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『東方惨劇録 Episode2(Episode1の解答編)第3話』 作者: HAMU
「さぁて・・・どう片付ければいいモノやら・・・」
正直、こいつ(美鈴)の死体なんて片付けなくていいんじゃないのかしら。
面倒くさいって言うのもあるし。
「とりあえず、ほっとくことにしますか」
その時、廊下の向こうから人の気配がした。
後ろを振り向く。
そいつは小悪魔だった。
「咲夜さん・・・?これは・・・?」
「こあ・・・」
みつかっちゃったわね・・・。
私は、美鈴に刺しておいたナイフを引っこ抜き、
小悪魔のほうに歩み寄った。
「咲夜さん・・・?いったい、何を?」
「こあ・・・、あなたは・・・私の味方よね?」
「え?」
次には、ナイフを小悪魔に刺していた。
「咲夜さん・・・ッ!!」
しかし、次の瞬間、私には誤算があることに気づいた。
客室に避難させた皆には、果物と果物用ナイフを配った。
「しまった・・・」
私の体に激痛が走る。
「ッ!!」
けれど、小悪魔は私をナイフで刺していたが、
その顔に殺意はなぜか全く持ってなかった。
意識が遠のいて行く。
隣で、バタリと誰かが倒れる音。
小悪魔だった。
私を殺し、自分も殺したのだ。
【紅魔館・とある廊下】
「これは・・・」
魔理沙と早苗が、3人の死体がある廊下に来ていた。
「ひでぇ死に方だ・・・」
「この3人は誰に襲われてしまったんでしょうか・・・?」
「・・・判らねえな・・・」
魔理沙は、廊下の壁を確認した。
「早苗・・・今、何時だ?」
「え?あ、はい。今は、午後の7時40分です」
「・・・こいつら・・・死ぬの早いぜ・・・」
【妖夢のいる客室】
「入りますよ?」
文が来ていた。
妖夢は、別に危険人物ではなさそうだから、入れてもいいか。
と、思った。
妖夢はドアをゆっくりと開けた。
「こんばんは」
罠ではなかった。
「で、何のようですか?変なことなら、帰ってください」
「まあまあ・・・」
「・・・」
「先ほどですね・・・咲夜さんと美鈴さんと小悪魔さんの死体が発見されたんですよ」
「・・・」
文はわざとらしく、馬鹿にするように笑った。
「つまりですね、殺さなきゃ殺されてしまいます」
「どういうことですか?」
文は、まだ判らないのですか。という顔で笑った。
「先ほどの3人、殺されましたがね。殺したのはあの3人同士ですよ」
「何・・・?」
「私の言ってることに間違いはないはずです」
妖夢は少し首を縦に振り頷いた。
「で、妖夢さん、アレですけど、一緒に生き残りでも探しに行きません?」
「・・・」
【紅魔館・地下室】
「お姉様たちの意地悪!!私も一緒に楽しみたいよ!!」
フランドールはじたばたしながら独り言を言った。
壁に寄りかかった。
「・・・る・・・?」
「誰?」
地下室の入り口から、誰かの声が聞こえてきた?
「フラン?いる?」
「その声は・・・霊夢?来てくれたの?」
その通り、来たのは霊夢だった。
「霊夢?遊ぼうよー!!退屈なのー!!」
フランドールは、鉄格子を強制的に曲げた。
「それどころじゃないのよ・・・」
「何ー。遊んでくれないの?いじわるー」
「禁忌・・・レーヴァティン・・・!!」
フランドールは、お得意の剣を出した。
霊夢は嘆息した。
「やめなさい、こんな狭いところで」
「カンケーナイッ!!」
霊夢は「やめないとあんたの命はないわよ」と、脅してみたが、
フランドールは聞かない。
「さっきね、あんたの姉さんが死んだわよ」
「・・・え?」
フランドールの動きが一瞬止まった。
しかし、また動き出した。
「噓でしょ!?聞かなぁイ!!」
「めんどくさい」
霊夢は懐から果物用ナイフを取り出した。
ひと突き。
フランドールは後ずさった。
「ひどい・・・ひどい・・・」
霊夢は詰め寄り、フランドールの体からナイフを抜き、何回も刺した。
とどめは心臓へのひと突きだった。
しまいに、フランドールの体を燃やした。
「返り血がたくさん・・・面倒臭いわね・・・」
解答編第3話です。
前回はつまらないパロやってすいません・・・。
ん、まあ、感じが出せなかったからですね・・・。
今回は、フランドールの死の真実が明かされました。
ある意味強引だったかもしれない・・・。
HAMU
作品情報
作品集:
15
投稿日時:
2010/05/05 02:32:45
更新日時:
2010/05/05 11:32:45
分類
グロ・推理・謎解き
ちゃんとキャラの性格が明らかに違う理由も明かされるんですよね?
それが叩かれないのにこっちが叩かれる理由は何でしょう?
答えは『読者を引き込む力』
性格が少しばかり矛盾していても、面白ければ許されるものだ
次回は面白いものを期待しているよ