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『チルノチルノチルノチルノチルノチルノチルノチルノチルノォ!! チルノチルノォ!!』 作者: nekojita
他の人が敬遠するところにずかずかと踏み込んでいき、嫌われ者の住人であろうと誰もが恐れる大変な強者であろうと瞬く間に友達になってしまう愉快な人気者が幻想郷には三人いた。
そのうち二人は有名人。己が力への信頼が許す限りはいくらだって傍若無人にふるまえる、言わずと知れた主人公、博麗霊夢と霧雨魔理沙。そしてもう一人。氷精チルノが実はそういう存在だった。
彼女が無邪気に、幻想郷の色々な強者にちょっかいをかけに行き、保護者的な存在を買って出ている大妖精や古い友人たち、そして何故か氷精を気にかけている射命丸文が、チルノが何か失礼を働いてやしないかと、そのたびに顔を赤くしたり青くしたりして、また相手にぺこぺこと頭を下げたりするのはもはや恒例行事だった。その相手が、「楽しかったよ、また来てね」と、にこにこしてチルノを送り出すのも含めて。
■ ■
風見幽香は乙女だった。自分が育てた花を見せたり、特製の紅茶を飲ませてあげたりする相手がとても欲しかったけれども、ついぞそのような対象に出会ったことがなかった。幻想郷全土でも一、二を争う大妖である。みんな怖がって、そもそも太陽の畑になんて近づこうともしない。
一度そこらへんをふよふよとたくさん飛んでいた花の妖精をお茶会に誘ったが、近づいて、本人が最高と思う笑顔を向けただけで一目散に逃げられてしまった。こちらが笑顔を浮かべているのに逃げるとはどういう料簡だろう。腹が立つというよりは、悲しかった。ある虫の妖怪は誘ったらついてきたが、お茶を飲んでいる間始終かたかたと震えていた。機嫌を損ねたら殺されると思っているらしい。当然お茶の味なんかわかるわけもないから、一杯飲んでもらったらすぐにお開きにして帰らせた。
そのようなある日に花畑に氷精が飛んでいるのを見たのである。通り過ぎる場所は気温が下がり、それは花に良いわけではないが、氷精の能力くらいたかが知れている。幽香の力からしたらどうってことはない。そんなことより、自分と違って仲の良い友達がたくさんいる筈の妖精はしかし、今日は珍しく一人だった。
あのかわいい氷精を、お茶に誘いたいな。
幽香はそのように思ったけれど、逃げられたり、おびえられたりした消えない嫌な記憶から、声をかけられずにじっと見ていた。
不意に氷精がこちらを見た。目が合ったので、幽香は反射的に微笑んだ。しまった。この笑顔は、妖精には威嚇に見えてしまう、できそこないの笑顔なんだった……。
実の所最近では、この戸惑いに近い不安そのものであったのかもしれない。妖精たちをしてこの帝王的オーラを纏う花妖に恐怖と畏怖を与えていたのは。
チルノは自分が最強であると確信していたから、そういう不安を意に介さなかった。
自分が天才であると確信していたから相手の戸惑いなど、適当な理由を付けて解釈した。
私の雰囲気を恐れているのだ。きっと彼女は、私の背後霊を恐れているのだ。
チルノは事も無げに言った。
「そこのアンタ、私と一緒に遊ばない?」
それは、風見幽香が何よりも誰よりも望んでいながら、ついに今まで誰も彼女に向けて発する事の無かった言葉であった。
唯一この、求められた愚者だけが発する事の出来た言葉であった。
■ ■
夕刻、入り日に照らされながら手を曳かれて去っていく氷精に、風見幽香は、自分にできる一番の笑顔を向けた。ついに彼女の笑顔には、何の邪気も無かった。最も力の弱い、最も臆病で最も聡明な妖精さえ、見て心をときめかせる程に。
事実普段彼女を心配して仕方のない大妖精こそは、この世界で最大の喜びを湛えたこの笑顔に友愛の光を見た。
そして悟ったのだ。世界最大の愚でさえ、求められる場所が有ったのだと。
■ ■
このあと早苗さんがチルノをぼこり、幽香、フラン、諏訪子他に、仕返しにずたずたのぼろぼろにされたのは言うまでも有りません。
了。
お騒がせしましたがアク禁されてません。
コメント欄が質疑応答で埋まるのは本意ではありません。
以下の説明以上は掲示板かメールで。
中将さんの言葉を借りれば
1、管理人がエログロのみとしてナンセンスの排除を目論見たこと。
2、無論、ガンちゃんのようなカオス系作家もアク禁対象。
3、その件について今まで話あってきたが、無駄だったこと。
(その間に管理人の意見が右往左往したことも加えて)
4、そうして出来た規約によって産廃の良さが失われてしまい、
今回で多数の作品がアク禁になり、作家が書く気をなくしてしまった。
今回の件とは、
作家主催によるコンペが有って、名無しで投稿したら参加者全員+それに関わりのある人達がアク禁されてしまった。がまさに真相です。
nekojitaさんや鶏肉さんとかもそのなかに含まれてた、筈なのだが、何故か私はアク禁を免れた。
情報が錯綜しているのを抑えるために関係者を代表して状況説明をさせていただきたい。
管理人さんがコンペを問題としたのか、そして名無し投稿を問題としたのかわかりません。
しかし、その結果まったく作家たちに対してのアナウンスも無しに、いきなり削除されたことは事実です。
いずれにせよ二回目の開催で、一回目は注意も無かったのにいきなり作品削除&一発アク禁される謂われはありません。
ワードで偶然復元できなければこの作品も死んでいたわけだし。はっきり言って私は憤りを覚えました。
だいたい被害者である作家側が状況説明しなければいけないのがおかしい。管理人さんにはツイッターとか見てない人でもわかるような説明をしてほしい。
nekojita
http://www.geocities.jp/nekojita756/text.html
作品情報
作品集:
14
投稿日時:
2010/04/19 16:09:39
更新日時:
2010/04/20 01:09:39
分類
チルノ
しかし、作品自体は良作なんだけど。
そのコンペとやらは、投下先の排水口の、例えば掲示板とかに告知したの?
投下先の排水口のどこにも告知もしないでツイッターかスカイプあたりで打ち合わせて、名無しで一気に投稿したんなら。
そりゃ内輪ネタにもひっかかるし、荒らしというかテロにしか見えないわけで。
そしたら管理人氏の対応も仕方ないかと思うのは俺だけじゃないはず。
昔は許されたかもしれんけど、今は規約があるし。この件は規約に引っ掛かると思うけど。
作品自体は良かっただけに、こんな形で見るのは残念。
長々スマン
チルノと幽香良いですよね
心暖まる作品でした(最後の早苗さんも含めてw)
まずお前、管理人に許可は取ったか?こんな事をやります、って言ったか?
言ってないし取ってないよな?許可を取ってたらアク禁される筈無いし、許可が取れなかったら実行する事すら問題外だもんな?
大体一回目って何だ? あのクソみたいなカップヌードルの大量投稿か?
バカ?バカなの?お前等纏めて皆バカなの? そういう作者が作者同士でしか楽しめないゴミみたいな企画物には「内輪ネタ」タグをつけなきゃいけないって知らないの?脳味噌の代わりにプリン入ってたりしないよな?大丈夫か?
今回にも一つも「内輪ネタ」タグがついてなかったんだけど、お前等「厨房」タグで名無しが連続投稿、なんてゴミ企画で読者が楽しめると思ったの?少し考えれば分かるだろ?作者しか楽しめないって。
もう一度聞くけど、何で「内輪ネタ」タグついてないの?これは内輪ネタじゃないの?
大体、荒らしにしか見えなかったんだけど、これについてはどうなの?カップラーメンはまだ許容範囲だ、作者名だってあったし、一応何かバカやってるんだなって分かったしな。 ゴミ作品で内輪ネタだったのを除いてだけどな?
で、今度は何?「名無し」で「厨房」タグの連続投稿?
それが一気に消されたら逆ギレか?クズが。
お前、「投稿させて貰ってる」って立場なの分かってる? そんなにゴミみたいな企画で自分達だけで楽しみたいんだったら自分のサイト作ればいいだろうが。
>コメント欄が質疑応答で埋まるのは本意ではありません。
>以下の説明以上は掲示板かメールで。
ここでは駄目ですよ。落ち着きましょうよ。
>以下の説明以上は掲示板かメールで。
こっちにこの話題持ち込んでおいてお前らはあっちでとか無いわ
いってる事はわかるがそれじゃ少なからず反感くらうぞ?
当人達はそう思ってないんだろうがな。
あの名無しの連続は荒らしにしか見えなかった
正味>>3に同意せざるをえんよ
ゆうかりんの笑顔が想像できて嬉しかった