ヒトは何を成す為に生き、そして朽ち果てるのか・・・

人間A「くそ、死ねよ変態！！」ｶﾞｯｶﾞｯ!
霖之助「ちょっ、痛いですって！！」
人間B「うるせぇ！！・・・全裸で里に来るなって、何度いったらわかるんだ！！」ガッガッ
霖之助「や、やめてぇ！！鉈はいやぁぁ！！」

幻想郷のとある日、いつものように全裸サイクリングを楽しんでいた霖之助。
当然のように里の人間達にみつかり、リンチされていた。

霖之助「・・・自由とは・・・」
人間C「うるせえぇ！！自由を履き違えるんじゃねぇ！」ガッガッ！
いつもの光景である。しかし、今日ばかりは違うことになった・・・ある少女が現れたことで

人間A「もう来るんじゃねえぞ！」
何度も殴られ、虫の息状態の霖之助。なんども「自由とは・・・」とつぶやく。
病気だこの人。


？？？「・・・哀れね。」
一人の少女が霖之助の目の前にしゃがみこむ。
霖之助「・・・うっ、うぅ・・・自由とは・・・・」
？？？「ま、それが変態たる”運命”かしら・・・仕方のないことかも」
霖之助「うっ、うぅ・・・あ、あんたは・・？」
？？？「ねえ、あなたはいったい何を”成したい”の？・・・快楽？それともあなたがさっきから口にしている”自由”かしら？」
霖之助「・・・”成したい”？・・・何を？」
？？？「ヒトはね、何かを”成す”ために生きていると・・・私は思うの。それが自由なら・・・それを”成せ”ばいいと思うよ。私は・・・」
霖之助「・・・」
？？？「わかるかな？」
霖之助（ボクが”成したい”こと・・・）
？？？「ふふふ、その目・・・もうわかったみたいね・・・」
霖之助（そっか！・・・そうなんだ！！ボクは・・・）
すべてを理解し、霖之助は力強く立ち上がる！！




霖之助「うおぉっぉおおぉぉぉ！！！」
人間A「おぉっ！な、なんだぁ！！」
霖之助「そう、ボクは！！！・・・ありがとう、ボクは・・・ようやく気がついたよ！！」
人間B「や、やる気か！・・・て、手加減はしねえぞ！！」
突然の奇声にたじろぐ里の人間達だったが、再び鉈のようなものを構え、霖之助を威嚇する。


霖之助「そうさ！！お前らぁぁ・・・みろおおおお！！！うおおおおおおお！！！！！」
そういうと霖之助はしゃがみこみ、基地外と思うほどの声で叫ぶ！！・・・そして！！

ブブブブブゥゥゥ！！！！ぶりっ！！ブブブ、ブリィィィ！！！


霖之助「・・・どうだぁ！！・・・うんこで文字を書いてやったぞ・・・！！」
メガネを中指でｸｲｯとあげると、してやった顔で里の人間達に目をやる霖之助。

霖之助「そう、ボクは・・・うんこで文字を書きたかったんだ・・・」
気持ちのよさそうな顔で霖之助はつぶやく・・・今まで我慢していた欲望。・・・脱糞！！

こうして霖之助は”成した”
己の欲望のままに、すべてを開放した・・・ウンコで文字を書くことによって！！！


幻想郷のとある一日である。



霖之助「いい日だ・・・」
人間A「そうだな、死ぬにはいい日だ・・・」
霖之助「えっ？」
人間B「うるぁ！！」ｶﾞｯ!!
霖之助「ｷﾞｬｧ!!い、いたいぃ！！」
人間C「もうさすがに見逃せんわ！！今日こそ息の根を止めてやるわぁ！！」
霖之助「ちょ、おちついて！！！・・・自由とは・・・」
人間A「うるせぇ！！死ね！！！」がっ！！

紫「やっぱり人間って面白いわぁ・・・いとおしいほどに・・ふふふ」

霖之助「ぎゃひぃぃぃぃぃぃ！！！！」

幻想郷のとある一日である。