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『オーディションがあった』 作者: アリラ
「大丈夫ですか!?返事をしてください!!くそ・・・うおおおお!!!」
ドゥゥゥン!!!!
ドゥゥゥゥン!!!!
ドゥゥゥゥゥゥン!!!!
・・・チュドォォォォォォォン!!!
「・・・失格」
「あう・・・」
「力みすぎ・・・訓練用の人形が破裂したなんて聞いたことない・・・」
「ぅ・・・」
「次」
「あうう・・・失礼しました・・・」
今日、紅魔館では、試験をしている。
それは、「紅魔館特別レスキュー隊」の試験であった。
この部隊は、かの悪魔の妹によって傷を負わされた妖精メイドなどの傷を癒す為の特別部隊である。
「にばーん、まりさぁ、いっきまーす!」
「・・・咲夜、何があったのよ?」
「ええと・・・ああ、恋人のアリス・マーガトロイドが魔法薬を飲ませた所・・・」
「それがちゃんと出来ていなかった?」
「そうですね。当の本人は「作り方の三行目が出来ていなかった」と言っていますね」
「ふーん・・・私の専門じゃないわ。今度パチュリーにでも――」
「お嬢様、試験試験」
「・・・そういえばそうだったわね」
「おーい、なにをすればいいのぉー?」
「内容を聞いてないの?」
「ああ、おっもいだしたぁ!それじゃあいきます!!」
魔理沙が言い終わった直後、緑色の光が部屋を包んだ。
「アーアー・・・ウン、トロビウム・エントレス!!!」
人形が輝き―――
「で?」
「あれ?成功してない?」
何も起きなかった。
それもそのはず、人形には傷一つ無い。魔法を使うなんて想定されてない。
「えーと・・・あー・・・人形じゃだめみたい・・・」
「じゃあ実物を使うしかないわね(チラッチラッ」
「・・・な、何です、その眼差しは?」
「咲夜、今日一緒に(全裸のオッサンと)寝ない?」
幸いというか不幸というか、「全裸のオッサン」の部分は小声なので、咲夜には聞こえなかった。
「リッリディリッリディリディクラスゥ!!!了解しましたおぜうさま!!!!」
「・・・え」
「大丈夫、いつもの事よ。ちょっと待ってね・・・」
ズゥン・・・
咲夜の腹に、大きな穴が開いた。
魔理沙は驚き、震えた。
怖いのである。
「さあ、もう一回やって。自信があるんでしょう?ほらほら」
「あうあう・・・」
「どうしたのぉ?ずっと突っ立ってたら咲夜が死んじゃうかもねぇ?」
「うううう・・・」
「誰のせいになるのかしらねぇ・・・?あなたは目の前にいるのに何もしなかったのかしら・・・?」
「・・・・・」
「黙ってないで、さっきの呪文を言ってみなさいよ・・・ふふふふ・・・」
「う、うあああああああああん!!!!!おうちかえう!!!!!!!!!」
バタン、と大きな音を立て、魔理沙は部屋を出て行った。
「お嬢様、失格ですね」
「そうね」
むくりと咲夜が起き上がる。
さっきの大穴はマジックで、こういう時の為に日々練習していたのだ。
「失礼します」
「あら・・・何であんたがこんな所に?」
「一に信仰、二に信仰!私が人々を助ければ、皆が私を崇める筈!!」
「失格」
「!?」
「私より崇められる人なんてこの世にはいらない」
「!?」
「そんな事が起きたら私は世界を壊す」
「!?」
「それが嫌なら去りなさい、せめてものこと別の方法でやりなさいな」
「くっ・・・やるべきことをやらせてもらってもいいですか?」
「いいわよ、失格なのは変わらないけど」
「ハァァァァァァァ・・・」
「嫌な予感がするわ・・・」
「必殺ゥゥゥゥゥゥゥ・・・・」
「パチュリー、防御魔法の準備しといて・・・」
『了解』
「シャイニングバーストォ!!!!!!」
ドゴォォォォォォォォン!!!!!
「・・・本日二回目ね、人形が壊れるの」
「ふー。どうですか?」
「アー、・・・そうねぇ・・・」
「(わくわく)」
「まあ、それならいいんじゃないの」
「ヒャッフー!!サヨナラ!!!」
「予言よ、あいつは一週間と経たずに隔離病棟送りになる」
「・・・それはそうとして、どうするんです?」
「何が?」
「人形がもうありません」
「ふむ・・・なら・・・」
「・・・」
「あなたが代わりになって」
「あう・・・」
「大丈夫よ、この後はさっきみたいなヤツはいないと思うから」
「まあ、それなら・・・」
「おっと、次は団体で応募してきたわね」
「?」
「『ルーニーカーイーヨブラザーズ』六十五名ですって。後も全部団体か・・・この機に別室に移動しましょう・・・」
「は、はあ・・・六十五名って・・・」
「五人ずつでやるそうよ。五人1グループ、グループ区切りでの採用ね。期待せざるをえないわ」
「まあそうですが・・・別室って?」
「ここの二倍ぐらい広い部屋よ。そこから直通の別の部屋に行って試験をする」
「何で更に別の部屋があるんですか?」
「色んなニーズに答える為ね」
「え?」
「パチュリー、編集はまかせたわねー」
『了解』
「え?」
「心配しなくてもいいわ、さっきまでが無理矢理ドキュメントになって、ここからは深夜番組とビデオよ」
「え?」
「資料を読んで」
「え?あ?・・・はい。ええと、『ルーニーカーイーヨブラザーズ』は・・・人里に現れた期待の変人であり、「雑誌を逆さまにする程度の能力」を持っている、「ルーニー・メシウマイ」のファンクラブ・・・」
「続けて」
「は、はい。えーと、今年の初めに現れた常識人「浜・イオニ」、「ジ・新居」のファンクラブなどと対立しており、今現在は「ボタモチ・針意ロボ」の開発に力を注いでいる・・・なんだかパンフレットみたい・・・」
「いいから続けて」
「・・・また、先日「メシウマロボ」の開発に成功。「さとりファンクラブ」と同盟を組み、ロボットによる平等な愛人・奴隷・恋人・友人作りを広めている・・・えーと、後は・・・最近、来るべきロボットとの営みに備え、学んできた技術や股間の性能を試すなどの目的の下、様々な深夜番組・『裏オーディション』に応募している」
「要するに?」
「ルーニー・メシウマイが大好きで、色んな所に行ってえっちしている」
「正解。他の団体もそんな感じね。あ、有名なさとりファンクラブも一部が応募してるみたいよ」
「えっと・・・まさか・・・」
「急いでルーニーになりきらないと!」
「ヒィィィィィィィィィ!!!!!!!!!!!」
文々。新聞
ある銀髪の女性が『ルーニーカーイーヨシスターズ』に参加した。
こちらは『ブラザーズ』とは違う色んな特徴があり、銀髪の女性は「友人→禁断の恋部」に参加した。
この部は「とあるエロゲの百合法則」に基づいた理論で設立されたらしく、
活発な活動をしている。
アー、「ザ・キィブラ」って面白いよね。いや、冗談だけども。
アリラ
作品情報
作品集:
17
投稿日時:
2010/06/07 13:22:01
更新日時:
2010/06/07 22:22:01
分類
レミリア
咲夜
だがそれがいい。