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『厨ニ病の一輪さんが二輪に乗る話』 作者: 和愛変態
光り輝く銀のボディ。
跨った瞬間私の体に電撃が走る。
コイツとなら、幻想郷最速を目指せる。
そんな根拠の無い自信が湧いてきた。
ハンドルを握ると、私はコイツの声が聞こえた。
ハシラセロ
私はアクセルを全開にする。
コイツのタイヤは勢い良く回り始め。私を乗せたまま風になった。
耳元で響く風の音の他に、後ろでは香霖堂の店主は叫んでいるが私には関係の無いことだった。
ただ、コイツと走りたい。
それしか頭になかった。
私の名は雲居一輪、妖怪で尼だ。で、此方が相棒の雲山よ。
昨日、私は愛しき村紗のために人里に饅頭を買いにいったの。
人里の饅頭屋は私を見て、少し嫌な顔をしたのを憶えている。
全く腹立たしい事だわ。
妖怪である私がせっかくこの汚い店に来てやったというのにね。
最近の人間は自分の立場を分かっていないのか、妖怪である私が少し本気を出せば人里など一瞬で廃墟にできるというのに。
人間は私に跪いてればいいのよ。
人間である博麗の巫女と戦った時は全然本気じゃなかったわ。
まぁ、饅頭を買い終えて、この汚らしい人間どもが沢山いる人里に用の無くなった私は、とりあえず森に行ったのだ。
森はいい、人の干渉のない静かな所ほどいい所はない。
そうでしょう?
饅頭を持ってぶらぶらしていた私は、香霖堂という道具屋を見つけたのだ。
香霖堂の前には色々なガラクタが散乱していた。
初めて見たらここが道具屋だとは分からないわ。
そのガラクタの端にこの第二の相棒となるコイツが佇んでいたのよ。
汚らしい人間と妖怪とのハーフである店主が跨らせてくれたのだが、流石人間とのハーフだ。私はお客様だというのにあの態度、思い出しただけでイライラしてきたわ。
そんなこんなで冒頭なるのよね。
汚い人間とのハーフ店主が持ってるよりも、私がこいつを持っていたほうがいいに決まっているわ。
少しコイツと一緒に風になっていたら思いついたわ。
村紗のハートを射止める方法。
簡単な事よ。私の後ろに村紗を乗せてやればいいの。
そして、私のドライブテクニックで村紗をメロメロにする。
ふふふ。
女なんて簡単なものよ。
見つけたわ、村紗。
村紗の前で私はコイツ後輪を滑らせて止まる。
今の私最高にかっこいいわ。
そして一言、
「後ろ、乗らない?」
決まった。
私は返事を待つ。
「ママチャリの後ろは乗ると尻が痛い」
そう言うと、村紗は逃げるように去って行った。
分かっていたさ。自転車だって。
でも、少し夢を見たかったのよ。厨二病でいたかったのよ。
私は夕焼けの中、小さくなる村紗の背中を眺め続けた。
「お饅頭屋さんに謝ってこよう、あと自転車も返さないと」
村紗の見えなくなった夕焼けは、私には少し眩しすぎた。
厨ニ病はあまり好きではないが、
一輪さんなら許せる。
一輪さんのおっぱい食べたい。
星は友人宅でしかやったことありません。
でも一輪さんは星のなかで1番かわいいと思います。
追記
ママチャリじゃなくてアマチャリでした。
和愛変態
作品情報
作品集:
18
投稿日時:
2010/07/08 12:56:00
更新日時:
2010/07/09 23:57:11
分類
一輪
二輪
厨ニ病
それ聞いたら、雲山が微妙な顔するんだろうなー
厨二病があってこそアニメやゲームは面白くなり、人の人生に潤いを与え夢をもたらす。
しかし厨二病も十人十色、押し付けや否定は能無しの間抜けがする事、自分の世界を貫いてこそ真の厨二病なのだ。
はたからみればやっぱ馬鹿だけど。
この一輪さん残念だなw
結婚してくれ
一輪さん…