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『東方惨劇録 Episode3(解決編)第4話』 作者: HAMU
「ねぇ・・・おねえちゃん・・・」
こいしはさとりに低い声で話しかけた。
「あとどのぐらいの時間があるの?」
「たぶん・・・6、7時間はあるんじゃないかしら・・・」
こいしはベッドに寝転んだ。
「寝ちゃだめよ?殺されかねないんだから」
「判ってるよ・・・」
現在、午後の9時50分。
誰かが死んだという報告はなかった。
殺されたと言った方がいい。
「私たちも襲われないといいんだけど・・・」
ガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャ!!!
「ひっ!!!」
さとりは後ろに飛び退いた。
こいしはさとりの後ろに隠れた。
ドアがゆっくりと開かれる。
入って来たのはまたしてもヤギをかたどったメイドだった。
「こいし・・・」
「おねえちゃん・・・」
「きもい」
ヤギ一体目が2人に襲いかかる。
「ロールジャッハ!!」
そのヤギを弾幕が取り巻いた。
「おねえちゃん・・・他のも任せて!!」
他のヤギもどんどん取り巻かれていく。
「しめて10体ってとこね・・・」
さとりはスペルカードを取り出した。
「こいつらにトラウマがないわね・・・」
「おねえちゃん・・・早くしてね・・・」
そう、うかうかとしてられない。
「飛行虫ネスト・・・!!」
ヤギの弱点部分を太めの光線が貫く。
1、2、3、4、5、6、7、8、9、10。
全滅した。
こいしは胸を撫で下ろした。
「どうしたの?まだこれからのはずなのよ?」
「そう・・・かもね・・・」
さとりの予想通り、また、ヤギメイドが大量に来た。
先ほどの2倍・・・20体だった。
「こいしは休んでていいわよ」
「え・・・でも・・・」
20体が一斉にさとりに襲いかかる。
その時。
襲いかかって来たヤギメイドが瞬く間に消滅した。
「だ、大丈夫ですか?」
助けてくれたのは文だった。
「余計な事をしてくれたわね」
「1人じゃ無理でしょう?それに」
文はこいしのほうに顔を向けた。
「妹さんがかわいそうでしょ?」
「・・・」
こいしは尻餅をついていた。
文が手を差し伸べた。
「さ、霊夢さんが待ってます」
「?」
「作戦が始まろうとしています・・・少数じゃ行えません・・・一緒に来てください」
現在、午後12時50分。
「霊夢?次は・・・」
「フランドールを殺してしまうから、魔理沙たちに任せるわ」
霊夢は魔理沙を指指した。
「へん!!私にできないと思ったのか!?」
「できると思うから任せるんじゃない」
「・・・」
部屋を、3人は同時に見回した。
「そういえば」
「まだ誰も来てないのよね・・・」
「外は?」
「人形たちが監視しているわ」
「不安だぜwww」
どうも。
第4話です。
第1話につき、
誰かが助けられる。
という形にしようと思って、
投稿ペースが遅れてしまったのかな・・・。
次回は、
たぶん、
フランドールの救出と、厨房の人たちの救出編になると思います。
HAMU
作品情報
作品集:
15
投稿日時:
2010/05/11 13:10:01
更新日時:
2010/05/11 22:10:01
分類
事件解決・推理・戦略
これぞ真のアンチミステリ。
俺には意味が分かりませんでした