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『東方スカ娘B「たかが30分 されど30分」』 作者: ぐう
「ふぅ、やっと終わったわ。いよいよ秋も深まってきたかしら」
神社の境内を掃除し、額の汗を拭う霊夢。
彼女の足元には、境内のあちこちに散らばっていた落ち葉が、山のように集まっていた。
11月を廻り、夜は冷え込み、昼間でさえも肌寒く感じる季節となった。
「もうそろそろ3時かな?」
霊夢は縁側から家の中を覗き、時計を確認した。
時計の針は長針が12を、短針が3を差し、彼女の予想通り丁度午後の3時を迎えたところだった。
「今日は神社の掃除とかで時間使っちゃったけど、まぁいいか。でももう少ししたら里に買出しに行かなきゃいけないし、少し休もうかな」
集めた落ち葉を近くの森に捨て、箒と塵取(ちりとり)を倉庫にしまうと、霊夢は家に入った。
ずずずずずぅ・・・
「はぁ・・・落ち着くわぁ・・・」
午後3時10分・・・
霊夢は湯飲みに注いだお茶を一口すすり、縁側から空を眺めた。
秋の爽やかな風に木が揺れ、木の葉が風になびく音が風流なメロディを奏でている。
たまにはこうして身を休めて、季節を感じるのも悪くあるまい。
「あ、そうだ。今日確か夕方の4時から5時まで断水するって言ってたわよね、トイレ行っておかなきゃ」
今朝にとりからそう伝えられていたことを思い出し、霊夢は席を立った。
外の世界ほどの発展はないが、やはり幻想郷でも最低限のライフラインは必要になるもの。安全に水を使うために、にとりたち河童が数ヶ月に一度、水道の点検を行っているのである。
今日は博麗神社がその点検日となっていた。
「よし、トイレもお茶も済んだことだし、そろそろ行こうかしら」
それから10分後、トイレ、お茶ともに済ませた霊夢は、財布と買い物籠を持って神社を出発した。
ちなみに最近はお賽銭がそれなりに入るようになり、以前ほど貧乏に苦しむことはないようである。
午後4時・・・
「もー、焼き芋売ってるってわかってたなら、もう少し早く出てたのに・・・」
里で買ったものが入った籠を持って歩く霊夢だが、その顔は浮かないようだった。
実は霊夢が里に来る少し前までは、穣子の焼き芋の屋台が来ていたのだが、早いうちに売り切れてしまい、案の定霊夢が里に着いた時には、既に屋台が去ってしまった後だった。
彼女も巫女といえどやっぱり女の子、甘いものなどには目がない一面もあった。
「あー半分でもいいから、誰か分けてくれないかしら・・・なんてね。ん?」
すると、向こうから小柄な4人組が歩いてくるのが見えた。全員紙の色が異なるバカルテットだった。
4人は、包み紙に包まれているホカホカの焼き芋を持っていた。
「あっ、霊夢だ」
「わはー」
「あんたたちはいいわねぇ、誰からお金もらったのか知らないけど、1人1本ずつ焼き芋買えて・・・」
「えへへ、いいでしょ」
「霊夢は買えなかったの?」
「そもそも売ってるとは思わなかったし、里に着いた時にはもう帰った後みたいなのよ・・・。ところでチルノ、他の3人はともかく、あんたは氷の妖精なのにそんな熱いのを持って大丈夫なの?」
「あたいはサイキョーだからこれくらいなら平気だよ。あ、そんなこと言ってあたいから焼き芋盗ろうったってダメだからね!」
「魔理沙ならともかく、私はそんなことしないわよ。あー焼き芋食べたかったわぁ・・・」
4人の持つ焼き芋を名残惜しそうに一目見ると、霊夢はとぼとぼと再び帰路を辿り出した。
霊夢の哀愁漂う後ろ姿、それを見た4人は顔を合わせて無言でうなずいた。
「霊夢!」
「ん、呼んだかしら」
突然チルノが霊夢を呼び、4人は彼女の周りに集まった。
「どうしたのよ、ひやかしならよそでやってね・・・」
「霊夢、ほしいんだったら食べていいよ!」
「えっ?」
耳を疑うようなチルノの発言、そしてチルノとルーミアは自分たちの焼き芋を霊夢に差し出した。
「あんたたち、これはいったい?」
「いったいも何も焼き芋だよ、霊夢これが食べたいんじゃないのかー?」
「そ、そりゃあ食べたいけれど・・・」
確かに独り言とはいえ、半分でもいいから誰か分けてくれないかと言ったし、4人の持つ焼き芋を羨ましそうに見たのもまた事実。
そして本音を言えば、焼き芋が食べたかった。
だが、まさか冗談半分で言ったことを、バカルテットが本気にするとは思っていなかったのもまた事実だった。
「ほ、ほら・・・あんたたちだって食べたいから買ったんでしょ? 気持ちは嬉しいけどそんな無理に私に恵まなくてもいいのよ」
「どっちかというと、霊夢のほうが無理してると思うよ」
「それに考えてみたら、私たちは小柄だから1人に1本はちょっと多いし、半分ずつでもいいかな」
「あんたたち・・・」
バカルテットの優しい心遣いを感じ、霊夢はそれ以上何も言わずに焼き芋を受け取った。
同情とかそういったのとは違う、純粋な子供の優しさと温もりに負けたからである。
「ありがとう。・・・お礼って訳じゃないけど、もし私が暇してるときがあったら遊んであげてもいいわ」
「わはー、霊夢が照れてるー」
「あっ本当だ、赤くなってる」
「ちょっ、こらっ! あんまり人をからかうんじゃないの! ・・・まぁそれはいいとして、あんたたちも冷める前に焼き芋食べちゃいなさいよ。冷めたら折角の旬の味覚が台無しだから」
「うん、そうするね」
「じゃあねー霊夢」
4人は残った2本の焼き芋を半分ずつに分け、仲良く食べながら去っていった。
彼女たちが「バカルテット」と呼ばれているのは、単にバカなだけでなく、それ故に子供らしい無邪気さと純粋な心を持っていることを総じてるからかもしれない。
「んー、ホクホクしておいしい」
早速1本目をほおばる霊夢。中はまだ熱々で、その味と温もりが全身に伝わってゆく。
そして彼女たちに心の中で感謝すると、もう1本を食べながら帰路を辿っていった。
午後4時20分・・・
バカルテットたちからもらった焼き芋をたいらげ、機嫌よく帰路を辿る霊夢。
その上機嫌からいつしかスキップをするようになり、誰の目から見てもご機嫌なのが窺える。
「まだ晩御飯まで少し時間あるし、家に着いたら何かしておこうかしら♪」
ここまで機嫌の良い霊夢を見たことがある者が、果たして存在するだろうか?
彼女の今の機嫌の良さは、今上っている神社までの階段が全く苦にならない程だった。
きゅー・・・
「ん?」
その時お腹から聞こえてきた微かな音。
これこそが霊夢を有頂天の天国から苦しい地獄へと叩き落とす合図だった。
ぎゅぎゅるっ、ぐうううううっ
「うっ! な・・・何なの急に・・・うあああ・・・」
大きさを増した腹音とともに、腸が強い痛みを伴ううねりを起こしはじめた。
霊夢は全く予想だにしていなかった腹痛に抗えず、階段でうずくまった。
ぐるるっ、きゅっ、ぎゅるぎゅるるるっ!
「だめ・・・お腹痛い・・・」
蠕動運動が活発になったことによる腹痛は、さすがの霊夢も敵うものではない。
お腹の痛みとともにお尻に近づくもの、霊夢はそれに危機感を感じた。
「と、トイレ・・・トイレまで我慢しなきゃ、また漏らすなんて・・・」
脳内をふと過ぎるのは、以前魔理沙が料理を振舞ってくれた時、トイレの前で漏らしてしまったあの忌わしき記憶。
食べ過ぎによる自業自得が原因だったとはいえ、あの時のような失態はもうしたくない。
幸い境内まではあと少しのところ。霊夢はトイレまでの我慢のため、括約筋にありったけの力を込めながら階段を上がった。
「今度こそ、今度こそ耐え抜くのよ・・・トイレの前で漏らしちゃダメなんだから博麗霊夢・・・」
あの時と同じように自分に言い聞かせ、霊夢は自身を奮い立たせた。
年頃の女の子がトイレの前でお漏らし・・・そんな失態はもう必要ないのだから。
午後4時25分・・・
玄関にようやく着いた霊夢。以前のように誰かがトイレに入っていることはないはず。
後はトイレに行って用を足せば、それですべてが解決するはずである。
「トイレ・・・トイレぇっ!」
霊夢はスカートの上から、それぞれの手で前と後ろを押さえながら内股で廊下を進んでゆく。
膀胱にはそれなりのおしっこが溜まっているし、肛門からもいつ頭が出てきてもおかしくない状況だった。
僅かな気の緩みすら許されない。もし一瞬でも気を抜こうものなら、その時点であの悪夢がまた始まってしまう。
ガチャ・・・
「あぁ・・・やばいやばい・・・」
トイレのドアを開け、霊夢はようやく苦しみから解放される白い便器とご対面を果たした。
しかしそれで気が緩み、急激に尿意と便意が強くなってしまった。
このままでは10秒すらもたない。霊夢はとっさに下着をずらしてスカートをたくし上げ、便器に座った。
ピチャッ、ピチピチピチャチャチャ・・・
ムリュムリュムリュムリリ・・・ブッ!
「んんっ、うんんーっ! はぁ、間に合った・・・」
霊夢の尻が便器に着くとほぼ同時に、レモン色よりやや薄いおしっこが便器を濡らし、肛門で栓をしていた長い便が便器のそこの水に横たわった。
なんとか間一髪のところで間に合い、霊夢は最悪な事態を味わらなくて済んだ。
今のでとりあえず出そうなものは落ち着いた様子。便器内の排泄物をひとまず流そうと、霊夢はレバーをひねった。
しかし・・・
「あれ、ちょっとどうして水が出ないのよ?」
何度レバーをひねっても、するのはレバーがカコカコと動く音のみ。
排泄物を流してくれるはずの水が一滴たりとも流れてこなかった。
「うそでしょ・・・こんなことあるはずが・・・あっ!」
うろたえる霊夢は、ふとあることを思い出した。
それは一息ついている時に『夕方の4時から5時まで断水する』と自ら言った言葉だった。
お尻を拭いて、恐る恐る居間の時計を確認することにした。
「そんな・・・まだ30分も・・・」
時計は長針が6のほぼ中央を差し、今が4時半であることを彼女に伝えた。
断水が終わるのは5時のため、あと30分待てばいいのは考えなくてもわかった。
ごろろろろっ! ぐぐぎゅううう!
「くうっ! どうしよう・・・でちゃう・・・」
そこへ追い討ちをかけるかのように、再び腹痛が霊夢に襲い掛かった。
便一本だけとはいえ排泄をしたことにより、そのまま蠕動運動が再開してしまったのである。
このままではすぐに出てしまいそうなのだが、霊夢は今出すのはまずいとすぐに感じた。
というのも、腸内にはまだ先程の便以上のものがたくさん残っており、それを排泄しようものならもしかしたらトイレを詰まらせてしまうのかもしれなかった。
それがどれくらいの量なのかは霊夢本人にしかわからないだろうが、彼女がまずいと感じるのだから、本当に詰まらせかねない量の便がでる危険性が高いだろう。
となると、今の霊夢ができるのは・・・
ぶすぶすすっ!
ごろごろぉ・・・ぐりりりり・・・
「お、お願い・・・お願いだからもっと早く時間過ぎて・・・んんっ!」
肛門から風船の空気のように出るおなら、そして唸るのをやめようとしないお腹。
霊夢はお腹を摩って少しでも便意を和らげながら、時計と睨めっこをしていた。
どんなに時計を見つめても時間の経過が早くなるわけではない、それはわかっているのだが、状況が状況だけにそう願わざるを得なかった。
しかし、どんなに必死に耐え続けていても、まだたった3分しか経過していない。
「くっ・・・さ、30分ってこんなに長かったっけ・・・たかが30分なのに・・・」
霊夢はその30分が、今とても憎かった。しかし、その憎んでなめていた30分にこれ以上ない責め苦を味わらされているのもまた事実だった。
たかが30分、されど30分といったところだろう。
ぐりゅぎゅるる! ごっ、ごぽごろろ!
「ああああ! もうやばい・・こうなったらトイレに・・・」
その時、急にとても強い便意が霊夢の理性を奪いそうになった。
もう我慢なんてできない、それを悟った霊夢は詰まらせたとしてもトイレでの排泄を選んだ。
仮に詰まったとしても後でなんとかすればいい。今はただこの苦しみから解放されたかった。
「あっ! はううう!」
しかし、便意と腹痛で力を入れられず、立つことすらできない状態にまで陥ってしまっていた。
「もう我慢できない・・・。あ、出る・・・出るっ・・・出ちゃう・・・」
霊夢は畳にへたんと四つんばいに倒れ、肛門がこじ開けられるのを感じた・・・
ブボボボブリリッ、ブリュリュッ、ブリブリィ!
「いやあああ・・・パンツの中にうんちがぁ・・・」
負けを認めたらもうそこまでだった。肛門が直径4センチくらいまで開き、そこから本来便器に出すはずだった茶色の便塊が下着をモコモコと膨らましはじめた。
霊夢はあの時と同じ、お尻にべっとりとくっつく不快な生暖かい感触に涙を流した。
ミチュミチブリリ、ブブッブリブブブ・・・
「うう・・・お腹痛くてうんちまだ出ちゃうよぉ・・・」
霊夢のお腹は休むことなくごろごろと唸り、彼女に排泄の終わりを教えようとしなかった。
あとどれだけ出せばいいのかわからない。ただ、下着とスカートが便で汚れ、お尻の部分が膨らんでいるのは見えなくても予想ができた。
ブムリュムリュリュ・・・ブブブッ、ブバブブブビビッ!
「ああぁ・・・ドロドロうんちも出てるぅ・・・」
やがて便に水気が増し、水混じりの便が下着とスカートを更に汚れさせてゆく。
霊夢はもう抗うのも考えるのもやめ、全てを下着に出すことだけに力を注ぐことにした。
今はただ、この悪夢の時間が終わるのを願って・・・
その後霊夢が全てを出し終えて、そこから更に泣き終わるその時こそ、彼女がたかをくくっていた30分後、午後5時だった。
遅れてめんぼくないです。
第4回目のスカ企画、お題が「トイレ」ということで、こんな感じに考えてみました。
ターゲットは初期以来の霊夢です。お漏らし70作目、そして総合100作目の記念はやはり主人公に飾ってもらわなければ!
という訳でお漏らし、総合ともに一区切りを達成した訳ですが、まだまだこれからが本番だと自分では思っています。
全ては、幻想郷にお漏らしが満ちるその日のために・・・
ぐう
作品情報
作品集:
21
投稿日時:
2010/11/07 03:39:01
更新日時:
2010/11/08 11:30:35
分類
東方スカ娘B
博麗霊夢
スカトロ
お漏らし
霊夢、便所でクソを垂れて、その『たかが30分』の間、便器の上で新聞でも読んで過ごせは良かったのではないか…。
霊夢も、乙女、ということか…。
お漏らしが満ちる日…。理解できん。まだ私はスカの修行が足りないようです。南無三!!
秋姉妹の焼き芋恐ろしいなぁ、今頃街中でもあちこちでお漏らし事件が起こっている事だろう
それにしても、2回目の初期でトイレを諦めて近くの森で出してたら、こんな結果にはならなかっただろうに…
しかし通算スカ70、合計100ってスカとそれ以外1:7かよw
流石だな! あと百作目おめでとうございます。尊敬せざるを得ない
いっそ桶にでもすれば最悪の事態は免れたものを……霊夢さんも乙女ですね!
4人組に悪意が一切ないのがまた悲劇ですね
さとりんってこういうの見てニヤニヤするんだろうな
シンクロニシティなんですか?
霊夢の精神が脆すぎるw
バカだけどいい子、私の中での彼女たちはそんなイメージです。
スカが満ちるその日はまだ先ですが、目指して精進あるのみ!
>名無し(2)さん
バカルテットは最初からお漏らしさせるつもりはなく、誰かに委ねる役だったので。
秋姉妹の焼き芋は一本までならともかく、それ以上食べるとフラグが発生しやすくなります(例外あり)
>名無し(3)さん
ありがとうございます!
その王道を、私はこれからも広めていくつもりです。
>ウナルさん
巫女といえども所詮女の子、そういったことにはやはり恥じらいがあるんです。
だがそこがいい!
>んhさん
たかがウンコ、されどウンコ。便意はなめると本当に怖いです。
さとりんは見るとニヤニヤするのに、見られるとすごく泣くタイプでありそう。
>エイエイさん
絶対にしたくない失態をしてしまったんですから、精神や実力がどんなに強くてもそりゃあ泣きますよw
強い子が弱みを見せたりするのは好きです。