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『咲夜さんを紅魔館メンバーで調教する物語 3話』 作者: kyoune

咲夜さんを紅魔館メンバーで調教する物語 3話

作品集: 20 投稿日時: 2010/08/29 07:59:39 更新日時: 2010/08/29 16:59:39
レミリアにオナニーを命じられたあの夜。
あの夜から咲夜の体の疼きは、一時とは比べ物にならない程静かになった。
どうしようもなく股間が疼いてくるあの激しい感覚は影を潜め、今は少し平静な心持と体で、この無機質な部屋に監禁されている。

とは言え、薬を飲まされてからもうこれで二日が経つ。
部屋の中に時計は無いので正確な時間は計れないが、唯一外からの光が差し込む小窓が一つだけ壁に設置されてあるおかげで、陽の沈みで日を計ることはできた。
ちなみに咲夜の時間を止める能力も、薬を飲まされてからというもの一切発動することができなくなっている。
やはり、あのパチュリー様が作ったという薬の影響だろうか。

「ふうっ……」
 咲夜はベッドの上で、深いため息をついた。
 監禁されてから二日が経つが、まだ一度もお風呂に入れてもらっていない。やはり咲夜も女性として、いい加減お風呂に入って汗を流したいという欲求が頭の中にあるのだ。
 食事はメイド妖精たちが、一日三色ちゃんと運んできてくれる。住むところはこんな部屋でも、スープやサラダ、時にはステーキなんて豪華な料理も運ばれてくる。
 それから用を足すときは、部屋の隅に備え付けてある大き目のプラスチック容器の中にしろといわれてある。
 容器には蓋がついているため排泄物の臭い等の問題は無いが、容器は透明で中身が透けて見えてしまうため、自分の糞尿が混ざり合った容器の中身を見るのは流石に忍びなく、咲夜はその容器をできるだけ見ようとしなかった。

 過酷な生活だった。
 生きることには事欠かないが、その代わりに常に自分の羞恥心を誰かに煽られるような、そんな思わず身をよじりたくなってしまうような生活。
 こんな生活を送っていたのでは、いつか自分のプライドまで折られてしまいそうで。
 そんな言い様の無い恐怖感が、咲夜の心を徐々にではあるが、しかし確実に蝕んでいっていた。



 コンコン。

「……?」
 不意に、部屋の扉がノックされた。
 誰だろう。
 お嬢様であれば、ノックなんてせずにいきなり部屋に入ってくるはずだが。
 するとギイッと扉が開き、そこからはいつもとは違うシルエットの人物が入ってきた。
「……失礼するわ」
「あ……」
 それは、片手に一冊の分厚い本を持ったパチュリー・ノーレッジであった。
 咲夜に飲ませた薬を作った張本人であるパチュリーは、まるで実験生物のモルモットを観察するような視線で咲夜を見ている。
「パチュリー……さま……」
「レミィから聞いてたけど、効果はそこそこみたいね。服用直後に現れる激しい媚薬効果も、今は治まってるみたいだし」
 パチュリーはそう呟くと胸ポケットからメモ用紙を取り出し、何かをすらすらと書き始めた。おそらく、今の咲夜の状態をデータとして記録しているのだろう。
 咲夜はこんな風にまじまじと自分を観察される事が、これ程までに恥ずかしいものだと初めて知った。
「パチュリー様、どうしてこんな……」
「……貴方は余計なことは喋らないでいいの。ただ黙って私の実験に協力しなさい」
 パチュリーは無情な程にそうきっぱりと言い捨てると、静かに部屋の中心に立った。
「ねぇ咲夜。私は今実験中の薬を投与して、結果その人物にどういった肉体的・精神的な変化が発生するかについてのデータが欲しいところなの。……私の言ってる意味、分かるわよね?」
「……え?」
 何の前振りも無くいきなりそう言われても、咲夜はただ首を傾げるしかなかった。
 パチュリーはそんな咲夜の反応に少し呆れたように溜息をつくと「しょうがないわね……」と呟き、手元に持っている分厚い本を開いた。


「……………………………………………………………………………………」

 パチュリーが、突然沈黙に伏した。
 顔を下に向け、声は出さずにぶつぶつと何かを呟いているように見える。
「……どうしました? パチュリー様」
 咲夜はパチュリーの様子を不思議に思い、声をかける。しかし、パチュリーからの返事は無い。

「……………………………………………………………………………………」

「パチュリー様……?」
 返事は無い。何かに集中しているらしく、一切顔を上げようとしない。

「……………………………………………………………………………………」

「どうなさったのですか?」
 咲夜が心配になり、ベッドから降りてパチュリーの顔を覗こうとした、その瞬間。

 パチュリーは一度だけはっきり聞こえる声で、短くこう言った。

「…………召喚」

 突然、パチュリーを中心にして薄い緑色に発光する魔方陣が浮かび上がった。
 丸の中に星が描かれたような模様で、直径一メートル程の円が部屋の床に描かれており、その線から湧き上がる光はだんだんとその強さを増していく。
「なっ……!」


 土符「テンタクルリチュアル」


 ぴしっ、と。
 部屋の床がひび割れる音が聞こえたかと思うと。
「さぁ……存分に這い出なさい」
 パチュリーの足元に浮き出た魔方陣の輪郭から、床のコンクリートを突き破り、大量の触手が大挙して湧き上がってきた。
「ひっ……!」
 思わず、咲夜が悲鳴を漏らす。
 這い出てきた触手はそれぞれ様々な形をしてあり、大きいものや小さいもの、触手の先に更に枝分けれした触手が生えているものや、先端に眼球のようなものが生えているものもあった。
 そのどれもこれもがヌルヌルの体液らしきもので濡れており、数十本にも及ぶ触手から時折それが地面に滴り落ちる。
「な……なに……これ……」
 そのあまりの光景に腰を抜かした咲夜は、冷たい床にへたっと尻餅をついた。
 パチュリーは、まるで意思があって動いているかのように寄ってきた一本の触手を自分の顔の近くに寄せると、ペットを可愛がるように触手を撫でながら言った。
「じゃあ早速実験に入るわ。薬を服用した貴方の体に刻まれた性的感度が、どれぐらい上昇しているかを見る」
 パチュリーが指をぱちんと鳴らすと、その瞬間彼女の周りに取り巻いていた触手たちが、一斉に咲夜を目掛けて突っ込んできた。
「きゃっ……!」
 咲夜は突然のことで抵抗する隙も無く、襲ってきた四本の触手に両手両足を絡め取られた。
 触手は凄い力で咲夜の華奢な体を軽々と持ち上げると、床から少し浮いた上体で咲夜の体を固定した。
「くっ……こいつ!」
 咲夜は四肢に力を込めてなんとか振り払おうとするが、全く無駄な抵抗だった。触手はぴくりとも動かない。
「あらあら、抵抗するなんて悪い子ね。静かにしていてくれなきゃ実験の邪魔よ?」
 パチュリーは不機嫌そうにそう言うと、再び指を鳴らした。今度は残った十数本の触手が一斉に、抵抗できない咲夜へと襲い掛かる。
「さぁ、滅茶苦茶に犯してやりなさい」

 中くらいの太さを持った触手が二本、咲夜の豊満な胸の周りを巻きつくように取り巻く。
 ぎゅうぎゅうに締め付けたり、触手の頭でやわらかい胸をぎゅっと押し込んだりと、様々な角度から触手たちが咲夜の胸を攻め立てる。
 咲夜はなんとか声だけはあげないように堪えていたが、薬の効果が再発したのか、徐々に感度が高まっていっているのが自分でも分かった。
「服の上からじゃ物足りなさそうね。直接弄ってあげなさい」
 パチュリーのその言葉が響くと、今度は周りから別の触手が咲夜の胸に押し寄せてくる。
 咲夜のメイド服の胸元はボタンで留めてあり、人よりも大きめな胸で張っているのだが、そのボタンとボタンの隙間に触手は侵入してくる。
「まさか……」
 二本の触手は息をぴったり合わせるように、咲夜の胸元を横方向に力いっぱい引き裂いた。
「きゃ……あっ……!」
 着ていたメイド服はびりびりと破れ、無残な切れ端が床に散っていく。
 メイド服を破ったあたりからは、レースのブラジャーで抑えられたふくよかな二つのふくらみが現れた。
 しかし、触手たちは手を休めることなくそのブラジャーも引き裂く。
「あ……」
 咲夜の顔が、堪えようも無い感覚に歪む。
 全ての服を取り払った箇所からは……純白できめ細やかな白い肌と、上を向いて硬くなり、ぴくぴくと震えているピンク色の突起があらわになった。
「へぇ、綺麗な色してるのね」
「っ……!」
 咲夜が羞恥に顔を赤くする。
 今まで誰にも見せたことの無い素肌の胸を、こんな無防備な状態で他人にまじまじと見られているのだ。
 咲夜の頭の中に、蒸気のような熱がともった。

 が、それでも触手たちは手を休めようとはしない。
 今度は別の種類の――先端からイソギンチャクのような小型の触手が、幾本も枝分かれして生えている触手が咲夜の胸を襲う。
 「それ」は末端の触手で、咲夜の震える乳首を覆いかぶさるように包み込むと。
「……ひっ……!」
 物凄い吸引力で、咲夜の両乳首を吸い上げるように引っ張った。
「! っあ……ああああっ! あああああああっっ……!」
「あら、いきなり凄い感じ方ね。もしかして、乳首弱いのかしら?」
 咲夜は手足をぴくぴくと痙攣させながら、首を上に向けて大声で喘ぐ。
 そんな咲夜の声を受け、乳首に吸い付いた触手の吸引力は更に高まっていく。
「な……に、これ……! 吸われて……っ!」
「どうやら弱点発見ね。乳首を重点的に攻めてあげなさい」
 二つの乳首が、ちゅうちゅうと音を立てて吸われる。乳首の中に通る乳腺の中まで細い舌を入れられているような気がして、咲夜はその快楽にぴんと震える舌を突き出した。

「これって、やってるうちにミルクとかでたりするのかしら。実験が進んだら、改めて数時間くらいかけて試してみるのもいいわね……」
 パチュリーが恐ろしい事を呟いた。
 咲夜の快楽は、まだまだ終わらない……。




   続く
ども、kyouneです。勢いで3話なんて書いちまったよ。
図らずも、咲×パチュは1話じゃ纏めきれそうに無かったんで、4話に続くことにします。
触手プレイってあんまり興味無かったんですが、改めて書いてみるといいものですね。
3話ではおっぱいを重点的に攻めてたんで、次話では下が中心かな……。
ちなみに咲夜さんは貧乳(PAD)派と巨乳派がありますが、今回は話の関係上巨乳のほうでイコウカナーと思います。PADネタも面白いと思うけどね。
自分の中では紅魔館メンバーでは、大きい順に

美鈴

咲夜

こあ

パチェ

フランドール姉妹

みたいな順ですかね。パッチェさんはひんぬー派かなぁ。でもおっきいのもいいんだよねー。

早く咲夜さんと美鈴の組み合わせを書きたいですな。
kyoune
作品情報
作品集:
20
投稿日時:
2010/08/29 07:59:39
更新日時:
2010/08/29 16:59:39
分類
東方
エロ
調教
触手
おっぱい
1. 名無し ■2010/08/29 17:26:52
早っ!!

続編早っ!!
2. 名無し ■2010/08/29 17:36:03
kyouneさん、(続編が)早い、早いよ!!

楽しみにしていたパチュリーさんの実験シチュエーションが始まりました。
しかも、まさかの触手プレイ!!

咲夜さんはきょぬーでもありです。
3. kyoune ■2010/08/29 19:39:57
>>1
ヒマなものでww
4. kyoune ■2010/08/29 19:41:47
>>2
次はアナルの調教も入れようかなー。
文章が稚拙なんで、自信無いですけどね(笑)
5. 名無し ■2010/08/29 19:44:46
作者コメ欄の話だがスカーレット姉妹じゃないか?
細かくてすまない。
6. kyoune ■2010/08/29 20:04:14
>>5

がっ、ダメッ……!

すみません。
間違えていたのは気づいていたんですが、今回の投稿時にパスワードを誤入力してしまって、自分でも正しいパスが分からないという始末で……。
3話の内容編集ができない状態だったんですよ。

申し訳ないですが、心の目で補完して下さい。
7. 名無し ■2010/08/29 23:52:25
>食事はメイド妖精たちが、一日三色ちゃんと運んできてくれる。
一日三食
8. 名無し ■2010/08/30 01:20:42
咲夜さんが発狂するのを楽しみにしてる
9. 名無し ■2010/08/30 10:53:03
巨乳とはkyouneさんとはいい酒が飲めそうだ
10. kyoune ■2010/08/30 11:21:29
>>7
心の目で(ry
11. kyoune ■2010/08/30 11:22:17
>>8
壮絶なENDになりそうですな。
12. kyoune ■2010/08/30 11:22:51
>>9
それは何よりです。
13. 名無し ■2010/09/02 23:19:00
実際は咲夜ってPADじゃないらしい
14. kyoune ■2010/09/03 07:26:45
>>13
公式の設定ではそうでしょうね。
なんせメイドキャラですから。
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