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『便所巫女霊夢』 作者: 狂い
「こ、ここは……?」
鼻に突く塩素のにおいが博麗霊夢の目を覚まさせた。わずかに重い瞼を動かすと無地の白い壁が目に入ってきた。四方にも同じような壁。頭が働き出す。どうやら人が3人ほど入れるくらいの個室にいるようだった。
「……?!」
体を動かそうとする霊夢の心臓が高鳴る。身動き一つ取れなかったからだ。
「な、何よこれ!」
体を覆う巫女服には麻縄が食い込んでいた。首筋を通って乱雑に巻かれたそれは背中越しに感じる何かときつく結ばれているようだった。
「っく、うう」
両肩をよじりながら抜け出そうとするが敵わない。逆にもがけばもがくとほど自分の体に食い込んでいく感覚を覚え霊夢は抵抗をやめた。体を動かす代わりに
「誰かっ! 誰かいないの!?」
大きな声で叫びを上げた。肺の空気を全て絞り出すようにあらんかぎりの声を出しているとかつかつと硬い地面を歩く足音が聞こえてきた。目の前の壁が空き光が差してくる。
「ようやくお目覚めかい? 霊夢」
開いたドア、壁だと思っていたそこにいたのは親友の霧雨魔理沙だった。霊夢はほっと胸を撫で下ろした。内心、暴漢に監禁されてしまったという思いがあったからだった。
「助かった……魔理沙、早くこれを……」
身をくねらせ縄を解くようにアピールする。魔理沙が近寄って来る。
「大変だったな……とりあえずこれでも飲んで落ち着けよ霊夢」
そう言うと水の入った竹筒を取り出す。ちゃぷちゃぷと振りながら栓を抜く。口を開けるように指示して霊夢の口に飲ませてやった。
「っはぁ。一体誰がこんな真似を……」
たっぷりと水分を取った霊夢は眉を怒らせながら口早に話した。
「私が博麗の巫女だと知らないのかしら……! こんな舐めた真似した奴、見つけ出して半殺しにしてやっ」
縄に手が掛かろうとした時、その手の動きを変えてぐっと霊夢の顎を掴んだ。
「?! っぐ……何……してんのよ」
「相変わらずの減らず口だな霊夢」
顔を霊夢は横に振って振りほどく。
「こんな時にふざけないでよ! さっさと縄外せって言ってるでしょ!!」
霊夢の絶叫が狭い個室に響くが魔理沙は澄ました顔で
「私が白馬に乗った王子様と勘違いしたか霊夢?」
含み笑いをしながら返した。霊夢の顔が紅潮していく。自分を拘束している相手が目の前にいる。
元々沸点が低い霊夢は
「あんたがやったのね……! 何考えてんのよこのゴミクズ!」
怒り心頭に発して口から泡を飛ばしながら激しく魔理沙を非難した。
「はいはい出たよ。ゴミクズ」
「ゴミクズにゴミクズって言って悪い?」
ふんっと鼻を鳴らしながら霊夢は言った。
「ははは、まあ取り合えず説明しとくか。大事な“親友”の霊夢に」
霊夢を見下しながら魔理沙は言い放った。
「ウザいんだよ。お前」
「異変でちょっと出足遅れたらゴミクズ、弾幕で負けてもゴミクズ。宴会の仕切りがうまくいかなくてもゴミクズ。ちょっとでも自分が上手くいかなかったら当たり散らしてゴミクズ」
魔理沙が早口で捲り立てる。
「……魔理沙はジメジメしてるから嫌ねっても言われたな」
親友だと思っていた魔理沙の思いがけない告白に霊夢は唖然と沈黙した。
「だから思いついたわけだよ。お前の監禁。どうやって運ぼうかと難儀したけど簡単だったぜ。神社で飲んでた茶に盛るだけだったからな。ぼけっとした顔で飲み干すのを見てると声出して笑いそうだったよ」
魔理沙が一気に言い切った。しばしの逡巡の後
「湿っぽいあんたが考えそうなことね。どうせ面と向かって言う勇気がなかったんでしょ? ん? 図星?」
半笑いの霊夢が魔理沙を挑発した。
「本当にダメねあんた。やっぱりただのゴミク……」
乾いた音を霊夢は聞いた。と同時に熱い感触がじわじわと左の頬から流れてくる。
「口を慎めよ霊夢」
魔理沙が左の頬を思いっきり張ったのだ。そして無理やり髪の毛を鷲掴み顔を向けさせる。
「あれあれ、泣いちゃったのかよ?」
霊夢の目は赤く充血して涙がたっぷりと含まれていた。張られた方の耳からキーンと耳鳴りがしてきた。
「悔しいか? 私なんかに殴られて。紫にも叩かれたことなかったのにって顔してるぜ」
「……うるさい」
魔理沙を睨みつける霊夢。
「いい顔で泣くじゃないか……もっと歪ませてやるよ『便所巫女』」
魔理沙が笑いながら言った。
「まだ気がつかなかったか? お前便器に縛られてんだよ」
はっと霊夢が目線を下げる。気がついた。自分が座っていたのは便座だった。背中にあるのは水の入ったタンクだ。霊夢はタンクごと縄で縛られていた。
「さあ、『便所巫女霊夢』のデビューだぜ」
便所巫女という恥辱の響きが霊夢の体を熱くさせる。
「うう、ああぁん……」
体の芯から止まらない熱さが霊夢の体を襲う。霊夢は
──うう、体が火照って……どうして
頬に赤みを帯び霊夢は荒く呼吸を繰り返す。眉をハの字に曲げて困惑する霊夢に
「そうそう、言い忘れたけれどさっき飲ませて水。あれにも薬持ってあるから」
「あぅ」
「永遠亭のお墨付きだからばっちり効くぜ」
下半身の熱さが止まらずに霊夢は嬌声を抑えきれない。苦しそうな霊夢を無視し魔理沙は霊夢の袴に手を掛けた。
「や、やめ」
腰の部分を掴むとそのままぐっと引き下げた。股間の部分で引っかかりを感じたが構わずに下ろした。
「私とお前の仲だ。まあ知っていたけど立派なものだな」
霊夢の下半身には反り立ったペニスが天を向いていた。
「魔理沙……今ならまだ許してあげるから縄解いて……」
「やっぱ口減らないのな、お前。普通謝罪が先に出ると思うんだが」
それを聞いた霊夢は口をつぐんでいたが
「誰が……あんたみたいなゴミクズに……」
心の内を吐き出した。
「終わったら覚えてなさい……」
「そうこなくっちゃな。さて霊夢。まずは『便所巫女』を幻想郷中に広めないと」
やたらと饒舌に、そして大げさな身振りで説明し始める魔理沙を睨みつけながら霊夢は唇を噛んだ。
「今日はゲストを呼んである。お楽しみだぜ」
そう言うと魔理沙はドアに手を掛けた。
「まあ発情しながらそこで待ってろ」
霊夢は目を合わせようとしなかった。
魔理沙が出て行ってしばらく経つ。魔理沙はゲストを呼ぶと言っていた。一体誰が、私はどうされるのか。ずきずきと痛む下半身に顔を朱に染めながら霊夢は身をこわばらせた。
がちゃりとドアが開く。
「ふん……無様」
長身の人物が含み笑いで言い放つ。まるで汚物を見るような眼で霊夢に侮蔑の言葉は放ってきたのは大妖怪の式、八雲藍だった。
「藍……」
「面白い見世物があると聞いてやってきたのだがな……ちょうど良い」
物腰の柔らかい様子は影を潜め、冷徹な目で霊夢を見下していた。普段とは違うまるで人を食い殺してしまうような視線に霊夢は身構えた。
「聞きたいことがあったのだ」
座している霊夢にゆっくりと近づき自身の前垂れを外した。
「……!」
藍の股間から霊夢の物より遥かに大きなペニスが上立っていた。
「霊夢。私の主人、紫様の想いをなぜないがしろにするのだ?!」
「ひぐう!!」
喋り終わると同時に藍は自らの逸物を霊夢の口に押し込んできた。
「身に覚えがないとは言わせない。霊夢。紫様の好意をなぜ受け取らない」
怒りの感情を込めながら藍は霊夢のリボンごと髪をぐしゃっと掴んでそのまま喉の奥までペニスを突き入れた。
「お、おぐええげっ! うあっぐぎげえええ!!」
いきなり深くまで入れられて霊夢は激しくえずき始めた。
藍は霊夢の喉にがんがんと叩きつけながら
「紫様はお前を愛しておられるようだった……性分も穏やかになり、九尾の私でも到底及ばないほど、美しくなられた艶やかになられた」
「ぎゅうう……ぐっげええ!」
「分かるか? 紫様は、全てはお前を寵愛されるために……お身体もお心も磨かれたのだ」
藍の口調が震え始めた。
「それなのに! お前は受け取ろうとはしなかった。あまつさえ紫様を拒み汚い言葉を吹き掛けたきた! 卑しい人間の分際で!」
霊夢の目は見開き、必死に首を動かして飲み込まされているペニスを外そうと努めた。だが猛る藍の腕力に及ばず、ぐっぐと喉を鳴らすしかなかった。
「紫様は泣いておられた……私の胸に飛び込んでただむせび泣かれていた……あんな紫様を見たのは仕えて初めてだった……」
ぎりぎりと藍の歯が軋む音を霊夢は聞いた。
「絶対に許さない」
藍の凍てつくような目が霊夢に向けられる。
「ええっ! うべえへうぇっへ。えげえっ!」
「スペルカードルールなど無ければ……こんな女など……! ここで……!」
小刻みな藍の抽送に合わせ霊夢の肩も震えた。喉仏をゆうに越えたところの粘膜を刺激される。霊夢は体の反射を止めることができずに、中年の小汚い親父のようなえずき声を繰り返していた。
───すごっ……藍のチ○ポ大きすぎて吐きそう……
「どうした? この程度で限界か? そんなものでは紫様のものなど到底受け入れられぬぞ」
妖獣の化け物じみた腰の動きで掴まれている頭部を外すことができない。いっそのこと噛み砕いてやろうかと霊夢は思ったが、初めて見る藍の強烈な圧迫感に屈してその気は失せた。
「っく……このような小娘に紫様はどうして。なぜ私に向けてくれないのだ! なんの器量もなく小骨のような体つきの猪口才な人間に……この私のどこが劣っているのか!!」
“傾国の美女”とまで言われた藍のプライドは霊夢が存在することで常に否定され続けてきたのだ。溜りに溜まった鬱憤は蓄積し続けて……
口から泡と不平を飛ばし藍は腰を喉の奥で留める。
「うおっうぇっぇぇ……!」
ペニスを引いた瞬間にできる息の継ぎ目を潰され、霊夢は目を見開き藍をにらんだ。
「ふふ……なんだその目は? 妖狐の私を相手にできるのだ。ありがたく思え」
思いつく限りの私怨を吐いてきた藍だが心境の変化が起こり始める。
「喉を使う愛撫は初めてか? うぅお……ぎこちなく不規則に締め上げてくる」
主人の想い人を犯しているという心地良い優越感がこみ上げてきたのだ。顔を歪めて笑う藍を尻目に霊夢は喉奥にあるペニスをどうにかして外そうと自由に動く舌を使って取り除こうとするが
「んんぅ……自ら……舌を動かしてくるとは……」
息を吸おうとして霊夢は必死に舌を動かす。不随意な動きが藍の射性欲を圧し始めた。
「ううっく!」
小娘ごときに射精させられてしまう……そう感じた藍は一度仕切りなおそうとついにペニスを引き抜いた。
「うううっつぶっはあああ!! ああ……っはあ! はああ!」
涙と鼻水で濡れた顔の筋肉を引き攣らせて霊夢はようやく呼吸にありつけた。藍のペニスには大量の粘菌のような唾液が纏わりつき艶やかに照り返していた。
「どうだ、私の味を堪能できて?」
肩で呼吸する霊夢の前髪を掴み顔を上げさせて言った。
「はあ……はあ。調子づくんじゃないわよ……この腐れ女狐……」
息も絶え絶えに霊夢は言葉を吐いた。
「立場を知らずによくほざく!」
「えっへええ!!」
思いがけない霊夢の言葉に頭に血が上った藍はぽっかりと開いた口に再びペニスを押し込んだ。
「私が女狐だと? まだ軽口が出るか。その余裕ごと折ってやる」
霊夢の喉仏を両手で絞め始める。霊夢は目玉がひん剥きそうなほど双眸を見開いた。
「っぐげええっ。あっかはあ!!」
「んんぅ……よいぞ……喉のせり上がりが舐めて続け、離さなく……んあぁん!」
藍が嬌声をあげた。霊夢は
「げごおおえ!! んううえげえええ! っはあ! あぐぐげえええ!」
醜い蛙のような声をあげた。
「うう、ゆ、ゆくぞ……お前にくれてやるには惜しいが……飲み干せ!」
びくんびくんと腰が振れ始めた。藍は大きく息を吐きながら射精した。喉仏のロックを急に外して藍はそのまま精液が喉を通るよう仕向けた。大量の精液が喉元を通る違和感に襲われたが吐くこともできず霊夢は飲むことしかなかった。できる限り侮蔑を込めた視線を藍に送ったが日頃の恨みを返せて満足そうに薄ら笑う藍は気にも留めていない様子だった。
「ううっく、おええ……」
酸っぱい唾を抑え霊夢はつぶやいた。
「こんなことをして……許されると思ってるの?……ゆ、紫に言いつけて……」
個室の中の空気が表情を変えた。藍は大蛇のように素早い動きで霊夢の首を絞め上げ
「低俗な人間が……。やってみろ……その時はお前を八つに切り裂いて三途の川に沈めてやる。そして私もお前を追って死ぬ。地獄の果てまで憑き食らってやるさ……」
喉元を握りつぶさんがごとき絞め上げ、藍はくわっと口の中に生えた鋭い犬歯を見せつけた。
藍は便所を後にした。個室の外で
「藍様あ!」
「橙、駄目じゃないかちゃんとお留守番するよう言っただろう?」
留守を躾けられた橙が笑顔を見せる。藍を待ち切れず姿を見ると懐に飛び込んできた。
「一緒に遊んでたんだがな……どうしてもお前が恋しくなったみたいでさ」
魔理沙の申し訳なさそうな声が聞こえる。
「いや、私も長居し過ぎたな。魔理沙、世話を掛けた」
普段と変わらぬ藍のやんわりした声が届いた。
「すまなかったな橙。今日の夕食は何がいい? 人間の油炒めなんかどうだ? 若い女子の。んん? 橙の好きなもの何でも作ってやるぞ」
外から聞こえる声に霊夢はただただ戦慄するしかなかった。
「よお、霊夢。最初のゲストはどうだった? 楽しめたか?」
げほりげほりと激しく咳き込む霊夢に魔理沙は半笑いで問い掛けた。
「何……笑ってんのよ……さっさと解きなさいよっ! このクズ」
縛られている体を投げ出すように霊夢は迫った。真っ赤に充血した目を見て魔理沙は
「大分可愛がられたみたいだな、自慢の巫女服べちょべちょだぜ……」
「あんたとは絶交よ。終わったら死ぬほど痛い目合わせてやるんだから……!」
「相変わらず汚い口だな。お前地獄落ちたら絶対閻魔さまに舌抜かれるぜ」
「うるさい……!」
「ま、いいぜ。次のゲストがお待ちだ。粗相の無いような『便所巫女』」
魔理沙が去ってしばらく、便所のドアが開いた。
「うっふふ……お久しぶりね『便所巫女』さん」
その煩わしい声には聞き覚えがあった。一時期は本気で殺してやろうと思わせた鼻に突く声。
「何の用よ……天子」
目の前には天人、比那名居天子が小馬鹿にした笑いを携え霊夢を見つめていた。
「あら、つれないわね。便所に分社を構えたっていうから遊びに来たのよ」
相変わらず人を馬鹿にした態度で口を聞く天子に霊夢はつくづく嫌気が差した。
「どうせ、異変解決されて腹いせに来たって所でしょう? 直で向かうと返り討ちに合うからわざわざこういう時を狙ってきたと」
藍ほどの威圧感を感じず、心の余裕ができたのか霊夢は強気で言い返した。
「すごーい。あなたいつから心が読めるようになったの? これも『便所巫女』として開眼した結果? すごいわあ」
「っ……!」
天子は大げさな身振りを加え見下げた。
「まあ、あなたの言う通りよ。あの時はあなたの飼い主の八雲紫に酷くやられたわ。それはもうトラウマになるくらい私のプライドぼろぼろ」
腕を組みながら対峙していた天子は霊夢に近寄り
「ほら、緋想の剣よ」
抜き身の刃を取り出した。霊夢が息を呑む。切っ先で霊夢のあごをくいっと上げさせ
「あの時の痛み晴らさせてもらうわ。日頃の退屈さと一緒にね」
動けないことをいいことに天子はまず霊夢の頬をぺしぺしと剣の腹ではたき始めた。首をよじって嫌った霊夢は剣目掛けて唾を飛ばした。
「……やってくれるじゃない。いい度胸ね」
自慢の刃が汚されて天子の顔が歪んだ。唾の付いた部分を霊夢の袖に擦り付けるように拭うと
「とりあえずあなたの口が開くのも、その挑発的な目も見たくないわ」
天子は自分の懐をまさぐった。真っ黒のひも状の物が目に入る。
「あなたに貸してあげるのは億劫だけど仕様がないわ」
取り出したのはアイマスクとボールギャグだった。それを見て霊夢の目の色が変わる。
「え、あっ、ちょ」
天子は素早く霊夢の口と目を塞いだ。
「まあ……お笑い草ね。まさかこんなものが付いているなんて」
霊夢のいきり立ったペニスを一瞥しぺしぺしと剣の腹で叩き始めた。
「ん……うぅーっ……!」
腰をくねらせ体をよじるが
「動けないのにくねくね……気味がいいわ」
嘲笑われて天子の嗜虐心を高めるだけだった。天子は剣を当てる力を少しづつ強め始める。
「うあっ……あっ! あっ」
しゃがみ込み真っ赤に染まった霊夢の顔と先走りを流しているペニスを交互に見る。あごに手を付き満足そうな笑みを浮かべた天子は
「ねえ、剣にあんたが出した、きったない汁がまとわり付いてるんだけど」
霊夢を挑発した。霊夢は眉を八の字に曲げ何度も首を横に振った。
「どうして? ねえ。答えなさいよ」
意地悪い問い掛けを繰り返し霊夢を追い込む。先の異変受けた癇癪をぶつけることができて、天子は一方的な愉悦心に覆われた。
為すがままの霊夢はあからさまな不快感と敵愾心を感じていたが
「自分より劣る奴に好き勝手されてどう思ってるの?」
とか
「幻想郷を守る巫女様に気持ち悪い肉棒付いてるのはなんで?」
やら、執拗に責められて張りつめた気持ちは霧散していった。逐一自分の痴態を言われている霊夢にこみ上げてくるものは、見られているという恥辱に満ちた興奮と少しずつ押し上げられる射性欲だった。
───なんでこんな目に……言いようにされて悔しいのに、ムカつくのに……胸の鼓動が止まらないのはどうして……?
常に相手の優位に立ち振舞っている霊夢は初めてとも言える感情を抱いていた。
「っふぅ……んぁあん……」
ポールギャグの縁から垂れた唾が霊夢の赤い襟元を濃く染めた。
「いい声出すじゃない……生意気が取り柄の糞巫女だと思ってたのに」
天子は舌舐めずりをして濡れたポールギャグに口を付けた。穴を通して自分の唾液を流し込む。
───汚い……でも
霊夢に押し返す術はなかった。
「いい子ね、ご褒美よ」
天子は剣を握りその腹をさらに強く当て始めた。
「……!っつ!……いっ!!」
霊夢は体を強張らせた。あきらかにペニスに感じる衝撃が大きくなったからだ。
「叩かれて気持ちよかったんでしょう? もっとしてあげるわ霊夢」
ぱし、ばしっと大きな音が個室内に響く。
「ふんっんん! っあう!! 痛っ!」
「ふふ、気持ちいい? そう。いいのよ、その気持ち悪い雄ペニスから白い精液出しても! 剣を汚すぐらい出しちゃいなさいよ」
天子は口角を釣り上げ邪な笑みを浮かべた。叩く力を増していく。
「んんんんっ! んんん! んんー!」
霊夢が悲鳴を上げ始めた。天子の耳に心地良さが充満する。
「うふふ。いいわあ! あなた。もっと大きな声で鳴いてよ! あの憎らしい巫女に手を上げられるなんてっ……! もうぞくぞくしちゃう……」
自分の体をぎゅっと抱きしめながら霊夢に詰め寄る。
「何が楽園の巫女よ。少しできるくらいで斜に構えて調子づいて。いい? 今のあなたは私専用の『便所巫女』なの。分かる?」
「ううんん ! うああ!」
天子は剣を勢いよく振りかぶった。
「あーあー言ってないで答えなさいよお」
岩を打つかのような速さでペニス目掛けて振り下ろした。その時の天子は潰れてしまうかもと一瞬逡巡したが、まあいいや、他人の物だからと楽観視した。
硬い金属に当たったような高い音と感触が天子に伝わってきた。
「……あ?」
切っ先は白く光る六角形の薄い壁に遮られていた。霊夢の激しい息遣いが耳に入ってきた。
「結界? 張ったの? あなたが」
そう問いかけても霊夢は肩で息をするだけだった。
「くす」
天子はあからさまな鼻笑いをした。
「ふふ、ははは、あっははは!! 結界なんか大層なもの張っちゃって……うはっあっはははは! おかしいわ霊夢。初めて見た。結界で自分のチ○ポ守る女なんて。もう必死、必死過ぎて涙がでちゃう」
霊夢の股間で光り続ける小さな結界に目をやった後
「そんなにっ! 自分の! 結界張るほど大事なのっ!?」
声を荒立たせ天子は全力で結界を殴りつけた。
「あふっ! ふうっ!! んんんんん!」
振り下ろす度にがきっがきんと鈍い音を響かせて結界の欠片が空に舞う。
「あらぁ、ひびが入ってる。霊夢。さっさと張り直さないと今度はお別れしちゃうわよっと!」
天子は加減を考えず、結界を壊すこと、そしてその先にある勃起したペニスを切断するために腕力を集中させた。何度も握りを変え、逆手で、順手で突いたりもした。その度に結界は細かな亀裂が生じた。
「ふううううっ! っううううっ!!」
霊夢の額にはびっしょりと油汗が浮かび、どうにかして結界を張り直そうと精神を整えようとしたが
「あなた、正気? 今まさにチ○ポ切り落とされそうとしてるのに、へそまで付くくらいおっ立てちゃってるわ……。幻想郷はこんな変態に守られているなんて……」
と天子に言葉で罵られ続け集中力が削がれた。無論、投与されている媚薬が情欲を煽っているからでもある。しかし、縄で縛られ、目口を塞がれ責められているというアブノーマルな現実が霊夢の体を侵したのか下半身の血流は留まる事はなかった。
「意外と……硬いわねっ! さすがっ! 結界を張るしか取り柄のない女ね!!」
一層の力を込めて天子は剣をぶつけた。今まで殴った時とは違うひしゃげたような音がした。
「あはっ」
結界は塵と化して風化していった。壁は取り除かれ霊夢のグロテスクなペニスが空に露出した。
「これで終わりいぃぃぃ!!」
「うああああっ!! うああああ!!!」
霊夢の絶叫がつんざく。天子は剣を両手で持ち腰に捻りを加え目一杯スイングした。
がしゃっ!! と割れるような高音を霊夢は耳にした。
「うううっ!! うっうぅ!」
風圧を感じた瞬間に霊夢は大量の尿を勃起したペニスから噴出させた。腰を痙攣させ水鉄砲のように勢いよく失禁し続ける。激しい迸りを感じて霊夢は自分のペニスが剣でざく切りになってしまったと感じた。熱い血が尿とともに流れ出している。そう霊夢は錯覚したのだが
「なーんちゃって」
剣はペニスを通り過ぎ個室に張られたタイル壁に深々と突き刺さっていた。
「っひっ!……ひっく……!」
しゃくりあげる霊夢に天子は声を掛けた。本当にペニスを切り落とそうとは天子は思っていなかった。ただ脅しのつもりで切断させる振舞いをしたら、この憎らしい巫女はどのような反応をするのか、その興味を満たすだけに剣を薙いだのだった。
ペニスからは黄色い迸りがまだ流れ続けていた。体を小刻みに震わせながら霊夢は静かに泣いているように見えた。
「きったないわ……便器が小便吐き出してどうすんのよ……」
揺れる体に合わせ尿の本流がぶれて天子の剣の刃にも引っ掛けていた。
「はあ。興が削がれた」
天子は着けさせていたアイマスクとボールギャグを引っ掴むように霊夢の顔から剥ぎ取った。
真っ赤に目を張らした霊夢は天子と目を合わさずに顔を横に背けていた。
「まあ……いいわ。顔を見ただけでも戻したくなるような、偉大な博麗の巫女様には糞汚い雄チ○ポぶら下げてて、しかも泣きながら小便まき散らすところなんてあまり見れないものね。それだけでも来た甲斐あったわ」
と天子は剣に垂れる尿の滴を舌で舐め取り、むせび泣く声が響く個室から出て行った。
「早かったな」
「魔理沙、あの便器壊れてるわよ。いきなり汚水散らすなんて手入れがなってなくて?」
「あー。すまんなそれは。まだ設置したてだからな、許してくれ」
「ふうん、そう。でも」
「でも?」
「愉快だわ。今日の夕飯は最高に美味しくなりそう」
狂い
- 作品情報
- 作品集:
- 16
- 投稿日時:
- 2010/05/19 17:39:46
- 更新日時:
- 2010/05/20 02:51:15
- 分類
- 霊夢
- 魔理沙
- 藍
- 天子
- メシウマ
この状況を紫が知ったらどういう行動に出るんだろうねぇ。
この霊夢なら虐めてみたいかも
徐々に絶望していく霊夢ちゃんいとおかし
もっとやれ!
霊夢、知り合いには優しくしないと駄目だぜ。