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『恥辱のペット調教』 作者: NutsIn先任曹長
私の身柄は、
妖怪の賢者、八雲紫によって、
地霊殿の主、古明地さとりに、
引き渡された。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
目の前にいるのは、まさに獣だった。
博麗霊夢は、目の前の大きな目をして、牙の覗いた口から涎を垂らした、
その生き物から目が逸らせなかった。
「恐れているようですね。だが、あなたが悪いのですよ」
さとりが『懲罰室』の中に、扉越しに声をかける。
『懲罰室』、扉は1箇所だけ。
扉の覗き穴にも、壁の上方にある小さな窓にも鉄格子が嵌っている。
簡単に言えば、この部屋は、牢屋だ。
「私はあんたのペットになったわけではないわ!!」
目の前のプレッシャーをものともせず、獣の背後にある扉に叫ぶ。
「解らないのね。あなたは、八雲様に見限られたのよ」
さとりは、もう何度も言っていることを、今一度、言った。
「あなたは私のペットになることで、安寧を得ることができるのよ。
それとも、八雲様の庇護無き地上で朽ち果てたいのですか?」
さとりは粘り強く説得を試みる。
霊夢にさとりの言葉は耳に入っていなかった。
ただ、タイミングを計っている。
右か、左か。
不意に飛び出した。
右だ。
獣もその動きに合わせてすばやく動いた。
フェイント。
左!?
いや、
真ん中、獣の股の下だ!!
見事に獣の股の下を潜り抜けた。
獣は自分の股から覗き込む格好になって、
無様に転倒した。
扉にそのまま体当たりする。
しかし、鋼鉄製の扉はビクともしない。
「はんっ、あんたのことは、会ったときから気に入らなかったのよ!!」
扉に向かって叫ぶ。
「私は、あなたことが好きですよ。」
さとりは言う。
「私はあなたがここを気に入ってくれるように様々な便宜を図りました。
しかし、今回ばかりはもう堪忍袋の緒が切れました」
扉にばかり気にとられて、
すっかり背後のことを忘れていた。
獣は小さな体をがっしりと押さえ込んだ。
必死に、それこそ死に物狂いで抵抗した。
「っ、この!!」
霊夢は必死であった。
抵抗は結局徒労に終わった。
獣は矮躯を床に引き倒すと、仰向けにした。
性器と乳房が丸見えになる。
さとりは服などという上等なものを与えなかったのである。
「い、いやっ!!」
もはや抵抗はできない。
獣は、その怪力からは想像できない繊細な手つきで体を撫で回した。
「や、やめて!!おねがい!!」
抵抗する力が、抜けていく。
「や……」
もはやこれまで。
霊夢は、
潤んだ目で、
快感に打ち震えていた。
最後の力で叫ぶ!!
己が敗北を宣言する!!
「ペ、ペットになります!!さとり、さとり様!!
私はさとり様のペットになります!!
だから、だから!!」
さとりは嬉しそうに言った。
「ようやくペットになってくれましたか」
だが、次の瞬間には冷酷な声で、
「しかし、おいたをしたペットにはお仕置きをしなければなりません」
と続いた。
「!!!そ、そんな……」
さとりや地霊殿に行なった軽率な行動を呪った。
こんなことなら、さとりに、いいやさとり様に引き渡されたときに、
ペットになっていれば良かった……。
さとりは『懲罰室』の扉の前から立ち去り始めた。
これからやるべきことがあるのだ。
遠ざかる足音を聞きながら、
自分は、
快楽という名の、
試練を受けるのだと実感した。
もう、何も考えられない。
キモチイイことだけしていよう。
霊夢は、その動物を、愛おしそうに見つめた。
「来て……」
獣は覆いかぶさってきた。
獣の叫び声と、
甲高い嬌声が、
『懲罰室』に響いた。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「ああんっ、可愛い!!可愛い!!か〜わ〜い〜い〜ん!!」
きゃん、きゃお〜〜〜ん!!
「あねねね!!にゃ〜に〜?ここがいいの?こ〜ちょこちょこちょ〜!!」
あおん!!ああ〜〜〜〜ん!!
「おまえちゃんは可愛いぬ〜(はぁと)」
へっへっへっへっ!!
「そ〜れ、こ〜ちょちょちょちょ!!」
ぺろ!!ぺろ!!ぺろ!!
「あ〜ん、くちゅぐった〜い!!」
『懲罰室』には、
博麗霊夢と、
小型犬の、
他者が見たらちょっと引いてしまうような、
無邪気な戯れが、
そこにあった。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
八雲紫がさとりの元に、雌の小型犬を持ってきた。
この、外の世界でロングコートチワワと呼ばれる犬は、
とっても、やんちゃであった。
紫は、故あって入手したが持て余してしまったのでどうしようかと考えて、
ここなら引き取ってもらえるだろうと思って地霊殿に連れてきたのだった。
さとりは喜んで引き取った。
だが、この犬はその逆であった。
紫のほうに懐いていたのだった。
さとりの顔を一目見るなり、
その黒い丸い目に血管の浮いた白目をむいて、
ついでに牙を剥いて睨みつけたのだった。
さとりは嫌われていると思いながら、
この犬の心を覗いた。
確かにさとりを嫌っていた。
来たその日から、この犬はいたずらばかりした。
絨毯を引きむしる。
絨毯に小便を垂れる。
絨毯に大便を垂れる。
さとりは絨毯を買い換えた。
さとりの靴を持っていく。
さとりの靴を食いちぎる。
さとりの靴に大便を垂れる。
さとりの靴は、同じデザインの予備が大量にあるが、
近日中に買い足さなければならないようだ。
さとりは根気強く『彼女』のしつけにあたった。
しかし、どれも無駄に終わった。
止むを得ず『懲罰室』に隔離した。
どうしようか思案しているところに、
博麗霊夢が遊びに来た。
昼飯をたかりに来たのである。
さとりは霊夢に『彼女』のことを相談した。
霊夢は『彼女』を『懲罰室』のドア越しに見た。
その瞬間、霊夢は『彼女』に夢中になった。
さとり、あなたはペットに対する愛情が足りない。
野放しにしているのは愛情ではない。
だから、お燐やお空の暴走を許してしまったのだ。
しかし、私、博麗霊夢なら、妖怪に好かれまくる私なら、
『彼女』も心を許してくれるのではないか。
さとりはいい加減面倒くさくなったので、
渡りに船とばかりに霊夢に丸投げした。
この渡し舟は、ドレッドノート級戦艦であった。
霊夢と『彼女』の戦艦と駆逐艦の砲雷撃戦の如き睦み合いは、
なおも激しく続いていた。
これは、昼食はスタミナのつくものが良いわね。
さとりは備蓄の食材で何が出来るか考えていた。
確か、インスタントラーメンの買い置きがあったはずだ。
野菜は、キャベツ、もやし、それからにんにく。
昨日、スーパーで大安売りのベーコンを大量に買い込んだっけ。
地獄鶏(肉食、獲物の眼球を抉り出した後、群れで食い殺す)の卵、
お空は全部ゆで卵にしてないでしょうね。
さとりには、もう『彼女』の声は届かない。
鳴き声なら聞こえるが。
さとりの頭の中は、
月に群雲状態の生卵を乗せ、
野菜炒めがたっぷり入った
即席麺のことでいっぱいだった。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
さとりが思案に耽りながら立ち去った後も、
人と獣の交わりは続いた。
獣の攻めは、時に激しく、時にやさしく、
まるで体が蕩けるようであった。
霊夢の顔から汗が滴り落ちる。
霊夢の口から涎が滴り落ちる。
全ての快感を受け止め、
ペットになるのも悪くないと思いながら、
人に媚びへつらう、
ただの畜生に、
成り果てたのだった。
いろいろ芸風を模索中です。
さとりといったらすぐに思い浮かぶ、霊夢のペット調教物です。
ご意見、ご感想、お待ちしております。
NutsIn先任曹長
作品情報
作品集:
20
投稿日時:
2010/09/07 14:15:51
更新日時:
2010/09/07 23:15:51
分類
紫
霊夢
さとり
ペット
調教
1回目読んだときは最初ハァハァ後半?
2回目読んだときは超納得でハァハァしない
一粒で二度美味しいとはまさにこれのこと
脳内映像が1週目と2週目で逆転したw
2回読んで「なるほど!」と膝を叩きました。
これは霊夢と代わりたい
これは面白い試みでした。和んだw
もとからだろwwwwwww
男の浪漫を書き立てるお話とイラストでお馴染みの黒崎 文太様からコメントをいただけるとは、
恐悦至極であります。
第4ブロックにさとりと『彼女』の会話シーンを入れれば解りやすかったかもしれませんね。
今回の作品は、頭と尻しか読まないせっかちさんでも楽しめるようになっております。
このお話のキモは、第2ブロックと第4ブロックにあります。
ここに登場する3人の『登場人物』の描写がありますが、
事実のほかに、各『登場人物』の『主観』が入っている事と、
古明地さとりの持つ能力に気が付くと、真相が明らかになることでしょう。
まだまだ己がスタイルを極める修練は続きます。
次はグロに挑戦してみましょうかね。
なるほどと思わせるのはさすがでつ
………………。
………あ、そういうことか。かなり読み直さないと判らなかった自分が恥ずかしいです。
こういうスッキリとしていながら読む度に味の出る文が書きたいです。
主語が不明瞭な駄文と思われなくて、幸いです。
>穀潰し様
私も、貴方様のような教訓めいたお話を書いてみたいと思います。
***** 補足 *****
今回のお話は、
一部、作者の実体験を参考にしております。
とうとう人間以外も産廃に投稿するようになったということか…
いやいや、ここは、筆者が同じ状況を誰かに科したってことだろう。(絶対にしてはいけないとらえ方)