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『題迷未定〜此処は何処と飛ぶ反魂蝶〜・参』 作者: シ骸中尉
意味の無い状況説明
従者ーーー妖夢は達磨にされて格安で売られていた。
幽々子がそれを見てしまい、これまで耐えていた精神がとうとう崩壊する。
その後、「俺」が幽々子を買い、現在に至る。
肉ーーー牛肉です。ええ、牛肉ですよ?多分。
幽々子の装備(?)ーーー目隠し、首輪、まだ五体満足。
「題迷未定・参〜そろそろタイトルを決めないと〜」
ある医者の手記より
「彼は飢えている。何かに飢え続けている。
私では彼の飢えを満たしてやる事はできない。
常識的に治療する事ができないのだ。精神病院に送っても、
結果は同じだろう。彼が飢えを満たす日は、彼が死ぬまで永遠に
来る事はないだろう。」
「つまりさ、俺は異常者の刻印を押された豚って訳だ。
だから俺はこんな感じで幽々子を同居もとい監禁してる訳なんだが。
まぁ仕方ないよな?そうじゃないか?どっちでもいいか」
俺は今日も君と会話する。
君はあの日から喋らなくなった。いつもショーウインドーの内側で
何かに耐えていた嬌声を上げていたのに、従者、妖夢があんなに
なったから君は壊れてしまったんだね。
でも大丈夫さ。俺がずっと、俺が死ぬまで一緒に居てあげるから。
それに、君はもう一人じゃない。だって・・・
「妖夢は君の中に居るんだから」
そう、君は知らないんだ。いつもご褒美に食べさせていたあの肉。
実はアレは妖夢の四肢の美味しそうな部分。
残った方は知らない。多分肉便器職人に買われたと思う。
昨日でもう全部使い切った。すなわち妖夢は君の中に完全に取り込まれたんだ。
妖夢は西行寺幽々子の血肉となり、君と存在し続ける。
なんて素敵な事なんだろうね、俺は勘弁だけど。
大切な従者はこれからずっと主人の中で生き続ける。主人の一部となってね。
こんなに人の為に何かをしたのは初めてなんだ。
まだ感想は聞いてないけど、君はきっと嬉しい筈さ。
またあの声を聞く事が出来るはずだ。そうに違いない。
俺の朝は君と抱き合っている状態から始まる。
昨日から雨は降り続けているのでまだ頭が半分眠っている。
幽々子は無意識の内に俺に細くて舐め回したい腕を絡み付かせていて、
俺が動こうとするとまだ夢の中に居るみたいで、しがみつく。
目隠しが外れてしまっているので幽々子の寝顔を全て見る事ができる。
表情は笑顔そのものだった。きっと懐かしの冥界での暮らしを夢で再現しているのだろう。
だがここは彼女の家の白玉楼ではない。そしてここは幻想郷でもない。
ここは彼女にとってきっと、地獄のような、クソのような場所なのだろう。
目隠しを締め直して、優しく彼女の頬に触れる。
エステもしていないのに柔らかく、すべすべで、まるで絹を触っているようだ。
自分に絡み付いている腕を丁寧に引き剥がして、
彼女が被っている布団をゆっくりとめくる。
そこにあるのは彼女の無防備な身体。眼でじっくりと身体を眺めていく。
何一つ欠点が見当たらない身体。乳房も、体の肉付きも全て。
布団を元に戻し、また抱き合って、眠りに就く。
彼女の夢に介入したいように、しっかり抱きしめて。
・・・他人の夢に介入できる訳が無いのに。
唇を合わせる、舌を絡ませる、くちゃくちゃと水音が口の中でする。
手はまるで幽々子の身体を這い回る蟲のように動いて、髪に指を絡ませる。
自分の身体を押し付けるように幽々子の身体を更に密着させる。
俺は分からないが、既に幽々子は目覚めていて、"いつも通り"
嘘の愛の抱擁を受け入れて、抱き合っている。
その後行為に及ぶ事はあまりなく、むしろこの抱擁で終わる事が多い。
まるで二人は蛞蝓(ナメクジ)の交尾のように、抱き合い、手を絡ませ合って"眠っている"
目を閉じて、残骸となった眠気に意識を委ねながら。
二人はきっと違うと答えるだろうが、その姿は互いに縋り合っているようにも受け取れた。
幽々子は変わり果てた妖夢の姿を消す為に、彼は来る事の無いだろう
幽々子からの愛を手に入れる為に、お互いに縋り付いているようだった。
俺と幽々子の抱擁は続く。
しかし、段々と薄れていく眠気と共に、その興奮も冷めていく。
こうなると抱擁していた頃に感じていた熱は完全に冷めていき、
今度は幽々子自身の体温を感じるようになる。
・・・今日は雨なので、まだ幽々子は眠っている。
今の内に朝飯でも作っておこう。そう思ってベッドから降りる。
今日は何にしようか。
少年食事準備中・・・
少女就寝中・・・
少女起床・・・
少年少女食事中・・・
今日も一日が始まろうとしている。
俺と君の、お世辞には言えないけど、愛溢れる、恋い焦がれる一日が。
「おはようゆゆ様。今日も良い天気だね」
「そうね。貴方の心以上に暗い雨ね」
「褒めなくてもいいのに」
「あら、私は貴方を罵っているつもりだけど?」
本当に君は可愛くて美しいよ、幽々子。
だから俺はこの言葉を口から放出する。
「愛してるよゆゆ様。これは本音」
「嬉しいわ。これは冗談かもしれないわ」
さぁ、幽々子、今日も一日共に愛し合おう。
ゆゆ様がエイグリッドだったら喰われてもいい。
どうも、文才が乏しいシ骸中尉です。
題迷未定シリーズもこれで3つ目になりました。
なのでそろそろタグを設定しておきます。
後、この「題迷未定シリーズ」のタイトルを決めたいので、
誰か良い名前をつけてくれる人を募集中です。(募集は終了しました)
幽々子への愛情はこんな感じです。
4/27コメント返信
>>荷重+荷孤氏
良いタイトルだと思いますよ。むしろ自分よりも上手いタイトルのつけ方です。
>>2&3
題迷未定は本当にタイトルに困ってつけたので、「題名に迷って未定」と言うことで
「題迷未定」と言う名前になりました。
うーん、このままでいいのかな・・・
>>機玉氏
やっぱり題迷未定のままで良いのでしょうか。
愛に溺れているというか、よく分からない所です。
さて、ようやくタイトルが決定しました。
とりあえずタイトルそのものは「題迷未定」のままにしました。
更にサブタイトル的なものを荷重氏と荷孤氏のタイトル案から追加しました。
「題迷未定〜此処は何処と飛ぶ反魂蝶〜」にしました。
結局、題迷未定のままですけど。
タイトルを考えてくれた皆さん、ありがとうございました。
5/1コメント返信
>>荷重+荷孤氏
いえいえw他の人たちのほうがタイトルつけるの上手いですよw
>>原価計算氏
歪みすぎた愛ですけどねw
シ骸中尉
作品情報
作品集:
15
投稿日時:
2010/04/25 09:12:27
更新日時:
2010/05/01 10:52:40
分類
西行寺幽々子
愛?
題迷未定シリーズ
大体はそのSSの中に出てくる言葉から抜粋してますけど。
これだと、ゆゆ様の居場所は分かってないので、何処かに飛ぶ、ですね。
荷狐の意見:「此処は何時かの幻想郷」ですね。
ゆゆ様の精神は崩壊しかけ、もしかしたら完全に壊れる日が来るかもしれない。
その時は、今ゆゆ様が居る其処が、幻想郷のように感じるかも、と思い。
どうか、幻想が消えるまで、頑張って下さい。
ゆゆ様への愛に敬服。
愛に溺れたような雰囲気が素晴らしい。
うらやましいですよ。
まぁ、なにはともあれ、俺(達)の提案を使っていただきアリガトウゴザイマス。