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『手羽先の唐揚げ〜レモン風味〜』 作者: sako
幽々子さまが鳥肉をご所望なされたので、午後から山へ行って、一羽、狩ってきました。
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お台所の明かりをつけると床に転がしていた夜雀がびくりと身体を震わせました。
さっきまで暗いとこにいたからでしょう。眩しくて目が開けられず、誰が来たのか分かっていないようです。
「な、何? お、お願いだからコレ、外してよ!」
薄く瞳を開けながら、私に懇願してくる夜雀。これとは手足を縛っている荒縄のことでしょう。
けれど、せっかく捕まえた大きな夜雀を逃がすつもりなんててありません。
逃がしてしまえば今夜のおかずはお揚げさんのお味噌汁と菜の花の胡麻和えとお大根の漬け物、それとお芋の煮っ転がししかありません。精進料理みたいです。幽々子さまは料理にお肉かお魚がないと途端にふて腐れるお方なのでそれはできない相談。それに育ち盛りの私も今日はしっかりと食べたい気分なのでダメです。
よっと、床に転がしていた夜雀を抱きかかえ机の上に乗せます。
「やめて、何するのーっ!」
暴れる夜雀。これまた縛り上げた背中の翼から何本も羽が飛び散ります。これはお掃除が大変です。外でやれば良かったと後悔。
「あーっ、もう、じっとしてください」
暴れる夜雀に一喝。後ろ手に縛ってある指のうち一本を力の限りねじり上げます。
「痛っ、痛い痛い痛い! やめて!」
「じゃあ、じっとしてください」
人差し指を九十度に。手首が追いかけてきますが、そこも九十度までしか曲がりません。なお、力を込めて人差し指を手首に近づけるようにします。
「ううっ、ああ、わかった、わかったから! 指、折れちゃうよ…」
「ええ、もう少し力を入れれば折れますね」
言葉の通り、もう少しだけ力を込める。ぴき、と軽い音がして夜雀の人差し指は手首へ届く位置まで曲がりました。
「ぎゃっ!!?」
「分かりましたか。まぁ、まだあと九本あるから大丈夫ですよ」
大粒の涙を流しながら小声で「指が、指が」と啼く夜雀。けれど、私の話は聞いてくれたようで取り敢ずはおとなしくなってくれたようです。
さて、と夜雀の身体を起こします。
テーブルの上に正座させる形に。ひくっ、ひくっ、と嗚咽に合わせて胸が上下しています。
「もう…非道いことしないで…」
「ちゃんと私の言うことを聞いていればしません。だからじっとしていてくださいね」
夜雀は頷きもしませんでしたが、私の言葉には従うつもりがあるようで俯いたまま言うとおりじっとしてくれました。
これなら楽に服を脱がせれそうです。
「え、ちょっと…何するの…?」
ワンピースの肩口の紐を切った所で夜雀はそんなことを聞いてきました。
「何って…服を脱がせないとダメでしょう」
その後も、夜雀は何か言いましたが私は無視してワンピースの下のブラウスのボタンを一つ二つと外していきます。と、一番下のボタンを外したところで、腕を後ろで縛った状態で服を脱がすのは奇術師でもない限り無理だと気がつきました。
さて、どうしようかと思案。思いついたのは服を破くことでした。
「えっ、止めてよ、お気に入りの服なのに…」
無視。ビリビリと縫い合わせ部分に力を込めて袖を引き裂きます。非道い、非道い、と夜雀は啼きますがビリビリという服を破く音に消されて私の耳には何も届きません。
都合、五枚の布になるようブラウスを破いて上着は終了。そこで私は何も破かなくても鋏で切ればいいことに思い至りました。
「ううっ、段取り悪いなぁ」
軽く自己嫌悪。昔からこうです。単機吶喊とか城門前を死守、とかそういう分かりやすいのは得意なんですが、諜報とか策略とか、あまり頭を使うような仕事は向いていません、私。
ナニワトモアレ、作業再開。
ブラウスの下のキャミソールも肩紐を切り、裾から胸の上までじゃきじゃきと切っていきます。薄布なので作業は楽ちん。さて、上は後はブラジャーだけ、と薄桃色のキャミソールの下のこれまた薄桃色のブラジャーを見た時、私の視線は止まりました。
「な、何よぉ」
恐る恐る訪ねてくる夜雀。けれど、私は少なからずショックを受けていて、それどころじゃありません。
夜雀のタッパは私と同じぐらい。決して大きい方ではありません。
んがっ、しかし、その服の下は勝手が違ったようです。
「…おっきい」
薄桃色のブラジャーに包まれた彼女の胸は明らかにぺったんこな私とは比べものにならないほど双峰、そう、ほう、と称せるぐらいに膨らんでいたのです。
「むぅ…」
しばし、自分のナイムネをなで下ろし、その戦力差に軽く絶望を憶えます。天は不公平である、なんてことは若輩ながらも理解しているつもりでしたが、これほど差があるとは。
いえ、私とて戦いに身を置く者。大振りの乳房など邪魔でしかないと言うことぐらい分かっています。けれど、私だって剣客である前に女の子なんですよ。おっきなおっぱいに憧れたりします。幽々さまみたいな。
「むぅ、ちくしょう」
ふつふつと怒りがこみ上げてきました。
嫉妬の炎は簡単に消せるはずもなく、私をたきつけ、気がつくと私は夜雀の下着を無理矢理はぎ取りその下に隠されていた胸を露わにしてっていま“たゆん”とか軽く揺れやがりましたよコン畜生。
「っっっ、恥ずかしッ!!!!?」
顔を真っ赤にして俯く夜雀。その動きがかんに障りました。もう、誰も私を止められません。私自身も。
気がつくと私は夜雀の桜色のぽっちを強く、爪を立ててつねっていました。
「痛い痛い痛いッ!!」
「暴れるなって、言ったでしょ」
聞き分けがない、と逆の乳首もつねりあげます。捻り込むように捻りを加え、更に左右に思いっきり引っ張ります。
「うぐ、ぐぐぐぐ…ッ」
歯を食いしばって痛みに耐える夜雀。皮膚が裂けたのか、乳首からは血が流れ出てきました。そこでやっと、私の怒りは収まったのか、乳首から手をはなしました。離したと言うよりは離れたという感じでしたが。
「ひぐっ、痛い、痛いよぉ、どうして、こんな…っ」
ぽたぽたと大粒の涙を流し嗚咽を漏らす夜雀。余計な事に気を取られすぎました。早くしないと、お出かけになられた幽々子さまが帰ってこられます。
泣きじゃくる夜雀の身体を押し倒し、今度は下に身につけてい物を外します。
スカートの裾から鋏を入れて切り裂き、一枚の布に変えてしまいます。
更に夜雀の体勢を変えさせ、ドロワーズにも同様に鋏を入れようとします。
が、
「いやっ、いやっ、そこは止めて…お願い、お願いします、脱がさないで…」
倒された格好でなんとか首だけを動かし、夜雀は涙目で私に懇願してきます。けれど、聞く耳持たず、です。
じょきじょき、とまずは右のドロワーズの裾から鋏をいれます。と、流石に下まで脱がされるのはイヤだったのか、それともさっきの私の話をもう忘れるほどの鶏頭だったのか、夜雀は暴れ出しました。
「いやっ、いやぁぁぁぁ!!!」
「っう、ああ、もう!」
もはや、言葉もありません。
私は怒りにまかせて手の中の和バサミを夜雀の太ももに振り下ろします。ざくりと、刃が中程まで突き刺さりました。
「ぎやっ!?」
「もう、暴れないでって、言ってるでしょう。次、暴れたら童話みたいにその舌をちょん切っちゃいますよ」
かちゃかちゃ、と夜雀の目の前で血にまみれた鋏を閉じたり開いたりしてみせます。
返事の代わりに私に届いてきたのは水音と、軽い臭気でした。
「ん?」
眉を顰めて視線を夜雀の下半身に。
ドロワーズに染みが広がり、太ももからは臭気のある温かい液体が伝わり流れていました。
お小水を失禁してしまったみたいです。
「ああ、もう」
ため息。けれど、やっと夜雀はじっとしてくれたみたいなので作業再開。早くしないと。
濡れて重くなったドロワーズを着るのは鋏では無理そうだったので短刀で一気に切り裂いていきます。短く、髪の毛と同じ色の茂みを生やした秘裂が見えました。おしっこ臭いです。そのドロワーズを切った短刀も、私の手も。ううっ、あとで綺麗にしないと。
「………」
裸にひん剥いても夜雀はおとなしいままでした。
これはこれで作業はしやすいのですが、すこし、寂しい気がします。以前、紫さまが持ってらっしゃった“かっぷらぁめん”なる料理のようです。お湯を注ぐだけでとても美味な中華そばが出来上がる、という物だったのですが、料理が好きな私としてはアレは美味しいけれどどうにもつまらない物だなぁ、と思ったものです。
まぁ、多分、次の作業中は静かじゃないでしょうけれど。
閑話休題。
夜雀の身体を抱きかかえ釜の処まで行きます。
「えっ、な、何するの…?」
釜には鍋が収められ、下から立ち上る火焔によって中に溜められた湯がぐつぐつと煮えたぎっています。今度は準備万全です。湯気の熱気にただならぬ物を感じ取った夜雀が不安げな面持ちで私に問いかけてきますが、回答は実行をもって応えることにしました。
ぐつぐつと湯だつ鍋の上へ夜雀を持って行き、その中へ、夜雀の白い羽を一気に浸します。
「―――――――――――――――――――――――――――――――――――――!!!」
甲高い、悲鳴。耳が潰れるかと思いました。
最初の悲鳴で肺の中の空気を全て吐き終わったのか、夜雀は口を丘にあげられた鯉みたいにぱくつかせながら暴れ回ります。ああっ湯が跳ねて危ない。
私は破いた夜雀のドロワーズを彼女の口に丸めて詰込むと、それ以上暴れないよう、身体を押さえつけました。
ふっーひぎっふぐ、と余り清潔ではない布の下から形容しにくい悲鳴が漏れてきます。
もう一度、湯が沸き上がってきたのを見て軽く火が入ったと確認。夜雀の羽を湯の中から引き上げます。
また、今度は土間の上に夜雀をおろし熱が引くまで待ちます。
その間も夜雀は目を見開いてがくがくと何故か寒そうに震えながら、「はふい、はふい、はふひほ」と意味の分からない言葉を漏らしています。背中には熱湯でできた火傷の後が幾つもあります。破けた水泡は痛々しいほど。余り見ていて気分がいいものではないので早く捌くことにします。
「ひっ…!」
茹であげられた翼は神経過敏になっているのか私が少し触れただけで夜雀は雷に打たれたみたいに身体を震わせました。
じっとしていなさい、と私は火傷ができた背中を足で押さえつけ、やっと冷えてきた羽に手を入れます。
滑らないようにしっかりと羽を掴むと私はそのまま一気に羽を引き抜きました。
「いっ!!!?」
鳥の羽は一度、熱湯につけると面白いように抜けます。はいはいはい、と手際よく、私は夜雀の羽を引き抜いていきます。夜雀は振り返り、その様子を恐怖と驚愕とを湛えた目でじっと見つめていました。
「わ、わたひのはへが…」
ドロワーズの布の向こうから夜雀がそんな分かりにくい言葉を漏らしてきます。私の羽が、でしょうか。全て羽を抜き終えた翼は肌と同じ色の地肌を晒し、本物の鳥肌を浮きだたせています。
「さて、じゃあ、外しますから。こ・ん・ど・こ・そ、じっとしていてくださいね」
「………………」
もう返事もありません。まぁ、いいか、と私は大降りの肉切り包丁を手に取り、それを翼の付け根にあてがいました。
一意専心。
包丁も剣と同じく心によって振るうものです。若輩なれど我が腕を持ってして―――。
ざくり。
一刀で、片方の羽を斬り落とす。
私の腕ほどもある大きな手羽先。これ一枚で二、三日分の食事にはなりそう。幽々子さまが二、三人前軽く平らげなければ。
白玉楼はいつも食費で火の車です、お爺さま。
ため息をついてもう片方も斬り落とします。
背中にぽっかりと空いた穴と手羽先の切り口からは先決が滴り落ちていきます。
二本の手羽先の血を抜くためにそれらをもって一旦外に出て、軒先に鈎を使って引っかけます。小一時間ほどおいておけばすっかり血は流れでるでしょう。
後暫くは待つだけです。
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お台所に戻って休憩がてらのお茶を用意し、椅子に座ったところで床に転がしたままの夜雀に視線が行きました。
真っ裸で、背中に火傷を負って、羽を斬り落とされ、力なく項垂れ、虚ろな瞳をして、お湯と小水で濡れた身体―――肢体。
戦火に巻き込まれた寒村の百姓娘の哀れな末路―――いつぞやか紫様に貸して戴いたそんな官能小説の一場面が浮かんで来ます。
「……んっ」
身体が意志に反してぶるっ、と震えます。
「………」
木偶のようにじっと座り続ける夜雀の肢体はとっても儚げで愛おしささえ憶えてしまいます。
じっとその姿を眺めているとだんだんと鼓動が早くなってきました。
「うんっ♥」
気がつくと右手が股間へと伸びていました。けれど、気がついてもスカートの上からドロワーズをまさぐる手は止まりません。
その…催してきたみたいです。
私は視線を左右に彷徨わせ、誰もいないことを確認。幽々子さまも今はお出かけになってまだ帰ってきていないはず、だと頷き、夜雀の肢体を乱暴に押し倒して土間の上に転がすと、それを眺めながら、その…手淫を始めることにしました。
「ふんっ…ああっ、はぁ♥」
スカートの裾を捲りあげて、ドロワーズの中へ指を入れます。
まだ、下の毛も生えていないそこは濡れそぼって熱を帯びていました。
秘裂をなぞるように指を動かし、空いた手で自分の胸を慰めます。
「はっ♥ はっ♥はっ♥ はぁ♥」
床に転がされた夜雀の身体を穴が空くほど見つめます。想像が飛躍し、ここは台所ではなく青空の下。木漏れ日と木陰の舞台。何処かの神社の裏手へと移動します。
そこで数人の男たちが円陣を組み、何かを話し合っています。
「こいつは具合がいいぜ」「早く変われ」「次は俺だぞ」「へへっ、やっぱり、生娘に限るな」
下比た言葉。男たちの中央には着ている物をはだけさせた虚ろな瞳の町娘がいて、その開かれた股の間には男が入り込んでおり、怒張した男根を血と愛液と精で汚れた女の秘裂に出し入れしている。強姦。哀れな小娘は荒くれどもの性処理のために非道いことをされている。
「ッ―――♥ んんっ♥」
乱暴に、野獣のように、猛り狂った剛直を未だ固い女陰へ突き刺す。ぞぶりぞぶり。別の男は町娘の口に自らのモノをくわえ込ませている。又別の者は弓なりにそびえる男根を握らせ、しごくように命じている。町娘の身体には清い部分などもうないと言うほど白濁液がかけられていた。
「はぁはぁ、っ、キモチいい♥ お豆さんも…ひっ♥」
どばどばと精を振りかける男たち。
激しく自らの股間をまさぐる私の指。
虚ろに汚れた女の身体。
土間に転がされている夜雀。
それら想像のうちの三つ、私以外の三人が合致し、気分が最高に高まったところで私は陰核を強くつまみ上げた。びくり、と唐竹を割ったような猛烈な刺激が末端の神経の果てまで駆け巡る。ふぁっ、と嘆息が漏れ、私は果てた。
机にだらしなく突っ伏し、高ぶった身体を整える。
その際、湯飲みを倒してしまったが、治せる余裕ができるまでは、もう暫くかかりそうだった。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
「妖夢〜、今帰ったわよ〜」
と、そんな声と共にお台所の障子が開けられ、幽々子さまがご満悦の笑顔を浮かべながら現れた。
ひゃん、と悲鳴をあげて飛び起きる私。
「あら、何してたの妖夢」
「ナニって…いえ、お夕飯の準備を」
視線を床に転がしていた夜雀に向ける。幽々子さまもそちらへ注意する。
「あの、鳥が食べたいと仰っておられたので」
「まぁ、ありがとう妖夢。けれど、タイミングが悪かったわね」
はい、と言って紙紐で縛られた小さな箱を私に差し出してくれる幽々子さま。受け取った箱からは何とも食欲を刺激する臭いが発せられており、『ハナミドリ』なる店名がかかれていた。
「紫と話してたら、美味しいお店知ってるからって、連れて行ってもらったの。ええ、確かに美味しい水炊きのお店だったわ」
桜のような笑みを浮かべて、その水炊きの味を思い出しているのだろう、口元を綻ばせながら語る幽々子さま。
「……じゃあ、きょうはお夕飯は」
「うーん、もうお腹は八割九分五厘ね」
また、視線を夜雀に向けると彼女は泣きそうな瞳で私たちを見上げ、
「え、なに、私、切られ損?」
と、涙声でそういった。
END
仕事中、手羽先を捌いている時に思いつき、
茶店のおばさまに戴いた梅酒をやりつつ書き上げました。
鶏肉はモモが一番好きです。
sako
作品情報
作品集:
14
投稿日時:
2010/04/14 15:08:26
更新日時:
2010/04/15 00:10:40
分類
妖夢
夜雀
調理
とんこうの唐揚げ弁当は安旨い
新鮮な鳥刺しも美味しそう