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『黒の汚れ 流るは涙と・・・』 作者: ぐう
※今回は「東方スカ娘A『純白から黄金に染まるとき』」の続編です。
トイレに間に合わず、廊下でおしっこを漏らしてしまったホワイト。
外でのうんちお漏らしもあり、まさに踏んだり蹴ったりの出来事ばかりだった。
「ううっ・・・」
「?」
その時、近くから姉のブラックのすすり泣く声が聞こえ、ホワイトは声のするほうへ向かった。
「お姉ちゃん?」
ホワイトが向かうと、トイレの前でブラックがへたりと座り込んで泣いているのが見えた。
「お姉ちゃん、どうし・・・っ!」
「ぐすっ・・・」
ホワイトはその光景の思わず身を引いた。へたんと座り込んでいるブラックのスカートの後ろには、見覚えのある茶色い水溜りが広がっており、そこから酷い汚臭がホワイトの鼻を曲げそうになった。
「ホワイト?・・・笑いたけりゃ笑いなさい、このみっともない私の姿で・・・」
「・・・お姉ちゃん、一体何が・・・」
すると、そこへレティがやってきてブラックの横へ座った。
「ブラック、やっぱり昨日無理したからそれがきたのね」
「ほっといてよ・・・ぐすっ・・・」
「レティさん!昨日の無茶って何ですか?」
「実はね・・・」
レティは首をかしげるホワイトに事情を話した。
遡ること前日の夜、ブラックはレティとともにミスティアの屋台で飲んでいた。
ブラックはコップに入っている酒を一気に飲み干した。
「もー何よ!私たち妖精の勢力が幻想郷で一番弱いって訳がわからないわ!」
「ブラック、ちょっとは落ち着いて・・・」
「あんたもあんたよ!あんたが猛威を振るうせいで今年はあんまり私たちの出番がなかったんだから!」
「あれは全部が全部私が影響してる訳じゃないのよ。それに外の世界はもっと寒波がひどいらしいわ」
「あーもう、やってらんないわ!」
ブラックの愚痴は留まるところを知らず、再びコップに酒を注ぎ、それを飲み干した。
「そもそも最近はねぇ、あーだのこーだの・・・」
「ごめんなさいね、この子こんな調子で」
「い、いえ、いいんです。あはは・・・」
「鰻の蒲焼ひとつ!早くしなさいよ!」
「ひぃっ!?は、はい!」
食っては愚痴り、飲んでは愚痴りのブラックの勢い。それはもはや誰にも止めることができなかった。
その後のブラックは酔ってまともに歩けない為、レティが家まで肩を持って連れて帰るハメになってしまったのだった。
そして日は変わり、今日・・・
「あー頭痛い・・・昨日飲みすぎたわね・・・」
目を覚まして早々、強い頭痛に悩まされるブラック。少し動いただけで頭の中が激しくぐらつく。
頭を抱えて居間に出ると、ホワイトの書置きが置いてあり、こう書いてあった。
【春を告げに行ってきます。 ホワイト】
「よくやるわねあの子も。ま、私は頭痛いから休みたいし、丁度いいか」
ブラックはそう言って外を眺めた。春も半ばを過ぎたとはいえ、春告精の仕事は終わってはいない。
妹が外で頑張っている姿を思い、ブラックはトイレに向かった。
ジャアアアアアアアアア・・・
「ふぅ・・・出たけどお腹がまだちょっと痛いわね・・・」
トイレから出てきてお腹をさするブラック。通じこそあったがお腹は痛む様子。
「頭もくらくらするし、少し横になろうかしら・・・」
ぎゅるっ、ぎゅぐぐぎゅうう・・・
「やだ・・・まただわ・・・」
それからブラックは、お腹の痛みに悩まされ、3回もトイレと部屋を往復することになった。
トイレに入るなり、激しい排泄音と水の流す音を繰り返した。
その3回目のトイレに行ってる時に妹のホワイトが帰ってきたのだが、当然そんなこと知る由もなかった。
「ブラック、いるかしら?」
「・・・誰?」
ブラックが布団から身体を起こすと、レティが部屋に入ってきた。
「昨日あなた相当ふらついてたし、無理に妬け飲みしてたから心配になってきたけれど、大丈夫?」
「大丈夫じゃないわよ、特にお腹が・・・」
ごるるるりゅっ!ごろごろごろっ!
「もういや・・・またきた・・・」
「やっぱり、お腹ぴーぴーだったのね」
レティの心配は別の形で的中した。
いや、むしろこっちの方がメインで心配だったのかもしれない。
「ト、トイレ・・・」
「大丈夫?私が肩持つわよ」
「平気よこれくらい・・・」
レティの心配をよそに、ブラックは身体を起こして廊下まで出た。
「何これ・・・くらくらする・・・」
廊下に出たのはいいが、頭痛により目の前が歪み、足元がおぼつかないブラック。
なんとか壁にすがって歩くものの、平衡感覚が乱れて思うように歩けない。
「あっ!」
その時、不意に足がもつれてブラックは倒れてしまった。実際トイレは目の前なのだが、頭がふらついて立ち上がることができない。
しかも、倒れた拍子にお腹に溜まっていたものが一気に下へと動き出してしまった。
ごぐぐっ、ぐぐるるる・・・
「っ・・・」
ブラックは立ち上がれないことを無念に思ったのか、そのまま無言で歯を食いしばり、下を向いた。
ビヂュヂュヂヂビビブッ!ブブビビッ!
「あっ!・・・と、トイレの前なのに・・・漏らしちゃうなんて・・・」
黒のスカートから響く水音、それは誰が聞いても異常としか思えない音だった。
そしてそこから流れ出る茶色の水・・・れっきとした下痢便だった。
ブボボ!ビビュブバブピピブブウッ!ブリュリュビッ!
「パンツの中が気持ち悪い・・・でも止まらない・・・」
便はほとんど形状が無く、水そのものといってもよかった。
ブラックは下痢便による不快感に悩まされながら、まだお腹に残っている便を出し続けた。
「私って最低・・・どうしてこんなのも我慢できないの・・・」
頬に涙を伝わせながら、ブラックはつぶやいた。プライドが高い彼女としては、お漏らしは死ぬほどの失態に等しいだろう。
ショックのあまり、近くでホワイトがおしっこを漏らしていることなど知るはずもなく・・・
そして、現在に至るのである。
「お姉ちゃん・・・」
ホワイトは言葉が出なかった。さっき自分が漏らした時と同じように、ブラックも心身ともに相当傷ついている。
そう考えると、どう言えばいいのかわからなかった。
「私って本当に最低・・・」
「ブラック、そんなこと言うもんじゃないわ」
レティがなだめるも、ブラックは下を向いたままだった。
すると、ホワイトは・・・
「お姉ちゃん、これを見て」
「えっ?」
ホワイトはそう言って、スカートをたくし上げた。完全にびちょびちょになった下着が露になる。
「ホワイト、あんた・・・」
「うん・・・」
ホワイトはそこから、今日自分にあったことを正直に話した。帰り道で嘔吐と便失禁、そして廊下でおしっこのお漏らし・・・
恥ずかしいことは百の承知だが、今はそんなことはどうでもよかった。
「あんたもしょうがない子ね」
「ごめんなさい」
やはり注意されてしまったが、そのブラックの顔には笑顔が見えた。
ホワイトも同じ境遇を味わっていること、そして自分を貶(けな)さなかったことに心が救われたのだろう。
「二人とも、話はそのへんにして先に身体を洗いましょ」
「そうね。ホワイト、今回漏らしたことは勘弁してあげるわ」
「えへへ、ありがとうお姉ちゃん」
「それとホワイト」
「何?」
「いつもあんたが失敗した時、ひどいこと言ってごめんね」
「ううん、いいよ」
レティにすすめられ、二人は浴室に向かった。
たとえどんなに恥ずかしい失態でも、それを責めない優しさ。妹の心配りに、ブラックは少し妹に素直になれたよな気がした。
「いけない!パンツ洗ったまま忘れてた!」
「臭っ!」
「もーお姉ちゃんひどい!そんなこと言わないでよー!」
浴室から聞こえる姉妹の元気のいい声。
「うふふ、さて私は廊下を掃除しようかしら」
浴室のドアに写る姉妹を尻目に、レティは脱衣所を去った。
という訳でスカ娘の続編、今回はリリーブラックです。ブラックってプライド高そうですが、こんなんでいいのかな?
相変わらず長期戦になると後半グダグダになるなぁ・・・いかん、集中力が散漫してる。
しかし妖精キャラはかわいい。どうしてこんなにスカトロが似合うのでしょうか。
スカ娘が終わっても勢いは相変わらずですのでどぞよろしくw
ぐう
作品情報
作品集:
17
投稿日時:
2010/06/13 13:56:44
更新日時:
2010/06/13 22:56:44
分類
リリーブラック
スカトロ
お漏らし
最後の姉妹仲良く見せ合うところがほのぼのしました。
そして去っていくレティがなんだか渋いです。
これからも楽しみにしています。
ありがとうございます。
レティはお母さんっぽさをイメージしてみたんですが・・・いやもうお母さんでいいかな(ぉ
妖精キャラのかわいさはいい意味で卑怯ですwまた書いてみたいですね。
また「さん」付け忘れてた・・・前回の名無し(4)さん、すみません。