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『This is hermaphroditism,isn't it?』 作者: 上海専用便器
自宅にいながら、本を読み、アリスはこう呟いた。
「…………ちんこ、舐めてみたい。」
男性との関係を一切持っておらず、かつ仲の良い男性もいないアリスの心境はいかようなものだったのだろうか。ちょうど賽銭箱にお金が入っていると信じて、いざ開けてみるとチルノが入れられていた時の霊夢の悲しみのようなものかもしれない。
「ちんこ。」
ペラペラとパチュリーから借りた官能小説を読み漁りながら、アリスはただ『ちんこ』と囁き続けた。
ちんこ、ちんこ、ちんこ、ちんこ、ちんこ、ちんこ、ちんこ。
呪文を唱えているかのように、アリスは語り続ける。官能小説の中でも、一人の女が『ちんこ!』と叫んでいた。アリスと同じように『ちんこ』と口にしていたが、一人の男に愛されている、という点においてアリスとは違っていた。
ちんこ、ちんこ、ちんこ、ちんこ、ちんこ、ちんこ、ちんこ。
アリスはただひたすらに、呪文を唱え続ける。
――誰か、私にちんこをくれないの?
小説に集中しているように見えるが、アリスの頭の中は『ちんこ』で一杯だった。
ひとまず本も読み終わり、アリスは気分転換に家の外に出た。もしかしたら、玄関の前に誰かがちんこを落としてくれているかもしれない。そう願いながら。
地面に落ちていたもの、それはちんこではなく一通の手紙だった。
「…………チッ。」
不機嫌になったものの、アリスはちゃんとその手紙を拾い上げる。差出人は書かれていないことに不信感を覚えるが、そのまま封を開けた。
アリスちゃん好きアリスちゃん好きアリスちゃん好きアリスちゃん好きアリスちゃん好きアリスちゃん好きアリスちゃん好きアリスちゃん好きアリスちゃん好きアリスちゃん好きアリスちゃん好きアリスちゃん好きアリスちゃん好きアリスちゃん好きアリスちゃん好きアリスちゃん好きアリスちゃん好きアリスちゃん好きアリスちゃん好きアリスちゃん好きアリスちゃん好きアリスちゃん好きアリスちゃん好きアリスちゃん好きアリスちゃん好きアリスちゃん好きアリスちゃん好きアリスちゃん好きアリスちゃん好きアリスちゃん好きアリスちゃん好きアリスちゃん好きアリスちゃん好きアリスちゃん好きアリスちゃん好きアリスちゃん好きアリスちゃん好きアリスちゃん好きアリスちゃん好きアリスちゃん好きアリスちゃん好きアリスちゃん好きアリスちゃん好きアリスちゃん好きアリスちゃん好きアリスちゃん好き
アリスは、手紙のどこかに差出人が書かれていないかを調べた。ところが、どこにも誰の名前も書かれていない。書かれているのは、ただ『アリス好き』という言葉の羅列。意味を成すものなのか、それともただの悪戯なのか。だが、アリスにはそんなことはどうでもよかった。
「差出人………ちんこじゃないのね。」
部屋の中に戻ると、その手紙をすぐに燃やした。少しずつ、灰になっていく手紙を見つめているとアリスは何かを思い出す。
「そういえば………今日は、子供に人形劇を見せろと頼まれていたのね。」
人里にいる慧音に頼まれた仕事、人形劇の開催。幾度とやってきたことなので、アリスは不満一つ漏らさずに、人形たちを引き連れて、家から出発した。
ちんこ、ちんこ、ちんこ、ちんこ、ちんこ、ちんこ。
人里にたどり着き、慧音との待ち合わせ場所に向かう最中にもアリスは『ちんこ』と唱え続けた。何の意味も無いように聞こえる、言葉。ただひたすら、それを囁き続ける。平等という言葉に囚われている、聖白蓮と同じように。
「む、来たか。」
「ええ、来たわよ。」
ちんこ、ちんこ、ちんこ、ちんこ、ちんこ、ちんこ。
「いつもいつも済まないな。さぁ、準備に取り掛かろう。」
「お願いするわ。」
ちんこ、ちんこ、ちんこ、ちんこ、ちんこ、ちんこ。
アリスが慧音の元に辿り着くと、慧音はテキパキと人形劇のための準備を行い始めた。アリスが唱えている、謎の呪文については一言も触れずに。
もしも、これがアリスと初対面の人物なら、アリスにこう言っているだろう。
『何?アリスって、ビッチなの?』
その答えは、何の確証もないデタラメなものであるのは、誰の目にも明らかだ。しかし、やはり『ちんこ』という言葉を並べられるとアリスを理解していない者にとっては、ビッチに見えてしまうのだろう。
裏返せば、何とも思わない慧音は、アリスを理解しているのだ。アリスの頭から指先まで、慧音はすべてを知り尽くしている。そして、『ちんこ』への想いも。
会場の準備も終わると、アリスは慧音に一言礼を言った。慧音は気にするな、とだけ言うと、子供たちを呼びに向かう。
ちんこ、ちんこ、ちんこ、ちんこ、ちんこ、ちんこ。
その間も、アリスはちんこと唱え続けた。だが、アリスは知らなかった。アリスにしか、意味を成さないはずの言葉の羅列。
――それが少しずつ、本当の呪文へと変わり続けてきたのだ。
10数分後、アリスは子供たちに人形劇を見せていた。上海や蓬莱たちが、子供たちを、アリスを喜ばせるために活躍していた。子供たちの「おおーっ!」という声や、笑い声は常に絶えない。慧音も子供たちと何かを話したり――おそらく、説明しているのだろう――笑いながら、アリスの人形劇を見ていた。
だが、アリスはその間にも、呪文を唱え続けていた。
「そして、この巫女さんは、ちんこ、吸血鬼を退治しました。ですが、ちんこ、巫女さんは吸血鬼を自分の、ちんこ、神社に呼びました。」
子供たちは互いに見詰め合って、『ちんこ』という言葉が何を意味しているのかを話し合う。が、慧音が声をかけていったため、その話し合いはすぐに終焉に向かった。
「巫女さんは、吸血鬼を嫌ってもいませんでした。そして、仲良く今も一緒におともだちとして、ちんこ、暮らしています。お・し・ま・い、ちんこ。」
アリスが一礼すると、子供たちは一斉に拍手喝采を浴びせる。慧音や、たまたま人形劇を見ていた大人たちも同様だった。
上海と蓬莱がアリスに微笑むと、頭を撫でてあげながら、二人にこう告げた。
「ありがとう、ちんこ。」
人形劇も終わり、会場に残ったのは、慧音とアリスの二人だけだった。
「今日も良かったぞ、アリス。」
「ありがとうね。」
ちんこ、ちんこ、ちんこ、ちんこ、ちんこ、ちんこ、ちんこ。
「ところで、だ………アリス。
「何かしら?」
慧音は頬を赤らめながら、アリスを人気の少ないところへと連れて行った。何の用があるのだろうか、とアリスは疑問に思うが、その疑問はすぐに解消された。
「今晩、一緒に過ごさないか?」
「…………………」
慧音の顔、目、表情から、慧音が冗談を言っていないことは分かった。これが、告白であることも分かった。だが、アリスにとっては、告白など無意味。
「ごめんなさい。私には、興味無いの。」
「ぁ…………そ、そうか………………」
「じゃあね、慧音。」
「ああ……………………気をつけて、な……………………」
本当に泣きそうな目をしている慧音を見て、さすがに気の毒に思ったのか。アリスは一言、慧音に慰めの言葉を与えた。
「ちんこ。」
「………………………は?」
「ちんこがあれば、いいわよ。」
そして、アリスは人里を後にした。家へと帰る道中も、やはり、『ちんこ、ちんこ、ちんこ、ちんこ、ちんこ、ちんこ。』と呪文を唱え続けながら。
だが、アリスは知らなかった。この時点で、アリスは慧音に対して、ある呪文を唱えてしまったのだ。
―――アリスのちんこへの想いが、奇跡を起こす。
アリスが自宅へと戻ると、誰かが家の中にいることに気づいた。魔理沙だ。
ちんこ、ちんこ、ちんこ、ちんこ、ちんこ、ちんこ。
肩を震わせ、歯を食いしばりながら、アリスは呪文を唱え続けた。その呪文が唱えられる度に、幻想郷が変化し続けているのだが、今のアリスが知るはずもなかった。
「魔理沙!」
「おっ、邪魔してるぜ。」
「ちんこがないなら、帰りなさい!!」
「は?」
そして、アリスは魔理沙に魔法をかけてしまった。すると、いつもなら軽く受け流す魔理沙が、表情を重くしながらアリスの横を通り過ぎた。
「そ、そうか…………悪いな、アリス……………」
「えっ?ま、魔理沙………?」
肩を落としながら、あっけなく家から出て行く姿に、アリスは言葉を失った。これぐらいの罵倒で魔理沙が引き下がるはずが無いと確信していたのに、一体どうしたことだろうか。アリスは少し疑問に思ったが、結局それから後は魔理沙のことについては、何も考えなかった。
今日は疲れた、もう寝よう。そう思ったアリスがベッドに横たわると、睡魔がアリスに幸せを運んできた。
――幻想郷は、刻々と変わり続けていた。
翌朝のことだった。
誰かが玄関扉を叩く音で、アリスは目を覚ました。
「ちんこ、ちんこ、ちんこ、ちんこ、ちんこ、ちんこ。」
こんな朝早くに、一体誰なのだろうか。寝起きだったために、アリスは何の警戒もせず、すんなりと扉を開けた。
そこにいたのは、慧音と魔理沙だった。この二人が、しかも一緒に家に来るなんて、珍しい。そんなことを考えていると、二人はアリスの腕を引っ張り、こう言ってきた。
「「アリス!おちんちん、生やしてきたぞっ!」」
すると、慧音と魔理沙は下着をたくし上げる。
そこには、アリスの顔をしたちんこが生えていたのだ。しかも、ただアリスの顔の形をしているだけではない。
そのちんこは、アリスの肌と全く同じ色をしており、髪の毛や眉毛、鼻の穴や耳もしっかりとついているのだ。
「ひぃっ!?な、なによこれぇぇ!?」
さすがのアリスも、その異様な光景を見ると、鳥肌が立った。しかも、慧音と魔理沙のちんこのアリスは口を動かして、何かを囁き続けていたのだ。
『ちんこ、ちんこ、ちんこ、ちんこ、ちんこ、ちんこ。』
『ちんこ、ちんこ、ちんこ、ちんこ、ちんこ、ちんこ。』
気持ち悪すぎて、もう直視できない。だが、アリスは慧音と魔理沙の二人を追い出す必要があった。
「ほらっ、お前の言われたとおり、おちんちんを生やしてきたぞ!」
「さぁ、しゃぶってくれ!!」
慧音と魔理沙が、アリスに掴みかかろうとすると、股間のアリスは頭を揺らした。アリスはなるべく、それを見ないようにしながら、慧音と魔理沙を追い出そうとする。
「も、もう出て行って!!普通のちんこじゃないと、いやよ!!」
「何を言っているんだ!?これが普通だろ!!」
「そうだぜ、アリス!さぁ、早くエッチしようぜ!!」
「き、気持ちわるいのよ!!」
「くっ…………魔理沙、二人じゃ無理のようだな。」
「そうだな………今日は帰るか。」
二人が諦めたような会話を耳にすると、それっきり慧音と魔理沙の言葉を聞こえなくなった。アリスは、人形たちに命令し、周りに誰もいないかを偵察させた。
どうやら、慧音と魔理沙はもう遠くへ行ってしまったようで、アリスは一安心して、腰を下ろした。
「ゆ、夢よ………私の顔が、ちんこになってるなんて……」
アリスは何とかして、現実逃避をしたいと願った。だが、これは夢ではない。自分の目の前で、確かに起こった出来事なのだ。
「………ちんこって、あんなものなわけないよね?」
実物を見たことがない、アリスには、まだあの『アリスチンコ』を全否定することができなかった。
――あんなの、絶対にちんこじゃない。――もしあれがちんこだったら、霊夢に異変解決してもらう。
アリスは、『アリスチンコ』の奇妙な姿を思い出さないようにしながら、博麗神社へと向かっていった。
霊夢はいつものように縁側でお茶を飲んでいるに違いない。アリスは、博麗神社の縁側へと直行した。
「あら。今日は何の用かしら。」
お茶を啜りながら、霊夢はボーッと空を見ていた。アリスの来訪にも、さほど興味がない様子だったが、逆にそれがアリスにとっては好都合だった。余計に警戒されると、霊夢に話を聞いてもらえないことが多いのだ。
「れ、霊夢! 大変なのよ、慧音と魔理沙に私の頭の形をしたちんこが生えたの!!」
「はぁ?訳が分からな………あ、あら?」
アリスが再び魔法を唱えてしまったせいで、霊夢の身体にも、異変が起こり始める。そのせいで、霊夢の体調は悪くなってしまった。
「ご、ごめんなさい………何か、気分が悪くなってきたわ………」
「だ、大丈夫?」
「ええ………これぐらい、大したこと………」
しかし、霊夢は畳の上に横たわってしまった。それを見たアリスは、すぐさま布団を用意し、霊夢をそこに寝かせる。
「霊夢………大丈夫?」
「ええ……ちょっと、風邪でもひいたのかしら……」
「ちんこの件、私で何とかするわ。」
「………ありがとう、アリス。」
さすがのアリスでも、病人の霊夢に異変解決を手伝わせるほど鬼畜ではなかった。霊夢も、そんなアリスの優しさに涙が流れそうになる。その後、アリスは慧音と魔理沙に見つからないよう。警戒しながら、帰路へとついた。
しかし、アリスは知らなかった。
――アリスに魔法をかけられたのは、霊夢だけではなかった
翌朝、再び誰かが玄関の扉を叩く音で、アリスは目を覚ます。
――まさか、慧音と魔理沙が来たのでは?
寝ぼけた頭でも、それぐらいのことは考えることができたアリスは、臨戦態勢をとりながら、玄関扉へと近づいた。その時、聞きなれた声が聞こえてきた。
「私よ、霊夢よ。」
「れ、霊夢!?だめよ、風邪をひいているのに!!」
まさか、霊夢が自分の家に来るなんて思ってもいなかった。しかも、霊夢は昨日体調を崩している。それなのに、どうして無理をしてまで、自分の家にやってきたのか。
ともかく、まずは霊夢を自分の家に入れなければならないと感じ、アリスは玄関扉を開けた。
そこに立っていたのは、元気そうな霊夢と、紫、萃香の3人だった。
「え?ゆ、紫に萃香も?」
「ふふふ、お邪魔しますわ。」
「ごめんよー」
何か嫌な予感がする。アリスの顔に、冷や汗が流れた。目の前にいる三人は、ニコニコと笑い続けているだけ。何も語らず、お邪魔すると言いながら、家に一歩も入ってこない3人を見て、アリスは彼女たちに尋ねた。
「………下着、下ろして。」
「もちろんよ。」
「どうぞ。」
「ほらっ!」
アリスの目には、自分の頭の形をしたちんこが三つ見えていた。
『ちんこ、ちんこ、ちんこ、ちんこ、ちんこ、ちんこ。』
『ちんこ、ちんこ、ちんこ、ちんこ、ちんこ、ちんこ。』
『ちんこ、ちんこ、ちんこ、ちんこ、ちんこ、ちんこ。』
それは、貪るかのように、『ちんこ』という言葉を囁き続ける。三つの小さな頭と一つの大きな頭は、奇妙な音楽を作り上げていた。
「い、いやああっぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
「アリス、ほら…………しゃぶって?」
「アリス、私の初めて……貰って下さる?」
「あはは、私たち3人ともはじめてなんだ!アリス………やってくれるよね?」
アリスは勢いよく、玄関の扉を閉めた。もういやだ、こんなの私の欲しかったちんこじゃない。部屋の隅でガタガタと震えるアリスは、耳を塞ぐことしかできなかった。それ以外、何もしたくなかった。
――どうして?私はただ、ちんこを舐めたかっただけなのに。
その願いは、窓から入ってきた侵入者によって、打ち消されてしまった。侵入者は、魔理沙と慧音だった。しかも、今回はすでに『アリスチンコ』を曝け出している。
アリスは目を瞑り、「嫌、嫌っ!」としかしゃべらなかった。それを見た、魔理沙と慧音――――のちんこは、二人で話し始めた。
『どうする?アリスの奴、凄く怯えてるぜ?』
『ふむ………せっかく、子供たちも連れて来たというのに。』
ぷらぷらと金玉を揺らしながら、魔理沙と慧音のちんこはアリスをどうするかを考えていた。アリスは耳を塞いでいるために、会話の内容は一切入ってこない。
『どうせなら、子供たちにも入ってもらおうぜ!アリス、子供好きなところがあるからな。』
『なるほど。分かった、全員呼んでくるよ。』
慧音は玄関から堂々と外に出ると、寺子屋の子供たちがアリスの家を囲んでいたのだ。その子供たちの皆が、『アリスチンコ』を見せながら。
子供たちは、アリスチンコを通じて、互いにアリスに何をしてもらいたいかを話し合っていた。
『なぁ、おまえはどうするー?』
『ぼくは、アリスさんに抱っこしてもらいたいっ!』
『わたしは、おにんぎょうさんをつくってもらうの!』
『えへへ、アリスさんすきー!』
50人近くはいる子供たちが、それぞれ『アリスチンコ』で会話をしている状況を見て、霊夢たち3人は歯を食いしばった。
「何よ………私たちが出遅れてるの!?」
「落ち着きなさい、霊夢。明日には、私たちも……ね?」
「そーだよ。アリスは絶対に、私たちに振り向いてくれるよ!」
紫は確信していた。アリスチンコがしっかりと動いてくれるためには、二日かかる。だから、慧音やその生徒たち、魔理沙は一日早く、アリスチンコを生かせるようになったのだ。
霊夢も今日のところは諦めて、自分のチンコの手入れをすることに専念した。何分、『アリスチンコ』には髪の毛や眉毛がついているため、その手入れだけでも一苦労するのだ。そして、霊夢たちは紫のスキマと共に、その場から消え去った。
後に残されたのは、魔理沙と慧音と寺子屋の生徒たち。『アリスチンコ』が成熟した者たちばかりだ。
慧音は再び、アリスの下へと一人でやって来た。魔理沙に慰められているアリスは、目を開けることすらしなかった。だが、慧音のちんこはアリスに話しかけた。
『アリス、子供たちに、また人形劇を見せてやってくれないか?』
『なぁ、アリス?私も手伝ってやるから、頼むよ。』
アリスは先ほどから、耳を塞いでいるので、何も聞こえていなかった。何も聞きたくなかった。何も、聞こえていないことにしたかった。
――ちんこは、しゃべったりしない。ちんこは、優しくて明るくて、でも激しい子なの!
自分と同じ顔をしてないし、しゃべるわけがない。アリスが抱いていたちんこへの幻想が崩れ去り、アリスは幻想郷に絶望していた。
『アリス………今晩こそ、一緒に寝ような?』
『明日からは、霊夢たちも一緒だぜ?』
慧音と魔理沙のちんこが、アリスの顔へと近づく。アリスの荒い息が慧音と魔理沙の肌を刺激し、二人は今すぐにでも、涎が流れそうになっていた。
それに対し、アリスは絶望することしかできなかった。仮に魔理沙と慧音を倒しても、家の外には50人近くの『アリスチンコ』が待ち構えているのだ。
『『『『『『『『『『『『『『『『ア〜リ〜ス〜さ〜ん〜!!』』』』』』』』』』』』』』』』』』
子供たちのちんこが、自分を呼んでいる。それは、天使の声などではなく、悪魔の声だった。もうどこにも逃げ道なんてない。これから私は、ただ『アリスチンコ』に食べられていくだけの存在に成り下がるのだ。
アリスは死を覚悟したとき、ふと自分の股間を見てみた。
そこに生えていたものは――――
『ア〜リ〜ス〜ちゃ〜ん〜、大好きなちんこだよ〜』
自分の母親の顔をした、ちんこだった。
数日前、自分の元に送られた、あの手紙。その送り主が誰なのか、やっとアリスは気づいた。そして、この『アリスチンコ』の異変の犯人も。アリスは最後に、一言だけ、母にこう言った。
「ちんこ、自分で舐められるぐらいに長くしてよ。」
そして、アリスのちんこは、アリスの家の天井を突き破った。
天高く上り、天人たちの注目の的にまでなった、『神綺チンコ』。神綺の顔は、幻想郷を見渡していた。
『ふっふっふっ…………あの手紙で、アリスちゃんにアリスチンコの魔法を教えたのは成功だったようね………』
はっはっはっ、という笑い声が幻想郷中に響き渡ると、神綺は高らかに宣言した。
『今日から、この世界はアリスチンポ帝国になるのよっ!』
自分の母の声が聞こえてこなかったアリスは、ただひたすらに、己のちんこを舐め続けた。
「これが、ちんこの味…………ちんこ、ちんこ、ちんこ、ちんこ、ちんこ、ちんこ。」
アリスの長年の夢は、ついに叶ったのだ。
同時刻。
「みなさん。自分のちんこを舐めようとして、身体を痛めては駄目ですよ?」
白蓮のありがたい言葉も、幻想郷の隅々にまで、行き渡った。
作品情報
作品集:
21
投稿日時:
2010/10/04 11:05:25
更新日時:
2010/10/04 20:07:12
分類
アリス
慧音
魔理沙
寺子屋の子供たち
霊夢
紫
萃香
神綺
こっちも負けずに、Fu○k!!Fu○k!!Fuc○!!○uck!!ふぁ〜〜〜〜〜っっっく!!
それにしても人形劇でのセリフで腹がwww