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『産廃百物語『幻想からの色』』 作者: ナレン・フライハイト
私が脆弱になった大結界を修復するため、幻想郷からしばらくの間離れ帰ってきた時、魔法の森は異様な姿へと様変わりしていた。もはや森という言葉はそこを表すことは不適切であり、既存の言葉で当てはめるならば焼け野という名称がもっとも相応しいだろう。かつて広大に広がっていた森は灰色の荒野へと姿を変え、ただ風に飛ばされることのない灰色の塵があるばかりで、魔法の森の側に生えている木々は病的にその生育が阻害され、枯れたままそびえ立っているか倒れこんでいるだけであった。かつて普通の魔法使い、霧雨魔理沙や七色の人形使い、アリス・マーガトロイドが住んでいた家はボロボロに崩れ落ちれ、ただただ煙突などを構成していた岩がころがっているだけであり、かつて彼女が水を汲むために使っていたと思われる井戸は黒々と口を開け得も言われぬ不快感を私に感じさせた。
私は一体、自分がいない間に何があったのかを知るため、幻想郷の住人たちに聞いて回った。しかしながら、どの住人たちも――それどころか、式神達までもが――まるで避けるかのように曖昧なことしか口にせず、口を揃えて、あの焼け野には近づかない方がいいこと、魔理沙とアリスが消えてしまったこと、そして博麗霊夢は友人が消えてしまいおかしくなってしまったため話すことには耳をかしてはいけない、というばかりだった。
それゆえ私は、さっそく霊夢のいる博麗神社へと向かった。霊夢の様子は様変わりしており、かつての快活とした様子はなく、乱れた服装で伏し目がちに私を出迎えた霊夢は、どこか陰鬱な印象を与えた。私はその姿に戸惑いながらも淡々とお茶をだしてくれる霊夢に一体何があったのかを質問した。すると霊夢は、先程の陰鬱とした様子とはまた違った、丁寧で、理知的な話し方で覚えていることを事細かに語ってくれた。そのとき起こったことについて魔女達も色々と調べたらしく、彼女たちが話したことの内容は霊夢は霊夢は意味のわからないままおぼろげに覚えていたので、その部分の空白は自分で埋めなくてはならなかったが。そして霊夢が話し終えたあと、私は決して彼女が狂っているとは思えず、幻想郷の住人があの焼け野のことを避けるのも仕方のないことだと思った。現に私も、霊夢の話を聞いた後は、進んであの焼け野へと近づこうという気持ちにはなれなかった。
霊夢の話によると、全ての始まりは六月に魔法の森に落ちた隕石だという。その日の真昼、白い雲がたなびき、爆発音が続け様に起り巨大な隕石は魔法の森の魔理沙の家の井戸のそばに落ちたという。魔理沙はさっそく霊夢やアリス、パチュリー・ノーレッジへとそのことを得意げに伝えに行った。霊夢達がついたころには既に噂を聞きつけ鴉天狗達が集まっていたが、落下現場にあった隕石はそれほど大きくなく、霊夢はなぜ魔理沙が大きな隕石が落ちたのかと説明したのか不思議に思った。魔理沙はきっと隕石が縮んだのだと言ったが、パチュリーは隕石は縮まないと冷たくあしらった。パチュリー達は隕石を砕き採取し調べようとしたが、このとき隕石が異様に柔らかいことに気がついた。それゆえ、削るというよりは切り取って採取した。隕石は依然として熱を帯びていたため、容器に入れ持ち運んだ。しかしながらいざ容器から取り出そうとして調べようとすると、隕石が切り取った時よりも大きさが小さくなっているようであった。とりあえずパチュリー達は思ったよりも小さく切り取ったのだろうと考え、隕石に様々な実験をした。その結果わかったことは、硝酸や王水など、あらゆる溶液にも一切傷つかなかったこと、かすかに磁性があること、三千度の高温下においても何の反応を示さなかったこと、またアリスが特殊な魔法光をかけると、今まで彼女達が見たことのあるどんな色とも異なる色で発光した。パチュリー達はこの隕石が一体どんなものであるかを必死に突き止めようとしたが、それ以上のことは分からず、ビーカーにいれたまま保管しておいたところ、翌日机に焦げ跡を残しビーカーごと消え去っていた。そのためサンプルを回収するため再び魔理沙の家にいくと、明らかに隕石は縮小しており、およそ八尺ほどあった隕石は五尺ほどに縮んでいた。今度は大胆に切り取ってみると、中心に球体があり、それはアリスが魔法光をかけたときに発した奇妙な色をしていた。そもそも色という言葉自体、あくまで例えであり、既存の言葉ではとても表せなかった。アリスがそれをハンマーで叩いてみると、球体は小さな音をたてて破裂し、後には小さな空洞が出来るだけであった。切り取った隕石を持ち帰ってみるも、結局何も解明することができず、その翌日には完全に魔理沙の家の側に落ちていた隕石は消滅していた。魔理沙の話によると、隕石が消滅する前僅か半刻の間で六度もの落雷があったという。
異変が起きたのはそれから二、三ヶ月後であった。魔法の森に群生するキノコや木々に実る果物が異常な速度で発育したのだ。魔理沙はこれを喜んだがいざそれを食してみると嫌な苦味を持ち、とても食べれるような味ではなかった。やがて幻想郷にも冬が訪れ、魔法の森も例にもれず雪に包まれたが、主に魔理沙の家を中心として、雪上にありえない感覚の小動物の足跡が発見された。股幅の大きな妖怪かとも思われたが、稗田阿求と上白沢慧音はこれほどの間隔をもつ足の大きさをもち、このような足跡を残すような妖怪はこれまで見られたことはないと断言した。妖精たちはこの森をいつの間にか恐れるようになり、冬には魔法の森には一切妖精が近づくことはなくなった。霊夢は正直なところこのようなことにはあまり興味がなかったのだが、あるとき魔法の森の魔理沙の家の上空あたりを飛んでいたとき、事情が一変した。一匹の野うさぎが霊夢の増したを横切ったのだが、その飛ぶ距離が異常に長く霊夢を驚愕させたのだ。妖怪兎かとも思ったが、魔法の森近辺には妖怪兎は生息しておらず、永遠亭に聞いてもいなくなった兎はいないということであった。これらのことによって、魔法の森で明らかになにか異変が起きていることを徐々に認知し始めた。
妖怪たちは皆口を揃え魔理沙の家周辺は雪解けが異様に早いと言い、ミスティア・ローレライの屋台では噂好きの妖怪たちがあれこれ好き勝手に議論を交わした。雪解けした場所から新たに早々と生えてくる植物はみな異常な色をしており、それはあの隕石が発したあの不思議な色と似ていた。さらには同じく魔法の森に住むアリスは木々が風もないのに音をたてて揺れ、夜に輝いているのを見たという。アリスはこれを隕石によって森が何らかの汚染をうけたのではないかと言ったが、魔理沙は魔法の森であるからそのような不思議なことがあってもおかしくはないと言い放った。しかしながら、既に多くの人々や妖怪たちはあの森は隕石によって汚されたのだとまことしやかに噂していた。妖怪の山の鴉天狗達はこの異常事態については面白おかしく滑稽な記事しか書かなかった。魔法の森近くでは馬などの家畜や下級妖怪達は異常に怯えるため、だんだんと森へ近づくものは消え、雪が完全に溶ける頃には一切誰も近づかなくなった。五月になると、魔理沙はどこからともなくやってきたおかしな昆虫たちに困らされることとなった。その羽音は普通のものではなく、それまで魔法の森に出没していたどんなものとも異なっていた。さすがの魔理沙も不気味がり、リグル・ナイトバグを呼び何と言う虫かを聞こうとしたが、結局彼女もその虫のことは分からず、それどころか彼女もよるに風もなく動き発光する木を目撃したのであった。5月末になると、植物の草や葉がだんだんと灰色へと変色を始めた。灰色に変色した植物は驚くほど脆くなってしまっていた。霊夢はときおり魔理沙やアリスを心配し魔法の森へと足を運んだが、その植物の脆さにはさすがの彼女も驚き言葉が出なかった。アリスは精神状況が芳しくなく、いつの間にか発狂してしまったようで、その話は鴉天狗達によって新聞に取り上げられ広く知られることとなった。霊夢は彼女たちに引越してはどうかと尋ねたが、二人ともなぜかそこを離れることはできないと言うばかりであった。
隕石が落下してから一年ほどたとうとした六月、霊夢がアリスの元へと尋ねたとき、突如彼女の悲鳴が館の外へと響き渡り、霊夢が扉を蹴破り彼女の元へと駆けつけると、アリスはとりとめのないことを口にしながら床をのたうちまわっていた。何かが取り去られた――何かが吸い取られた――――ついてはいけないものがついている――誰かに取ってもらわなければ――夜にじっとしているものはない――壁も窓も動いている――このようなことを口にしていた。霊夢は永遠亭に運ぼうとしたが、アリスは決して館から離れようとしなかったので、仕方なくそのまま放置するしか無かった。魔理沙もだんだんと弱っているらしく、まるで動物のように四つん這いで行動することが出来なくなったアリスが、夜に輝いているというと言い始めたのだ。既に魔法の森の殆どの植物は、隕石と同じ不思議な色で輝いていた。
九月になると植物は全て灰と化してしまい、木々もそのうち全てこうなってしまうのではないかと魔理沙は恐れ始めた。そのころにはアリスはけたたましい叫び声を上げるようになり、その響き渡る声が魔理沙の脳を揺さぶるように刺激した。井戸の水が飲めないものになっているのに最初に気がついたのは霊夢であった。悪臭がするわけでもなく、塩気があるというわけではないのだが、ひどい味をしており、霊夢が魔理沙達に水を定期的に水を運ぼうとしたが、魔理沙は数々の異変によってすっかり無神経になっており、そのさそいを断った。汚染された水を飲み、粗末な食事をとる魔理沙の姿に、霊夢はとても耐えられなかったが、親友を見捨てはおけないので来ることを止めることも出来なかった。森に住んでいた生き物たちは、体が奇形な変化をし、灰色に変化し死んでいった。九月も終りの頃になると、魔理沙は井戸の底になにか光っているものがあると霊夢に告げるようになった。そのせいか、魔理沙は一生情緒不安定になっていった。
十月半ば、魔理沙から驚くべき知らせが霊夢の元へと届いた。ふとアリスの館へと行くと、アリスが、とても言いようのない死に方をしていたのだ。魔理沙はアリスの亡骸と思わしきその物体を泣きながらアリスの館の庭園へと埋めた――とはいえ、それがアリスであるとはとうてい霊夢には思えなかった。それが霊夢は共に涙しながら、魔理沙を慰めたが、どうしても震える手を抑えることが出来なかった。この森には、かつて多くの異変を解決してきた自分たちですら理解不能な、言い表すことの出来ない恐怖が潜んでいる、そんな気がしたのだ。心配になった霊夢は魔理沙と一緒に彼女の家まで行ったが、魔理沙はというと霊夢には聞き取れないようなかすかな声で、ぶつぶつとつぶやいているようだった。日は既に傾き、もうそろそろ夜になろうとしているところだった。魔理沙の家の色彩は既になく、ただ灰色であり耐え難い悪臭を放っていた。霊夢は魔理沙をリビングルームへと運び、今からでも遅くないから、神社で一緒に暮らそうと提案したが、ただ魔理沙は呆けた様子で「井戸の中に……井戸の中にいたんだ……」と言うだけであった。霊夢は自分の言葉がまったく届かず、親友と自分を結ぶ絆が断ち切れてしまったこと、もう彼女の精神状態がどうにもならないことが分かってしまい、胸が張り裂けそうになった。
それから二週間ほど、霊夢は魔理沙の家に行くことが出来なかった。霊夢自身の精神状況が芳しくなかったのもあるが、あの森に、いいようもない、慄然たる恐怖を感じていたからであった。とはいえ、彼女を思う気持ちには代わりがない。霊夢は震える身を抑え、恐怖を振りきり魔理沙の元へと行くことにした。日は既に殆ど沈み、厭な色をした夕陽が陰鬱に暗澹な影を作り出していた。魔理沙の家に入ると、魔理沙は椅子にただポツンと座っていた。姿は夕陽によって影になりよくみることが出来なかった。霊夢が声をかけるが、魔理沙は力なく生返事をするだけであった。ただ黙々と時間が流れた。しびれを切らした霊夢は、とりあえずお茶でも沸かそうと台所へ言った。正直、こんなところでお茶など飲みたくもないし、あんな水を使いたくもなかったが、とにかくそれで自体が動けばいいと思ったのだ。いつの間にか夕陽は沈み、辺り一帯は完全な闇に包まれた。ふと、井戸のあたりで水が飛び跳ねる音がした。そしてその直後起きたことに、霊夢は声にならない叫びを上げた。家の灰色だった壁が、床が、天井が、あの不思議な色で輝き始めたのだ。そして立て続けざまに、霊夢の前から床の軋む音が聞こえ、霊夢はとっさに札を構える。不快な音を立てながら現れたそれは、灰色で、腐敗して、ボロボロになった吐き気のするようなおぞましい姿をしていて、そして――魔理沙の服を着ていた。霊夢は、その姿の、顔だと思われる歪んだ場所を名状しがたいほどの恐怖を感じながらも見据え「……魔理沙、一体何があったの?」と尋ねた。すると魔理沙は、とてもしわがれた声で答えた。
「あれは井戸の中に潜んでいたんだ……色が燃えて……生命を吸いとるんだ……隕石だ……隕石の中に……種だったんだよ……私達が壊した……あの隕石の中に潜んでいたんだ……あれは私達の理解することの出来ないところから来たんだ……逃げられるもんか……引き寄せられて……近づいていることが分かっても……どうすることもできないんだ……アリスもあの色で輝いていた……生命を吸いとるんだよ……」
それだけだった。それだけいうと、魔理沙だったものは、しゃべるのをやめ、その場に崩れ去ってしまった。霊夢はただ呆然とそこに立ち尽くすことしかできなかった。するといつのまにやら窓の外から一際明るい輝きが発せられた。何かと力なく窓の外を見ると、霊夢は愕然とした。井戸から、あの隕石と同じ、凶々しい危険な色の燐光が、井戸から湧き出るように湧き出ていたのだ。それだけではない。周りの木々や植物が、その燐光に呼応するかのように、一際輝きを強めだしたのだ。魔理沙の言っていたとおりだった。井戸だ。井戸にいたのだ。魔理沙とアリスを死に至らしめ、森をこのような地獄よりもおぞましい世界へと変えたものは。あの隕石に潜んでいた、名状しがたいおぞましいものは。木々も植物も全て動いていた。痙攣するように、間隔をおいて。無論風などない。霊夢はその状況に息をすることが出来なかった。しかしながら、巫女の直感によって、ここにいてはいけないということだけは理解した。霊夢はゆっくりと後ずさり、静かに裏口の戸を開け、そっと空へと飛び上がった。未知の色をした輝きは森全体へと広がっていた。森全体が、未知の色の輝きで満ちている。霊夢は感じ取った。あの色は何もかもがこの世界とは違う場所から訪れたのだと。そしてそれは今、元いた世界へと帰ろうとしているのだと。光はより一層強まり、森に存在するあらゆるものが奇怪な色の輝きを放ち始めた。木の枝は全て空に向かってそり立ち、不浄な炎が枝の先端で揺らめいていた。霊夢が森から十分に距離をとった頃には、森の輝きはまばゆいほどになっており、そして出し抜けに、その名状しがたい色は、かつて月を攻めたときに使ったロケットのように垂直に飛び立ち、上空を覆っていた雲を突き抜け、円形の穴を開けて空へと消えていった。残された森は、大きな音を立てながら崩れ去り、全てが灰色の塵と化してしまった。その姿は、まるで大火事によって全てが焼け落ちたかのようだった。霊夢は、かつて友人たちが住まっていた場所を見下ろした。そのとき、彼女は見てしまったのだ。あの荒廃したところから、何かが力なくうごめいて、名状しがたい存在が飛び出したところへと消えていくのが。
それが、霊夢の体験した全てであった。彼女は二度とあの森へ近づかないし、かつてのような快活な正確を取り戻すことはできないだろう。私は神社を出てから、鴉天狗からふと気になる噂を聞いた。焼け野は一年に一寸づつ広がっているというのだ。もしそうだとしたらならば、どうにかしてあの場所を幻想郷から切り離さなければならない。もしその噂が間違っていたとしても、あの場所は隔離しなければならない。それが、幻想郷の賢者としての私の役目なのだ。
隕石に含まれていたものがなんなのかはわからない。ただひとつだけ分かることといえば、それは、私達の常識では――常識を脱した幻想郷ですら――とても理解することも出来ないものなのだ。はるか宇宙の果て、月に住まう月人達ですら、竹林にいる月の頭脳ですら知らぬ、はるか宇宙の果ての領域――外宇宙の幻想からの色に過ぎなかったのだ。
私の頭には、一抹の不安がよぎる。魔理沙は霊夢に言ったのだ。逃げられないと。近づいてることが分かっても、どうすることもできないと。これからは霊夢に目を光らせなければならないだろう。私はとても見たくはないのだ。楽園の巫女が、あの博麗霊夢が、灰色の、おぞましく歪んだ、奇形のバケモノの姿へと変わってしまうのは。
H・P・ラブクラフト『宇宙からの色』のオマージュです。私が御大の作品で一番好きな作品です。
実は魔理沙がドリームランドへ行ったり蓮子がキザイア・メイスンの魔術を学んだりとかも案になったけどまとまらず断念してたり。
まあ宇宙からの色ははたして神話に入るか微妙ですけど。
……いや、きっと幻想郷に隕石が落ちたのはニャル様の仕業なんだ!
__
.イ .!.! O `ヽ
/ミ人ノノ .x=ヘ
I ソ 、_ ゚。 ___i
__ | j ミ/ 〉。゚ i:::::l!一 '´ ̄ ̄`ヽ.
/ fヽ __ミ.、 __ ゝ_ /7 ̄j! ゚。 l:::::l!_.斗 ´ ̄`ヽ. } <はいはい私のせい私のせい
./ ミ、_(_ノ\ ` ー./ f¨ヽ.}==x \ーァ'フ `ス.,.==、 弋ー彡′
{ ゝ、_)リ ` <キ ミイ⌒゙ヾ. Y´__ ′ ,彡ヽ }
`フノ ̄ `ヾ{_彡7.`ヽ ヽ! /_ f≧≠ } ヽ./\
/ソ >ノ ノ} ゞ' ノ /ミ、 }^i ヽ
./ソ 〈¨´ノ/〈 f¨ヾァ≧x .i .ォキ ヾ一′
/ソ ' 〃ヽ___! :{\) {:{彳}'/ /ヽ._ _ムイ ̄ ̄ ̄ ̄`ヽ
/ソ .レ' / } ミ___ゞノ:∧/ / iシ′ \
Y//i´ { `…‥彡 ヽノ シ” ヽ
f´ .「! | /¨゙ー‐一 '´ ̄ ̄`゙く / ヘ
ハ./{ ヽ \ 〈_,.ィ⌒ー一 フ⌒ミx ヾ、 シv′ .
/ ̄`ヽムムj\丶.´ ゝ._彡 ´ `ヾ .fy彡′ |
/ \ ヾ/ \ ,く/Θ〉 |
/ У x≦三≧x \レ^ミ.ノ |
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i ミx、 \ \ ミく{ .'
| {Θ}キ >ヘ. \ ヾソ /ソ: ̄`ヽ.
| {Θ} ゝ ヾ}`ヾ¨ミ、 ヽ ヽ {:: /⌒ヾ!
| >< ツ、 i ヽ〉 ゞ/ ヽ ミ≧x i {:: {彡ヽキ
l ゞヌハ `ヾ._ヘ :`i´`ヽス |. キ :ヘ`ヾ \}
r≧‐一ォ彡シj -=ミヽ K. \! | ヾ :ゝノ シ!
| ー≒≠ヤ ノ ! jリ くヽ ト、 `ーイフ
ゝ. \ ノ ヽ.j 人fユミ、___ ..ィy’
` ̄ ̄ ̄ ̄ ` <.___x彡'’ く`ヽ ./ ` ̄¨¨ ̄ ´
あー銀の鍵の門を越えたい
ナレン・フライハイト
作品情報
作品集:
20
投稿日時:
2010/08/22 10:22:13
更新日時:
2011/08/14 11:30:50
分類
産廃百物語
博麗霊夢
霧雨魔理沙
八雲紫
コズミックホラー
クトゥルフ神話
『宇宙からの色』
オマージュ
元ネタは知らないけどこれはこれでこええなあ
どうしようもないってのと知ってるものが未知に変質っつうのは恐怖が伴うぜい
気体でもプラズマでもない、純粋な「色」そのものの知性体ってのは、ゆかりんも相手しにくいんだろうなぁ。
このどうしようもない、わけの分からん無力感がたまらんね。
もっとクトゥルフ神話な幻想郷が増えるべき。
人妖にはどうしようも無い怪奇なんて素敵!
虹色の森なんて綺麗そうだがやっぱり魅入られるんだろうなぁw
勉強すれば面白そうなのですが・・・
友人がだんだん変化していく様を見ている事しかできなかった霊夢は言葉では言い表せない程辛かったでしょうね……
ダムに沈むよりはずっとスキマで切除の方が安全そうでは在りますが、果たして…。
幻想郷にはラヴクラフト先生好み(正確には嫌い)の海洋キャラは今の所居ませんが、もう一つの彼の好きな要素『地底』
が在るので、それで壁の中の鼠や無名都市をやってみるのも楽しいかも知れませんね。
…厳しくも恐ろしい紅魔館の神々を嘲笑うかの様に冒涜的な知識の数々を納めた、
慄然たる思いを抱かずに居れないあの悍ましい図書館ならば
或いは―私はそうで無い事を願わずには居られない─ネクロノミコンは勿論、下手をすればナコト写本すら
その蔵書に含むのでは無いかと、私は恐怖の針に胃の腑を突かれる思いなのだ。
……あの手はなんだ!窓に!窓に!
思わず見入ってしまいました。
コズミックホラーは読んだことなかったので今度よんでみたいと思います。