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『Modern Warfare of Orient』 作者: ニャオ
妖怪の山、哨戒天狗本部に私は着ていた
「…入ります」
ノックをし、指揮官が居る部屋に入る
「先日君が射殺した人間が居ただろう、椛」
「はい、威嚇射撃を実行しましたが反撃されやむなく…」
「事後処理を聞いてる訳じゃない!これを見ろ」
指揮官が机に出したのは部隊章だった
「銀の剣に紅い龍…まさか!」
「そのまさかだ、君が射殺したのは人里に雇われていた紅魔傭兵連隊の隊員だ」
私は目の前が白くなった、紅魔傭兵連隊と言えば紅魔館門番隊から派生した総合軍事会社で幻想郷の軍事組織の中でも屈指の殴り込み部隊として恐れられている、その隊員が山に忍び込んでいたとは
「近いうち、本当に近いうちだ、奴らが来るぞ」
指揮官は私を見据えていった
「その時は、やってくれるな?」
その言葉に私は無言で応えた
その後早急な部隊再編が為され、山は臨戦態勢に入った
「…こちら頂上直下、異常なし」
『了解、後少し夜明けだ気を抜くな』
私は普段の仕事では決して着ない戦闘服に身を包み小銃を抱え山中を進んでいた
「…普段ならばここらまでは来ないんですけどね、哨戒天狗だし」
そんなことを呟いた瞬間、連続した銃声が鳴り響いた
「何?」
私は音のした方向へ走り出した、一方は味方全員に支給されているM14バトルライフルの銃声、もう一方は多分ヘッケラーアンドコッホG11の銃声だろう
そこには傷ついた哨戒天狗が横たわっていた
「どうした!」
「も…申し訳ありません、敵襲です…敵は…へ、ヘリコプターで…」
薄れ行く意識を必死につなぎ止め状況を説明する天狗に私は耳を傾けた
「敵の装備は…アサルトライフルと…」
「なんですか、他に何があった…」
彼は全てを伝えきる前に事切れた
辺りには味方が発砲したM14以外の薬莢が散らばっていない、やはりG11だ
「本部、敵襲だ!現在位置は…」
言い終えることなく私は凍り付いた、戦車だ、目の前に戦車がいたのだ
砲塔部分に紅い龍と銀の剣、紅魔傭兵連隊山岳戦闘旅団の部隊章だ
「T−70?」
山岳戦闘のため用意された軽戦車が私に砲口を突きつけていた
「う…そ…?」
私は絶望した、こちらにはまともな対戦車火器が無い
軽戦車といえど歩兵相手には絶対的な火力差だ
「し…死ぬ」
そう言い終えた瞬間、戦車の砲口から閃光がはしり、轟音と共に私は物言わぬ肉の塊となっ…
「もーみーじー、おーきーろー、お前の番だぞ」
どうやらにとりと大将棋をしている途中で寝てしまったらしい、にしても怖かった
「ありがとうにとり、危なかったよ」
「確かにね、後少しで私の王手だよ」
「えっ?嘘っ」
確かにどうしようもないぐらいに劣勢だった
「椛ったら寝ながら適当にやるからね、楽しかったよ、いろんな意味で」
私は夢で死んで、現でも死んだ(将棋的な意味で)
先日戦車にひき殺される夢を見たんでカッとなってやった
ニャオ
作品情報
作品集:
19
投稿日時:
2010/08/03 09:16:41
更新日時:
2010/08/03 18:16:41
分類
椛
オリキャラ
軍事
それと、マニアックな話はやめてくれ。
理解しずらくなる
(コスト高い、金属薬莢がないから湿気に弱い、チャンバーが高温状態だと暴発する)
幻想入りしてきた……って言う解釈でOKかいな?