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『魔理沙の脳内麻薬ドバドバスイッチ』 作者: rubeluso
「ん、なんだこれ?」
ふと気が付くと机の上に見たことのない物体が置いてあった。見覚えはないが見慣れないものがいつの間にか増えているのもまあいつもの事だ。香霖のところから適当にかっぱらってきて忘れていたのかもしれない。
「しかしまあ、なんだ。こんなヘンな物借りてくるかな。いや、あまりにヘンすぎてつい借りてきてしまったのかもしれん」
その物体の構造は非常にシンプルだった。正方形の土台、それにはめ込まれた円柱、おわり。
のっかった円柱を人差し指で軽く押すと内部のバネが少し抵抗する感じが伝わってきて土台の中に少し埋まる。手を放すと戻る。
手に入る情報はそれだけしかない。今までの私の豊富な人生経験から総合するとコレは――
「スイッチ?いやボタンか?」
正確には極限まで単純化されたスイッチまたはボタンのモチーフ、だと言い表したほうがいいかもしれない。第一スイッチは何かをON/OFFするためのものなのにコレはどこにもつながっていない。内部に何か仕掛けがあるにしてもせいぜい音が出るか爆発するかぐらいだろう。
「もし目の前に絶対押してはいけないスイッチが有ったらどうするか、人間は2種類に分かれるぜ。私はもちろん押す人間だな。押すなといわれなくても押してみるがな」
私はそんな独り言を言いながらとりあえず目の前の物体を強く押し込んでみた
カチッ
途端に世界がぐるりと歪んだ
頭のてっぺんから柔らかな泥のようなものが溢れて全身を包み込んだ、ような感覚に襲われた。
痺れが頭からつま先まで一気に駆け抜け、その後に続いて体を溶かされて掻き混ぜられるような感覚が額から全身に広がっていく。
ありぇ?などと間抜けな声が口から漏れたのが分かったが、そのまま何もする事ができずに床に倒れ込んでしまった。
倒れた拍子におしっこが漏れた。熱い尿がドロワーズに染み渡っていく。それで増幅されたかのように股間の奥から急激に快感が膨れ上がってくる。
「はにゃああぁっ!!!はふっ、ふああああぁぁ♪あへぁ〜〜〜〜〜〜〜〜♪」
おもらししながらイった。腰がビクビク跳ねて快感がまた増幅される。乳首とクリトリスがたちまち充血する。衣服に擦られてそのまま絶頂する。
「おうううぅぅうんっ!!はへっ、にゃにコレぇ♪イギっ、イグの止まらなっ、ふぉぉおぉぉうんっ!!!」
洋服の上から突起を擦った。イク。またイク。足りない。
「こぉんなのっ、ジャマ、だぁ!!はは、はあ…直接…はぎゅうううううぅぅぅぅっぅうっっっ!!!!!」
布地を無理矢理引き裂いて性感帯をさらけ出す。脱ぐなんて行為は思いつかなかった。コンマ1でもはやく、より強い刺激が欲しかった。
「ひぎゅうううううううっ♪あははははははははっ!!クリっ、クリきもちいひいいぃぃいいっ!!乳首もっ!きゃふうううううっ!!はへえっ、はははははははっ!!ふきゅうううううっ♪」
高笑いが止まらない。乳首を捻れば背骨に電撃が走り、陰核を抓めば目の前に火花が散る。笑いながら何度もイった。
「ひゃふううぅ!!!!まらぁ、マダ足りないっ♪おまんこ疼くううっ!!!ぐひいいいいいいいんっ!!!!」
本能に従って指がぐちょぐちょに濡れたヴァギナに伸びていった。それから後の記憶はない――
生き物が少ない魔法の森でも朝方にうるさく鳴いて人様の目を覚まさすような物好きな鳥はいくらか住んでいる。そいつらの声で目を覚ましたが、私はひどい有様になっていた。
「あ゙ーー…」
まるで半屍人のような呻き声をあげてようやく私は体を起こした。
垂れ流しだった涎と愛液は完全に乾いて体中がべとべとする不快な膜に覆われているような気がする。部屋の中は何かが―間違いなく私だが―暴れまわった後のようにメチャクチャになり、汗と尿のひどいアンモニア臭がしていた。それどころか脱糞までしてしまったのか、床や体のあちこちに茶色い汚物の跡が見える。
「うわ……これは引く…」
血が巡り一気に明瞭になった頭脳が自己嫌悪に陥る。なんだったんだ、アレはいったい…
何はともあれ片付けはしなくてはならない。湯浴みをして体の汚れを落とし、不快感に耐えて室内を整頓することにした。
机の上にあのスイッチが置いてあった。位置は昨日から変わらず、昨晩私が押したときのままだ。
ふと己の痴態を思い出し、血がサッと引いた後にあがってきた。こいつをどう処分すべきかは非常な悩みどころだ。
何のために誰がコレを?そもそもどういうメカニズムで何が起こったのか?そういったことは一切分からない。ただ一つ言えるのは、昨日の夜、コレを押して気が狂いそうになるほどヨガったと言う事だけだ。
「………………」
まあいいか。アレには二度と触れないようにすればいい。下手に捨てて誰かに押されてまたあんな事になりでもしたら大変だしな。
私はその無機質な装置を、丁寧に包んで引き出しの奥底へと押し込んだ。
半ば意識的にその装置の事を忘れるようにして、私は普通の生活へと戻っていった。
幻想郷の生活は忙しい、特に私みたいな普通の魔法使いにとっては。神社でお茶を飲んだり魔法の材料になるキノコを集めたり、神社でお茶を飲んで三月精の相手をしたり、図書館で紅茶を飲んで神社でお茶を飲んだり、とにかく忙しい事だらけだった。
「はあーああ…、くそっ、どうにも上手くいかないぜ」
私は研究上の壁にぶち当たっていた。奴隷タイプのスペルカードの開発やマスタースパークの更なる強化、アルティメットエクストラファイナルショートウェーブの開発などやるべきことはたくさん有る。そのどれもが壁に当たった。まあよくあることだが。
「フラストレーションが溜まるぜ。何かスカっとすることはないかな」
一瞬引き出しの奥に意識が行く。
「いやいや、妖精でも相手にして体を動かして気晴らしでもするか?」
そういえばついこの前チルノにいい勝負されたんだった。それでスペカの改良を…思い出してより腹が立っちまったぜ、くそっ。
「……ふあっ、くん…、ん…」
結局一人寂しく慰めることにしてしまった。あれ以来性的な欲求は意識的に抑えていて随分ご無沙汰だったこともある。溜まったからイライラしてるんだろう。私だって健康な女の子だしな。
「ああ、く……ん……あんっ…、あっ、ああっ!やあああっ!!」
イケなかった。どれだけ指で激しくいじっても、むりやり気分を高めてもダメだった。アレの100分の一も気持ちよくない。
「うう……くそっ、くそっ!」
悪態をついて立ち上がり、机へと向かった。引き出しの奥から目的のものを取り出して深呼吸する。
「まあ…大丈夫だよな。前もなんだかんだで大丈夫だったし。ちょっとした生活の彩りってやつだよな」
全裸でベッド上に横になり、胸の高鳴りを抑えながら震える指先でスイッチを押した
じょばぁ
そんな音が聞こえてきた気がした。
頭の中に何かが溢れるような感覚。それが徐々に下へと広がっていく。眼球、耳、舌、首筋、肩、心臓、内臓の一つ一つまで快感に晒される。
「はあ〜〜〜〜〜♪こ、こいつはあ……、やっぱぁ…すごい、ぜえぇ……♪」
私はニタニタと気味の悪い笑みを浮かべながらその感覚が更に広がるのを待った。知覚が引き伸ばされて心臓が一回脈打つまでの間が異様に長く感じる。
乳首、臍、クリトリス、肛門、性感帯がそれに浸されると私はベッドに横たわったまま潮を噴き上げた。
「はっ、はへええぇ…、触らずにイっちゃたぜえ…♪でも、この後のが……んぐっ、んほおおおおおおっ♪」
乳首とクリトリスを同時にいじると下半身が全てとろけそうになった。腰が勝手にビクンビクン跳ねて気持ちいい。噴水のように愛液が吹き出る。さらにヴァギナをあらかじめ用意していたディルドでほじくる。きもちいい。
ふと、ゆだった頭が悪魔のような事を思いついた。
(この状態で、スイッチ押したら……!!)
もうすでに私の理性はかけらも残っていなかった。ヴァギナに抽挿する右手の動きは止めず、左手でスイッチを押した。
「んにゃああああああああっ!!!!溶けるっ、とけるっ!!トケりゅううううぅぅうぅぅぅぅぅぅっっ!!!!!!」
快感がもっとからだ中にひろがる。シーツにふれてるおしりがイく。風になでられたほっぺたがイく。
「おっ♪おっ♪おほおおおおおおっっ♪おまんこっ、おまんこっ!!おまんこおおおおおぉぉっっっ!!!!」
白痴のように女性器の名まえをさけびながらイキつづける。右手のうごきが限界まではやくなっておまんこをほじくりまくる。
さっきからイキっぱなしだった乳首にあたらしい感覚がうまれた。なにかがさきっぽにあつまってくる。おっぱいきもちいい
「うああああぁぅう!!乳首っ、ちくびがああっ!!出りゅ、出りゅううううっ!!なんか出りゅうううううぅぅっ!!!!」
脳みそがおかしくなってしまっておっぱいから母乳がでた。ミルクふくのがきもちいい。
「あ……はああぁぁぁ♪おひっ♪おひりがぁ…?あ〜そっかあ、うんちもれひゃってるんだぁ…♪」
ゆるゆるになったアナルからあたたかいのがむりゅむりゅでていく。きもちいい。うんちもらしながらイった。
からだじゅうからいろんな体液がふきだす。わたしがながれでていくみたい。でもきもちいい。
「おほおおおおおおおおうっ♪いい、いい、イヒイイィィィっ!!!!おまんこもクリもっ!!おっぱいもおしりも!!のうみそもぜんぶ溶けるううううぅぅっ!!!!んはあアアああああああぁぁぁああああああっっっ!!!!!!!!!」
とけるとけるとける。こんなにきもちいいのがあればなにもいらない。ずっとこれしていたい。
目を覚ましたのは気を失ってから余り時間が経っていない頃合のようだった。体中にびっしり浮いた汗がまだ湿り気を保ち、私は汚物と体液でぐちゃぐちゃになったシーツに包まっていた。
正気に戻った頭で考えてみれば考えるまでも無く明らかに酷い有様だ。自然と乾いた笑いが漏れる。
「はは…汚物まみれでお目覚めとか人間として終わってるよな…」
「もう2度とこんなことはするもんか…こんなの繰り返してたら廃人になっちまうぜ…」
のそのそと起き出して身を清める。シーツは…もう無理だな。捨ててしまおう。
一番の問題は件のスイッチをどうするかだった。
「…まあいい。多分貴重品だから取っておくか…。」
私はソレを机の上に放置したまま神社へと向かった。
それからしばらく、私はスイッチの存在を忘れるために魔術の研究に没頭した。
だけど何も頭に入ってこない。モチベーションが上がらない。
部屋で魔道書を読んでいてもちらちらと視線が机の上に置かれた無機質な物体に行ってしまう。
「くそっ…、くそっ、くそっ!!」
頭をかきむしりながら何度も何度も悪態をついた。少しでも気を抜くとアレの事を考えてしまう。
脳味噌が蕩け、全身が泡立ち、全てが幸せな快楽で満たされるあのスイッチの事を。
指が勝手にスイッチに向かって伸びていく。
駄目だ、駄目だ。押したが最後、有無を言わさず脳を犯され、私はイキ続ける肉人形になってしまう。
突起を抓むだけで体が弾け、膣奥を掻き回せばそのままショック死してしまいそうな気持ちよさなんて御免だ。
オナニーを覚えたサルのように体をまさぐり、アヘ顔を晒しながらイキまくる淫乱魔女になってしまう。そんなモノには絶対……
ゴクリと喉が鳴る。嗚呼…というあきらめの溜息が口からもれ出て、私の震える指がスイッチを押した。
私はソレの存在を受け入れてしまった。逆らえなかった。
そうだ。こんなに気持ちいい事を我慢するなんて意味のない事だったんだ。
体が疼いたらすぐにスイッチを押す。そうすれば私は即座に極楽に行ける。いいじゃないか、人間の行動原理なんて元を辿れば全部欲求なんだ。
相変わらずスイッチは私の体を完膚なきまでに狂わせてくれた。ただ、どんどん効果の続く時間が短くなってきている気がした。常習性ってやつだろうか。
その分何回も押せば良いことにはすぐに気付いた。
かちかちかち
じょばじょばじょば
性感帯を一切刺激することなく、快感で気を失うまでスイッチを押し続けて、そいつを抱いたまま目覚める事すら稀に有った。
「つまり私の理論だと使い魔、無機物といえども自分の魔力を通わせ続ける事でより強力な力を得られるようになるわ。長く使った物には情が宿る、というような非論理的な事ではなくて身体感覚の延長とでも言えば良いのかしら、術者の知覚領域を広く展開させられるようになって結果的に魔術情報のフィードバックが……、魔理沙、聞いてる?」
「あ、ああ…。もちろん聞いてなかったぜ」
ついアレの事を考えてて呆けてしまっていた。以前からの約束で今日はアリスの家で使い魔の構築理論について教えてもらっているところだった。
「もう…、本当に聞いてなくてどうするのよ。会った時から少しフラフラしてるし、体調悪いんじゃないの?」
私自身は気分いいつもりだったんだがな。昨日もアレを使ったし。
思い出したら体がまたうずいてきた。アリスの真似をして、私が気絶しても性感帯を責め続ける命令なんかを与えた人形でも作ってみようかな。
「なあアリス…、この世で一番気持ちいいことってなんだろうな。」
「はあ…?この世の全てについて述べたグリモワールを書き上げた時とか?それとも誘っているのかしら?」
「そんなバカな」
私が肩をすくめて唇を片方だけ持ち上げる仕草をすると、アリスも安心したように軽く唇を歪めて笑った。
「そんな態度を取れるようなら大丈夫ね。でも、風邪でもひいていたら大変よ。私にうつらない内に早く家に帰って休みなさい」
そう言ってアリスは手元の魔道書を開いてそこに視線をおとした。なんだ、帰れって事かよ。まあ今日は頭に入りそうにないし日を改めるか。
「そうだな。ちょっと家に帰って休む事にするか。風邪がひどくなってきたらまた来るぜ」
「お大事に」
私が立ち上がった時もアリスは目を伏せていたので目の前の魔道書を引っつかんで足早に家を出た。とりあえず借りていくぜ。
ふう。今日もやる気がおきないぜ。
もう替えのドロワーズがないや。まあいいか。すぐによごれちゃうし
かちかちかち あへぁ〜♪
「魔理沙、いるかしら?あんたがこの前勝手に持っていったグリモワ、そろそろ読み終わっている頃だろうから返してもらいに来たわよ」
こえがするな。なんだろう。これはたしかありすのこえだ。でもきもちいい。
「うわっ…、何、このニオイ…?魔理沙!?ちょっと、何よ……」
かちかちかち
きもちいいきもちいいきもちいい
「魔理沙!!何して……。ああもうっ、とにかく、あんたが持ってるソレをよこしなさい。良くない気配がするの!」
そういえばしばらくおふろはいってないな。ちょっとくさいかも。まあいいや。きもちいいきもちいい
かちかちかちかち
これをわたすなんてやだよ。わたしもうこれがないといきていけない。きもちいいきもちいい
「暴れないで、いいから渡しなさい!!」
ありすがすいっちをとろうとする。ありすはやっぱりいじわるなやつだ。わたしのとらないで
やだやだやだそれとらないでとらないできもちいいのなくなっちゃうやだやだ
「魔理沙、聞こえてる?あなた、まるで廃人よ。何があったのかわからないけど、とりあえず一緒に霊夢の所に行きましょう。そうすれば大丈夫よ、きっと…」
ありすがかなしそうなかおをしている。かなしいのはこっちだぜ。かえしてかえして。すいっちかえして。きもちいいのちょうだい。
はやくかえしてやだやだこわいのきちゃうかえしてかえして
突然、スイッチの効果が切れて少しだけ思考が鮮明になった。
丸3日風呂にも入らず、尿も汚物も垂れ流しでドロドロに汚れた体、栄養も取らず痩せ細った手足。
ぞおっと悪寒が全身を包む。今まで蕩けていた思考が反動で落ち込む。不安、倦怠、焦燥。
「魔理沙…?」
私の様子が少し変わったのを心配してかアリスが声を掛けてくる。
アリスの手の中にはあのスイッチがある。アレを押せば私はまた気持ちよくなれる。
私の脳はもうすでに壊れてしまっていた。
「うあああぁぁあっ!!あああああああああああああ!!!!!!!!!」
獣のような呻き声をあげながら八卦炉をひっつかみ、出鱈目に魔力を放出してアリスの上半身をなぎ払った。
「ああ゙ーー、あう、あゔぅう、ああああぁ〜」
崩れ落ちるアリスの体には目もくれず、地面に落ちたスイッチに向かって四つん這いで這いよる。
すかっ
アリスをなぎ払った魔力の巻き添えを喰らったのか、スイッチを押しても何の反応もなかった。
当然、私が待ち焦がれていた感覚もやってこない。
すかっすかっすかっすかっ
それでも私は何度も何度もスイッチを押し続けた。私に出来る事はそれしかなかった。
次第に体が震えてくる。絶望が思考を塗りつぶしていく。嫌だ、嫌だ、
狂った私が力任せに叩き続けた所為か、ぱきっ、と軽い音を立ててスイッチにヒビが入った。
唖然として見つめる私をあざ笑うかのようにゆっくりとヒビが広がり、スイッチが真っ二つに割れた。中には何も入っていなかった。
もう私には何もない。
眼球の動きが定まらず視線があちこちに飛ぶ。体の震えがますます大きくなる。吐き気がひどい。絶望。
私は八卦炉に魔力を込め、自分に向けた
初めまして、初投稿です。
タイトルや構成に檸檬氏の影響を受けているような気がしますが、氏のSSは本当に良いものだと思います。
rubeluso
作品情報
作品集:
21
投稿日時:
2010/09/29 12:39:57
更新日時:
2010/09/29 21:39:57
分類
魔理沙
アリス
ちょっとだけ……って思考はマジ怖いよな、うん
薬はダメ!ゼッタイ!
人間の体って奴は本当、時としてすげぇや。
麻薬でいろいろなものが壊されていく少女の話は、大好きです(*^^)v
良い作品です。(^^♪