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『花を操る者の意地』 作者: ぐう
※今回は「スカルテット・パニック」の続編です。
「うう、気持ち悪い・・・」
重く、不快な感触のズボンを引きずりながら下を向いて歩くリグル。ようやくお腹の痛みは落ち着いたのだが、その結末は悲惨なものだった。
ミスティアが見つけた謎の花、その香りを嗅いだ後に起こった集団下痢、そして幽香に伝えに行く途中でのまさかの失禁・・・
思い出すだけでも悪夢のような時間だ。
「一度家に帰ろう。こんな格好のまま、幽香さんに説明できないや」
リグルがそう言って来た道を引き返そうとしたその時・・・
「あら、リグルじゃない」
自分を呼ぶ声が前方から聞こえた。リグルが前を見ると、傘を差している緑色の髪の女性、幽香が歩いて来た。
「ゆ、幽香さん!?」
「どうしたのよ、私に会うのがまずいみたいな反応して」
幽香は何も知らずにリグルのもとへ寄った。確かに現状で誰に会ってもまずいのだが、今のリグルにとっては幽香に会うのが一番まずかった。
「うっ!リグル、あんた・・・」
「ゆ、幽香さん、これはあの、その・・・」
幽香は思わず身を引いた。茶色く汚れているズボン、後ろの道に見える便の欠片、そして彼女から伝わる便臭・・・
誰がどう見ても、致してしまったようにしか見えない。
リグルはどう説明すればよいのか言葉が出ず、半泣きでおろおろした。すると
「うちへ来なさい。詳しい話はそこで聞いてあげるし、その汚れたズボンも洗うといいわ」
「幽香さん、いいんですか?」
「いいのよ、あなたには私の失態を黙ってくれた恩があるから」
幽香はリグルを軽蔑する訳でも責める訳でもなく、彼女に優しくそう言った。
手こそ差し伸べていないが、その優しさは手を差し伸べているのと同じだった。
「ありがとうございます、幽香さん・・・」
「誰かに見つかる前に行くわよ。もっとも、あなたを傷つける奴は誰であろうと許さないわ」
ひとまず幽香とともに、リグルは幽香の家へ向かった。
シャアアアアアアアア・・・
幽香の家の浴室、そこでリグルはシャワーで自分の身体についた汚れを洗い流した。
さすがに臭いこそ完全に取れないが、汚れたままよりはましである。
この浴室で以前お空がお仕置きされたことなど、知る由もなかった。
「リグル、あなたの身体に合わないだろうけど、着替え用意しておいたわ」
「ありがとうございます」
扉の向こうから聞こえる幽香の声。彼女のこの上ない好意に、リグルは心からの感謝を覚えた。
浴室から出て用意してもらった服に着替えるリグル。お姉さん体型の幽香の服は、少女体型のリグルにはぶかぶかだった。
だが、背に腹は変えられないもの。それに今のリグルには、どんな些細な親切すら大きな助けとなっていた。
リグルはリビングの椅子に座り、幽香にこれまでのいきさつを話した。
「なるほどねぇ、その花の匂いのせいでお腹を壊した訳ね」
「そうなんです。それでフラワーマスターの幽香さんなら何かご存知かと思いまして」
「で、あの格好のまま私の家に向かってた途中、ということかしら」
「はい。ごめんなさい、あんなみっともない姿見せて、おまけにシャワーと着替えまで借りて・・・」
「いいのよ、困った時はお互い様でしょ」
幽香は足を組んで、言葉を続けた。
「で、その花なんだけど、おそらく私も見たことがないわ」
「幽香さんでもご存知ないんですか?」
「さすがに匂い嗅いだだけでお腹下す花なんて聞いたこともないわよ」
「そうですよね・・・」
すると、幽香はすっと立ち上がった。
「どうしたんですか、幽香さん?」
「決まってるじゃない、その花が何なのか確かめに行くのよ」
「でもあれ相当危険ですよ、私みたいにお腹壊しますよ」
「リグル、あなたの心配は受け止めておくわ。でも花を操る能力を持つ私が知らない花があるなんてシャレにならないもの」
「幽香さん・・・」
「それに、その花のことをを何も知らないで匂いを嗅いで、あなたと同じ悲劇を誰かが起こしかねないわ。それを阻止する為にも・・・」
幽香はそう言い残して家を出ると、魔法の森目指して飛んでいった。
さっきまでバカルテットが遊んでいた魔法の森。別に普段と変わった様子は無く、穏やかな雰囲気が漂っていた。
「異変があるとか、そんな様子じゃないみたいね」
幽香は傘を閉じると、森の中を歩き出した。
少しすると、倒れている人影とそれを囲む妖精たちの姿が見えた。
幽香が近寄ってみると、その人影の正体は鴉天狗の文だった。
「あんたは文々新聞の記者じゃない、こんなところでどうしたのよ?」
「あら、ゆ・・・幽香さんじゃありませんか、いつつ・・・」
文は何やら苦しそうな様子で答えた。外傷は見られず、何かに襲われた訳ではないようだ。
よく見ると、彼女の手はお腹をさすっていた。
「さっきチルノさんたちから聞いたんです、ひどい腹痛を起こす花がこの森に生えてるって・・・」
「リグルが言ってた花のことね。で、その花は見つかったの?」
「はい・・・それで試しにちょっと匂いを嗅いでみたんですが・・・」
ぐぎゅっ、ぎゅるるるる・・・
「話は本当のようで、この有様です・・・」
明らかに異常な音が文のお腹から鳴り、それは幽香や妖精たちにも聞こえる大きさだった。
「それなら私が調べてくるわ。後で教えるから、あんたは漏らさないうちに引き返したほうがいいわよ」
「そ、そうします・・・でも幽香さん、その花は本当に強烈ですから気をつけてください・・・」
「わかったわ」
文はなんとか立ち上がり、よろよろと森の外まで歩きはじめた。
幽香はそれを見送ると、妖精たちに問いかけた。
「あなたたち、その花の場所を知ってる?」
「こっちです、ついてきてください」
「私の友達もさっきお腹痛いって言ってたから気をつけてね」
妖精たちに案内され、幽香は森の中を進んでゆく。
ちなみにその友達がチルノかどうかは定かではなかった。
そのころ、こちらはようやく森を出た文。しかし・・・
ごぎゅるっ!ぎゅるぎゅるぎゅる!
「あうくっ!も、もう・・・」
激しい腹痛と便意に苛(さいな)まれ、文は見るからに苦しそうな顔をしていた。
かつて名も知れぬ山で毒キノコに当たったあのトラウマが蘇る。
ぐるるるる・・・ぎゅっ、ぐううう・・・
「あああ・・・もうダメです・・・もう出・・・」
蚊が飛ぶようなか細い声を最後に・・・
ブビチチッ!ブリブリブリッ!
「あやぁっ!あああ・・・・・ま、またやっちゃった・・・」
勝手に肛門が開き、出してはならないものがついに出はじめた。
下着が少しずつ重くなってゆくのを感じる。
ブリュブリュブリュ!ブバブチブブブッ!
「だめ、我慢できない・・・止まらない・・・」
黒のミニスカに隠れている文の白い下着。しかしその純白は瞬く間に崩れ、表面は茶色に変わっていた。
軟らかめの便が下着をモコモコと膨らませてゆく。
ブチュブチュブブブ・・・ブポッ、ブリュリュリュリュ・・・
「ううう・・・ぐすっ・・・ふええええ・・・」
『清く正しい射命丸』と自分で称しているだけに、お漏らしは彼女のプライドを相当傷つけるものだった。
泣きながら、まだ下着に出続ける便に抗う文だった。
一方、妖精に案内されて花のもとへ向かっていた幽香。
「くうう・・・お腹痛いよぉ・・・」
「トイレ行きたい・・・」
おそらく何も知らずに花の香りを嗅いだのだろうか、あちこちに腹痛で苦しむ妖精の姿が見えた。
「みんな苦しそう・・・さっきの天狗さんもすごく辛そうだったし」
「これは油断できないわね・・・」
生々しい現実を見て、幽香は生つばをゴクリと飲んだ。
それからしばらくすると、二人の前に例の花が見えた。
「あのお花です」
「あれがこの騒ぎの元凶ね」
「私お腹痛くなるの嫌だから帰るね」
「案内ありがとう、後は私に任せて」
幽香を案内していた妖精は森の奥へと飛んでいった。
「さて・・・」
幽香は腰を落とし、その花に触れてみた。橙色で小柄、別に怪しい雰囲気は感じられない可憐な花だった。
とても腹下しを発症させるような花とは思えない。
「見た感じは普通の花ね・・・肝心の匂いは・・・」
幽香は顔を花に近づけ、そっと匂いを嗅いだ。
「あら、いい香り。香水にも使えそうじゃない」
優しく、甘い香りが鼻中に漂ってゆく・・・と、その次の瞬間だった。
「うっ!げほっげほっ!げふっ!」
例の鼻を刺激する臭いが不意に幽香を襲った。それはあのアンモニアに近いといえば想像がつくだろう。
幽香は思わず激しく咳き込んだ。
「噂通りきついわねこれ・・・けほっけほっ」
幽香の咳き込みがようやく落ち着いてきたその時・・・
ぎゅるるる・・・
「っ!どうやら本当のようね・・・」
香りの効果が作用し、お腹が唸りはじめた。
しかし幽香は引こうとせず、花を観察し続けた。
ぐりゅりゅりゅりゅ・・・
「よ・・・要は匂いさえ嗅がなければ害はないみたいね・・・」
左手でお腹をさすりながら、右手で花を引き寄せて観察を続ける幽香。
お腹が痛いのは百の承知ようだが、何故か彼女はそこから動こうとはしなかった。
「もう一度・・・私の勘が正しいなら、この感覚は・・・げほっげほっ!」
幽香は何を思ったのか、花の匂いをもう一度嗅いだ。
先ほど同様、甘い香りの後に刺激臭が鼻を突いた。
ぐぎゅぎゅっ!ごるるるるる!
「くっ・・・この感じ、やっぱり・・・『アレ』と同じだわ」
何かを掴んだのか、幽香の顔はにやりとしていた。アレが何なのかは彼女にしかわからない。
どうやら何の花なのか、把握は完全にできたようだ。
しかしその間便意は激しくなり、とても立てそうなものではなかった。
ぐるぐるぐるる・・・ぎゅうううう・・・
「やむを得ないわね・・・もうこうなったらここで・・・」
幽香がそのままお腹に力を入れようとしたその時・・・
「幽香さーん!」
遠くから自分を呼ぶ声が聞こえた。幽香がその方を見ると、幽香の服を着たままリグルが飛んできた。
飛んできているのは、走ると裾を踏んで転ぶのを承知だからだろう。
「リグル、どうしてここに・・・」
「幽香さんが心配になってきたんですよ。花のことになると幽香さん無茶するから」
「あの花のことならわかったわ。もう大丈夫よ・・・」
「本当ですか!?」
リグルが来るのは予想外だった。しかし、自分を心配してくれているのはやはり嬉しいことだった。
と、二人が安心してるその時・・・
ぎゅるっ!ごろごろごろごろ!
「ひぎっ!く・・・だ、だめ・・・出ないで・・・」
いっそのことこのままお漏らししてしまおうと思っていたが、最愛のリグルが来てしまった。
彼女の前で堂々と漏らすことなどできないと便意をこらえようとする幽香。
しかし、時すでに遅かった・・・
ブチュッ!ブブブブブ!ブリリリリリ!
「ああっ!嫌・・・やあぁぁぁ・・・」
極限までの我慢が蠕動運動を促進し、肛門から便を押し込んだ。
もはや幽香の肛門はストッパーの役割を果たすことができず、便の排泄を許してしまった。
不快な排泄音と茶色の便が、外に晒されはじめた。
ブボボボブブビュッ!ブビュビュビュビュブ!
「だめ・・・もう止まらない・・・ううう・・・」
割と普通に近い便が、幽香の下着に勢いを止めずに出された。
さっきまでのお漏らしをしようとしてた覚悟はどこにいったのか、今はお漏らしの羞恥に負けてしまっていた。
ブビブブブ!ブリュッ!ブリブリブリ!
「お願いリグル、見ないで・・・」
いつもの強気の威勢は無く、リグルに弱々しく訴えた。
するとリグルは無言で幽香に近づき、そっと抱きしめた。
それは、かつて下剤で漏らしてしまったあの時と同じ状態・・・
「リグル・・・」
幽香は過去のことをとっさに思い出したのか、そのままリグルと抱きしめ合った。
漏れ続ける茶色の濁流が収まるまで・・・
それから数日後・・・
「幽香さん、それで結局あの花は何だったんですか?」
「あの花はいわば下剤のはしりね。甘い香りで体内の免疫を一時的に低下させ、その後の刺激臭で鼻から全身に便意を促進するみたい」
「それからあの感覚、まさか『アレ』に使われていたとはね・・・」
「アレ?アレって何ですか?」
「ふふっ、それは内緒よ」
リグルの方を振り向いて、幽香は微笑みながら答えた。
詳細は後日、文々新聞の一面にその花についての詳細が記載されていた。
おまけ
「あーっ!すっかり忘れてた!」
「どうしたのみすちー、大きな声出して」
「まだあの花の名前決めてなかった」
「忘れてたのかー。で、決めたの?」
ミスティアはその花を見て言った。
「決めたわ、この花の名前は・・・」
個人でやるって前回言っておきながら、二人になってるしwww
どうやら二人までなら問題なくいけるようですが、三人以上同時にスカ書くとだれるようですwww
今回はゆうかりん&文でした。ゆうかりんはメインで、文は付け足しで書きました。
便意を催した時にゆうかりんが言ってた感覚というのは、今回の花と恒例の即効性下剤が同じなんです。
もっと言えば、実はあの下剤の材料として今回の花が使われています。
ちなみにぬえが飲んだ酒は別の材料で作られていますが、それについてはいつか語るかもしれません。
え、花の名前?みすちーに代わってみなさんがつけてくださいwww
ぐう
- 作品情報
- 作品集:
- 16
- 投稿日時:
- 2010/06/01 03:45:26
- 更新日時:
- 2010/06/01 15:13:32
- 分類
- 風見幽香
- 射命丸文
- スカトロ
- お漏らし
- あとかぎで衝撃?の真実
・・・スカフラワー?
もうぐう幻想郷では、そのうちお漏らしが当たり前の事になりそうで怖いですね。
あ、そういえばコメするのは久しぶりだなぁ。
どっかのヒゲのおっさんがそれを普通に取り
あまつさえ腹壊すことなく手からうんうんを出す姿が脳内再生されましたw
>名無し(2)さん
私が浮かんだのはスカラですね。ぐうのしゅびりょくが1あがった!
>名無し(3)さん
なんだか不思議なダンジョンシリーズにそんな名前の草が出てきそうですwww
>もうぐう幻想郷では、そのうち(ry
もはやそのうちではなく日常茶飯事のレベルですからwwwでもこんな幻想郷実在したら怖いなぁ。
>ワイズさん
お久しぶりです、お空のおしおき以来ですね。
スカフラワーはこれから幻想郷のあちこちで咲き誇るでしょう。
>名無し(5)さん
植物ってけっこう進化を重ねてますからいずれはそんな効果を持つ花も・・・