Deprecated: Function get_magic_quotes_gpc() is deprecated in /home/thewaterducts/www/php/waterducts/neet/req/util.php on line 270
『香霖堂の店主が望んだ事』 作者: ND
今日も魔理沙は物を取っていった
非売品だと言っているのに勝手に持って行った
まぁいい、また今度来たら返して貰おう。駄目もとで
僕は構わず本を読んだ
常連の物取りの巫女が来た
僕が読んでいた本を取り上げ、どこかへ去っていった
酷い。これは酷過ぎる
僕は怒鳴ったが、聞こえていない様に彼女は去っていった
僕は不機嫌になった。一体僕が何をしたと言うのだ。
今度は一番来てほしくない、大妖怪様が来た。
こんな不機嫌な時に興味の無い話などを鬱陶しく、効きたくない為、
僕は両手を耳で塞いだ。
だが、彼女は何も語らなかった。
それどころか、タンスの中から僕の服を一着盗んでいった。
僕の目の前で盗んでいった
僕は少し半泣きになった。
しかし、妙な事に気付いた。
彼女にしては珍しく、歩きで帰っていったのだ。
何かあったのか?と思わんばかりに、僕は大妖怪の後をついて行った。
そこには、先程僕の店で強盗を働かした二人が居た。
ある石の横に、僕の店から盗っていった商品と本が置かれてあった。
誰かの墓みたいだが………………。
巫女は、顔を下に向けたまま全く前を見ようとせず、
魔理沙は、顔を手で隠し、指の隙間から何かの水が流れているのが分かる。
そして大妖怪たる人物は、今までの彼女の姿とは思えないほど、
悲しい顔をしていた。
一体誰が死んだのだろうか?
少し考えて見た。
僕はいつも自分の店で本を読んでいる半妖怪だ
しかし、昨日は何か違かった気がする。
少し、思い出してみよう。
目が覚めたら僕は鎖で両手両足を繋がれていた
周りは真っ暗で、全体的に真っ赤な部屋に僕は居た
『誰か!!誰か居ないか!?』
遠くで魔理沙が叫んでいる声がした。
いつもなら、少し動揺するが、身近な人が居るだけで、僕は少し安心した。
『どこだ?ここは』
僕はかろうじてだが、声を出した
『霖之助さん?』
あの巫女の声も聞こえた。
ここはどこなんだ?
『霊夢か。』
『霖之助さん。ここはどこなの?』
知るか。僕の方が聞きたいよ。
だが、よくわからないが僕は少しだけ怖かっただけだった、
どれくらい怖いのかと言うと、
子供のころの注射位とか言うと分かりやすいだろうか。
遠くから足音がする
どんどん足音が大きくなってきた。
そして足音は、僕を目の前に止まった
僕は、その足音の主を見た
『霖之助さん。御機嫌いかがですか?』
誰だこの女は
この女が僕の目の前に来た瞬間、部屋に電気が灯った
横の壁には、霊夢と魔理沙が鎖でつながれていた
その横には、誰かが居たのか、血まみれになっていて鎖には千切れた手が縛られていた
魔理沙は、その手を見て絶叫していた
『霖之助さんごめんなさい。私、とってもあなたが好きです。あなたも私を好きになってください♪』
いきなり何を言ってるんだ?この女は。
しかし、この状況では、拒否をすれば霊夢や魔理沙の命が危ないかもしれない。
『いいえと言ったら?』
少し危ないが、さぐり言葉をかけた。
『ぶち殺しますわよ。ここにいる皆』
その通りだった。危ない
『それならはいと言ったら?』
これなら大丈夫だろうか。
『それはとってもうれしいです!だからあなたを一度殺してはくせいにしてずっと一緒に過ごしたいです!♪』
どっちにしろ僕には生きる選択肢が無いらしい。
その言葉を聞いた魔理沙と霊夢が暴れだした
『ふざけんな!!それじゃあ香霖は結局殺されるじゃねえか!!』
『ええそうよ?だってとっても殺したいのですとも。』
女は平気そうに軽々しく返答した
『愛よ愛。それが私の愛なの。ふふふふふふふふふふふ』
霊夢は、今までとは考えられないほど焦っていた。
『霖之助さん!!霖之助さん!!』
引きちぎろうとばかりに霊夢は鎖を引っ張っていた。だが 切れなかった。
弾幕もなく、術も使えないのでは、思春期の女の子では鎖をちぎるのは簡単ではないだろう。
スペルカードも全て無くなっているようだ。だとしてもこの状態だと使えないだろうが。
だが、特に死ぬ事は怖くは無かった。
どっちにしろ、客は来ないわ本も最近は面白いのが無くなって来ていた。
生きることに苦痛さえ考えていた。
魔理沙に商品を持っていかれたりしては、いつか自分の商品は無くなってしまうのではないか。
と思う時もあった。
思えば、霧雨の親父さんと修行を終えた時から、自分はからっぽになっていた気がした。
自分のこの能力も、あまり役には立たない代物だった。
このまま行けば、時が過ぎれば自然に僕は独りぼっちになってしまうだろう。
僕はもう、そう確信していたのだ。
だからか、全然死ぬのが怖く無くなってきたのだ。
『あの子達には手を出すな』
『あら、なら承諾してくださるの?』
まぁ、とりあえず今は何も喋らないでおこう。
僕に好意を持っているのならば、急所である頭には攻撃しないだろうし、そのうち霊夢か魔理沙が鎖を解いて
助けてくれるだろう。
そう思っていた
そう思っていた矢先に、霊夢と魔理沙は必死になって鎖を壊そうとしていた
『それじゃあ、まずは分離ね♪』
女は、ナイフを取り出した。
そのナイフは、ステーキを切ってフォークで刺すといった代物で、大きいものでは無かった、
女は、そのナイフを僕の肩に置き、そして振り上げた。
ナイフは僕の肩に刺さり、女はそのナイフを上下に切っていった
『――――――――――!!!!!!!』
『ああ!痛みにもだえるあなたが素敵よ!!あああ!!』
女はとても気持ちよさそうな声を出しながら、僕の肩をどんどん切っていった。
血が下に流れていく。横を見ると、もう半分まで切れていた。
骨まで行き、そのナイフは止まった。
『あら、困ったわ。骨がなかなか切れない。』
女は、傷口を広げ、骨にガンガンナイフを叩きつけた。
骨にどんどん増す痛みは、全身に響き渡った。
だが、僕は悲鳴を上げなかった。
悲鳴をあげたら、この女はどんどん調子に乗ってしまう。
ついに骨が折れ、また肉を斬る作業が開始された。
そして、女はナイフを捨て
自分の手で傷口を広げ、ついに皮一枚でつながった状態になった時に
女は自分の手で僕の手を引きちぎった
『がぁぁぁ…………!!!』
喪失感と激痛に負け、僕は少しだけ悲鳴を上げてしまった。
女は、予想通りに調子に乗り始めた
今度は、コツをつかんだかのように、リズムに乗って僕の腕を斬り続けた。
そしてついに僕の両腕が無くなってしまった。
これでもう本を読む事も無くなった、本当に生きる気力がなくなった。
『うふふふふふふふ…………・……私ね、あなたの中身にも大好きよ』
ものすごく嫌な予感がした
女は、今度は僕の腹にナイフを突き刺し、裂いた。
そこから、僕の中にあった臓器を引きずり出した
『ああああああああああ!!!千切れろ!!千切れろこの鎖ぃぃぃぃぃぃぃ!!!!!』
魔理沙と霊夢は、さらに抵抗の激しさを増していた。
『美しい!!美しいわ!!あなたの全て!!あああああああ!!』
女は、僕の内臓の一部をナイフで切り落とし、女はその臓器を股に入れた
女は、性的に気持ちよさそうだった。
だが、こちらは激痛が走っていて、とても喜びも何も無かった。
女は、顔を僕の顔と近づけさせた。
女の口が僕の口と重なった。
『うあ……・・・あああああああああああああ!!!!』
霊夢の暴走がさらに増していった。
泣き声が少し混じった声で暴走していた。
だが、僕は全くこの女を好きにはなれなかった
当然か
霊夢と魔理沙はまだ叫び続けている。
鎖をちぎろうと必死に引っ張っている。
霊夢は、涙で顔が濡れている
女は、僕の舌を噛んだ
舌の先の部分を噛みちぎり、それを食いちぎって奥歯ですりつぶし、飲んだ
僕の口からどんどん血が流れ出していた
『もう嫌だ……………やめてくれよぉ………………』
魔理沙が泣きながらそう告げていた
だが、女は全く耳に入れていなかった。
女は、今度は僕の目にナイフを突き刺した
ナイフをさしたあと、ナイフを回し眼球をほとんど液体状にした
もうほとんど痛みも感じられなかった。
『霖之助さん?知ってるのよ私』
女が急に語ってきた
『何を知っている』
『あら、まだ喋れる元気があるのねぇ。』
女は、最初にあった時より上機嫌になっていた
『まぁいいわぁ。霖之助さん。あなた一度私を助けてくれた』
『その助けたお礼がこれか』
『あら、気に入らなかったかしら?』
女は不思議そうに返事をした
『あなた、寿命が縮む道具を使ってまで私を助けてくれた。
それで私はあなたに惚れたの。』
そうだ、確かにあの日僕の店の方向にでかい妖怪が近づいて来たから何か道具を使って退治しようとした時、
それは自分寿命を縮ませ、相手に死の妖気を流し込むものだった。
『それであなたは、もうあと2年しか生きられなくなったのよね?』
その通りだった。まさか見られているとは思わなかった。
馬鹿な話だ。寿命が縮むと言うから、僕の寿命は長いから大したことはないと思っていたが、それは予想をはるかに超えるくらい
寿命が縮む代物だった。
あまりにも馬鹿馬鹿しい、そして人生最大の失敗だ。かっこ悪い。
その言葉を聞いた霊夢と魔理沙は、急に暴れるのを止めた
『どういう事なの……?霖之助さん…………?』
そういえばこの子達にはその事を言っていなかった。
心配をかけたくなかったからか、いや
余生で空気が気まずくなるのはどうしても避けたかったからだろうか。
『おい香霖!!!!あと2年で死って…………お前………!!!!おい!!!!!!』
『霖之助さん!?どうしてそんな事を私達に言ってくれなかったの!?どうして教えてくれなかったのよ!!』
二人が今まででは想像できなかった位に取り乱していた。
教えなかった理由は決まっている。
心配をかけたくなかった
余生で空気が気まずくなるのはどうしても避けたかったから
『何も………私何も知らなかったじゃねえか…………。』
知らなくてもいい。というか知ってほしくなかった。
多分、気を使っていつも以上に僕の店に居座り続けるだろうと思ったから
逆に大迷惑だと言う事も知らずに
『どうして教えてくれなかったの?』
僕は苛立たしくなり、この子達を睨んだ
『どうして言わなくちゃいけないんだ。僕たちはそこまで親しくないだろう。』
霊夢と魔理沙は、時が止まったかのように静かになった。
しかし、しばらくすると時が動き出したかのように霊夢はぐずり始めた。
今までの彼女だったら、絶対にありえない感情だった。
どうして、今の君達はそんなに泣き虫なんだ?
『どうして、今の君達はそんなに泣き虫なんだ?』
僕は、彼女らに話しかけた
その瞬間、女は僕の内臓に股をこすり始めた
『香霖……………嘘だろ?それ?なぁ?私達は兄妹みたいに…………』
『血縁もないだろう?』
魔理沙は、ガクンと首を下に下げた
『霖之助さん…………大丈夫よ……。絶対………絶対生きて帰れるから………』
霊夢は、何かを忘れようと必死に笑顔を保ち続けていた。
『いいや、もういいよ。どっちみち生きていても本も読めないし酒も飲めないだろう。そんな生活を過ごすくらいなら、
ここで死んだ方がマシだ。』
もう僕はこれから死ぬ
本心を一気にぶちまけた。
もう何もかもがどうでもよくなったのだ。
『はは………はははは………………』
霊夢は、笑いながら泣いていた。笑っていたが、絶望という物が感じられた
『霖之助さん。やっとその気になってくれたのね!』
女は絶叫するくらい歓喜していた。
『僕はお前が大嫌いだ。』
心の底からの叫びをこいつに聞かせてやった
『だが、殺したいなら殺せ。もう僕も生きたいとは思っていない』
『うわぁあああああああああああああああああ!!!!』
魔理沙は、ヒステリックに叫んでいた。
そして、女はナイフを露出している僕の心臓にめがけて突き刺した
これが昨日の出来事だ。
その後の事はよく覚えていない、
ただ、少しだけぼんやりと覚えているのは、鎖が解けた後、女は僕にしがみつき、
霊夢と魔理沙はその女に攻撃したのか、血が飛び舞った所までだ。
『私な、香霖は親父以上に結構好いてたんだぜ。』
『………。私は身寄りが居ないから。一番頼れたのは霖之助さんだったのよね………。』
二人は、昨日よりも悲しそうな顔をしていた。
大妖怪たるものは、何かに怒りを持っているように、妙なオーラを出していた。
殺意と言う方が正しいだろうか。
しかし、僕が目の前に立ってもこの人達は全く気付いていなかった。
ただ、泣き続けるだけだった。
大妖怪たる者も、僕の存在には気づいていないらしい。
だが、別にどうでもよかった。
今の僕は霊体らしいが、今のところ手足がある。
特に不便な所は無い。
それにあの紫さんも僕の存在には気づいていないと言う事は、
この幻想卿の外に出られると言う事ではないだろうか
僕は、さっそく博麗の神社に向かった。
博麗の神社
この向こうが境界線となっているはずだ。
僕は、少し心をはずませながら一歩一歩進んで行った。
境界線を越えようとすると、光が目に入ってきた為、
目を閉じながら、走っていった。
目を開けると、そこには大きな世界が広がっていた。
道は何か滑らかな石で敷き詰められていて、白い線が引かれてある。
横には、大きな石を削って作ったのだろうか、滑らかでまっ平らな石の建物があった。
しかし、この世界に来てからは、少し違和感があった。
そうだ、僕の能力が消えている。
そう気付いた瞬間に、なにかラッパ音が聞こえた
『おい兄ちゃん!!ぶっ殺されてえのか!!!!』
謎の鉄の塊から、男の顔が出てきて、僕を怒鳴り散らかした。
『す………すいません。』
僕はとりあえず謝りながら、脇の方にたたずんだ
その鉄の塊は、見かけに反してものすごく早かった。
どうしてあんな鉄の固まりがあんなに早く走れるのだろうか?
僕は今さらながら今の無能力を恨んだ。
『こんにちは、霖之助さん』
聞き覚えのある声が聞こえた。
その声は……そうあの女だ
『どうしてこんな所にいるんだ?』
『もちろん、恩返しですよ。』
僕は彼女に警戒して、逃げる体制を取った。
『これが、私の恩返しです。』
女は、そう言いながら、僕に微笑みをくれた。
『僕をここに連れてくるのをか?』
『ええ。』
『だったら、どうして僕にあんなひどい事をしたんだ』
『それは、あなたに近い人をあなたから引き離す必要があったからです。』
女は、さらに説明を続けた。
『それに、私はあなたの記憶を少し改造させていただきました。』
『改造?』
『ええ、本当はあなたはあと2年では死なないのですよ。当然、寿命を縮ませる道具なんてものもありません。』
『そうかい。』
そういえば、今となってはどうしてあんな事が記憶にあったのか、不思議だ。
『あなたが使った道具は、ただの魔道具の一つです。人間でなかったら誰でも使える物です。
私は以前、確かにあなたに助けられた覚えがありました。』
そういえば、前に妖怪を倒した事があった。それで助けられた人だろうか。
『私は、人の望みを見る事ができる程度の能力を見る事が出来る妖怪です。しかし、私はあなた以上に
力も魔法も要術もありません。』
女は、急に人が変わったかのように、いやこの前とはほとんど別人のようだった。
『ですから私は、あなたの一番望んでいる事を叶えたかっただけなんです。』
それで僕にあの仕打ちをくらわしたわけか。僕は少し納得がいかなかったが、
確かに外の世界には行ってみたいと思っていた、しかし、叶わぬ夢だと思っていたが、
こうして外の世界に出れた事は嬉しかった。
『この世界では、幻想卿では比にならないくらいの本が存在します。もうあなたは半妖でもなく、もう幻想卿には戻れませんが、
どうかこの世界で余生を満喫してくれませんでしょうか?』
確かに悪くは無かった。というよりも確かにこれは望んでいた事だ。
『分かった、ありがとう。』
彼女は、この前の彼女とは考えられないくらい、優しく 笑った。
僕は、これからは普通の人間として生きていくことになる。
だが、もう後悔はしていない。
霊夢も魔理沙も、時間がたてば僕の事を忘れて、いつも通りの人生を送ることだろう。
幻想卿の外の世界
こんなにも広い世界を見た僕は、
生きる希望、やりたい事が僕の中で自然にたくさん出てきた。
そうだ、これが僕の望んでいた事
全てが新しいこの世界で、僕は新しい決意を持って、新しい一歩を踏んだ。
『香霖――!!邪魔するぜー!!』
魔理沙は、香霖堂の扉をぶち破り、勝手に上がり込んできた。
『霖之助さん、お茶の葉を貰いに来たわよー。』
霊夢は、その扉を踏みながら堂々と店の中に入っていった。
『あらあら、勝手に店を荒らされたら困りますわ。』
紫は、かつて霖之助が座っていたであろう場所に座っていた。
『なんであんたがこんな所に居て、そんな所に座ってるのよ』
『あら、いいじゃない。今日からこの店は私の家になったのよ。』
『ああそう。今日私ここに泊まるけど、別にいいんだなー?』
『駄目』
紫は、魔理沙の最後の言葉の間を空けずに即答した
『どうしてあんたがこの家を乗っ取るのよ』
『あら、香霖堂の店主さんが居なくなったのだから、この店は私の物になるでしょう?』
霊夢は、不機嫌そうに紫の顔を睨みつけた。
『まぁいいわ。お茶の葉はどこにあるのかしら、霖之助さーん。霖之助さーん。』
霊夢は、店主の名前を呼んだ。が、当然返答は無かった。
『霖之助さーん………霖之助さーん…………』
当然返答は無い。
『……………………。』
3人は、まるで死んだかのように静寂になった。
そう、森近霖之助はもう居ない。
紫がこの店を自分の家にした理由も、霖之助の名残が一番残っている場所だからだろう。
魔理沙は、泣き顔では無く、普通の顔のままなのに目から液体が流れ落ちた
そして、そこで泣き崩れてしまった。
霊夢は、お茶の葉を探すのを止め、手がだらりと下がった。
『どうして言わなくちゃいけないんだ。僕たちはそこまで親しくないだろう。』
何よりも、今までずっと、いつも通っていてお茶を飲みに来ていたのにも関わらず、
霖之助さんには、ほとんど私達なんぞ毛ほどにも思っていなかった事がショックだった。
私の妄想の中には、いつも霖之助が居た。
その妄想が現実だと勘違いしてしまうほど、私は霖之助さんの事を思っていたらしい。
どうして言わなかったんだろう。どうして言えなかったんだろう。
私は、今はとても死にたい。
それでも、時間が解決する
ならば、私達はその時間を恨むだろう。
今の3人には、虚しさ以外何も無かった
多分書きませんが、
続編があったら、霊夢達が霖之助を幻想卿に引き戻す話になるでしょうね(笑
まさかの続きが出ました。
ND
- 作品情報
- 作品集:
- 16
- 投稿日時:
- 2010/05/21 13:15:44
- 更新日時:
- 2010/05/22 13:58:22
- 分類
- 霖之助
- 霊夢
- 魔理沙
- 紫
- 女
- グロ