Deprecated : Function get_magic_quotes_gpc() is deprecated in /home/thewaterducts/www/php/waterducts/neet/req/util.php on line 270
『ヘタレミリアがおひとりさまに行った』 作者: アリラ
「重装備前提のタンクなんてふざけてる。
軽装備なら、重装備にスピードで勝てる。
中装備は、腕と装備しだいでどうとでもなる。
でも、重装備は?軽装備には装甲で勝てる?ならそのバズーカはちゃんと当たるの?
ブレードでメッタ切りにされたなら?ENが無くなって、ボコボコにされたら?
ねえ、どうするのよ――――」
そうパチュリーが言って、
おかしな呪文を唱え始めた。
そして私の部屋の扉が開いて、
素っ裸で、頭がアンテナみたいになってる男が出てきた。
何故男だと分かるのか?
それは、その男は一応パンツを履いているけど、
それが明らかに膨らんでいて、
それでいて、明らかに鍛えていると分かるたくましい体をしていたからだ・・・。
「尻を貸そう」
私は女なんだけど・・・。
「そんな事はさして問題ではない」
いや、問題でしょ。
「いや、自分の股間を見てみるがいい」
嘘・・・ナニが!?
「やらないか?」
嫌・・・!!
「嫌ぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
・・・。
・・・・・。
「・・・夢か・・・」
本当によかった。
もう少しで私は(何故か)パンツレスリング(的な事)をする事になったかもしれないのだ。
ああ怖かった。
・・・ん。
これは・・・
『この先に、未来はあるのか』
・・・ゲーム?
何でここに。
ええと、他にもあるの?
『この力があれば、全てを守れると思った』
犯罪者の言い訳みたいなセリフね・・・
『そこを歩く、という恐怖』
いや、歩く所が毒沼ならわかるけど。
『暗い所に隠れていれば、助かるとでも思ったのかい?』
思うわけないじゃない。
『最後の一撃は、せつない』
確かにアレは切ないわね。
ラストを思い出すと・・・ちょっ、誰かハンカチ持ってきて。
『この手を離さない。ぼくの魂ごと離してしまう気がするから』
二週目の終盤は泣けた・・・
あそこで「(自主規制)」は反則でしょ・・・
一週目じゃあ、言ってる事がわかんなかったのに・・・
ていうかアレ、二週目の解禁要素ってゲーム内で出たっけ?
『さいきんせきどめがてばなせなくなった』
・・・これゲームじゃなくね?
というわけで、
この中から
『この先に、未来はあるのか』
を選ぶことにしたのだった。
というわけで、皆を呼んだのである。
「一体何の用ですか?お嬢様」
「お嬢様、給料上げてくださぁい・・・」
「何の用よ?おクソ様」
「何なの?スカルファックでもさせてくれるの?」
「まあまあ。
このゲームをやろうと思ってね」
さっきのゲームを皆に見せる。
「何それ?」
「面白いと思うけどね・・・」
「・・・とりあえず、やってみます?」
「そうね、そうしましょう。
やった後は美味しい生ものの長棒でも食べさせてくれるんでしょ?」
「食べさせねえよ・・・」
(説明書はしっかり読んだ・・・
楽勝に決まってるわ、こんなゲーム!!!)
プレイヤー:レミリア
『センアーク襲撃』
・・・最初のミッションね。
「誰がプレイするんですか?」
「私がトップバッターに決まってるじゃないの!
見せてやるわ、私の実力をッ(カリスマを)!!」
ミッションを連絡します
センアークに展開する、守備部隊を排除してください
(中略)
なお、センアークの主戦力、ホワント・クリリントは
離れた場所で作戦行動中です。心配はありません
失礼ながら、これは貴方の試金石でもあります
確実なミッション遂行を期待しています
作戦エリア:センアーク
作戦目標:敵全撃破
(試金石・・・
見くびられたものね・・・)
「やってやるわよー!!!」
調子良くOBをかます。
ギュン。 ギュン。
「お嬢様、そんなにガンガンやってたら・・・」
「え?あ、う、嘘!?落ちていく!?
嫌、落ちるのは嫌!水は嫌!!
ぶ、ブースト!これで空も飛べる!!」
そう、落下すれば海がある。
本能的に、体が落ちるのを拒否するッ・・・!
ドギューン。
機体が高度を上げていく。
しかし、経験者には多分分かるであろう。
物事には大抵、終わりがあるのだ・・・。
「え、嫌、嘘でしょ、やめ、あ、ああ、
ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!」
水没するぐらいでこれほど叫ぶ人もいないと思うが・・・。
作戦領域離脱
帰還します
「ぶわぁあああああん!!!!
しゃくやあああああああああ!!!!」
カリスマブレイク!!
プレイヤー:パチュリー
「ダメねえ、レミリア。
そんな事じゃあ霊夢と夜をお楽しみするなんて出来ないわよ!」
「ううううう、一緒にするなああ・・・・・」
三分後。
「PAだ!まずはPAを減衰させるんだ!」
「も、もうとっくのとうにゼロになってるわよー!!!」
適当にボタンをガチャガチャしてたら、
武器をホイホイパージしちゃったのである。
んで、更にガチャガチャしてたらAAが発動したので、
それだけで戦っていたら・・・PAが・・・
作戦失敗
『見損なったよ・・・』
「うう、だって・・・だって・・・」
まあ、
咲夜が普通にやったら、
あっさりクリアできてしまったわけだが。
二人共、下手すぎである。
「何なのよこのクソゲー!!!」
「ゲームのせいにしたら負けです、お嬢様!!」
『ぴぴるぴぴるぴ軍港襲撃』
作戦を説明する
雇主はGA
目標は、ぴぴるぴぴるぴ軍港に駐留するインテリ部隊だ
弾薬費は偉いさん持ちになっている
撤収命令があるまで、好きなように暴れてくれ
敵部隊の損害が大きければ、それだけ報酬も多くなる
未確認だが、軍港内で新型AFが調整されているとの情報もある
もし本当であれば、特別報酬の対象だ。逃がすなよ
こんなところか
悪い話ではないと思うぜ
連絡を待っている
作戦エリア:ぴぴるぴぴるぴ軍港
作戦目標:敵掃討
備考:弾薬費無料/AF
プレイヤー:美鈴
「弾薬費無料!?
これはマシンガンを使わざるを得ない!!!
キャホォォォォォ!!!」
「美鈴がトリガーハッピーなプレイヤーだったなんて・・・」
「嘘でしょ・・・」
オプションはいじくり(自動で水上ブーストON)、
新武装(両腕にマシンガン)を導入。
準備万端で挑んだわけで。
「キャッホー!!!」
『このブロックの敵は殲滅したな
よし、次へ行け』
「もう行ってますゥゥゥゥ!!!
アヒャヒャヒャヒャー!!!!」
「狂ってる・・・」
「フランに負けるとも劣らないわ・・・」
「・・・おい、私を馬鹿にしてんの?
水没女王様(笑)」
「う・・・な、何よ、プレイしてもいないくせに・・・」
「・・・(パーツ無購入でハードの「アルヘリア・カーピャルス占拠」をクリアした美鈴)」
「ぷっ・・・(ノーダメージで(FRの)「ピンクホーク撃破」をクリアしたフラン)」
「お、お嬢様・・・いくら新聞を読んでないからって・・・いくらなんでも・・・く・・・くくく(実は幻想郷fAの初期機体限定大会を優勝した咲夜)」
「な、何よその目は・・・ううう・・・・」
とか言ってるうちに。
『・・・全滅か。
すごいな・・・だが、調子に乗るなよ』
「そんなこと分かってますってェ〜☆
ほら咲夜さん、次ですよっ☆(キラッ)」
「うー・・・(さっき馬鹿にされたので見返してやりたい)」
「あー、妹様、お先にどうぞ。
私は後でいいですわ」
「あーりーがーとー」
プレイヤー:フランドール
『ビッチランド襲撃』
作戦を説明する
雇い主はGA
目標は、ビッチランド農業プラントを守備するナイブラ部隊だ
ごく単純な作戦だ
敵部隊をすべて倒せば、それでいい
ただ、敵は鹵獲したGA製AFを使用しているようだ
偉いさん、はっきりとは言わなかったが、本当なら厄介な話だ
ああ、さっきのAFの話もあるんだろうが
この作戦では支援機の使用が許可されている
必要ならオレに言ってくれ
危険な作戦だが、見返りは十分に大きいぞ
連絡を待っている
作戦エリア:ビッチランド農業プラント
作戦目標:敵全撃破
備考:AF/僚機 雷電(45%) メリークリスマス(30%) セレブスコッティ・アッシュ(15%)
「僚機って、連れていったら金を取られるのよね。
連れていかなくていいんじゃないの?」
「え・・・」
「マージー?」
「ウーザーイ!!!」
「金取られるからって僚機を連れていかないのが」
「許されるのは」
「貧乏までだよねー!!!!」
「アハハハハハハハハハハ!!!」
一人芝居。
わざわざフランドールがスペルカードで分身し、
どこかで見たような罵倒を繰り広げる。
これはひどい。
「ぐすっ・・・えぐ・・・そんなに言わなくたっていいじゃないのよぉ・・・・」
泣き虫である。
『有澤重工、雷電だ』
「しゃーちょーうー!!!しゃーちょーうー!!!
タンク最高ォォォォォォ!!!!」
「フランまでおかしくなっちゃった・・・」
「知らないんですか?
妹様は有澤重工が大好きなんですよ。
「もっと有澤重工のパーツを出せ!!!」って喚いたことがあったぐらいです」
「ええー・・・」
「まずはブレード!
ラントクラブを破壊するぅぅぅぅ!!!」
ズギャン!ズギャン!
気持ちのいい音を立て、ブレードでラントクラブを攻め立てる。
「・・・ブレードだけで戦うなんて野蛮ね(ボソッ」
小声で言ったこの声を、フランドールは聞き逃さなかった。
「あぁぁぁぁん!?だらしねぇな!!
だったらバズーカもロケットも野蛮ですかぁぁぁ!?
ふざくんなよ!!リンクスなめんなよ!!綺麗事言ってて生き残れる世界じゃねェェェェ!!!」
ドギャァァァァン!!!
ラントクラブが爆発すると同時に、フランドールがレミリアを蹴飛ばす。
同じぐらい大きな音を立てて。
その時、ついにレミリアがキレた。
ぶちり。
嫌な音が響いた・・・
「・・・電源を正しく切らずにコンセント切り・・・
許されるのか、こんなこと・・・!」
「いいから次のゲームやるわよ、次」
「・・・」
「嫌です」
「嫌よ」
「嫌」
「え・・・
何でよ」
「人がプレイしてる時に(しかもまだ一回もセーブしてない)コンセントを抜くなんて、
こんな外道、見た事ありません!」
「クズよ!ゴミナントよ!」
「今週でもうこんなことが三回目!!
作戦コード『おひとりさま』を発動するわ!!」
「・・・しばしお暇をいただきます。
ああ、一週間すれば帰ってくるので心配無く」
「しばらくは自分で生活して、
自分でご飯を作って、自分で体を清めてください!!
もう我慢の限界です!!」
「それじゃサヨナラ」
「え?え?え?」
戸惑っているうちに、皆は部屋を出ていってしまった。
「ちょっ、待ってよ!!」
すぐに追いかけたのに。
「え・・・誰もいない?
なんで・・・」
そこには誰もいなかった。
さっきまで湖から聞こえてきた声もしない。
窓をみれば、湖には何もいない。
レミリアは日傘を持ち、外に出た。
外はまだかんかん照りである。
博霊神社に行く。巫女はいない。
妖怪の山に行ってみる。前は騒がしかったのに、誰の声も聞こえない。誰もいない。
「皆、どこに行ったの・・・」
その頃。
レミリア以外の皆は、紅魔館でレミリアの様子を見ていた。
「しっかし、よくこんな魔法を作ったもんだよねー」
「便利、便利。レミィはアレで寂しがり屋だし、
丁度いいおしおきになるわね」
「・・・ちょっと心配でもあります・・・」
「咲夜さん、本当にお嬢様が好きなんですね」
「いや、全然」
「ですよね」
「あんなにクスクス笑っておいて、好きなわけないじゃないの」
「そういえば最近、何でここで働いてるのかがわからなくなってきました」
「給料がイイからじゃあなかった?」
「そういえばそうでした。まあ、私は給料が少ないんですけどね」
「レミィも結構バカよね」
「こっちは夜寝れないから昼に寝てるんだっつーの」
「お嬢様に合わせるのも大変よ。
全く、ニセのナイフを使うのがどれだけ難しいことかッ・・・」
あーだこーだ、レミリアに対する文句を言い合う。
実は、レミリア以外の皆が別世界に行ったのではなく、
レミリアが誰もいない別世界に行ったのだ。魔法すごい。
「あー、もうマジでやめてやろうかなー」
「私は相変わらず外に出してもらえないしー・・・」
「そういえば、妖怪の山に別荘作ってたわね。
あっちに引っ越せばいいんじゃあ?」
「それ名案!!」
レミリアがマジで一人ぼっちになるかもしれないという瀬戸際、
レミリアは延々と泣いていた。
「しゃくやぁぁぁぁぁぁ!!!!」
ヘタレである。
書いてる間になんかFFT獅子戦争がやりたくなってきました。
実はあれ、引っ張り出してやるたびに挫折するんですよね。
難しくて難しくて。ランダムバトルの敵のレベルがこっちの最高レベルと大体同じだから・・・。
「今更疑うものか!私はお前を信じるッ!」こんなセリフだったっけ。
アグリアス最高ぉぉぉぉぉぉぉ!!!
珍しいというかはぢめてのQ&Aタイム
Q.最初にいきなり大量のゲームが見つかったのは何なの?
A.犯人はパチュリー。
個人的に、パチュリーの魔法は万能ってことになってます。
「悪魔だから仕方が無い」と同じです。使い勝手がいいから、つい、ついorz
Q.じゃああのゲームはどういう感じで選んだの?
A.趣味です!
ただし、一部小耳に挟んだだけのものもあります。
やっているのは『最後の一撃は〜』、『この手を〜』、『この先に〜』。
トリコ(ICO→ワンダ→トリコ)も絶対買います。
・・・実は、ワンダはクリアしてません。
いや、ICOはクリアしましたよ。ちょっと泣きました。
でも二週目は気力が持ちませんでした。
あとEDの時に友達が来たせいで涙が引っ込みました。
Q.パーツ無購入でハードの(ry)?
A.ちょっと現実的じゃないかもしれませんね。
美鈴がドミナントだってことにしましょう。してください。
Q.なんで咲夜は新聞がどうとか言ってるの?
A.幻想郷では定期的にACブームが起きます。
で、大会の結果とかも新聞に載ると。
もちろんブン屋もAC好き。
Q.有澤重工?
A.フランドールは通称「有澤重工のセールスマン」。たぶん。
ORCAルートの最終ミッションをタンクでクリアしようとしたっけ。懐かしい。
まあ、無理だと気付いてとっつきで行きましたが。ダブルで当たって一撃死。キャッホウ!!
あ、ブレードも好きですよ。
Q.おひとりさま?
A.最近、ほら、アレですよ、アレ。ディシプリンを買いまして。
その、やっていて・・・ね・・・不覚にも、アドレナリンがドピャドピャ出てしまいまして。
介護ゲーだけど、忙しいのって結構楽しい。
失敗したらイライラしちゃうことの多い性格なんだけど、それが無くて。
まあ、それでもおひとりさまは嫌ですが・・・。マッサージは飽きたよ。
それにしても、あのゲーム、収容者の過去を想像するのが楽しいです。実際の犯罪者が元なんだっけ。
・・・おかゆって、絶対白い粉ですよね。
アリラ
作品情報
作品集:
16
投稿日時:
2010/05/19 09:36:03
更新日時:
2010/05/19 18:36:52
分類
ヘタレ
カリスマ(笑)
紅魔館
BFF最高ッス
とか言ってた昔のことを思い出した。
れみりあとパチェの下手っぷりに脱帽w
内容よりこっちのほうがトラウマだわ