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『嘘つきは泥棒の始まり』 作者: ぐう
ここはこの世とあの世を結ぶ三途の川。
その桟橋に、一隻の舟が到着した。
「ほら着いたよ」
水先案内人兼船頭である小町が大きな鎌を向けると、運ばれてきた魂たちは舟から降りて鎌の向く方向へ向かっていった。
小町は頭をかきながら、近くにいた他の死神に声をかけた。
「じゃあその魂たちの案内を頼んだよ」
「お疲れさま小町。・・・って、あんたもどこ行くのよ」
「どこってトイレに決まってるじゃない」
小町は仲間にそう言うと、肩に鎌を担いで歩いていった。
それを見て、仲間の死神たちがひそひそと話す。
「また今日も始まったわ、小町のサボりが」
「これでまた30分は戻ってこないわ・・・」
そう、小町は皆が認める立派なサボリ魔だった。仕事中に「あ〜面倒臭い・・・」など愚痴をこぼすのはもちろん、トイレなど個室に長時間居座るのはもはや日常茶飯事であった。
その結果、そのとばっちりを受けるのは他の死神たちである。
「また四季様に報告しておいたほうがいいかしら?」
「無駄よ、あの子四季様のお説教すらものともしないんだから」
「でも何とかしないと、それで被害に遭ってるのは私たちなんだし」
「うーん・・・」
死神たちが相談しているところに、別の死神が口を開いた。
「ねぇねぇ、私にいいアイデアがあるんだけど」
「え、本当?」
「教えて教えて」
興味津々に、彼女の周りに集まる死神たち。
「ごにょごにょごにょ・・・」
「それはいいアイデアよ、でかしたわ!」
「確かにそれなら小町にも一泡吹かせられるわね」
死神たちは意気投合で彼女のアイデアに乗ることにした。
その頃こちらはトイレの一室・・・
「あー面倒くさ・・・さっさと帰ってのんびりしたいよ」
トイレ内でブツブツと愚痴をごぼしている小町。当然用を足すために来た訳ではなく、サボるためであった。
当然彼女は知らなかった。自分にこれから起こる出来事など・・・
「んじゃ、お先に失礼しまーす」
勤務終了時間となり、鎌を肩に担いで裁判所を後にする小町。すると後ろから・・・
『小町ー!』
彼女を呼ぶ声が聞こえてきた。小町が振り向くと、仲間の死神たちが彼女のもとへ走ってきた。
「あれ、みんなどうしたんだい?」
「これからみんなで飲み会を開こうと思うけど、小町も一緒にどう?」
「そうそう、感じは私がやるから。いいでしょ?」
仲間たちの嬉しそうな誘いに、小町は疑うこともなくうなずいた。
「いいよ、あたい今日は暇してたとこだし。じゃあ例の飲み屋にしないかい?」
「確かにいいわよねあの店」
「そうと決まったら早速行こうよ」
死神たちは疑われないようにとワイワイと盛り上げた。小町は全く疑う様子がない。
一向は話しながら飲み屋へと向かった。
「んじゃあたいが・・・みんなお疲れさん!カンパーイ!」
『カンパーイ!』
飲み屋で乾杯の挨拶を自ら買って出た小町。
「小町、たくさん飲んでよ」
「ああ、ありがとうね」
「次は私が注ぐからね」
「みんな今日はやけにあたいに優しいけど、どうしたんだい?」
「まぁまぁ気にしない気にしない。それより小町の一気飲み見せてー!」
「まかせとき!こうなったらとことん飲みまくるぞー!」
お酌を次々と勧める仲間たちとそれに応える小町。仲間たちは自分たちはあまり飲まず、小町に煽てるなりなんなりしてひたすら飲み食いさせた。
その飲み会は日付が変わるまで行われた・・・
その翌日・・・
「うー・・・頭痛い・・・」
頭を抱えながらいつものように裁判所へと向かう小町。さすがにかなり飲んだからなのか、激しい頭痛に悩まされる。
そして裁判所へ到着すると、上司である閻魔、映姫と顔を合わせた。
「あ、四季様、おはよーございまーす」
「おはよう、小町。話があるので私の部屋まで来なさい」
顔を合わせるや否や、いきなり映姫に呼び出されるハメになった。
「はーい(あーあ、また長い説教かぁ・・・)」
小町は半ばしぶしぶした顔で、映姫の後に向かった。
「・・・で、あなたはもう少しですね・・・」
「(やっぱりか・・・)」
予想してた通り、呼び出されてた小町を待っていたのは映姫のお説教だった。
「・・・そのやり方を何とかできないのですか・・・」
「(あー、早く終わらないかな・・・)」
そう思う小町の表情は少し重いものだった。というのも・・・
ぐるるるる・・・
(昨日飲みすぎたかなー・・・お腹が・・・)
昨日の飲み会ではりきって飲み食いしすぎたためか、お腹が今になって唸りはじめた。
そう、これが仲間の死神たちの狙いだった。
ぎゅるる、ぐぎゅうう〜
「(あーもう、トイレ行きたい・・・)」
「小町、聞いているのですか?」
「えっ?」
映姫に呼ばれて我にかえった小町だが、腹痛に抗っていたため当然映姫の言葉は耳に入っていなかった。
「また聞き流していたのですか、まったく・・・」
「(しまった、あたいったらまた長話フラグを・・・)」
「あなたはそうやってすぐ人の話を・・・」
「(ああああ・・・今はそれどころじゃないのに・・・)」
ぎゅるっ、ぐごろろろろ!
時間とともに、お腹にくる重みは大きくなってゆく。このままでは、説教が終わるまでにもたないことは小町もわかっていた。
そこで小町は勇気を持って口を開いた。
「(し、四季様・・・あたい、トイレに・・・)」
「トイレ?そういえば思い出しました。あなた最近トイレに篭ってサボっているそうですね」
「(し、しまったぁぁー・・・)」
口は災いのもととはまさにこのことである。
「あなたはそうやって嘘を平気でついていますが、嘘つきは泥棒の始まりというのです。どこかの世界でも誓いの一つとして言われる程大事なことですよ」
「そ、それはそうですけど・・・」
ぎゅるるるるる!
「あうっく!四季様ぁ・・・もう本当に我慢できないんです・・・」
小町は内股の姿勢で立ち、お腹を押さえて悶えている。映姫はそこまで苦しむ小町の姿を見て・・・
「わかりました。では、もう嘘をついたりサボったりしないことを誓うのなら、今日のところは許しましょう」
「も、もうしません・・・ですからトイレ・・・」
「いいでしょう、では行ってきなさい」
ようやく映姫に許しを得た小町。しかし、今の小町には歩く気力すらほとんど無いに等しかった。
ぐぎゅぎゅぎゅる!ごるるるる!
「あ、も、もう・・・漏れ・・・る」
朝早く、小町に下された判決は・・・白でも黒でもなく『茶』だった。
ブビッ!
「あっ!」
小町の服の中からその音は聞こえた。
ブビビビビッ!ブビブバブバババ!
「ちょっ、ちょっと小町!」
「四季様ごめんなさい・・・もう我慢ができなかったんです・・・」
排泄音が映姫の部屋中に響きわたり、同時に悪臭が広がる。
小町の下着にはほとんど形状の無い、水状の便が吐き出されていく。
ブビブヂュヂュヂュ!ブビチビチビチビチ!
「そんな・・・あたい・・・あたいうんちしちゃってる・・・」
それは紛れも無い事実だった。水状の便は更に肛門から噴出し、小町の足元へ滝のように流れる。
映姫は鼻をつまんで退くが、それで臭いを完全に防げる訳がなかった。
ブリリリリリ!ブボッ!ブスッ・・・
シャアアアアア・・・
残りの便、そしておしっこまで漏らし、ようやく小町は失禁を終えた。
「・・・まぁ、これに懲りたらもうサボったり嘘をついてはいけませんよ」
「はい・・・」
映姫の一言に、小町は涙を流しながら返事をした。
今回はこまっちゃんです。
映姫様に怒られてる最中に漏らすというベタ?なオチでしたが、原因がこうならアリかなwww
でもこまっちゃんのことだから、明日にはまたサボっているのかもしれません。
ぐう
作品情報
作品集:
15
投稿日時:
2010/04/28 12:30:24
更新日時:
2010/04/28 21:30:24
分類
小野塚小町
スカトロ
お漏らし
妄想が膨らむ
うらんふ・ウナルさん達のSSを読んでると、この映姫さまも実は…って想像してしまいますね。
おそらくこまっちゃん一人で片付けたと思いますが、それを映姫様や他の死神たちに見られながら・・・とか。
でもあなたの妄想に委ねるのが一番かとw
>名無し(2)さん
愛情の裏返しという言葉はありますが、果たしてこの映姫様はどうなのでしょうか。
少なくともこまっちゃんが漏らしはじめた時点では前者(冷たさ)ですが、それから後は・・・
>黒崎 文太さん
前日に飲み食いしたというのもありますから、相当の量の便が出たと思われます。
そして水状の便がドアの隙間から廊下に流れて、皆にバレた・・・なんてのも面白いかな。
>名無し(4)さん
これがもしあのシリーズに繋がったらと考えて、興奮した私がいますwww
映姫様も結局は隅に置けない方かもしれません。