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『東方死手帳 Act2 Episode1 Battle ~First~』 作者: ヨーグルト
「紫に頼んで外の世界の者を持って来た」
「んん?」
聞いて驚け。
小町は絶対に知らないだろう。
「外の世界から持って来てもらった………PCエンジンだ!!」
「あ、知ってる」
「(な、なにぃ!?)64だ!!」
「知っとるよ」
「(噓だッ!!)Wiiだ!!」
「知ってる」
「プレイステーション3!!」
「もう知ってる」
「………」
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東方死手帳
Act1 Episode1
Battle ~First~
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「おっす、霊夢!!」
「また騒がしいのが来たわね」
「なぁに、いつものことだろ?」
「ん、まぁそうだけど」
何だ、霊夢にしては歯切れが悪いな。
いつもならすぐにお茶の準備でもするのに。
「張りつめてるのか?」
「貴方はまだ被害に遭っていないようね」
「何のだ?」
まだ私の犯行ということはバレていないだろう。
あれからというもの、書く価値のない人を書かないせいで、ほとんど書いていない。
書いてはいるが、ペースはハイの時より落ちている。
「例の如く、突然心臓麻痺にかかる謎の病気よ」
ここでは病気と捉えられているのか。
「ああ、まだ私はこの通り、ピンピンしているぜ!!」
「そのテンションは病気だと思うんだけど」
「………」
「それで、今は幻想郷での『L』役をかってでてくれて人がいるのよ」
「L? 何それ、おいしいの?」
「違うわよ。 外の世界で言う探偵みたいな者よ」
「霊夢はやらないのか?」
「簡単には私にだって手出しは出来ないもんね」
あきらめが早い。
犯人なら目の前の私、霧雨魔理沙だよ。
「それに加えて、犯人のことはキラとでも言うことになったのよ」
「(吉良?)」
「いろいろとややこしいんだけど、そういうこと」
「霊夢の勘でも簡単には解決できる事件じゃなかったか」
「私の勘が及ばないときもあるのね………」
ふっ、落ち込むことはない。
私に手が及んで来たらすぐに名前を書いてやるよ。
「とりあえずあんたも適当に参加して」
「なにぃ?」
「あんたの手はほとんど借りる必要なんかないのよ。 ピンチになったら借りるけど」
「分ったぜ」
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「ふぅ」
「どうだった?」
全く、小町も小町で騒がしい奴だ。
「霊夢達が早速動き出してる。 『L』とやらの手も借りたらしい」
「ん、そうか。 そいつらがあたいたちに勝てると良いんだが」
「?」
「勝てるわけがない」
ふん。
怪しまれない限りは私たちの勝ちだ、心配することはない。
いざとなれば直結している奴らの名前を書けば良い。
「おそらく、簡単に正体を知られない為にも、何かしらの道具は使ってると見る」
どういうことだよ。
「あらゆる妖怪の手を借りて、声を変えたり、容姿をかえたり、とかな」
「可能なのか?」
「あたいはほとんど分らないけど、そういうことは幻想郷に取って難しいことじゃないだろうさ」
「そうか」
簡単には『L』を殺せないわけか。
そう溜め息を吐いて、私は『ラブプラス+』を起動した。
まだ俺のターンは終了していないぜ!!
「ところで、小町は捜索されてるんじゃないのか?」
「大丈夫だ。 こんなときの為に幻影を作っておいた。 あたいの代わりに仕事をしてくれる」
「うわ………」
なんと言う。
「悟られないと良いが」
そりゃそうだ。
まったく、私よりは数枚上手なんだな………油断できん。
「もうそろそろ日付が入れ替わる頃か」
「そんな時間か?」
「そうだ」
「じゃあここで止めておくか」
まだ起動してからものの数分も経ってねぇのに。
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〜翌日(ちび○る子風)〜
「おうっ!! 霊夢、遊びに来たぞ!!」
「あ」
反応が昨日と同じく鈍いな。
乳をもみしごいてやろうか?
「藍が来てるわよ」
「何、珍しい客人だな」
私に取っては。
「久しぶりだな、魔理沙」
「十日と三時間五十一分二十九秒八八ぶりだな」
「ふっ、良く覚えているな」
すげえだろ? すげえだろ?
しかし、何故ここに来ているんだ?
少し前に強制的に押しかけて昼飯を奪って行った程度でしか会わないのに。
「見ての通りではないが、『L』の話だ」
「『L』の知り合いなのか?」
「知り合いというか、重役の妖怪などは会っておくべきなんだ」
そうなのか。
霊夢や藍が言うには、私は重役でもない身の為、会う必要はない。
会いたければ会えば良いそうだ。
ただし、吉良捜しに協力しなければならないというのが条件。
「吉良を捕まえる自信があるのか?」
「キラはそれなりに時間をかければ捕まるんじゃないのか? 霊夢も言ってるし」
「藍も相当な自信があるようだな。 私にはそんな自信なんて全くないが」
今のは怪しかったかも。
下手に発言をすれば私が吉良だっていうことがバレてしまう。
その為にも、バレるような発言は控えないとな。
「あんたが捕まえられるわけないじゃん」
「霊夢のいう通りだ。 魔理沙には何にも出来ないさ」
ひでぇ。
まぁ私が吉良だが。
「暇だな、魔理沙もLに会っておいたらどうだ?」
「私は大丈夫だ」
「?!」
「必要ないだろ? 私のような非実力者」
「???」
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「さすがに怪しい発言だったんじゃないのか?」
何だ、見てたのか。
「何ならあいつらの名前を書けば良いって」
「そこまで単純じゃないぞ、うふふ」
「?」
「戦略戦が相当上手くないと結局負けてしまうぞ? 簡単に勝てる勝負じゃない」
「そんなもんか?」
「最後はお前が殺されるのかもな」
「冗談じゃない」
「………」
………。
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「魔理沙を疑う余地は?」
霊夢と藍は黙り込む。
最初に口を開いたのは藍だった。
「彼女がキラの可能性は低いと見ます」
「別の話かも知れないけど、あいつはやっていいこととの区別はついているわ」
「興味本意で人を殺せるはずがありません」
「なるほど………」
全員冷や汗をかく。
「………」
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「じゃあ、名前を決めなきゃな」
「ああ」
ペンを手に取り、ノートに走らせる。
「あの二人の名前はダメだ。 もっと疑いがかからない奴の名前だ」
「ああ」
魂
魄
妖
夢
相変わらずの短さと、理解のしにくさ。
ていうか、お茶会要素がなかった。
とりあえずは、ようやく死手帳の第二部でございます。
原作のような闘いを繰り広げるかどうかは分りませんが、
私の脳で、出来る範囲でやってみたいと思います。
Act2は一応、Lとの闘いのお話の予定ですが、
Lを誰にするか決まっていませんw
私は、頭もいい方ではないので、推理要素を加えるのはそう簡単ではなく、
何個かは他の所から引っ張って行きたいと思います。
どこまでやれるかなぁ………。
それでは、次回を一%でもお楽しみに。
誤字等の指摘と、もっとこうしたほうが(ry の意見もお待ちしております。
あ、ちなみに、私はラブプラス+は持っていませんよ?
ヨーグルト
作品情報
作品集:
22
投稿日時:
2010/11/23 00:35:07
更新日時:
2010/11/23 09:35:07
分類
魔理沙
霊夢
小町
藍
デ○ノート
短い
吉良って…。『宿敵』という意味と掛けているのかな?
霊夢と藍は魔理沙が自称正義の味方と化したことにまだ気付いていない!?
『L』の推理は真犯人に届くのか!?
この話では、実力者達の能力を使っての犯人探しは、余程の事が無い限り、無しってことで宜しいですね。
あくまで推理メインということで。
次のターゲットは冥界の庭師とな!?死に近くて遠い位置にいる人物ですね。そんな相手も『殺せる』のか!?
では、続き、楽しみにしています。
魔理沙の可能性が低いと見たか・・・ 人間何するか分からないのにね。まぁそんなこと言ったら世界中(幻想郷中?)の人を疑う事になるけど。
Lは誰だろう?さとりかな?さとりの能力使えば少し揺すれば心のなかみれるしなー。