Deprecated : Function get_magic_quotes_gpc() is deprecated in /home/thewaterducts/www/php/waterducts/neet/req/util.php on line 270
『この橙にスパゲティを食わせてやりたいんですがかまいませんね!!』 作者: みづき
「はむはむ、あむあむ、橙の尻尾はおいしいよ、橙の尻尾はね、おいしいんだよ。しかもね、二本あるんだよ。一本食べてもまだあるんだよ。だからね、あげるね。紫様に一本分けてあげるね」
橙はがじがじと自分の尻尾を両手で掴んで齧っていた。猫に漏れず四足獣の尻尾というものは見た目のボリュームはあるものなのだが、そのほとんどは毛である。さらに肉はあまりついておらず、ほとんどが骨だ。
流れ出す血に濡れて毛ががびがびになっていたが、橙はとくに頓着せずさらに尻尾の先端を口の中に押し込んだ。口中では猫科の食事としてあるまじきごぉりごぉりという、骨を咀嚼する音がする始末である。
紫はそんな橙を悲しそうな目で見つめていた。藍はため息をつく。
「まだ、だめですか……」
「ねえ藍、私そろそろ寝たいんだけど」
「しかし、橙をこのままにしておくわけには……」
藍は深刻な表情で尻尾を齧り続ける橙を見下ろしていた。その視線に気づいた橙は無傷の方の尻尾を藍に差し出す。
「藍様、食べる? 橙の尻尾食べる?」
「私はお前より4.5倍多く尻尾を持っているからいらないよ」
「多いね! 藍様の尻尾たくさんだね!」
「そうだね。あ、その尻尾は獣の槍に対抗するためだけに生み出した尻尾だから触ると死ぬよ」
「藍様の尻尾は物騒だね! 橙の尻尾はおいしいよ! がじがじってしたらね、頭と尻尾の先がびりびりってしてね! 身悶えするくらいおいしいんだよ!」
「それはね。痛いっていうんだよ」
藍は困ったような笑顔を浮かべて橙の対応をしていたが、紫は扇子の端っこをかつかつ指先で叩いて苛々とした視線を藍に送った。寝不足なのである。徹夜で作業をしているのだ。一日を二十四時間で区切ると、半分以上の時間を寝て過ごしている紫にとって徹夜というのは幻想郷の平穏を揺るがす存在の次に許せない不倶戴天の敵だった。
むぅと藍は唸った。そして、橙の頭を撫でるように手の平を置く。
「そぉい!」
藍の手が獣化して、一気に床まで叩きつけられた。
橙は原型を留めずに潰れていた。いわゆる猫煎餅である。よく道路の真ん中に落ちているアレだ。
「ちゃんと殺した?」
「ちゃんと死にました」
「それじゃ、改めてやり直しましょう」
「そうしましょうか」
紫と藍はひしゃげた橙の眼球と同質の光を帯びた目で、その残骸の中に落っこちているお札を見つめた。
すっ、と紫は扇子を広げるとお札に描かれていた紋様が立体化し、部屋中に広がった。チルノを今この部屋に放り込めば三日は知恵熱で溶けてしまいそうなほど難解で膨大な数式の山が宇宙を漂う銀河群のようにまどろんでいた。
いっそ、チルノのように本当に理解できなかった方が幸せであろう。紫は睡魔に半分以上頭を食われながらそう思った。
そして、紫と藍はハイライトが完全に消失した瞳で改めてそのスパゲティコードに挑み始めた。
事の始めは、橙が湖に落っこちたことだった。弾幕勝負の勢い余って沈没し、半死半生の状態で自力で生還した。
しかし、式を書き込んだお札はびしょびしょのぐずぐずだった。ところどころ欠けていたりもした。藍がそんなお札を手にして『助けてやってください』と紫に訴えてきた時の選択肢の一つに「暗黒空間にバラ撒いてやる」が無かったわけではない。
『でもまぁ、藍が長年可愛がってきた橙だもの。そう無碍に扱ってやるのも可哀想ね……』
主人心を奮い起こし、了承してしまった過去の自分をぶん殴ってやりたいと現在の紫は考えている。そう、ごく普通の式はごく普通の式の式を書き、ごく普通の式の式を作りました。けど、ただ一つ違っていたのは……式の式はスパゲティだったのです。
もちろん藍本人はスパゲティにした覚えは無かった。だが自分のコードも一年経てば他人のコードという言葉があるように、長い間いじっていなかった橙の式を藍はまともに読めなかった。オマケに水に濡れて破損していた。バグだらけだった。
紫はなぜ、藍が自分の助力を欲したのか理解した。理解して、逃げ出したくなったが、逃げたら藍は家事をしないと言い出した。いっそこいつの式自体もっとちゃんと融通聴く仕様に書き換えてやろうかと思ったが、そこは自分のコードも一年経てば他人のry
……結局、藍に付き合わされて紫は百時間ぶっ通しで作業していた。終わりははるか天竺のようにまだ見えない。
「うふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふ……………………ねぇ藍? さっき私ちょっとおトイレに行くって言ったでしょ?」
「………………………………………………………………………………………………………………………………」
「でもちょっと気分転換くらいしたいじゃない? だから霊夢の所にお茶しに行ったのよ」
「………………………………………………………………………………………………………………………………」
「そしたら霊夢、なんて言ったと思う?」
「………………………………………………………………………………………………………………………………」
「『臭い』だってさ」
「………………………………………………………………………………………………………………………………」
「一週間もお風呂に入ってなかったら当然よねぇ」
「………………………………………………………………………………………………………………………………」
「う」
「………………………………………………………………………………………………………………………………」
「うわああああああああああああああああああああああああああああああああああああああん!! もうやだああああああああああああ! ゆかりんあったかいごはんが食べたい! おふとんで寝たい! お風呂に入りたいよおおおおおおおおおおおおおおお!!」
「………………………………………………………………………………………………………………………………」
藍はひたすらスパゲティを咀嚼していた。その大きな狐耳に主人の声は届いていないようだった。彼女は別の次元に吹っ飛んでいた。境界を操る紫ですら届かない領域に行ってしまったのだ。
紫は、ならばと考えた。この状態のまま、放っておいてもいいのではないのか? そして自分は幽々子ん家にでも行って、一ヶ月くらい惰眠を貪るのだ。気の置けない親友はきっと心身ともに疲れきった紫のために珍味と美酒をたんまり用意し、甲斐甲斐しい妖夢はお風呂を炊いてくれるだろう。よし、決まった。今すぐ逃げよう。こんな所は妖怪が生きる場所ではない。
隙間が開かれた。
藍の尾が蛇のように立ち上がり、紫の身体を捕獲した。
「どこへ行かれるんですか。紫様」
藍は睨め上げるような瞳で質問を投げかけてきた。彼女の瞳は本来金色のはずだが、原生林が鬱蒼と生い茂る黒く深い森を鍋の中に圧縮して煮込んだかのような、濃緑色の瞳のオーラがかかっていた。そこには生命が謳歌するありとあらゆる喜びに対する、妬みや嫉みという言葉では足りないほどの怨みが詰まっていた。
昔、中国大陸では混沌と陰と陽の気が入り交ざっていた。そこから沈殿した陰の気の塊は……(以下うしおととら全33巻でお楽しみください)。
紫は着席した。泣きながら橙のデバッグ作業に戻った。
なーお
橙が鳴いていた。二本の尻尾をぴんと立て、畳の上に四つんばいになったかと思うと藍と紫の眼前に小さなお尻を突き出してなおなおうるさく鳴いている。
発情期のアレだった。一週間のデバッグ作業の末がこの有様だった。
「殺しなさい」
「はい」
橙の脊髄が爪の一撃で断ち割られた。畳と上からの衝撃でひん曲がった延髄から首がぽろりと取れ、天井にぶつかり、鞠のように跳ねた。数十秒ほど様々な傷口から血が吹き出ていたが、しばらくすると収まった。
ばりばりばりばりばりばりばり
橙が爪砥ぎをしていた。畳で。
イグサの香りがぷんとあたりに漂う。紫は小さくくしゃみをした。
猫を部屋飼いにする際、和室に入れるのはあまり好ましくない。この爪砥ぎ問題もそうであるが、マーキングとして放尿された場合取り返しのつかない事態に陥る。イグサに染み込んだ尿の臭いは畳そのものを交換しない限り決して取れることはないのだ。ちなみに筆者ん家ではフローリングカーペットを無理矢理和室に敷いて解決している。
紫と藍も早急に解決策を図った。
「殺しなさい」
「はい」
藍の蹴りが橙の横っ腹に突き刺さった。部屋の障子を突き破って庭までごろごろと転がった橙は傷んだ内臓を庇う様子もなく唇の端からだらだら血を零し、気道を自らの血液で詰まらせてげふげふと咳き込みながら、空をかしゃかしゃと掻いていた。
一っ跳びで縁側から橙の傍まで移動した藍はその頭蓋を踏み潰した。しかしそれでも筋肉の反応は止まらず、橙の手足は闇雲に動き回り続けていた。
「フウウウウウウウウ〜〜」
橙は安心しきった顔で藍の手にすりすりしていた。猫は頬のあたりに特殊な臭いを分泌する腺があり、それを対象物に擦り付けることで「これは私のモノだ」とマーキングする習性を持っているのである。甘えているわけではないので、猫に頭突きを食らわされたところで黄色い声を上げても虚しいだけだ。
しかしそれでも藍の表情は緩んだ。紫もようやくデバッグの成果が出たかと安堵し、床に寝そべり始める。
その時、橙は胸の奥から解放しきったかのような声で、呟き始めた。
「わたしは…子供のころ…レオナルド・ダ・ビンチの『モナリザ』ってありますよね…あの絵…画集で見たときですね。
あの『モナリザ』がヒザのところで組んでいる『手』…あれ……初めて見た時…なんていうか……その…下品なんですが…フフ…………
勃起……しちゃいましてね…………」
「殺しなさい」
「はい」
__ ,,..--─- 、_
!ヽ'r〜⌒〜yノ。
`Y.ルノハルノ´ ご主人様?ボコボコにしてやんよ
ハiリ ゚ ヮ゚ノリ =つ≡つ
`〈(っ∞=つ≡つ
〜く,/_,i,__!ゝ ババババ
'´`゙!_フi_フ"
「殺しなさい」
「はい」
_,..-‐''"´ ̄ ̄ `ヽ、 ,..-ァ
,. '"´ />'´:::/_)
____,rイ、_ヽ____,.へ、____,.へ__/, イヽ;::::/!
.オ、、::::::::::ヽ、r-、__>-r-‐、'":::::::i:::i;イゝ
,ヘ、 ヽ;:ヽ、ヽ::::::!::::i::::::i:::::i:::i::::|:::_!_:!:::ハ::イ::| うんうん わかる わかるよー ゆっくりし
\ `;、 .〈Σ>イ::::::ハ__,.!:::レ'!ハレ、!__ハ::::,!::!:::|
ヾ、,`"''ー-|:::::::i:::::::i (ヒ_] ヒ_ン .|:::l|::|::|
`'ー --‐!::::::i:::::::|'" ,___, "' ハ リ::/
,.-‐‐rー-‐''"´ !::::::ハ:::::!、 ヽ _ン ,.イ::/:ル
'、___,'__,,... -‐''"´レ'i:::ハ:::::|.>,、 _____ ,.イ:レ'i:ハ
「殺しなさい」
「はい」
紫と藍は橙の死体を見下ろしていた。耳はちぎられ、毛は十箇所以上も毟り取られてハゲていた。両の眼窩に収まるべき眼球は口腔内に放り込まれており、空っぽになった穴は掘り進められて脳をシェイクさせられていた。
脳をやられたのが致命傷なのではあるが、頭から下の胴体はもはや胴体というよりおもちゃ箱をひっくり返したかのような、臓物の散乱場といった方が正しい有様だった。肺、胃袋、膵臓、肝臓、子宮、はらわた、消化器循環器問わずどれ一つとして無事な内臓は存在せず、その全ての傷口が生活反応を示していた。
デバッグ作業が遅々として進まないことに藍の苛立ちは日に日に増していた。八つ当たりそのものである。狐のくせに目の下に真っ黒な隈なんて作っちゃってあんたはぽんぽこたぬきさんなのかしらん見苦しいわね、と紫は雑巾のように絞ったら汚濁がバケツいっぱいに溜まりそうなほど疲労に倦んだ脳みそで考えていた。
彼女たち二人に時間感覚というものが失われて久しい。ただ一つ時が流れている証拠があるとすれば、二人に決して取れることのない疲れと汚臭が溜まり続けているということだけだった。今から隙間を開いて霊夢に会いに行ったら浦島太郎よろしく彼女の孫とお茶することになっても、紫はなんら疑問を覚えないだろう。
「……動作テスト…………開始……します……」
紫は何も言わず扇子の先っちょで橙の死体がある方向をなぞった。生と死の境界がいじられ、あっさりと橙は蘇生。その赤子のようにつるつるとした背中に藍はスパゲティを内に秘めたお札を貼り付けた。
「に゛ゃっ!!」
電撃でも食らわされたかのように橙は上半身を跳ね上げさせ、がくがくと首を前後に揺らし、流れ込む式に身体を順応させようとしたり、拒否しようとしたりしていた。だがそれもしばらくすれば収まった。
「インストール……完了……です……」
藍の呟きと共に橙はのそのそと起き上がる。首はうつむいたままだ。このあたりまで安定して立ち上がられるようになるまでですら、とても苦労した。しかしそこから先はその倍どころか、先が見えない暗黒の旅路にしか紫には思えなかった。
がばっ、と勢い良く橙は顔を上げた。そして突然藍に飛びかかる。すわ失敗かと思った瞬間、橙の口から元気の良い、舌っ足らずな声が飛び出した。
「藍しゃま〜〜〜〜!!」
尻尾の一本一本が魔理沙の箒以下の廃棄物同然な代物になり、骨と皮ばかりのフォックスゾンビになっていた藍は橙の抱擁を受け止め切れなかった。仰向けに倒れ、茫洋とした表情のまま橙の顔を濁った瞳で照り返すように見つめている。
「にゃにゃっ!? 藍しゃま、大丈夫ですか!?」
「……………………支障の内にも入らない」
「そんなことありませんよ! 藍しゃま、すっごく疲れた顔しています! 一体どうしたんですか?」
「それはな……話せば長いことになる……」
藍は震える手を橙の頭に伸ばした。手首にすりすりした橙はそのまま藍の撫で撫でをねだるように頭を下げる。
手の平を橙の帽子に載せた藍は
「そぉい!!」
床に叩きつけた。
「に゛ゃあああぁぁぁあぁあぁぁぁぁああああぁぁ!!!」
獣化しておらず、仰向けに寝たままという力の入らない状態だったので橙の頭は潰されることが無かった。せいぜい鼻と歯の七割くらいが折れた程度である。
一ナノミクロンも動作テスト開始を告げた時から表情を変えず、藍は橙の髪の毛を引っ掴んだままむっくりと起き上がった。「にゃんで〜〜〜? らんしゃま〜〜〜〜」という悲痛な声が聞こえてくるが、それを十一次元上の出来事のようにスルーして藍は橙の耳輪をぐりぐりと指先で回転させ、ピアス穴を無理矢理大きくして行く。
「……藍」
紫は枯れ木のざわめきのような声で式の名を呼んだ。藍はそこに含まれたニュアンスから全てを読み取り、首を横に振る。
「……ダメです。橙は……こんな子じゃありませんでした」
「にゃんで〜〜〜〜〜〜!? 橙は橙だよ、藍しゃま〜〜〜〜〜!!」
「一つ」
耳輪ごと耳が引きちぎられた。その肉片を橙の口にねじ込みながら藍はDTM以下の無感情な声で諭し始める。
「橙の一人称は私」
悲鳴を聞かず、橙の頭を床に落とすと足裏で固定し、二本の尻尾を螺旋状にぐるぐると捻った。
「二つ」
一本になった尻尾を掴んで橙を振り回し、振り回し、振り回し続ける。遂に遠心力に耐え切れず尻尾が引きちぎれ、彼方へと飛んで行った橙をゆっくりと歩いて追った。
「橙は私のことを藍『様』と呼ぶ。そんな媚を売った呼び方はしない」
「きょ、今日の藍しゃま、おか、おかひぃよ!?」
「三つ」
引きちぎれた尻尾を橙の口に咥えさせ、後頭部で括りつけた。即席の猿ぐつわを噛ませた藍は尻尾の付け根の傷口に指を突っ込んで、そこから肛門を辿り、大腸を引きずり出し始めた。
橙は目を剥き、血泡を猿ぐつわの端っこから零す。その泡を藍は引きずり出したはらわたで拭ってやった。
「猫の橙は狐の私にそんなに懐いてないから撫でろとせがまない」
痛みのショックのあまり気絶した橙に構わず、はらわたで糸玉を編み始める藍に紫は再度声をかけた。
「……別にいいじゃない、これでも……もう」
「何をおっしゃっているのですか。猫は気まぐれだから可愛いんです。その気まぐれさと式の従順さのアンバランスが生み出すベストバランス……それが橙です。こんなのはペットはみんな無邪気で可愛いんだと幻想抱いている奴をブレイカーしないために渡す程度の存在ですよ」
紫は心の中で泣いていた。自分が良かれと思ってばりばり式を書き直していたら、いつのまにか藍と同タイプの従順な式神ができるようにしてしまっていたのだ。もはや藍が理想とする橙のコードは削除済みであり、二度と返ってこない。もちろん藍はそんなことに気づかず、紫よりずっと劣るスピードで仕事をしているわけなのだが……。
悲しくなった紫は、橙の背中に貼り付けたお札を引っぺがした。
「あっ、何をなさるんです紫様」
「こうよ」
セロハンテープで破れた箇所を補修したお札を、紫は半ばからびりっと破った。
藍の顎が外れた。
「あ゛あ゛あ゛ぁ゛あ゛あ゛あ゛ぁ゛゛あ゛あ゛ぁ゛ぁ゛あ゛あ゛あ゛!?!???!!?」
びりびりびりびりびりと瞬く間にお札は紙屑になり、紫はそれを丸める。
「腐ったスパゲティは捨てて、新しいソースを作りましょう。そっちの方が建設的ね」
そして、隙間の中にダストシューティングした。
藍は無数のつぶらな目がぱちくりすると暗黒空間に手を伸ばした。しかしその手は永遠に届かず、叫び声だけが虚しくこだました。
――ちぇぇぇぇぇぇぇぇぇん――と
eratohoの口上を書くのもいっぱいいっぱいな俺にプログラミング用語ばりばりの話なんて書けるわけないだろう。そんなの読みたい変態は現代魔法を読め現代魔法を。あれは良いものだぞ。うむ。かたまりは実に良い。猫っていうのはね、誰にも邪魔されず自由で、なんというか救われていなきゃあならんのよ。独りで静かで豊かで……
ここでは初めましてです。
うちの飼い猫の母娘がこの2月と3月に立て続けに逝きました。他にも産まれた時から虚弱で5年生きたのが奇跡としか言えないような固体が風邪を引いたり護法天童乱舞の勢いで暴れ回っていた固体が口内炎になって一年くらいになりますか。すっかり痩せ細って世話をしていると落ち込みます。弱っていく生き物を見るのは精神力を磨耗するものですね。
でも架空のキャラクターだとぞくぞくしてくる不思議。
みづき
作品情報
作品集:
16
投稿日時:
2010/05/27 03:27:21
更新日時:
2010/05/27 12:39:13
分類
15kb
橙
藍
紫
藍の理想に同意だな
らんしゃま・ゆかりしゃまなべたべたなのは個人的にあまり好きになれない
それとゆかりん。風呂入るなら俺も一緒に…やめて!足元にスキマひろげn(ry
グロいけれど暗くなく笑えて良かったですw
素直な動物が欲しければ温厚な大型犬でも飼えば良いですし、折角猫なら気まぐれな奴ですよね。
アンビバレンツだな