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『東方香霖堂 色欲事件 前編』 作者: ND
朝から何か嫌な予感がした。
本を読んでいた矢先、何か変な臭いがしたのだ。
だが僕は、何も気にせず読書を続けた
『おーい香霖ー!!』
遠くから魔理沙の声をした。
僕は、店の入り口を開けると、
魔理沙と霊夢は全裸でこちらに歩いて来ていた。
僕は入口を閉め、鍵をかけた
『おい香霖!!折角来たのに失礼じゃねーか!?』
『失礼は君だ。帰れ』
僕は読書の続きをしようと机に戻ると、
入口がぶち壊された
『霖之助さん、それで私達があきらめるとでも思ったの?』
僕が作った服を着ていない霊夢が、堂々と体をさらけだし、僕の店に入ってきた
『一体何しに来たんだ。その恰好で』
僕は、冷静に彼女らを対処した。
だが、いまだに混乱していた
『うるせーな!私はただ香霖を犯ろうとしただけだ!!』
『魔理沙、なんだかものすごく不吉な言葉を発したような気がするんだが』
そう言うと、魔理沙は眼を光らせて僕に襲いかかってきた
『シャ――――――!!!』
猫が警戒をするような声を出し、僕に飛びかかってきた。
僕は、それを素早く避けて腹に一発蹴りを入れた。
それで目を覚ますといいが、まだ目の光を失っていなかった。
『はっはっは!甘いぜ香霖!!そんな事で私達があきらめると思ってんのかぁぁぁぁ!!』
本気で体を鍛えようと心から誓った瞬間であった。
僕は、店の倉庫に行き、空を飛ぶ為の道具を探した。
霊夢と魔理沙が倉庫の中に入ってきた。
霊夢と魔理沙が、僕の事を探している
僕は必死に息を殺した。
見つかっても死ぬ事はないのだが、
見つかって捕まる事を考えたらゾッとした
誰かの足音が近づいて来た。
僕は、その足音から遠ざかるように壁をそって歩いて行った。
そして、窓の方へ壁をそって歩いた。
足音がどんどん近付いて来る
窓を開けて外に出る事は、
見つかる事は確実だが、やるしかなかった。
僕は静かに立ちあがり、窓を開けた。
『そこかぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!』
肌色の彼女らは目を光らせながら、股を濡らしながら僕の方へ向かってきた。
僕はすぐに窓に足を乗せ、上半身が店の外に出て、ついに下半身の半分も外に出た時に
足を掴まれた。
『捕まえたぜ香霖…………』
魔理沙はさらに目の輝きを増していた。
その輝きを、別の所で生かしてほしかった。
僕は、霊夢が来る前に空を飛ぶ為の道具を魔理沙にぶつけた
『ぎゃっ!!』
これで空を飛んで逃げる事は無理になった。
だがこれで捕まる事は無くなった。
僕は捕まるものかと決意を新たにし、香霖堂を後にした。
後ろから肌色の二人が見えたが、
人間と妖怪のハーフは危険を察知すると恐ろしいほどの力がでるそうだ。
僕が走ると、みるみる彼女らとの距離を離していった
街に出ると安心だろう。
街に行くには、山を抜けなければいけなかった。
だが、街まで行けばこっちものだ。
あの二人も、さすがに街の真ん中ではあの恰好ははずかしいだろうと考えた。
だが、それは甘い期待にすぎなかった。
そして、湖の近くを通った時、湖から何か変な奴が飛び出してきた。
『きゃははははははは!!男!!男!!』
それはまた肌色の少女だったが、なぜか帽子だけは被っていた
『うわぁ!!』
僕は思わず悲鳴を上げてしまった。
だが、帽子のその子は悲鳴に怯む事も気づく事も無く、僕の方へ走ってきた。
目は、魔理沙と霊夢と同じ輝いていた。
だが、僕にはその輝きが不吉に見えた。
僕は、必死に逃げた。
火事場の馬鹿力は、さっき香霖堂から逃げるときに使った為か、
今度は全く力がでなかった。
後ろの帽子の少女がどんどん距離を縮ませていった。
捕まるわけにはいかなかった。
だが、力が出なくなった。
すると後ろから、今度は兎の耳をした肌色の少女が
『店主が!!居る!!』
と言いながら目を光らせて僕の方向に走ってきた。
もう駄目だ。体力が無い……………
そう思った時だった。
そこには急な斜面があった。
僕はそこで躓いて、転がってしまった。
かなりのスピードで、転がらずに走っている彼女らとは比べ物にならないくらいの早さだった
転がる事が終わった時は、彼女らはまだ坂の上にいた。
助かった。
僕は、この先にある霧雨店を目指して足を進ませた。
だが、そこでも悪夢は存在していた。
人間の里
そこでは収穫祭がおこなわれていた
そういえば、そういう祭りがあった事をを忘れていた。
だが、僕には全くのどうでもいい事だった。
そこでは、秋姉妹が出るというイベントもあるらしいのだが、
彼女らは暇なのだろうか。と思った事はあった。
だが、その考えもすぐに退いた
イベントがあるその舞台から、急に謎の肌色の少女が登場したのだ。
服を着ていないから分からないが、多分秋姉妹なのだろうか。
そこで秋姉妹はマイクを取り、皆にこう言った
『霖之助ぇー!!霖之助はおらぬかー!!』
当然、僕は彼女らとは面識はないはずだった。
だが、彼女らは間違いなく僕を探していた
村の住民は、一体何事かとざわめきを隠しきれずにいた
『そこかぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!』
一番後ろに居たのが悪かったのか、運悪く見つかってしまった。
二人は紅葉を巨大化させ、それに乗りサーフィンのように使いこなしていた。
それがなかなか早かったので、僕も危ういと感じた。
僕は必死に走った。
とにかくとにかく必死に走った。
路地裏に回った所、なんとか撒いた事ができたようだ。
『あら、香霖堂の店主さん。』
隣には、なぜかあの紅魔館のメイドが居た
『こんな所で何をしているのですか?』
『君こそこんな所で何をしているのだ。』
良かった。彼女は大丈夫のようだ。
すると彼女は、僕の服にしがみつき
『私は今ちょうど、香霖堂に向かう所だったのですが。』
なんと、今日は珍しく僕の店に客が来るはずだった。
こんな事が無ければ大歓迎だったのだが…………
『今は無理だ。後でご要望を届けるよ。で、何を買うつもりだったんだい?』
するとメイドは服を脱ぎ、肩を露出した所で
『店主の精子』
僕は、大丈夫じゃないと悟った時に、路地裏から表に出た。
だが、目の前にはまたメイドがいた。
時間を止めたのだろう。僕を下にして、彼女は僕の上に座って服を脱がそうとしていた。
気絶させれば時を止められないだろう。
幸い僕の服は、脱がせるのにはかなりの時間がかかる
僕は、服の中にあった衝撃を発する道具を出し、メイドをブッ飛ばした
頭の真ん中を狙った為、気絶は免れなかった。
一応彼女は、大事な客なので死んでいなければいいが、僕はそう思い走っていった。
『居たあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!』
後ろには、肌色の秋姉妹と
山から、僕の店から追いかけてきている少女が追いかけて来ていた。
いや、追いついて来たのだ
僕は必死になり、とにかく走りまくった。
路地裏に行けば、走りにくい為追いかけづらくなるだろう。
そう思った僕は路地裏に行き、こけずによろけずに走っていった。
だが彼女らは、浮いている者も居れば、物を踏みつぶし平地を走るように走っている人も居た。
もう駄目だ!!そう思っているときに僕は誰かに引っ張られた
そして僕は室内に連れていかれた
外では少女達が僕の名前を呼んで動きまわっている。
僕は、引っ張った主の顔を見ようと振り返った。
それは、見覚えのある顔だった。
『よぉ霖之助、来ると思ってたぜ。』
『霧雨の親父さん………。』
それともう一人居た。
その人は、あの刀を使う少女と思わせるような服を着ていた。だが彼はもう老体だった。
だがその老体は、全く年を思わせないような気配、勝機を帯びていた。
『ふむ。今日に限ってこの幻想郷の気がおかしいと感じて来てみれば、まさかこんな事になっていたとは』
老体は悲しそうに顔に手をあて溜息をついた。
『あの………あなたも?』
だが、親父さんと老体は何も答えなかった
『一体どうしちまったんだろうな………』
親父さんも悲しそうに顔を伏せた
『とにかく霖之助、気を付けろよ。特に魔理沙に犯られたらぶっ殺すぞ』
『大丈夫ですよ。全力で逃げますから。特にあなたの娘さんからは』
『なんだぁ?俺の娘が可愛くねえってのか?あん?』
言っている事がほとんど矛盾していたため、僕は目を伏せてしまった。
すると親父さんは、愉快そうに笑った。
『まぁ霖之助、お前さんはまだ若い。このおかしくなった少女達の為にも自分の童貞を守る事だぜ。
いつのまにか喪失していたなんて悲しすぎるからな。』
僕はその事も考えていた、だが一番考えていたのは自分の安否だ
『まぁ、とにかく狙われているのが俺たちじゃなくてよかったよなー。』
ん?今この人はなんて言った?
『いやー。いきなり少女が”霖之助はどこに居ますか!!”って言って来た時はビックリしたなぁ。』
『はっはっは。わしにはもう愛する妻が存じますからな。幸運だったのぉ。』
僕は全身冷や汗で彼らに質問をした
『あの…………あなた達は狙われていあいのですか?』
『何言ってんだ?狙われえているのはお前だけだぞ?』
全身から血の気が引いた
『どうして僕なんですか!?幻想郷にも男の人はごまんと居るでしょう!!どうして!?
というよりもどうしてあなた達は僕だけが狙われているって知ってるんですか!!』
『だから聞いて来たんだよ。”霖之助はどこだ”って。10人くらい』
『わしの所には15人くらいじゃの。』
二人は軽々と話していた
僕は落ち込んだ。
ものすごく落ち込んだ。
『だが喜べ霖之助、良い知らせを知ったんだ。』
霧雨の親父さんは神父のような顔で言った。
『ついさっき医者に聞いたんだけどよ、あっもちろん男のだぜ。』
医者がどう言ったというのだ。霧雨の親父さんは説明を続けた
『これは新たなウイルスか何からしい。ただ、これは弱い物なので男には感染しない。
女性の感染力こそ強いが、1日たらずで治っちまうらしい。』
1日
その言葉だけで少し救われた気がした。
『まぁ俺たちはどうしようもできないけどな。一時的な物だし、お前も大丈夫だよな!』
だが、一つだけ疑問があった。
『一体誰がこんなウイルスをばらまいたのですか?』
『済まぬが、それはわしらでも存じないのだよ。』
『ごめんな霖之助。』
二人が謝った瞬間、ドアからものすごい打撃音が聞こえた。
ついにばれてしまったのだ。霖之助の居場所が
『おい霖之助!!お前はこれからどうする!?』
さすがに、二人を巻き込む訳にはいかなかった。
ただ、二人は狙われていないので大丈夫なのだろうが、
『とにかく逃げます。霧雨さん、それと…………』
『申し遅れた。わしの名は妖忌と申す。』
『妖忌さん。どうかご無事で達者で居てください。』
『こっちのセリフだ馬鹿野郎。』
親父さんはがんばれよと僕の肩に手をやり、微笑みをくれた
僕は、この倉庫の中にある道具をありったけ持ち合わせた。
大きな窓があったため、幸い窓の向こうには彼女たちは居なかったから。僕は窓の方に向かった。
いつの間にか二人は居なかった。
逃げたのだろう。薄情者だ。
僕は窓に足をかけ、道具を服の中に隠し
窓から身を投げた。
その瞬間、肌色の烏天狗に連れ去られてしまった
霖之助が主役の小説第Y段です。
まぁ全部霖之助が主役なんですけどもね。
今回は全くと言っていいほどグロシーンは皆無です。
スカトロシーンも皆無です。
こんな物語ですが、続編を期待してくれたら幸いです。
ND
作品情報
作品集:
16
投稿日時:
2010/05/29 00:29:18
更新日時:
2010/05/29 09:41:58
分類
霖之助
幻想郷
女
鬼ごっこ
妖忌
エロ
そして外には出ないでください。
蒼い服着た国家権力を両手に持った聖人に捕まります。