Deprecated: Function get_magic_quotes_gpc() is deprecated in /home/thewaterducts/www/php/waterducts/neet/req/util.php on line 270
『警告射撃』 作者: GreenKnights

警告射撃

作品集: 16 投稿日時: 2010/05/19 12:45:30 更新日時: 2010/05/19 21:45:30
魔理沙は久しぶりに人里にやってきた。
普段はあまり行くこともないのだが、霖之助に頼まれて急遽人里に行かなければならない用事が出来たのである。

「全くついてないぜ。今日はアリスのところに行く約束してたのに…。しかもよりによって人里かよ…。」
「まあ早く終わらせて帰るぜ。」

久しぶりに訪れた人里はすっかり変わってしまっていた。
地上には自動車と呼ばれるものが走り回り、空には飛行機と呼ばれる物体がいくつも飛び交っていた。

「しばらく見ない間にすごい事になってるな…」

感心しながら飛んでいると、耳慣れない、空を切り裂くような轟音が聞こえてきた。

「何だ?」

魔理沙が後ろを振り向くと遠くの空に小さな点が2つ見えた。
白っぽい色のそれはだんだん近づいてくる。


それは戦闘機という種類の飛行機で、高い殺傷能力を持つ機関銃とミサイルを持っているのだそうだ。
しかも天狗と同じくらいのスピードを出すのだという。

「あれが戦闘機か…すげえな。」

戦闘機は魔理沙を目がけてまっすぐ飛んできた。
そしてついに2機の戦闘機は魔理沙の横に並んだ。

「私に何か用なのか?」

前ににとりから飛行機の側には吸い込まれるから近寄るなと言われていたので魔理沙は戦闘機から離れた。
しかし2機は距離を詰めてくる。
そしてそのうちの1機から光が点滅している。
外の世界では光を点滅させて合図するということがあるらしい。
これも何かの合図なのだろうか?
しかし何を意味するのか魔理沙にはわからない。

「何か用があるなら言ってくれよ…」

意味がわからず、急いでいたので魔理沙は無視して飛び続けることにした。

「悪いがお前らに構ってる暇はないんだぜ?」

その時である。
異様な大きな音とともに魔理沙の横を弾幕のような光が飛びぬけていった。

「弾幕?いや違う!」

それが銃弾であることは魔理沙でもわかった。
形は弾幕に似ているが、幻想郷で使われるようなちゃちなものではない。
当たれば大抵の妖怪や人間の体は四散してしまう。

魔理沙は驚いた。
少なくとも人里では魔理沙は撃たれるような行為をした覚えはない。

「何で撃ってくるんだよ!私は何もしてないぜ?」

あまりにも理不尽なので魔理沙は戦闘機を脅かしてやることにした。
このまま付きまとわれていたのでは下にも降りられない。
1回弾幕を見せれば当てなくても、それを銃弾だと思って引き返すだろう。

「どうせお前らも面白がってからかってるんだろ?」

そのようにしか考えていなかった。
そして1枚のスペルカードを取り出した。



「魔符、スターダストレヴァリエ!」



魔理沙は箒に跨って、星型の弾幕を撒き散らしながら戦闘機の間に割り込むように突進した。
2機の戦闘機は機体をロールさせ回避する。

「どうだ!驚いたか?」

魔理沙はそのままスピードを上げて戦闘機から遠ざかる。

「暇な時ならいつでも相手してやるぜ。」


しかし、まだ終わっていなかった。
魔理沙が一息ついたその時、再び銃弾が飛んできた。
しかもさっきより多いようだ。

「いい加減懲りろよ!」

箒を反転、急旋回させ回避する。
次の瞬間魔理沙はある物が自分のほうに飛んでくるのを目にした。
白煙を上げながら飛んでくる小さなロケットのようなもの…
空対空ミサイルだ。

「ミサイル!?あいつら本気なのか?」

しかしミサイルが当たるまでにはまだ次のスペルを発動できるほどの時間があるようだった。
魔理沙は急いで次のカードを取り出し、八掛炉を構える。



「恋符、マスタースパーク!」



八掛炉から太い光が放たれる。
それは向かってくるミサイルを一瞬で消し去った。

「ふぅ、危なかったぜ…」

しかし魔理沙は後ろから迫ってくるもう1本のミサイルに気づいていなかった。
2機いたうちの1機が後ろに回りこんでミサイルを発射したのだ。

「…!」

それに気が付き振り返ったときには魔理沙の首や四肢は空中に吹き飛ばされていた。
箒や八掛炉の残骸は爆炎の中で焼き尽くされ、燃え滓となって地上に降り注いだ。
2機の戦闘機はミサイルが命中、爆発したのを確認すると合流して反転し、何事もなかったかのように引き返していった。
初投稿です。
エースコンバットをしていて思いつきました。
正直めちゃくちゃです…

内容としては
魔理沙は文明が発達した人里に来てしまう

某自衛隊が魔理沙を未確認飛行物体と認識し警告するため接近(魔理沙が無線を持っていないようなので発光信号で警告)

従わないので警告射撃

からかわれていると勘違いした魔理沙はスペルで反撃

それを攻撃されたと認識した戦闘機に撃墜される

という感じです。
GreenKnights
作品情報
作品集:
16
投稿日時:
2010/05/19 12:45:30
更新日時:
2010/05/19 21:45:30
分類
魔理沙
現実世界
軍事
1. 名無し ■2010/05/19 21:51:27
エスコンって未だに出てんのか…
確か3が面白かった
2. 名無し ■2010/05/19 22:21:49
某自衛隊・・・
アリだー!!!
3. 名無し ■2010/05/19 23:07:36
びええええぇぇ
4. 名無し ■2010/05/20 05:10:57
劇場版機動警察パトレイバー2思い出した

クリアファイア キルワイイバーン
セイアゲイン
キルワイバーン
ラジャー キルワイバーン
5. ぶーん帝王 ■2010/05/20 10:55:26
幻想郷の弾幕が現実の弾幕に勝てるはずが無いw
6. 名無し ■2010/05/20 13:38:58
新宿エンドを思い出してしまった
7. 名無し ■2010/05/20 17:54:39
正直、現実世界に「ほうきに乗って空を飛ぶ人間」が現れたらマニュアル道理の対応をするとは思えない
8. 名無し ■2010/05/23 10:02:02
魔理沙は戦闘機並みの速度で飛べる→衝撃波や飛来物を恒常的に防御するシールドを持っている→凄まじい速さで飛ぶほうきに掴っていられる握力。

以上のことから魔理沙がとるべき対妖怪戦術
1.すっごいシールドで敵の攻撃を無効化しつつ
2.マッハなスピードで敵に接近して
3.凄まじい握力で敵の弱点を握りつぶすのだ。
4.勝利
相手が天狗のような高速移動するものだった場合は
高速で飛来するミサイルを捕らえるほど正確なマスタースパークで焼くべし。
9. 機玉 ■2010/05/28 01:09:21
運が悪かったな魔理沙……
10. ■2010/06/03 12:18:42
天狗より戦闘機の方が速い
ただし加速では負ける
名前 メール
パスワード
投稿パスワード
<< 作品集に戻る
作品の編集 コメントの削除
番号 パスワード