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『紅魔館の非日常』 作者: シェルミィ
日は西に沈み、空に月が昇り始めたころ。
十六夜咲夜は厨房でレミリア・スカーレットとフランドール・スカーレット。そして、紅美鈴とパチュリー・ノーレッジ
のために夕食を作っていた。
厨房の一つ隣の食堂ではレミリアとフランドール、そして美鈴が待っていた。
ちなみにパチュリーは紅魔館の大図書館に引きこもっている。
みんなで一緒に食べればいいのに・・・と心の中で思いながらも咲夜はシチューを煮込む。
紅魔館は西洋風大豪邸だけあって、夕食も洋風。
シチューとステーキというなんとも高カロリーな夕食。
「待て待てー!」
「こっちだよ!お姉ちゃん!」
「あっ、いつの間に!」
隣からお嬢様たちの無邪気な声に、咲夜はにこにこしていた。
何か特別なことがあったわけでもないが、お嬢様たちの笑顔を見るとうれしい気持ちになる。
咲夜は母親的目線からレミリアとフランドールを見ていた。
そうこうしているうちにシチューもできた。
自分で言うのもあれだが、なかなかの出来だ。
咲夜は4つ皿をお盆に乗せ、シチューを運んだ。
「お待たせしました、お嬢様。」
「わーい、おなかすいたぁ!」
「早く食べたいよう」
待ちくたびれていたのだろうか。レミリアとフランドールはすぐに席に着き、スプーンを片手に食べ始めた。
「はい、美鈴。どうぞ。」
「うん・・・じゃなかった。ありがとうございます。」
咲夜は3人に配膳を終えたあと、厨房に再び戻りパチュリーの皿をお盆に乗せ、図書館へ向かった。
パチュリーは図書館で本を読んでいた。
題名は”ロケットの組み立て方”
しかし、一度読んだことがあるせいか彼女は本を閉じた。
そして
「ふぅ・・・」
とため息をついた。
そのときだった。
コンコン。
ドアを叩く音がした。
図書館においてある時計を見ればもうすでに夕食の時間。
もうそんな時間か・・・と思いながらも
「どうぞ。」
とドアの向こうの相手に声をかけた。
「失礼します。」
ドアの向こうから現れたのはやはり紅魔館のメイド、十六夜咲夜だった。
「本を読んでいたのですか?」
お盆を持った咲夜はこちらに近づいてくる。
「いいえ、今読むのをやめたところ。それに、この本は読んだことあるしね。」
と言い終えるころにはすでに咲夜は自分の近くの机に夕食であるシチューとステーキを置いた。
「毎日届けてくれてありがとう。」
そして一礼をして出て行く・・・いつもだったらそうだった。
しかし今日は。
「あの・・・やっぱりお嬢様や美鈴と一緒に夕食は食べないんですか?」
「!!」
驚いた。
前に一度された質問をもう一度してくるとは思ってもいなかったからである。
「前にも言ったけれど、私は・・・喘息がね。」
多少あきらめ気味に言った。
いや、あきらめているのである。
別に紅魔館がほこりだらけ、というわけではない。
むしろ咲夜が掃除をしてくれてるおかげできれいなほうだ。
しかし、パチュリーは喘息を患っている。
それも、重度な喘息を。図書館なら慣れている空気だし、本に囲まれることが好きなパチュリーにとって
この空間で何かをすることが好きだ。
「そう・・・ですか。」
咲夜はこれ以上深く突っ込まないことにした。
喘息のことは前にも聞いていたし、無理に外に連れ出そうという気はなかった。
「では、失礼します。」
といいながら咲夜はドアのほうへと向かった。
そして、ドアノブに手をかけようとしたそのとき。
「咲夜!」
パチュリーは叫んだ。
「そ、その・・・心配してくれてありがとう・・・」
自分のことをこれほど心配してくれる人に向かって感謝の気持ちをこめて言った。
咲夜はそれを聞いてニッコリと微笑んで
「ご飯、食べてくださいね。」
と言った。
自分が戻ったころにはすでにみんなシチューとステーキを食べ終えていた。
咲夜はまだお嬢様たちのデザートを作ってはいなかった。
自分のご飯をサッと食べて、再び厨房へと向かった。
しかし、とあることに気がついた。
「しまった・・・デザートの材料を買ってないわ・・・」
昼に買い物へと行ったとき、不覚にも買うのを忘れてしまっていたのである。
咲夜はいろいろ試行錯誤をした。
もし、デザートがないと言ったらお嬢様たちはどう思うだろうか?
使えないメイド、とか。自分に対して失望してしまうのではないか?
いろいろ考えた。
すると、咲夜はここであることを思い出す。
「そうだわ、確か・・・私が食べるはずだったケーキが・・・」
正直、出すのはつらかったがお嬢様たちの笑顔を見たいという一心で出すことを決意した。
「あった。」
そして、咲夜はケーキの箱を持って食堂へと向かったのであった。
「お待たせしました、お嬢様。」
ケーキの箱を持って咲夜は食堂に入ってきた。
「遅いよー!」
「デザート、デザート!」
待ちくたびれたかのようにケーキの箱に飛びつくレミリアとフランドールの二人。
丁寧に二人はケーキの箱につけられていたリボンを丁寧にはがし、中身を見た。
入っていたのはショートケーキとロールケーキだった。
「「こっち!」」
二人の声は重なり、指した方も同じだった。
ショートケーキ。
「フラン!私が先だったよ!」
「お姉ちゃん!違うよ、私だよ!」
二人の意見がぶつかり合い、喧嘩になってしまった。
喧嘩の様子を見ていた咲夜は
(ショートケーキ2個のほうがよかったかしら・・・?)
なんて思っていた。
すると、
ジリリリリリリリン
パチュリーの食べ終えた時のベルの合図だ。
咲夜はお嬢様たちの喧嘩を見て、
(どうせすぐに納まるだろうし、図書館までの距離は遠くないし・・・)
と思い、パチュリーの食器の回収を優先した。
そして、咲夜は喧嘩しているレミリアとフランドールの部屋を後にし、パチュリーのいる図書館へを向かうのであった。
この選択がすべての始まりである。
どうも始めまして。
シェルミィといいます。
最後まで読んでくれた方、ありがとうございます。
まずは説明?から
題名 紅魔館の非日常について
どうして非日常かといいますと、僕の妄想だからです(ぇ
妄想によってキャラの性格もつけていますので・・・。
レミリアが一番キャラ崩壊しちゃってるのではないかな、と思います。
カリスマなレミリアもいいですが、これはなんか明るーい感じのレミリアもアリじゃないかな、と!
やさしい?お姉さん・・・なのかな・・・。(僕自身もわかってないw)
後、紅魔館には妖精メイドがいる・・・はず。
しかし、この中では妖精メイドはいなく、咲夜さんだけですべてやっているという設定になってます。
咲夜さんなんという重労働(’’
そして美鈴ぜんぜん出番ないね☆(全国の美鈴ファンの皆さん、すみませんm(__)m)
説明終わり。
さて、実はこれ、ブログにも掲載しています・・・
同じ文章が書いてあるブログを見つけたらきっとそれは僕のブログですよ。w
文章力のない僕は、ダメなところばかりかもしれませんが、アドバイスなどをいただけると幸いです。
一応続き・・・も考えているのですが、
ブログだけに書こうかと思ってたりもします。(いわゆる引きこもり?みたいな感じですねw)
うわー。長いあとがき・・・あとがきも最後まで読んでいただいてありがとうございます。
シェルミィ
- 作品情報
- 作品集:
- 18
- 投稿日時:
- 2010/07/10 14:39:30
- 更新日時:
- 2010/07/10 23:39:30
- 分類
- 咲夜さん中心ストーリー
- ほのぼの?
- 全体的にキャラ崩壊アリ
何を境にこうも増えた?
何を、は言わないけど
あぁ続きは読者が想像してくださいみたいな感じなのかなぁとも思えましたが
ブログうんぬんのせいでとても残念なことになった感じがします
あと後書き気持ち悪いです。
高度な