもー悪かったって言ってるだろ!!」
魔理沙は鬱陶しいと言わんばかりに掴みかかってきたにとりを押し飛ばした。
「まったく……そんなに怒ることないだろ? それじゃあな」
魔理沙はそう言い捨てると、箒に乗って空の彼方へと消えていった。にとりは、地面に転がってる鉄くずを握り締め、歯をぎりぎりと食いしばり、涙を流しながらも見るものをその視線で殺してしまえるのではないかと思うほど恐ろしい目をしていた。
「うああああああああああっ!!」
一声叫び、鉄くずを握った手を地面へ思い切り叩きつけた。
「許さない……絶対に許さないっ……!!」
◇◆◇◆◇
それから一ヶ月。魔理沙は再び妖怪の山を訪れていた。つい先日、魔理沙宛に守矢神社から、一通の手紙が届いた。その内容は、魔理沙だけに内密で話したいことがあるから来て欲しいというものだった。魔理沙はその手紙を不審がったが、それよりもそこまでして話したいことはなんなのかという好奇心のほうが勝り、今こうして妖怪の山へと来ていたのだ。
「ふふふ、この魔理沙様だけに話したいと言うことは、よっぽど凄い話か、霊夢に一泡深せる計画に違いない。楽しみだぜ」
魔理沙は上機嫌に箒にまたがり、ふわふわと空を飛んでいる。そして丁度、魔理沙が以前にとりの機械を壊した川岸へと差し掛かった時だった。
「おわっ!?」
急に魔理沙の箒が何かにつかまれたかのように動きをとめ、魔理沙はバランスを崩し箒から落ちそうになった。だが、魔理沙はうまくバランスを取り直し難を逃れた。
「ふぅ、なんなんだ一体……」
魔理沙が今だ空中に制止したままの箒を見る。何も変わったところは無かった。その直後、今度は魔理沙の足が何かにつかまれるかのような感触を感じたすぐ後、下へと凄い速さで引っ張られ箒から落ち、地面に叩きつけられてしまう。
「うがっ……!!」
強烈な痛みを魔理沙の右の足首を襲う。どうやら捻挫してしまったらしい。魔理沙の目の前には彼女の宝物であるミニ八卦炉が転がっていた。魔理沙はそれを取ろうと手を伸ばした。
「痛っ!」
伸ばした右手に突如痛烈な痛みが走る。目の前には何もいない。しかし、踏みつけられるかのような痛みが魔理沙を襲った。しかもそれだけでは無かった。苦痛に悶え他の手足を動かそうとすると、他の手足に強く握り締められたかのような痛みが走り、一寸足りとも動かせなくなったのだ。魔理沙はなんとか動かそうと必死にもがいた。しかし、痛みが増すだけで一向に動く気配はなかった。
「無駄だよ、人間の力程度じゃね」
誰もいないはずの目の前から声が聞こえ、魔理沙は這いつくばった体勢で上を見上げた。するとそこには、魔理沙の手の甲を思い切り踏みつけているにとりの姿があった。
「どう魔理沙、改良した光学迷彩、見えなかったし気配も感じなかったでしょ? 頑張ったんだよ私?」
にとりは冷たい氷のような視線で魔理沙を見下しながら言った。
「今魔理沙をつかんでいる見えないのびーるアームだってそう。全然身動きとれないよね? それ凄いんだよ。一回近くにいた白狼天狗に頼んで試したんだけど、その白狼天狗ですら動けなかったんだから」
「にとり……何のつもりだ……! 私が何をしたっていうんだ……!」
「……ふぅん、覚えてすらいないんだ」
にとりはその無機質な表情を変えることなく、ゆっくりと魔理沙の背後へと回った。
「い、一体何を……?」
「あんたが二度と悪さをしないように、尻子玉をいただく」
「えっ……!?」
その言葉を聞いた途端、魔理沙の頭は真っ白となった。尻子玉を抜かれると、人間は腑抜けになってしまう。そうなるのはまっぴらごめんであった。
「や、やめろ!! 私は守矢の奴らに呼ばれてるんだ! 私に何かあったらただじゃ済まないぞ!? それに、霊夢やアリスやパチュリーだって黙っていないはずだ!!」
「それはないよ」
「なんでそんなこと言い切れるんだよ!!」
魔理沙が背後にいるため姿の見えないにとりにまくし立てるも、にとりはそれを鼻で笑い言った。
「だって、この手紙、私が頼んでだしてもらったものだもの」
「……え……?」
「みんな、あんたの蛮行にはうんざりなんだよ。人のものを盗むわ、嘘をついてすき放題やるわ……いくら人間だからって、限度ってもんがあるよ。あんたがあてにしてる、霊夢やアリスやパチュリーにもこのことは了解をとってる。まさかあんなにすんなり了解してもらえるとは思っても見なかったよ」
「嘘だ……嘘だ……!!」
「嘘じゃないよ」
にとりは馬鹿にするように言うと、手元でリモコンのような機械をいじり始めた。すると、魔理沙の足が左右に広々と広げられた。
「ひっ!?」
「このほうがやりやすいからね」
にとりは次に、魔理沙のスカートとドロワーズを思いっきり引きちぎり、魔理沙の尻が自分の方向に向くようにした。
「へぇ、意外と綺麗なおしりしてるんじゃないの」
「やめろおおおおおおお!! 見るなああああああああ!!」
魔理沙は泣きながら懇願するも、それはむしろにとりを楽しませるだけだった。
「はいはい、さっさと覚悟決めてね。大丈夫、私はこうみえて、何人もの人間から尻子玉抜いてきたプロだから」
あっけらかんとそう言うと、さっと右腕の裾をまくり、勢い良く魔理沙の尻穴へと腕を突っ込んだ。
「があ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!」
魔理沙は獣のような雄叫びをあげ苦しむ。しかいにとりはあくまで淡々と、単純作業をこなすかのように魔理沙の尻の中に入った腕をかき回している。
「えーと……だいたいここらへんかな?」
「いだいいいいいいいいいいいぃぃいっぃいいいぃいい!! やめでええええええええええええええっ!! あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!」
魔理沙は涙と鼻水とヨダレで顔をぐちゃぐちゃにして言う。しかしにとりは聞こえてすらいないように、魔理沙の尻の中で手を動かし、尻子玉を探していた。
「お、あったあった。それじゃいくよー」
「いやああああああああああ!! わたしの尻子玉っ!! 抜かないでぇええぇええええぇぇええぇぇえぇぇえぇぇぇえええぇえっ!!!」
「せーの……」
にとりはわざとらしく勢いをつけるかのように言い、そして――
「それっ!!」
その次の瞬間、思いっきり魔理沙の尻から尻子玉を引き抜いた。
「あああああああああああああああああああああっっっ!!!」
魔理沙は山中に響き渡るかのような声で言うと、目を白目にして気を失ってしまった。にとりはと言うと、魔理沙から引き抜いた尻子玉を、まじまじと見つめていた。
「これが魔理沙の尻子玉……いーらないっ!!」
にとりは、魔理沙から抜き取った尻子玉を乱暴に地面へ叩きつけると、ゆっくりとそれを踏みつぶした。
◇◆◇◆◇
暗くジメジメとした空気に包まれた魔法の森、その中にポツリと存在する魔理沙の家の戸を叩く一つの人影があった。紅魔館のカビ臭い図書館の主、通称七曜の魔法使い、パチュリー・ノーレッジである。
「魔理沙ー、いるのは分かってるのよー。出てきなさーい! じゃないと、この家燃やすわよ?」
「はっ、はいっ!! 今行きますからっ!!」
中から異様に怯えた声がしたと思うと、ドタドタと慌ただしい音がしたのち、扉の鍵が開く音がした。
扉を開いて顔を出したのは、怯え恐怖の色を顔に顕にした魔理沙だった。
「遅いわよ。あんた、居留守使おうとしたでしょ?」
「そ、そんなことないですっ!!」
「それじゃ、入るわよ?」
「は、はい……」
パチュリーは堂々と魔理沙の家に上がり込み、辺りに散乱している本やマジックアイテムを物色する。そしていくつか使えそうなものを拾い集めて、魔理沙に言った。
「それじゃ、今日はこれをいただいていくから。いいわね?」
「……えと……その……」
「何、文句あるわけ?」
「い、いえっ!! そんなことはないです! ど、どうぞ……持っていってください……!」
魔理沙は今にも泣きそうな表情と弱々しい声で言った。
「それでいいのよ。さて、今日のアリスとのふたりっきりの研究が楽しみだわ。うふふ」
パチュリーは挑発的に笑いながら、魔理沙の家を後にした。残された魔理沙は、ベッドに潜り込み、ただただ泣き寝入りをするだけであった。
「う……うえええええええええええん!! うわああああああああん!!」
その頃、にとりはいつもの川岸で魔理沙に壊された機械の作成に熱を入れていた。魔理沙の尻子玉を抜いたことで様々な者が彼女を讃え、にとりの開発資金を支援してくれたのだ。
にとりは上機嫌に鼻歌を歌いながら、自分の大発明に思いをはせて、生き生きとしながら機械を組み立て続けた。
今日も幻想郷は平和であった。
ダブルスポイラーでにとりに乾燥した尻子玉投げつけられてる時に思いついたネタ
あややも行ってたけど、一体どれだけの人間のケツに手突っ込んだんでしょうね
とりあえずヘタレ魔理沙ってかわいくね?
ナレン・フライハイト
作品情報
作品集:
14
投稿日時:
2010/04/08 15:45:00
更新日時:
2011/08/14 11:28:01
分類
河城にとり
霧雨魔理沙
gmkzいぢめ
尻
思いつきのやっつけ
ゴミクズの尻子玉はやっぱり臭いのだろうか
まあ曲がりなりにも妖怪だしこういうこともあるよね
つかこういうの大好き
ヘタレた魔理沙は新鮮でしたね
ゴミクズっていうな
>>7
ゴミクズ乙w
嫌われてる訳じゃないよね?