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『東方惨劇録 Episode2(Episode1の解答編)第5話』 作者: HAMU
霊夢は、ナイフの刃先を『そいつ』に向けた。
『そいつ』。というのは・・・
「死んだはずじゃないの?レミリア・・・」
「誤算ね。あんたも、咲夜も」
レミリアは霊夢たちを馬鹿にするように笑った。
「咲夜にさされた時ね、あいつはミスをしてたのよ」
「ミス・・・?」
「そう」
レミリアは、ロビーの死体の塊に混ざっていた、果物ナイフを拾い上げた。
そして、自分の心臓部分らしきところに自ら刺した。
「・・・馬鹿じゃないの・・・?」
レミリアは説明を続ける。
「ナイフは、心臓をぎりぎりで外していた・・・幸運にもね・・・」
その発言に、霊夢は納得する。
「つまり・・・」
「レミリア・・・つまり、そういうふうになるように運命を弄ったということね?」
「そうよ。判ってるじゃない」
レミリアはそう言いながら、神槍「スピア・ザ・グングニル」を出した。
その矛先を、霊夢に向けた。
「あの言動からして、私を殺そうとしたのが読めたのよ」
「最初は殺そうとしてなかったんじゃないの?」
「そうね、判ってたわよ?」
「じゃあなんで殺したのよ」
「恐れている様子・私を止めようとしたから」
「そんなんで判ってしまうのね」
「伊達に、咲夜と暮らしてないのよ?そのぐらい当たり前」
レミリアは死体の塊のうちの一つの頭を踏みつけた。
「それにしても馬鹿じゃない?人1人殺して脅しただけで殺し合いをするなんて」
霊夢はナイフの刃先を下ろしていたが、再びレミリアに向けた。
「確かにそうかもね・・・」
「あんたも何人も殺したわよね・・・」
「そうよ。厨房で5人ほど魔理沙の部屋で3人ほどね」
「つまりは、あんたも『その』馬鹿の中の1人よ」
「・・・」
「で?どうするの?私を殺す?運命弄って殺せないと思うけど」
「そんな運命は覆せるわよ?私、博麗の巫女だし」
「やれるモノなら」
レミリアは槍をかまえ直した。
同じく、霊夢もナイフをかまえた。
「ナイフなんかで勝てると思うの?馬鹿みたい・・・」
レミリアはふくみ笑った。
霊夢は不敵に笑ってみせる。
「油断してると死ぬわよ?」
「私の作り出す『運命』に勝てるのなら、私は死ぬかもよ?」
「・・・」
とある1人の人物が、紅魔館内の廊下を歩いていた・・・。
「運が良かった・・・まだ生きて行けるみたいだ・・・」
その人物は魔理沙だった。
魔理沙はとりあえず、ロビーからの脱出を試みることにした。
時間は余りない。急がなくては。
「どうしたの?なかなか攻めて来ないじゃない?」
レミリアは槍を縦横無尽に振り回す。
レミリアの心臓を突けるのはおそらく、一度きり。
そう霊夢は考えている。
時間は午前3時30分。
「レミリア。あと30分よ?時間ないわよー、急いだら?」
「その前に殺す」
レミリアの攻めはいっそう素早くなった。
「危ないわね・・・」
「本気で殺すんだものッ!!」
レミリアが槍を思いっきり投げた。
「・・・チャンス・・・」
霊夢は槍を、身を翻して避けた。
「はっ・・・!!」
レミリアにとっては大きな誤算。
霊夢はレミリアに向かって突進する。
それを、レミリアは避けた。
急いで、槍を回収する。
「危ない危ない・・・」
「だから言ったでしょ?油断しちゃダメだって・・・」
「投げなければいい。ということが判ったわ・・・」
レミリアは槍をかまえた。
しかし・・・
「ハッ・・・!!?」
その時、どこからか、轟音とともに極太の光線が飛んできた。
レミリアを狙っていた。
その光線はレミリアに直撃した。
「魔理沙・・・よく生きてたじゃない」
魔理沙は、マスタースパークの構えのままで微笑した。
「まだ生きれるみたいだ」
「もう少しで死ぬ運じゃない?」
レミリアはそう言いながら、槍を持って魔理沙に歩み寄って行く。
槍を頭上に持つ。
「死ね」
しかし、レミリアは魔理沙を殺すのに失敗した。
槍が消滅した。
レミリアは膝をつき、床に倒れ込んだ。
「今度は、成功ね・・・」
「魔理沙・・・」
霊夢の横で、魔理沙は死んでいた。
血が尽きたのだろう。
しかしその顔は安らかで、霊夢に対して微笑んでるようだった。
霊夢は決心した。
「私だけ生き残るなんてずうずうしいわよね・・・」
ナイフの刃先を自分の喉に向ける。
そのまま、刃を自分の喉に刺し、貫通させた。
その後、
文と妖夢を迎えに来た椛と幽々子によって、
この事件が発覚した。
さらに、紅魔館の屋根の上に、妖精メイドのヌケガラらしきものが発見された。
前回の酷評ぶりはすごかったです。
もう少し勉強するべきでしたね・・・。
そんなわけで、解答編も終了です。
全滅です。
反省はしています・・・。
せめてもの、惨劇録の解決編までは
かききりたいモノですが・・・。
HAMU
作品情報
作品集:
15
投稿日時:
2010/05/06 09:38:13
更新日時:
2010/05/06 18:38:13
分類
推理・謎解き・微グロ(?)
推理ものとあったのに読者に対するヒントが無かったので展開が全く読めなかったのは長所か短所か
それはさておきこれは解決しても失ったものがおおすぎるねぇ…
推理ものは求められるものが多すぎるからしかたないね。
期待してるから、めげずに頑張って
今回は確かに面白かったよw
言われたことを反省して直そうとしてるんなら、それは良いことだから、これからも頑張れよ
各キャラの能力無しの設定も見てみたいな
誰も荒らしにはコメントしないさ、削除依頼出すだけ
まあ、一部ただ叩きたい奴とか厨房が増えてきてピリピリしてる奴もいるだろうが……
この惨劇が起こされた理由それこそが謎だと、あと全員のぶっ飛んだ思考も
自分が思うにこの話の最大の短所は謎解きといいつつ謎解きが出来ない事
[注訳]は、1と2との違う点などや個人注を数字で記してある。解釈などもあるので必ずしも正確とは限らない。
5:50 パチュリー、バルコニーへティーセットをとりにゆく
6:30 咲夜、バルコニーでパチュリーの死体発見、現場には美鈴
咲夜、バルコニーに鍵をかける[1]
事を知ったレミリア、バルコニーへ行くが、咲夜、バルコニーに居ては殺されると判断、殺されるくらいならとレミリアを殺害[2]
[1] 咲夜は内側から鍵を閉めたがレミリアは外から鍵が閉められていると勘違いした。
[2] パチュリーが殺されたのはバルコニーに出た=逃げようとしたためだと判断した咲夜は上述の理由でレミリアを殺したが、もしバルコニーに出た人間が必ず殺されるなら美鈴や咲夜自身も殺されるはずだ。
7:10 咲夜、ロビーにて全員を召集。事を伝える
魔理沙、ロビー玄関から出ようとし鍵を開くと封筒を発見[3]
内容は7:40から日の出まで生き残ること、生き残った人にはいいことが起こる。また刺客が殺しにくること。
咲夜、全員をそれぞれの客室へ避難させる
咲夜、全客室に果物とナイフ(護身用も兼ねる)を配布
[3] 2では咲夜が手紙を受け取っている(別の手紙か?)うえに魔理沙は鍵を開ける事ができなかった。
7:40 配布途中、廊下にて美鈴と遭遇、咲夜がレミリアを殺したと悟った美鈴を殺害
小悪魔に発見され相討ちになる
魔理沙、客室にて早苗を部屋に入れる
二人、廊下にて咲夜、小悪魔、美鈴の死体発見
霊夢、地下室にてフランを殺す。火事を起こす
9:20 文、三人が相討ちになった事を悟る
妖夢、客室にて文を部屋に入れる
文、生存者を探すためフランの居る地下室に向かう、妖夢は断る[4]
魔理沙、早苗、客室にて霊夢を部屋に入れる。霊夢、刺客を殺してきたと言う[5]
文、早苗を地下室へ誘う
[4] 生存者もなにもこの時点ではまだ大多数が生きているのでそんなほとんど生き残りがいないような言い方はどうかと…
[5] フランを殺したときついた血の言い訳。
11:45 早苗、文、地下室にて火事を確認。フランの死体発見
早苗、厨房へ水をとりに行く
2:57 文、妖夢の部屋にて報告。妖夢、信用できない文を殺す
妖夢、周囲の様子を見に行く
早苗、魔理沙の部屋にて報告。霊夢、生存者を探しに行く
霊夢、厨房にてレイセン、てゐ、アリス、リグル、ミスティアを殺す
3:00 妖夢、厨房にて五人の死体発見。厨房を出る
妖夢、ロビーにて襲いかかってきた森近を殺し、目撃者である周囲の人間を殺す霊夢、ロビーにて妖夢の殺しを発見、逃げ出す
魔理沙、客室にて霊夢を部屋に入れる
霊夢、不安から魔理沙、早苗を刺す。妖夢を殺す[6]
[6] 1では魔理沙は死んでいる。早苗はいずれも死亡。
3:30 霊夢、ロビーにてレミリアと遭遇、レミリアは運命操作をしていた
魔理沙、脱出をしようとロビーへ、二人に遭遇する
魔理沙、レミリアと相討ち。霊夢、自害する
迎えにきた幽々子、椛によって事件発覚