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『謙虚なナイトと博麗の巫女』 作者: デカダン

謙虚なナイトと博麗の巫女

作品集: 16 投稿日時: 2010/05/20 11:44:22 更新日時: 2010/05/21 22:52:50
 
 これは陰陽鉄もどき(ブロント×東方)作品なんだが?
 書きたくて書くんじゃない書いてしまう者がナイト
 あと俺が低級ブロンティストなのは確定的に明らか
 ※注意※誤字はブロント語の基本文法です
 のりこめー^^↓








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 ・・・中ンチュン・・・チュンツンチュン・・。
 
 小鳥のさえずりが聞こえる。今は午前8時前。庭では、霊夢が背伸びをしている。霊夢が鼻歌交じりに洗濯物を干す系の仕事に取り掛かっていると、居間のふぬまが開いて、ブロントさんがのっそり顔を出した。

 「あら、ブロントさん。おはようござうます」
 霊夢は眠そうに欠伸をしているブロントさんに声を掛けた。

 「おはようございます(眠気)。といnうか俺の寿命が空腹でマッハなんだが・・」
 ブロントは目を擦りつつ、エイムに朝食を要求する。起きてすぐ食欲がわくなんて、流石ナイトは格が違った。もてる秘訣はここにあるのかも(朝食話)。
 
 「まっtくブロントさんたら、幽ユ小みたいに大食いなんだから」
 霊夢は苦笑しながら、抱えていたせうた雲ぬを籠に入れた。
  
 「それほどでもない」
 ブロントさんは縁側に胡坐をかきにがら言う。
 霊夢は朝食を作るため、台所に向かっていった。

 「・・・む?」
 まだ干されずに籠に溜まった洗濯物を発見したブロントさん。

 (洗濯物を代わりに干す→襟夢が見つけて朝食が充実→腹が豊かになるので性格も良い→彼女ができる
 干さない→れ有無が過労で死ぬ→想像を絶する悲しみに襲われる→いくえ不明)
 
 と、そこまで一瞬の瞬間に考え、代わりに干してやろうと庭に出るブロントさん。籠にあるせんたu蜘蛛のを掴み、丁寧に干していく。ブロントさんは家事スキルもいいのでLSメンバーからは良くたよりにされていた(過去話)。
 たった数分で籠を空っぽにしてしまうナイト。ブロントさんが達成感のあもり自分にジュースをおごってやろうと考えていたところ、暗黒の球体でできた球体がふよふよと飛んできた。暗黒の玉はブロントさんのとぬりに着地すると、中からルーミアがでてきた。

 「何いきなり飛んできてるわけ?」
 ブロントさんは籠をかたずけつつ話し掛ける。

 「おはよう、ブロントさん」
 ルーミアはにぱっと笑って言う。

 「挨拶には挨拶で返すのがナイト。おhようごzいまs。見ろ、見事なカウンターで返した」
 ブロントさんは縁側に座る。ルーミアも隣りにちょこんと座った。

 「あれ?れうむは?」
 うr−mあはきょろきょろ辺りを見回して言う。

 「俺が思うに朝食を作りにいったのではないか?腋巫女はたまたま朝食を作っていることがまれによくあるらしい」
 寝転がりながら言うブロントさん。
 
 ルーミアはブロントさんの方を見た。黄金の鉄の塊でできたナイト。身に纏う鎧が、朝の光に照らされて、きらきら輝いていた。目を凝らして見ると鎧は傷だらけで、メッキも剥げ落ちている部分があった。でも、るーmあはそれを見ると何故か安心した。どうしてかわからないけれど、ブロントさんの近くはほんのり暖かくて。手を突き出せば、触れられそうな位置にいる。防御もかたい、白夜の騎士。ごつごつしたブロントさんの体は、乱暴さは微塵もなく、誇り高げなナイトの誇り高いふいんきが漂っている。
 そんあブロントさんが、リー見アは大好きだった。いや、この幻想郷で本当にブロントさんを嫌っている者など、いないのだろう。ルーミアはすりすりとブロントさんの方へ体を寄せた。

 「何だ急に粘着してきた>>ルームア」
 ブロントさんは体を起こし、ルーミアに顔を向ける。

 「ジュースをおごってほしいのか?」
 的外れな質問をすてくるブロントさん。ルーミアが何か言おうとすると、ふすまの奥から霊夢の声が聞こえてきた。
 「oi みうs おーい、ブロントさん、ご飯できますたよー」
 
 ブロントさんは立ち上がって、ルーモアに言う。
 「うr−みあは飯食わにいのか?」

 「昨日出掛けてたから、霊夢作ってくれてないと思うし・・・(空腹)」
 ルーミアは急にウビュルル鳴り出したお腹を押さえて言う。

 「おもえが空腹なのは確定的に明らか。朝食を抜くのは命取り」
 ブロントさんの指摘で、ルーミアも付いていくことになった。


 がらがら。ふすまが開かれ、ブロントさんとルーミアが台所に入った。ルーミアを見つけたエロ夢は「おいィ?」という表情ぬなった。

 「あら、る−無亜じゃない。帰ってきてたなら言いなさいよ。私のシマじゃノーカンだから」
 と言って、えごい性格の霊夢はリー見アに朝食を作ってあげないので、ルーミアは
 「作ってください;;」
 と頭を下げた。ブロントさんも
 「もう作る気はないのか?;」
 と言って頼んだ。
 
 しかし霊夢は面倒なのがバレバレ。
 「おいィ?お前らは今の言葉聞こえたか?」
 「聞こえてない」
 「何か言ったの?」
 「私のログには何もないな」
 と自演を繰り広げた。

 「これ言ったの絶対忍者だろ・・汚いなさすが霊夢きたない」
 ブロントさんはアワレにも巫女に口答えをしてしまった。

 「お前らご飯作ってる奴の気持ち考えたことありますか?マジでぶん殴りたくなるほどむかつくんで止めてもらえませんかねえ・・?事前に来るとわかっていれば朝食も作れますがわからない場合手の打ち様が遅れるんですわ?お?食欲に流される糞ばかりなのでご飯が遅れると捏造で好き放題叩かれまくられてマジで忍者。ちょとsYレならんしょこれは・・?文句なら本人に断ってやれよ。これからはそれが出来ないやつが悪者でFA!それくらいも出来ない卑怯者はマジでかなぐり捨てンぞ?」
 一級廃人クラスのパワー力を持つ霊夢に対してナメタ言葉を使うことでレウムの怒りが有頂天になった。この怒りはしばらくおさまる事を知らない。

 「こんな恐ろしいい敵を作りたくないので僕はあやまりますごめんなさい
 ルームアも早く謝るべき死にたくないなら謝るべき
 ごめんなさい命ロストしたくないんです」
 ブロントさんは霊夢の圧倒的な圧倒力に耐えられず命乞い。

 「ほうお前はなかなか解っている様だな
 命は助けてやる私は優しいからな他のやつらにも伝えてやるべき」
 霊夢は露骨に殺気をアッピルしてくる・・・いやらしい。

 「hai!!ルーミアも早く謝ってください!
 まだ僕は死にたくないんです!!命ロストが怖いんです!
 僕の頑張った人生を奪わないで下さい!僕がロストしたらここで謝らなかったルーミアのせいですね?」
 一気にヘタレたブロントさん。
 「早く謝ってください!腋巫女には攻撃きかない!
 僕は絶望的な戦いはしたくないです
 必死に逃げてもとんずらされて後ろからピチュられたくないです!はやくあやまっテ!!」
 
 「許してくだしあ;;」
 ルーミアも遂にひれ伏す。

 「やはり鬼巫女よりやはりルーミアだな・・。今回のでそれが良くわかったよ>>朝食感謝」
 怒りが収まり始めたレム夢だったが、ブロントさんの呟きを聞き取り、怒りが怒りでマッハになることになる。

 「お前ら系はもう許さない。普段は確かに心優しく言葉使いも良い巫女でもおまえらのあまりの調子こきぶりに完全な怒りとなった。仏の顔を三度までという名セリフを知らないのかよ」
 霊夢は陰陽玉を懐からとりdsて言う。

 「いい加減にしろよてめー。ぶっ殺すぞ。こっちが礼儀正しい大人の対応してればつけあがりやがってよ」
 一歩ずつ歩み寄ってくる霊夢。ブロントさんとルーミアはあもりの恐怖に人工的に淘汰されそうになった。

 「たいがいにしろよカスが。マジで親のダイヤの結婚指輪のネックレスを指にはめてぶん殴るぞ。多分奥歯が揺れるくらいの威力はあるはずだしね」
 得物のチョイスがイミフだが、とぬかく怒りパワーを表現するレムム。

 しかしそこで、アワレなナイトは巫女の前に立った。
 「おい、やめろ馬鹿」
 ブロントさんがいきなり言う。

 「おいィ?ボコボコにされたいらしいなさっきも言ったが私はリアル巫女属性だから手加減できないし最悪の場合病院に行くことになる」
 霊夢は静かな殺気をたdよわせながら、呪符を突きつける。

 「霊夢、もまえ系は少し落ち着くべきそうすべき。るーmあに手を出したら最悪俺に3回連続見つめられることになる」 
 ブロントさんも拳を握り、レムムの前に突き出す。

 (・・・)
 霊夢は正直、別に大して朝食のことで怒っているわけでは無かった。
 ただ、
 (・・・なんで)
 ただ、ただ、
 (・・・なんで、ルーミアばっかり)
 そう、ただ霊夢の恋心、乙女心的に、ルーモアばかりを擁護しているブロントさん、いや、擁護されているルーミアに嫉妬していただけだ。だけ、なんて簡単に言うことはできないだろうが、ブロントさんの世話を焼いてきて、幻想郷で一番ブロントさんと近い距離にある霊夢は、特にそんなブロントさんの行動が気に食わなかった。自分は博霊の巫女だから、と他の少女のように積極的にいくことはしなかった。このままの生活で十分と、思っていたはずなのに。私が嫉妬している・・・?そんなことは認めたくなかった。しかし、霊夢も他の少女らと何ら変わらなかった。ブロントさんを独り占めしたい。そんな思いは、しかし確かに彼女の心にもあったのだ。がさつで淡白に見える霊夢も、ひとりの恋する少女だったということだ。
 しかし、今更引き返すことはできない。ここまで大胆にキレてしまった以上、今までの不満をブロントさんにぶちまけてやるつもりだった。
 ――もちろん、弾幕勝負で。

 「・・・、ブロントさん。私は誰が相手でも手加減はしないわよ?」

 「一瞬でも俺に勝つると思った浅はかさは愚かしい」
 
 二人の視線が一瞬、交わる。
 ブロントの後ろで心配そうに2りを見つめていたルーミアに、ブロントさんが話し掛ける。
 「r−みあ、離れていろ。あまり近付くとリアルで痛い目を見て病院で栄養食を食べる事になる」

 ルーミアがとんずらしたのを確認すると、ブロントさんはレムムに向き直る。
 
 「fm・・・場所を変えましょう」
 霊夢の言葉にブロントさんも同意して、二人は境内に向かう。

 

 空はどこまでも蒼く、雲はひとつもなかった。小鳥の流麗なさえずりと初夏の心地よい風が、二人の髪を靡かせる。

 「――じゃ、行くわよ」
 
 「――やるます!」

 2りの掛け声が重なり、戦いが始まる。

 カカッ!最初に動いたのはブロントさんだった。
 彼は霊夢に向かってダッシュ、腕に力を溜める。
 霊夢がとっさにガードしたがもう遅い。
 カカッっとキャンセルしてグラットンを横薙ぎに振るう。
 
 「ハイスラア!」
 
 「ッ!」
 レ見夢はお払い棒でなんとか受けきる。同時に弾幕展開。
 ばら撒かれた色鮮やかな弾幕が、ブロントさんの体を掠める。
 どうにかグレイズ、ブロントさんの雷属性の左が霊夢に襲い掛かる。
 
 「チッ」
 レィ目は相手手首を掴んで押さえ込み、そのまま首元を掴んで背負い投げ。
 ドッ!と地面に体を打ち付けるナイト。しかし、その顔は余裕の表情。 
 
 「お前は馬鹿すぐる。黄金の鉄の塊で出来ているナイトが貧弱背負い投げに遅れをとるはずは無い」
 そういうとブロントさんは霊夢の足を払い、体勢を崩す。
 倒れこみそうになった霊夢に、
 「おもえはそのまま骨になる」
 右拳を突き出した。
 
 「――メガトンパンチ!!」
 
 「浅はかさは、・・・愚かしいッ」
 霊夢は体勢を崩した状態から浮き上がり、スペカを取り出した。
 
 「――霊符『夢想封《キャンセル!!!》
 突然、ブロントさんが飛び上がり、霊夢のスペカを叩き落とした。
 
 「なっ」
 予想外の出来事に驚きが鬼なる霊夢。
 その一瞬の隙に放たれるギロチンの前ハイスラ。
 
 「まずっ」
 霊夢はアワレにもガードが間に合わず、無残にもピチュることになった。
 
 ピユーン!
 
 「スペカと弾幕にしがみついた結果がこれ一足早く避けるべきだったな?お前調子ぶっこき過ぎてた結果だよ?」
 ナイトは余裕の表情で言う。
 「存在があまりに大き過ぎた」
 
 からん。

 ブロントさんは音に気付いて振り向くと、霊夢が立っていた。
 右手のお払い棒を地面に落とした音らしい。
 
 「コインいっこ」
 霊夢はそう言って、左手に持っていた金貨を賽銭箱に投げ入れた。
 
 「ブロントさんは、何個がいい?」
 レレムは静かに話しかけてくる。
 
 「9個でいい」
 ナイトは余裕の表情を崩さずに言う。
 
 「そう。・・・・・・コンテニューなんて、させないけどねッ!」
 右足をブースターに、突進してくるレムム。
 
 「何だ急に速くなった>>霊夢」
 ナイトは盾を構える。
 「ナイトは名実ともに唯一ぬにの盾だからな。実は防御もかなりかたい」

 しかし、霊夢は何もせずブロントさんの横を通り過ぎる。
 
 「おいィ?何もされてないんですがねえ(チラッ」
 ナイトは片目で霊夢をチラ見。
 
 霊夢は笑っていた。
 「・・・ブロントさんが悪いのよ」
 霊夢は小さく呟いた。
 
 ナイトはダークパワーを感じて振り返ると、さっき霊夢がコンテニューした場所にスペカが浮いているのに気付いた。
 「・・・・、・・・ッ!」
 ブロントさんは気付いて、とっさにとんずらで逃げようとするが時既に時間切れ。
 
 「――『夢想天生』」
 
 ブロントさんは驚きが鬼なって、
 「勝ったと思うなよ・・・」
 と霊夢に裏テルしたが、
 


 

 「もう勝負ついてるから」








 ドーン!
 ピチューン。














 ^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^



 それから5分後。神社境内には、アワレにも鬼巫女のスペカで寿命がマッハになったナイトが掃除をしていた。
 「ナイトが負けるssに未来はにい;;」
 




 



 ^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^
 



 霊夢は縁側でお茶を飲んでいた。ブロントさんをスペカでバラバラに引き裂いてフルボッコにしたので、ストレスは完璧に発散されていた。表情も晴れやかである。

 「あっ、そうだ。洗濯物干し忘れてた」
 レムムは急いで庭に出るが、洗濯物は一つ残らずカカッと天日干しされていたワケで。隅に置かれた洗濯籠の上に、何かが置いてあるのに気付いた。
 
 「何かしら、これ・・・」
 近寄って見ると、ジュースが置かれていた。下に紙が挟んである。
 手にとって開いて見ると、
 
 
 『ジュースをおごってやろう』
 

 「・・・」

 「・・・アホで馬鹿で傲慢で廃人で」
 悪いところを挙げたらキリがにい。

 「ほんっとに、不器用なんだから」

 でも、
 
 

 そんなのは、









 ――お互い様ね。








 



 初夏の風が、幻想郷を駆け巡る。 
 もうひとつの、何処にあるかも分からぬ世界にも、こんなに心地のいい風が吹いているのだろうか。
 


 


 これは、ナイトの物語。
 黄金の鉄の塊を身に纏う、ひとりのナイトと、彼に関わった多くの者たち。
 








 ――盾なき時代の冒険者たちへ。
 
 自分的には中々大変な長編でした。
 貧弱一般人である私には、一級廃人の名セリフを使いこなすのは大変だと言っているサル!
 >>4
 俺は産廃好きだからよ、板違いも投下するし夜更かしだってする
デカダン
作品情報
作品集:
16
投稿日時:
2010/05/20 11:44:22
更新日時:
2010/05/21 22:52:50
分類
陰陽鉄
ルーミア
霊夢
ブロント
1. 名無し ■2010/05/20 21:35:03
確かに大変そうだ
2. 名無し ■2010/05/20 22:32:12
あなたの作品面白いから好きだ
3. 砂時計 ■2010/05/21 08:48:46
ブロントは何なのか分からんが誤字多すぎ
4. 名無し ■2010/05/21 20:04:04
↑誤字はブロ語の仕様ですね
しかしこの内容なら鉄本家でも良かったんじゃないか?と思わなくもなかったり
いやまぁ個人論でね?
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