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『リグル進化論』 作者: 156p

リグル進化論

作品集: 17 投稿日時: 2010/06/30 10:44:33 更新日時: 2010/06/30 19:44:33
日に日に崩落していく私の身体。意識はすでに朦朧とし、視界は黒に塗り潰されている。悶えながらのた打ち回ってると
鏡が目の前にあった。既に、半分黒い液体と化した身体。顔は最早原型を留めていない。しかし、私は哂う。

___顔、無い。なら作ればいいじゃないか…

*******************************************************************

その日は最悪だった。たまたま空を飛んでいる最中に白黒とぶつかってしまい、「邪魔だぜ」と白黒が言った瞬間に
私は、極太の光線に包まれ地面に墜落した。弱肉強食の残酷さを感じつつ地面に倒れていると、突然の夕立が襲って
きた。なんとか雨宿りしようにも身体は動かず、結局ずぶ濡れになりつつ身体の治癒を待つほか無かった。ほうほうの
身体を引きずりながらなんとか家に戻り入浴を済ませ、ベッドに倒れこむ。煮えくり返る感情と絶対的な力の差に涙し
つつ眠りに着いた。
翌日、私は紅魔館に向かった。今日は、大図書館の有料開放の日だからだ。紅魔館の門をくぐり、司書の悪魔に支払い
を済ませる。図書館内は、それなりに盛況のようだ。顔なじみの大妖精もいれば、幻想郷管理人の従者などの名だたる
大妖怪の顔も見える。例の、白黒は流石に今日ばかりは暴れられないのでいないようだった。私は、白黒の一泡吹かせる
為に役に立ちそうな資料を探す。まずは、様々な妖蟲の図鑑を手に取った。どれも、モノに出来れば白黒はおろか博麗の
巫女にも渡り合えそうな強力な蟲達だったが、どれも一様の妖気が巨大でこんなのを連れて回ったらそれこそ異変を起
そうとしていると勘違いされかねないモノばかりだった。ため息をつきながら顔をあげると、スキマ妖怪の式が目に入った
。あの妖怪の主は、様々な得物をスキマと呼ばれる得体の知れない空間に潜ませていると聞く。「はあ、私もスキマが使え
たらなあ」と、再びため息をつく。生憎、私は空間を操る様なマネは出来ないので蟲達を外に出して連れて行くしかない。
当然、強い蟲は扱いも難しいので結局そこそこ強い蟲しか連れて行けないのだ。またため息をつきながら、吸血鬼と何やら
話し込む、式を見る。ここでふと思った、吸血鬼に吸血された人間は死なないと吸血鬼になるそうだがあの吸血鬼はどうなん
だろうか?と。そして、私にあるアイディアはよぎった。

___スキマ妖怪の血を入れたら、スキマが使えるんじゃないか?

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あくる日、私は2匹の蚊を用意した。こいつ等は、私が操る蚊の中で1,2の吸血上手だ。その2匹を従え、博麗神社へ向かう。
今日は、大宴会。滅多に人前に現れないスキマ妖怪も欠かさず現れる。おまけにあの乱痴気騒ぎの中だ、酒も入っているだろう
。恐らく、蚊2匹に気づく可能性はほぼゼロに近い。自然に笑みがこぼれた。
神社に着くと、既に騒がしくなっていた。人ごみを掻き分け、目当てのスキマ妖怪を探す。案の定、顔を赤らめて巫女に絡んで
いた。私は蚊に命令し、その様子を悟られぬよう観察する。2匹はそれぞれふくらはぎ、首筋の2箇所の死角にたかると吸血を開始
した。その様子を見届け、私は友人達としばし会話を楽しむ。すると、私の頭に2匹からの通信が入る。

_____十分な量の血が確保できた

私は友人達に予定があるからと話を付け、自宅に飛んで帰った。帰る前に、氷精から貰った変なお面を携えて。

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自宅に戻った私はさっそく、たっぷりと血を吸った蚊を腕に付けスキマ妖怪の血を流し込んだ。瞬間、凄まじい頭痛と全身の痛み
が襲った。たまらず私は転げ回る。全身を焼くような激痛が過ぎる頃には、私は意識を失っていた。
目が覚める。窓の外は、既に朝霧が広がりポストには新聞紙が入っていた。私は、取り敢えず鏡で自分が無事なのかを確認する。
特に異常は無いようだ。しかし、あの程度の量の血でこの妖力とは恐ろしい。全身から湧き上がる凄まじい力を感じつつ、空間に
手をかざし集中する。すると、まるで蚊の様なサイズではあったものの小さな空間の裂け目が現れた。私は、歓喜に口角を歪めた。
私の考えは間違ってなかった。これで、いままで私を見下していた連中を倒せる。そう思った私は、一日中狂喜していたのだった。
あの日から、私のスケジュールに神社の監視が入ることになった。宴会は勿論のこと、巫女と茶を楽しんでいる機会も逃さずに蚊
を放ち続ける。蚊には、痒くなる成分を出さない様命令してあるので、スキマ妖怪が吸血に気付くことはなかった。そうして、半年
経つ頃には、シャーレ一面になるほどの血が集まっていた。一回一回、流し込んでいると妖気の高まりで勘付かれる可能性があった
ので一旦集めて、ある程度の量を一気に取り込む計画だった。これだけの量を飲んだらどうなるか分からない。しかし、復讐心が恐怖
心を飲み込み、シャーレに口を付けると一気に血を飲み干したーーーーーーー

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 朝、私は目を覚 した。今度は、痛みも無く飲んだ瞬間に視界視界が暗転した。試しに空間に手をかざす。本家と比べ も遜色の
無いススキマだった。ぼんやりする意識のまま私は外に繰り出す。スキマは出来た。今度は、図鑑に載っていた強力な妖蟲を集めに
行こう。鏡は確認せずに外に出た。
森に入った私は、強力な妖蟲を次々に配下に入れる。スキマの力を手に た私にとっては、赤子も同然だった。夜が更けるまで蟲獲
りを続け、お腹いっぱいになったところで自宅に帰った。
翌朝、目が覚 る。ふと、自 の腕を見ると紫いろに変色し いた。取り敢 ず、永遠亭で貰った塗り薬を塗 。身体が酷く重 。意識
がぼ やり る。しかししかししかし、わ私は蟲獲りの為に別の守、じゃなかった森へ行く めに外に出 。鏡 見なかった。
もり 入った私は、蟲 たく ん取り込んだ。おい かった。ヨルが遅 なって疲 たので帰ったたた。
yくあさは、からだが重 ったのでいち ち中寝た。
よk朝、いし意識がもうる朦朧とするなぁか鏡をみt。

日に日に崩落していく私の身体。意識はすでに朦朧とし、視界は黒に塗り潰されている。悶えながらのた打ち回ってると
鏡が目の前にあった。既に、半分黒い液体と化した身体。顔は最早原型を留めていない。しかし、私は哂う。

___顔、無い。なら作ればいいじゃないか…

翌 。わた は、ドロ ロにナ た。chるのチャンか 貰ったお面 付けた。ああああああ、お腹 いたna。

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「ふう、こんなもんかな」

白黒の少女は、籠一杯に詰め込まれた茸を見て満足そうな笑みを浮かべた。自宅に帰ろうと、箒に手を掛けた時ふと気配を感じた。

「そこにいるのは分かってるんだぜ。撃たれたくなきゃ、逃げるか出てくるかしな」

一旦籠を下ろし、自慢の八掛炉を誰もいない森に向ける。すると

「しろくろ…しろしろくろkろおああああああああああ嗚呼嗚呼アアアア!!!!!!」

紫色のドロドロの身体に妙なお面を付けた怪物が溶け出すように姿を現した。

「うわぁ…これは…。成れの果てってヤツか。ご愁傷様だぜ。ミジメだから、一発で吹き飛ばしてやるぜ!」

八掛炉に魔力が集まり、少女が咆哮する。

「恋符「マスタースパーク」!!!!!!!」

凄まじい光線が怪物を包み込み、後ろの森林ごと薙ぎ払う。光線が収束する頃には、広い道が開けていた。

「南無南無。くれぐれも閻魔様に私の事言うんじゃないぞ」

そういって、振り返った。が、

「ワタシ、此処クカカカカカカカカk!!」

妙なお面の怪物は少女の後ろに回り込んでいた。

「な、いいつの間に、うわッ!!」

地面から突然現れた蟲に足を取られ地面に叩きつけられる。すると、少女の周りを不気味な輪が囲んでいた。

「な、なんだよこれ…おわあッ!!」

少女に驚いてる時間はなかった、あっという間に何処からとも無く現れた蟲に囲まれる。慌てて、バックステップで距離を取るも
後ろから突然現れた蟲に噛み付かれた

「あぎゃああああああああaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaa!!!!!!!!!!!!!!」

間髪入れずに地面から大きな蛾が飛び出し少女を突き上げる

「ぐべべべべべべべべべべべがアアアア嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼ああ!!!!!!!!!!」

すると紫色の怪物がヒタヒタと近寄り、突き上げられている少女の目の前に飛び上がると凶悪な刃の付いた脚を出しながら歯車の様に
回転した。

「いGYAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAaa!!!!!!!!!!!!!」

蛾の突き上げを喰らっていた少女は回避する事もままならず、身体をズタズタに切り裂かれる。そして、

「みんな きえてしまえばいいのに ひゃひゃひゃひゃ」

突如足元にどこかで見た様な空間の裂け目が現れ、幾百の雀蜂の大群に包まれた。

「おおおおおおおおああああああああああががががあああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!」

少女は、空高く舞い地面に叩きつけられた。少女には、起き上がる気力はもうなかった。

「アハ…アハハハハハハハハはハハはハハはハハ!!!喰う!喰う喰う喰う喰う喰わせろ!!食わせろおああ嗚呼しゃああああ!!!」

紫色の怪物はドロリと溶け、少女の身体を包み込んだ。

「ヒィッッ!!や、やめうあああああああああああああああああああああああああぶぶぶぶぶぶぶbbb……」

少女は一瞬抵抗を見せたものの、あっという間に紫色の液体に飲み込まれ消えた。

「柔 か て、魔力も十 。人 やは 美味。ち ら沸い kる。ケヒヒヒヒヒh!!!!!蟲よ高まれ…」

そういうと、紫色の怪物は歓喜を表現するように極太の光線で祝砲を上げた。

「次 …そ だ。ひ 里。ア こ人間た さん る。ぐぐぐぐggg!!!喰う喰う喰う喰うクウクウクkkううううう!!!!!」

紫色の怪物は、溶ける様に姿を消した
お久しぶりです。7月1日発売の某格闘ゲーム発売で思いつきました。
156p
作品情報
作品集:
17
投稿日時:
2010/06/30 10:44:33
更新日時:
2010/06/30 19:44:33
分類
リグル
魔理沙
1. 名無し ■2010/06/30 20:52:22
アラクネwwww
2. 名無し ■2010/06/30 20:57:20
てっきり、蚊がゆかりんの血を吸い尽くすかと勘違いした
3. 名無し ■2010/06/30 21:28:05
産廃使いの俺は泣いた。
4. 名無し ■2010/06/30 23:10:03
これ、蚊が最強になるんじゃね?
5. 名無し ■2010/07/01 00:18:42
蚊の痒くなる成分ていうのは、吸血時に痛みで気づかれないようにするって言う効果もあるって聞いた。
かゆくなる成分を出さないほうが気づかれやすいのでは・・・

リグルも、紫だけじゃなくてもっと広い範囲から血を集めればこんなことにならなかったかもしれないのに
6. 名無し ■2010/07/01 01:52:54
虫でこの話方もしやと思ったらホントにアラクネだったwww
最強の蚊を見たかった
7. 名無し ■2010/07/01 05:45:54
まぁ実際蚊って、自然界で捕食者がいないからある意味最強ではあるんだよね。
8. 名無し ■2010/07/02 13:27:31
ゆかりんの胸は カップ
9. ぶーん帝王 ■2010/07/02 20:58:06
紫の血だから紫色なのかー
10. 名無し ■2010/07/03 18:29:25
かゆ

うま
11. 肉じゃが ■2013/06/15 14:57:43
アオ…蒼ヲヨコセエエエエエエ
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