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『師走の亭(あずまや)大騒ぎ』 作者: ぐう

師走の亭(あずまや)大騒ぎ

作品集: 22 投稿日時: 2010/12/16 14:34:22 更新日時: 2010/12/16 23:34:22
寒さがより強さを増し、雪がちらちらと降る日も出てきた年の瀬の幻想郷。
ここは、迷いの竹林の先にある永遠亭。

「あ゛〜生き返るわぁー」

夜空の下、白い湯気が立ち込める温泉に浸かって声を発するのは、永遠亭の主の輝夜。
仮にも月の姫君たる者が、温泉に浸かって早々親父臭い声を出すのはいかがなものだろうか。

「寒い冬こそこの暖かい温泉、あーたまらないわ」

自身の身長と同じくらいある長い髪は湯船に浸かってゆらゆらと揺れ、ちらつく雪が頭の上に舞い降りてくる。
寒い外気と相反して温かい温泉。雪を見ながらのひとっ風呂もまた風流なものである。



ちゃぷん・・・
「姫様、失礼しますね」
「あら永琳」

すると、何かが湯船に浸かる音がして、輝夜が振り向くと永琳がその豊満な裸体を湯船に浸からせた。
普段三つ編みにしている白銀の髪は解かれ、輝夜の黒髪と湯船の上で交わった。
白と黒の髪が交わる湯船も、また素敵なものではなかろうか。

「今日は薬の研究とかはもう済んだの?」
「最近便秘薬を購入する人が多くて不足していたので、新型のを数日前から研究していたんです。そして先ほど試作品が出来たので、イナバたちに実験台になってもらってます」
「あなた意外と人使いが荒いわね・・・、イナバたちも不憫だこと・・・」

輝夜の問いに笑顔で答える永琳。内容が内容だけに、笑顔で答えるのは如何なものかと思えてしまう。
今頃トイレはイナバたちで溢れかえっているのだろうか・・・

「そういえば姫様、もう師走で大掃除の時期ですよ」
「えー、まさか私まで手伝うの?」
「もちろんです。姫様はあまり動かれないのですし、永遠亭の主としてこの時期ぐらいはしっかり働いていただかなければ」
「面倒ねぇ・・・。わかった手伝うからそんな横目で見ないでよ」

一言つぶやいた途端に永琳の眼差しを感じ、しぶしぶ返事を返す輝夜。
ここで手伝わなかったとしたら、また永琳やイナバたちに何を言われるのかわからない。
輝夜は口を湯船につけ、これからの忙しさを無言で悟った。





それから少しすると、急に風が強くなって雪も強く降り注いできた。
冬の忘れ物か氷精か、あるいはただの自然によるものかは定かではないが、生身ではさすがに応える寒さである。

「あばばばば・・・さ、寒・・・」
「ひ、姫様・・・早く身体を流してください、風邪ひきますよ・・・」
「え・・・永琳こそさっさと髪洗ったほうが・・・」

二人は身体が温もったところでそれぞれ自分たちの身体を洗っていたのだが、その最中に突然吹雪き出してこの有様だった。
輝夜は後は身体を流すだけでよいのだが、永琳はまだ長い髪をシャンプーで洗っている最中だった。
急いで身体を流し、輝夜は急いで再び湯船に浸かった。しかし、突然の吹雪に温もった身体がすっかり冷めてしまっていた。

「うう寒・・・永琳も早くしなさいよ、風邪ひくわよ」
「いえ、この髪の手入れだけは絶対に欠かす訳にはいかな・・・ふえっくし!」
「ああもう、いわんこっちゃない・・・」

輝夜が湯船で身を温めている最中、永琳は寒さに打ち震えながらも髪を懸命に洗い続けていた。
確かに彼女のあの美しい髪はそれ程の手入れの賜物なのだろうが、こんな寒い中でまで無理する必要があるのかと誰もが問いたくなるところ。

それから二分後、ようやく永琳も遅れて湯船に浸かった。

「まったく何してんのよ、お腹でも冷やしたらどうするのよ・・・」
「だってこの髪の手入れは私の幼少時代からの日課でして、一日も欠かしたこ・・・」
「・・・永琳?」

すると、話していた永琳の口がピタリと止まった。
輝夜はどうしたことかと思って声をかけようとした途端・・・

ぐぷぷ・・・ぐううう・・・
「永琳、あなた・・・」
「・・・・・・」

湯船の中から聞こえてくる気泡のような音、それがまだ湯船の表面で聞こえるならましなのかもしれない。
しかし、聞こえてきた音とそれに顔を赤くする永琳からして考えられることはひとつ・・・

「だから早くしなさいって言ったのに」
「仕方ないじゃないですか・・・っつ・・・」
「とりあえず温もったら、さっさと出て着替えるわよ」

永琳は顔を歪めて下を向き、それ以上は何も言わなかった。



「うう寒っ、あんな吹雪くなんて聞いてないわよ・・・」
「くっ・・・うううっ・・・」

寒さに愚痴りながら早々に着替える輝夜に対し、永琳は腹痛に苦しそうな顔をしながらゆっくりとしたペースで着替えていた。
永琳のお腹がぐるぐる唸る音は離れている輝夜にも聞こえ、先ほどより音が大きくなっている辺り限界まで近いのが伺える。

「ちょっと永琳大丈夫? 我慢できるかしら?」
「こ、これしきのことくらい・・・。それより姫様も早く髪を乾かされたほうが・・・」

輝夜は自分の髪がまだ濡れていることに気づき、洗面台の傍らに置いてあるドライヤーで髪を乾かした。
永遠亭では彼女や永琳、うどんげといった髪の長い者にとっては、これがなければすぐに乾かすことなどまるでできない。
もっとも、輝夜と永琳の髪の長さは尋常ではないため、普通にやっても乾くのに時間が掛かってしまうのだが。

それから数分後、輝夜は髪を乾かし、永琳もようやく着替えを済ませた。

「じゃあ私は先に出るから、早く髪乾かしてトイレ行ったほうがいいわよ」
「はい・・・」

歪んだ顔の永琳を残して、輝夜は脱衣所を後にした。

ぐーぐりゅりゅりゅ・・・ぐぐごぷぷっ
「まだ髪を乾かさなきゃいけないし・・・その後結わえるのに時間が掛かるのに我慢なんて・・・」

永琳はブルブル震えながらドライヤーを手に取るが、電源を入れる指を動かすことができない。
仮に髪を結わえるまでが終わっても、恐らく今は便秘薬の実験台になったイナバたちがトイレを占領しているはず。

ププッ・・・ブ・・・プッ・・・
「無理・・・出る・・・」

永琳はお尻を後ろに突き出す形で、ドライヤーを持ったまま下を向いた。





ブププッ、ビビビビュビビ・・・ビチュビチッ!
「あうっ! ああぁぁぁ・・・」

赤と青が半々ずつ映えるスカートが振動した後、その境目となる真ん中に茶色の液体が陣取る形で汚した。
そして、ガクガクと震える永琳の足元には、腐敗臭をもたらす茶色の液体がポタポタと落ちてきた。

グププッ、ビチュビチビブブビュ・・・ブブブブ・・・
「はっあ・・・ううんんん・・・」

一度出てしまったものはどうしようもなく、永琳はあきらめを認めてそのまま排泄を続けた。
スカートはより茶色に染まり、足元に落ちる雫も量を増してゆく。
終いには永琳の足まで、下痢便で汚れてしまう始末となり、永琳は誰もいない脱衣所で下痢便を出し続けていた。





ごろろろ・・・ごぷぷ・・・
「やだ、私までお腹が緩くなってきたじゃない・・・」

永琳と別れて脱衣所を出た輝夜だが、自分も冷気にやられた為かお腹が痛みはじめていた。
ちなみにこの時点では、永琳が既に致してしまったことなど知る由もない。

それにしてもさっきからイナバたちが廊下を行ったり来たりを繰り返している。
これは先ほど永琳が言っていた便秘薬の実験台にされてしまった有様なのだろう。

「嫌な予感はするけれど、とりあえずトイレ行かなきゃ・・・」

輝夜は冷機で緩むお腹をさすりながら、トイレへと歩を進めた。



「うわぁ・・・やっぱり・・・」

トイレの中に入って輝夜は絶句した。
彼女の予想通り、トイレの個室は全て鍵が掛かっており、そこへはざっと10人近いイナバたちが行列を作っていた。
その最後尾にはてゐとうどんげの姿があり、てゐはとても苦しそうにうどんげの腕に抱きついていた。

「鈴仙・・・お腹痛い・・・」
「もう少し辛抱よてゐ・・・先にあんたをトイレに入れてあげるから我慢して・・・」
「ありがとう・・・」
「永琳もとんだ薬を作ったもんね、いつつ・・・」
「あれ、姫もまさか便秘薬の実験に?」
「違うわよ・・・私はただお腹冷やしただけだから・・・」

輝夜の声に気づき、うどんげは後ろを振り向いた。
自分たちと同じようにお腹をさすって苦しそうにしている輝夜の顔は、その手の者にとってはどこか惹かれるものがあった。

「てゐがやたら苦しそうだけど、何か強烈な素材でも使ったの?」
「いえ・・・ただ、飲んだ者の体質によっては効果が激増するらしくて、恐らくてゐはその体質かと・・・」

一同が話している間にも、トイレの中からは次々とイナバたちの排泄音、ドアの開閉音、そして水の流れる音が絶えることなく響いてきた。
換気扇が動いているとはいえ、絶えることのない排泄は嫌でもその臭いを入口近くまで伝えてくる。



ブリッ!
「えっ?」
「何?」

その時、トイレの中と違う場所から一瞬排泄音が聞こえた。それもすぐ近くのようで、よく見ると並んでいる他のイナバたちがこちらを向いている。
うどんげと輝夜が音のほうを見ると、二人より小柄のてゐがブルブルと震えており、よく見ると彼女の足元には黄色の水溜りがピチャピチャと音を立てて広がっていた。

「鈴仙・・・姫様・・・ごめんなさい、あたしもう・・・」

てゐは涙声で弱々しくつぶやくと、それで力尽きたようで・・・





ブリッ! ブブッブ、ブリブリビビュッ!
ピチピチピチャチャチャ・・・
「も、もうだめ・・・出ちゃった・・・」

イナバたちが一斉に退いて、うどんげと輝夜も思わずそれに驚いた。
足元に垂れる黄金の液体は更に小川のように流れ、てゐのスカートの後ろがもこもこと膨らんでゆく。
便秘薬の効果が他の者より大きかったためか、我慢の限界が訪れるのも早かったようだ。

ブリュブリュブリッ、ブプウ、ブブブブ・・・
ブッ、ミチュミチュブププ、ムリリリリ・・・
「んっ・・・うんんっ・・・」
「ごめんね鈴仙、あたしに順番譲ってくれたのに・・・」
「いいのよてゐ・・・私もどのみち我慢できなかったし、それにこれならあんただけが非難されなくて済むから・・・」

てゐの失禁に合わせて、いつしかうどんげも自ら下着をはいたまま排泄を始めていた。
別に恩着せでも同情でもない、うどんげの純粋な優しさをてゐは無言で感じ取った。

「鈴仙・・・」

てゐとうどんげの下着はもこもこと膨張し、腐敗臭を辺りに広げていった。
しかし他のイナバたちは、うどんげの心配りのことを理解したのか、誰一人として彼女たちを非難しようとはしなかった。





ごりゅごぽごろろっ! ぎゅるるるる!
「ああもうやばい・・・あの二人のうんち見てたら私まで出しちゃうところだったわ・・・」

お腹の音をより強めながら、輝夜は廊下をよたよたと歩いていた。
今のままだとトイレにいても排泄できないだろうし、あの光景をそのまま見てたら自分までつられて致してしまうところだろう。

「こんなこと月の姫として最低のことだけど、漏らすくらいなら・・・」

トイレが満席で使用できない今、輝夜は最後の賭け「野糞」に出ることにした。
月の姫として、そして何より女としてプライドが許せないことだが、彼女の言うとおり漏らすほうがもっとみっともない。

ビュオォォォォ・・・
「ひいぃっ!? さささ寒いっ!」

しかし外に出ようと戸を開けるも、外は先ほどより更に強く吹雪いており、とても出ることなどできそうになかった。
輝夜は咄嗟に戸を閉めるが、敏感なお腹はすぐに冷気に反応し、一気に強い便意の波を肛門へと押し込んだ。

ブッ! ビュブッ!
「あっ! ちょっと待っ・・・ぶっ!」

水状の便が肛門より僅かに出てしまい、輝夜は慌ててそれを食い止めようとするが、その慌てた拍子に着物の裾を踏んでそのまま前のめりに転んでしまった。
もしここで慌てなければ、被害は少しは小さくて済んだかもしれない・・・





ビチビチッ! ビブビビビュ!
「だ・・・だめっ! 出ないであぁぁ・・・」

輝夜はすぐさま顔を上げて両手でお尻を押さえるが、着物のお尻の部分は今ので茶色に染まってしまい、押さえる輝夜の手も茶色の液に濡れてしまう。

ブビビブリリ! ブビュブチビチュチュッ!
ブブプビュブビチチチィ!
「嫌ぁぁぁ・・・出ないでってばぁ・・・」

お尻を押さえて懇願したところでどうにかなるものではなく、着物は広範囲を更に茶色に染め上げてゆく。
輝夜の手も下痢便の噴射を受け、余計に汚れる一方だった。
いつしか下痢便に加えておしっこまで漏れてしまっており、着物も下着も、そして手も最悪の有様となった。

ブブビュブッ、ブリュブリブピピ・・・
「ぐすっ・・・月の姫であるこの私がうんち漏らしちゃうなんて・・・」
「ひ、姫様!?」

止まらない失禁に泣いているところを永琳に見られていることに気づくのは、それから一分後のことだった。





永琳は後日イナバたち全員に土下座し、再度便秘薬を作り直すハメになってしまった。
そして後日、安全性が考慮された便秘薬が里で販売されるようになったという。
今回は永遠亭の四人全員です。似た話をどっかで見たような気がする人もいるかもしれませんが、気にしない気にしないw
うどんげとえーりんはともかく、てゐとてるよは初書きです。この二人がまた難しいんだ・・・
これで紅に続いて永も全員達成! 全キャラ達成も夢ではなくなってきました!

どうでもいいけど永遠亭のメンバーの話はゴエモンのBGMを流すとやりやすいですw
これじゃあ「永遠亭」じゃなくて「永便亭」だな・・・w
ぐう
作品情報
作品集:
22
投稿日時:
2010/12/16 14:34:22
更新日時:
2010/12/16 23:34:22
分類
八意永琳
鈴仙・優曇華院・イナバ
因幡てゐ
蓬莱山輝夜
スカトロ
お漏らし
1. NutsIn先任曹長 ■2010/12/17 00:49:35
うっわー…。永琳師匠と輝夜とは…。ウドンゲとてゐはまあ、あるかなとは思いましたが。
月の民の体質か蓬莱の薬の副作用か知りませんが、寒さにお腹が弱いとは。
いっそのこと、風呂ん中でヤッちまえば良かったのに…。
スカした連中が文字通りスカをやるとは、良いですね〜。こういうの。

早速、便秘薬の話題が出ましたね。まさか、因幡全員で試したのか!?こりゃ、人災だ。
ウドンゲとてゐの麗しい友情に比べて、永琳と特に輝夜の無様さときたら…。
果たして、今回の『試作品』は全て処分したのかな?大掃除のときに見つかって一騒動とか。

あとがきの最後、誰が上手いこと言えと…。
2. Sako ■2010/12/17 12:20:06
うーむ、う○こネタだけで全キャラコンプを目指してるとは…やるな! 流石だぜ!
ところでクソ寒い野外でコレを読んでる俺はあまりえーりんやぐやの境遇が笑えないのであった。
3. kyoune ■2010/12/17 14:26:46
えーりんのうんちにまみれたお尻の穴ぺろぺろしたい。
部下に土下座する権力者というのも中々オツなものですなぁ。
4. tori ■2010/12/17 17:47:20
Sakoさんの書き込みが
「ところでクソ寒い野外でコレを読んでる俺は」

「ところで寒いから野グソしながらコレを読んでる俺は」
に見えました。

もうダメかもしれません。
5. イル・プリンチベ ■2010/12/17 20:51:33
ぐうさんの新作キター!
やっぱり癒されるオイラは廃人でござる。
輝夜と永琳がお漏らしするのは、我輩から見てもイタイですぞ!
でも、素敵すぎてたまらんです。
そして我輩の予想通り、永遠亭の八意診療所はブラック企業だった…
実験台扱いされた因幡達カワイソス
6. ぐう ■2010/12/25 09:56:21
>NutsIn先任曹長さん
便秘薬の実験台はイナバ全員です。えーりんとしてはある意味本末転倒ですけどねw
薬は効かないけど冷気による腹下りには敵わないのです。

>Sakoさん
目指してます。冗談ではなく本気で目指してますw
くれぐれも寒さで下痢を起こさないようにご注意を。

>kyouneさん
舐めるのはお尻だけでいいんですか? フフフ・・・

>toriさん
案外野グソしながらだといいアイデアが閃くかも・・・

>イル・プリンチベさん
こんな作品でも癒されるのなら嬉しい限りです。
ちなみに漏らしたのは彼女たち4人だけで、他のイナバ達は誰も漏らしていないというw
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