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『おまんまんランド、始まるよー!』 作者: ゴルジ体
ごめんミス。おちんちんランドな^^
「見ろよ、このそそり立つ豪チン」
そう呟いて、霖之助は哀しげに嗤った。
誰も応えない。誰も、ここにはいなかった。
「射精」
彼は靴音を響かせて、タイル張りの廊下を渡る。
「セックス」
吐き捨てるように、噛みしめるように、言葉を押し出す。
「チンポ汁」
ダン、と彼は置かれていた淡い光を放つランプを思い切り蹴り飛ばした。
「何の意味があるっていうんだ!!!!!」
「あっ、出る」
ドピュ。
「僕は生まれてこの方、ずっと不思議でならなかった」
眼鏡はずり落ち、服は所々破れているが、お構い無しに彼は歩を進める。
「何のために? ――魔理沙、霊夢、紫」
彼は立ち止まった。前方には大きな鉄の扉が轟然と構えていた。
「僕は何のために君たちを犯した?」
応える声は無く、ただ自嘲を孕んだ霖之助の叫びが、長い回廊を駆け抜けていく。
「いや、確かに僕は快感を覚えることが出来たはずだ」
堪らなくなって、彼は壁に寄りかかった。
「ならば、何故?」
「何故、僕は、君たちを解放して、それから二度とヤらなかった?」
扉は閉まっていた。
開けなければならないことは自明なのに。
「僕には、その気力がもうない」
扉は、彼の力で開くにはあまりに重く、彼は唯、その黒々と光る錆を憎憎しげに見つめただけだった。
「そして、もうじき、来る」
彼には分かっていた。自らの業が。
彼には分かっていた。自らの剛根が、果たしてどれほどの意味をもつのかを。
彼には分かっていた。自らをして射精せしむに堪えない、その理由が。
どくん。
彼のチンポが一度跳ねた。
直後、射精が始まった。
それは快楽へ誘うものではなく、彼を死に至らしめる罰であることは、彼自身、よく分かっていた。
どぷん、どぷん。
射精量は甚だしく、廊下はチンポ汁によって徐々に満たされていく。
罪と罰。
なんと皮肉なことではないか。
彼は、彼自身の業によって、殺されなければならないのだ。
かつて彼は性に溺れ、酒池肉林の豪遊を極めた。
それはいつしか、虚しい虚構に姿を変えた。
彼自身の精神を支えていた快楽は、脆くも崩れ落ち、後に残ったのは廃墟に等しい性器だけだった。
廊下に蓄積されていく白い液は、ついに彼の首元まで達した。
いずれ溺れ、死ぬ――ちょうど、彼が性に溺れて自らの内にあった何かを殺したように。
その業は、彼を殺すのだ。
「僕には何もない。たったひとつ在ったと信じていた愛とやらは、よく観察してみればただの臭い精液と愛液だった」
実体など無い、仮にあったとしても、それは見る価値のない穢れた欲望の化身だけだ。
彼が望んだのは、そんなものではなかったのに。
「僕は確かに、殺されるのだろう、この自らの浅ましい性欲によって」
「だが、果たして誰が僕を殺す資格を持っているというのだ」
チンポ汁は彼の顎を濡らす位置まで上がっていた。
「誰か応えろ! 僕は誰によって殺される? 誰がこの性欲の裁きを下すのだ!」
彼の瞳からは涙が溢れていた。
「言え! 名も知らぬ審判者様よぉ! アンタは僕を殺すのに、何故扉など作った!」
彼は口内にどろりと粘るチンポ汁が浸入するのも構わず、鉄の扉の前まで歩いた。
「僕が魔理沙に! 霊夢に! 紫に! 飲ませたのは確かにこの精液だ! これは罰のつもりかクソッタレ! いいか、ひとつ教えておいてやる――」
「僕は死なない、死んでたまるか! まだセックスし足りない、射精だってまだできる! ははは。お前は馬鹿だな。僕がそんなに高尚な性格だとでも思ったか?」
ガン、と鉄の扉を蹴飛ばすと、扉にはひびが入って、簡単に割れてしまった。
「嗤えよ、見下してろ、下種が! 僕は不満足なソクラテスより、満足な豚で充足している! じゃあな、せいぜい僕を逃がしたことを歯を食いしばって悔しがれ!」
彼はひとしきり叫んで、光る扉の向こうにその身を投げた。
その光の奥には、裸体の少女たちの姿がぼんやりと見えた。
彼は勃起した性器を扱きながら、彼女らの元へと駆け出していった。
うわべの反省と性欲に任せた脱出を、この茶番を、彼は数え切れないほど繰り返してきた。
それは確実に、彼を崩壊へ向かわせていることを、しかして彼に知る術はなかった……
作品情報
作品集:
18
投稿日時:
2010/07/13 13:49:47
更新日時:
2010/07/18 23:07:41
分類
エロ
抜ける
いればな