Deprecated: Function get_magic_quotes_gpc() is deprecated in /home/thewaterducts/www/php/waterducts/neet/req/util.php on line 270
『幽霊の憂鬱 スカ編』 作者: ぐう
※今回は第2部「東方三月精」の1巻第2話「幽霊の憂鬱」の後日談です。
6月も半ばに近づき、この日の幻想郷は夏日の気温となった。
ここは巨大な木、三月精の家・・・
「あっづ〜い・・・」
「6月でこの暑さなんだから、今年もまた夏は地獄になるわ・・・」
「今年もきたかしら、『そろそろ』をする時期が・・・」
家の中はまるで蒸し釜のような暑さになり、それに抗えない三月精たちがぐったりとしていた。
窓や部屋の扉を開けてはいるのだが、それでも風の通りには限界があった。
「そろそろかな・・・」
「そろそろね・・・」
「そろそろよ・・・」
そろってそろそろを口にする三人。そして何か決意したのか、椅子から立ち上がった。
「行きましょう」
「ええ」
「この暑さを乗り切るために」
『いざ、幽霊狩りに!』
そう言ってすぐに、家を飛び出して空へと羽ばたいた。
三人がやってきたのは、今は誰も使っていない立派なゴーストハウス「弟切荘」。
ここ数年暑い時期になると、三人は幽霊を捕まえにここへやってくる。
「わー、いつ来ても涼しい〜」
「幽霊は温度が低いからね」
中は昼でも薄暗く、そしてこの暑い時期とは裏腹に快適な涼しさだった。
そして三人の目の前で、妖夢の半霊のような幽霊たちがあちこちを飛び回っていた。
「二人とも、幽霊の捕まえ方を覚えてるかしら?」
「毎年やってるもん、もちろんよ」
「そういうサニーは覚えてるの?」
「・・・・・・・・・・忘れた」
言い出しておいてそれはないだろう、ルナとスターはすっ転びながら心の中で思った。
「何よサニー、しっかりしてよ!」
「確かこれを使ったのよね・・・」
スターは近くにある籠の中を探り、何かを取り出した。
すると、まるで磁石のように一匹の幽霊がそれにまとわりついてきた。
「わっ、もう来てるし!」
「やっぱ涼しくていいわよね〜」
「もうサニー、来年こそは忘れないでよ」
「ごめんごめん」
サニーは舌を出し、頭をかきながら謝った。
ちなみにスターが取り出したのは、墓地などにある卒塔婆(そとば)だった。
かつてこの戦法を最初に考案したのはサニーだが、それを自分が忘れてしまうのは恥ずかしい話である。
「スター、その籠の中に卒塔婆はもう無い?」
「まだ入ってるわよ、はい」
「ルナ、これでどんどん捕まえるわよ」
「おっけーい!」
スターは籠の中に入っている残りの卒塔婆を取り出し、サニーとルナはそれを持って幽霊をおびき寄せた。
「きゃっ!いたたた・・・」
「あーもう、ルナはそうやっていつもすぐ転ぶんだから」
「しっかりしてよね」
「悪かったわね・・・」
床板の裂け目に躓いて転ぶルナ。相変わらずの転びっぷりである。
それからわずか数分で、三人は八匹の幽霊を捕まえることができた。
捕まえた幽霊たちは、三人の持つ卒塔婆の周りを飛び回っている。
「これだけ捕まえれば十分でしょ」
「一匹でも十分なんだけど、まぁいいかな」
「これで今年も快適に過ごせるわ」
三人は幽霊がまとわりつく卒塔婆を持って、家を後にした。
そして、飛んで帰る途中にサニーとルナは声をそろえて言った。
『だからスター!あんたも持ちなさいよ!』
「それじゃあ、涼しい夏が過ごせる記念に、カンパーイ!」
『カンパーイ!』
涼しい空気の家の中、三人はワインの入ったグラスを打ち合って祝った。
テーブルには、蓋をして至るところにお札が張ってある金魚鉢があり、その中で二匹の幽霊が動き回っていた。
「これで今年も夏が快適に過ごせるわ。ところでそのお札は何?」
「霊夢のところからかっぱらってきたのよ、私とルナの二人で」
「これなら今までみたいにすぐに逃げられないで済むわ」
光の屈折で姿を消せるサニーと音を消せるルナ。二人の能力を使えばコソ泥などお手のものである。
以前スターが出かけている時に、二人で神社に盗みに行ったのだが、その時手に入れたものだろう。
残りの六匹の幽霊は、それぞれの部屋に二匹ずつ同じように瓶の中に納めている。
そして彼女たちは、寝苦しくない念願の快適な夜を過ごすことになった。
しかし、世の中そんなに甘いはずがなかった・・・
「ん・・・うう、寒・・・」
夜もだいぶ更けて日付が変わった頃、サニーは目を覚ました。
寒気で夢から意識が戻ったのだろう。
「涼しいけどちょっと効きすぎかな・・・寒い・・・」
幽霊たちによって涼しくはなった。しかし、それはいつしか身体を冷やすほどの寒さになってしまっていた。
ぐううう・・・
「うう、お腹まで冷えてきちゃった・・・トイレトイレ・・・」
お腹の唸りとちょっとした痛みに押され、サニーは部屋を出た。
「ひぃっ!さ、寒い!」
ぎゅるるるっ、ぎゅううう
家の中は部屋と同じように寒く、サニーは身を振るえさせた。お腹がかえって痛むのが寒さと同時にわかる。
すると、鼻の中がむずむずしてゆき・・・
同じ頃、ルナも同じように寒さで目を覚ました。
「うう寒・・・欲張って幽霊捕まえすぎたかな・・・」
そう言って部屋から出て、トイレにゆっくり向かった。ちなみにルナが起きたのはサニーよりわずかに早かった。
ぎょろっ、ごろろろろろろ・・・
「こんな時に寝冷えなんてシャレにならないわ・・・早くトイレ行かなきゃ・・・」
ルナは転なないよう足元を確認しながら、少しずつ歩いていった。
その頃スターは、まだ一人夢の中だった。
「うう、トイレやっとあった・・・」
夢の中で何があったのかは不明だが、どうやらトイレを探していたらしい。
しかし、あくまで「夢」の中であることに気がつかず・・・
じわっ、じょわじょわじょわ
しょわあぁぁぁぁぁぁぁ・・・
「はふぅ・・・」
そのままおしっこを出してしまった。言うまでもなく下着と寝巻きは濡れしまうが、スターは寝ながらすっきりとした表情をしていた。
「は、は、は・・・」
寒さで鼻をむずつかせ、サニーはそのままくしゃみの姿勢にはいった。
「はっくしゅん!」 ブビッ!
勢いよくくしゃみをしたサニー。しかし、同時にお尻に生あたたかい感触が広がった。
「え、まさか・・・あっ!」
そっとお尻に触れるサニー。寝巻きのお尻の部分が妙に湿っていた。
そう、そのまさかのだったのだ。
ブブッ、ブピブブブッ!
「え、ちょっ、や、やだ・・・」
顔を赤くしてお尻を押さえるサニーだが、時すでに遅かった。
肛門が勝手に開き、緩いうんちが吐き出されてゆく。
ブビャッ、ブチュブビビブッ、ブリュリュリュリュ
「そ、そんなぁ・・・うんちがぁぁぁ・・・」
下着にポコポコと音がした後、ズボンの裾から途切れ途切れの軟らかい便が落ちてゆく。
一部はサニーの足の上に落ち、生々しい不快感を与えた。
「わっ!」
サニーがくしゃみをした瞬間、ルナは驚いてそのまま転んでしまった。
ぐごぐぎゅううう!ぐりゅりゅりゅ!
「あ、ま、待って!」
転倒がお腹に大きな衝撃を与えたのか、ルナのお腹が大きく唸った。
ルナが起き上がろうとする暇も与えず・・・
ブリュリュビッ!ミチュミチミチィ・・・
「ああ・・・あううう・・・もうだめ・・・」
お尻を中心に、ルナの寝巻きのズボンがもこもこと膨らみはじめた。
小ぶりなかわいらしいお尻とは正反対に、そこから出る便は酷い悪臭を放つものだった。
ブブチッ、ブブバブリリ!ブススッブブブゥ・・・
「サニーったら急にくしゃみしないでよぉ・・・えぐっ・・・」
泣きながらサニーを責めるルナだが、そんな蚊のような声がサニーに聞こえるはずがなかった。
その間も、便はルナの寝巻きを塔のように膨らまし続けていた。
「んん・・・んっ!」
ブッ!
まだ夢の中にいることに気がつかず、スターは息み続けていた。
一体何の夢を見ているのか気になるところである。
「はっ!」
すると、突然スターは身体を起こした。そしてズボンが冷たいことに気がつき、それに触った。
「やっぱり夢だったんだ・・・やだ、どうしよう・・・」
ようやく自分が夢の中での排泄、すなわちおねしょをしてしまったことに気づいたスター。
しかし、時すでに遅かった。
ビチッ!ビビビビ!
「ひゃあっ!だ、ダメぇっ!」
寒気により緩くなったお腹、そしておならにより開いた肛門は、まさに排泄にうってつけの状況だった。
それを待ってましたと言わんばかりに、ゆるゆるの下痢便が溢れはじめた。
ビチュビチュ!ビュビビビブブバブビュウッ!
ビビベバビベブウッ!
「お尻が熱い・・・ドロドロうんち漏らしちゃったよぉ・・・」
下痢便は勢いを止めることなく漏れ、スターのお尻に熱い感触を広げた。
下着と寝巻き、そしてシーツにも茶色のシミが広がっていった。
後日三人が捕まえた幽霊たちは、弟切荘にちゃんと返された。
そして三人の暑苦しい夏が、また始まるのであった。
久々の三月精です。彼女たちは三人一緒のほうが書きやすいみたいです。
どうも最近は妖精のスカ率が高くなってるなぁ・・・贔屓してるのは確かですけどwww
余談ですけどみなさんはルナチャイルドのことをやはりルナチャって呼んでますか?ルナって呼ぶのは私だけだろうか。
次回はお待ちかねのスカ娘です。
ぐう
- 作品情報
- 作品集:
- 17
- 投稿日時:
- 2010/06/10 05:26:28
- 更新日時:
- 2010/06/10 14:35:59
- 分類
- サニーミルク
- ルナチャイルド
- スターサファイア
- スカトロ
- お漏らし
そしてあんな作品になりましたが、楽しんでいただけたでしょうか?
>名無し(2)
一輪?いいえ、リリーですw