Deprecated: Function get_magic_quotes_gpc() is deprecated in /home/thewaterducts/www/php/waterducts/neet/req/util.php on line 270
『咲夜は今日も大忙し』 作者: エイエイ
「妹様お食事をお持ちしました。」
「ありがとう、咲夜。」
蝋燭が揺れる地下室、咲夜が何時もどおりの服装で入ってきた。
何もかも何時もどおり、午後7時ぴったり、一秒の誤差も無く。食器を運ぶ台車も私専用の、メッキがはげている場所も何時もどおり。
嫌気がする。
「今日のお食事です。」
パカッ
「咲夜・・・私、いい加減飽きてきたわ。毎日毎日まーいにち・・・このぶよぶよ・・・なんか嫌なのよ。」
「そうですか?最初は気に入ってらしたのに・・・」
「まあ塩加減は悪くないわ、でも一寸は察してよ・・・たまには他の物も食べたくなるの。分からないかなあ?」
私は大皿に山盛りに盛られた人間の性器・・・つまりペニスを見つめてフウッとため息を吐く。
「我慢してください。お嬢様ったら最近・・・フフッ・・・人体解剖に興味を持たれたんですよ。」
「はは・・・」
「だから新鮮な人間の死体が、大量に出来上がってしまいまして・・・私達も最近は人肉ばかり。
妹様には特別にやらかい部位を選んでお出ししているんですから。」
「それは良いんだけどね。」
「はい?」
「あああああ・・・嫌なのよ、この臭いが。イカ臭くってやんなっちゃう。」
「一応洗ったつもりなんですけど・・・」
「咲夜、これは・・・これは生ゴミよ!!!!!!!」
「お、大きな声を出さないでくださいよ。」
「いいからさっさとビニールに包んでこのゴミの山を私の部屋から持って行って!!」
「でもそうすると妹様のお食事は抜きと言う事になりますわ。」
「笑笑笑笑笑」
私は一つ摘み上げると・・・ピクピク動いている。
クチャクチャと頬張り、ブッと無能メイドの顔面に吹き付けた。
「きゃあ!!」
「わらわらわらわら」
「うわっ、汚いっ・・・!!臭い!」
メイドの慌てふためく様が何とも滑稽で、マジで頭がいかれているんじゃない?・・・と、思うよねえ。
「このキチガイ!」
「咲夜ー・・・キチガイしかいないでしょう、この屋敷には。私も貴方も、自覚している分だけ私のほうがまともね。」
「・・・まあ良いです。とにかく私は気分を害しました。お食事はきちんと全部食べてくださいね。
それまで次の料理は出てこないと思ってください。」
「・・・ごめんなさい。」
「いーえ、妹様の我侭には私も辟易していた所です。このくっさい生ゴミの山をキチンと平らげてください。
最初は妹様もベーコンみたいでおいしいって言ってたじゃないですか。早くしないと腐ってしまいますわよ。」
私は皿の上で蠢くちんちんの山を見つめると、吐き気をもよおして、本当に吐いた。
・
・
・
仕事を増やされて不愉快な表情で、咲夜は洗面器と雑巾を取りに洗面所に向かっていた。
「ん?あれは・・・」
オドオドした表情で廊下を行ったりきたりしているのは、紅魔館の汚点ことパチュリー・ノーレッジ様。
「どうしたんですか?って言うかまだ生きてたんですか?」
「酷い・・・」
「何時もより更に情けないお顔ですね?生きるのが嫌になったんですか?
どうせ死ぬ勇気も無いんですから、私の目を汚さないでください。部屋でオナニーでもしていてくださいよ。」
「・・・はあ、あんたに言われると無性に腹が立つわ。魔理沙になら罵られたい気もするけど・・・ふふ。
どうでも良いけど、レミィが解剖した死体をそのまま放置しているせいで屋敷に腐臭が漂っているのよ・・・
精霊魔法か何かで大型の冷凍施設を設置したらどうかしら?・・・死んでくれない?」
「はあ、考えておきます。」
ゴミ虫にあったせいで気分を害した咲夜は妹様でウサ晴らしをしようと思い立った。
・
・
・
「さ、さっさと食べてくださいよ・・・まだこーんなに残ってるんですから。」
「うええ、気持ち悪い・・・」
私が吐き気を催しながら食事をしているのは、咲夜が部屋に戻って来るなり嘔吐物を片付けもせず、
私にちんちんを食べるように言いつけたせいであった。
「さ、咲夜ぁ・・・もう一杯さっきの頂戴・・・飲んでないとやってられないわ・・・」
「はいはい、妹様はほんとに仕方ない子ですねぇ・・・」
かなり強い酒を流し込んでクラクラになった頭で目の前の料理を平らげていくと、
皿一杯のちんちんもやがて片手で数えられるところまで来た。
「ほら、妹様。あと三つですよ。」
なんと言うか気持ち悪い物が全て自分の中に吸収されていく気分だ、どんどん穢されていくのが分かる。
「うっぷ・・・はあ、疲れたわ・・・」
「やれやれ、ようやく完食ですか・・・」
「ねえ、咲夜。約束守ったんだから、ちゃんと部屋きれいにしてよ。」
「分かってますよ、妹様に掃除させるわけにもいきませんからねえ・・・お嬢様に怒られそうだし。」
咲夜の掃除は一瞬だ・・・フッと消えたと思ったら、次の瞬間には私が望む清潔な部屋と共に現れた。
「終わりました。」
「ねえ、咲夜・・・」
「はい?」
「うっぷ、げええええええっ・・・」
「・・・」
「げぼ、げぼげぼ、がっ・・・ふうっ・・・」
「妹様・・・」
「後、よろしくね。」
・
・
・
二回もくっさい嘔吐物を片付けらさせられて怒り心頭の咲夜は、ストレス性の胃潰瘍を本気で心配しなければならない。
「こんな時はお嬢様に慰めて貰わないと・・・」
コンコンと戸を叩き、ニヤニヤ顔を必死で我慢しながら返事を待った。
「んっ・・・はあん・・・誰ー?」
「咲夜です。」
「ああ、入って良いわよ。」
『☆レミィの部屋☆』と書かれた戸を開けると、全裸に帽子を被っただけのレミリアが恍惚の表情でベットに座っている。
相変わらずお可愛い・・・
「なにー?」
「お嬢様・・・?、何か口に含んでいるんですか?」
「ん・・・」
ぺろっとを出した彼女の舌の上には人間の眼球が乗っかっていた。
息が荒いのはオナニーをしていたせいらしい。
「お嬢様・・・こっちにいらして・・・可愛がってあげます。」
立ち上がってよちよちと歩いてくるレミリアはまるで赤ん坊のよう、咲夜の保護欲を大いにそそった。
「よちよち・・・あと少しですよ・・・」
「ん、咲夜・・・」
ぷしゃ・・・
ちょろちょろと流れる小水を見られたんだから、今日三度目の掃除も悪くないな。
そんな廃退した思考も吸血鬼の館ではまったくの正常であり、咲夜は悪魔的な目で彼女を見下ろして、
よしよしと頭を撫でた。
悪魔の世話係の咲夜さんってちょっぴりいかれてる?
そんな事を想像しながら妹様をいじめてみたよ。
エイエイ
- 作品情報
- 作品集:
- 17
- 投稿日時:
- 2010/06/20 15:44:17
- 更新日時:
- 2010/06/21 00:44:17
- 分類
- 咲夜
- フランドール
- レミリア
- パチュリー
自分なら二日で辞表を出すな
紅さんわすれんあ