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『実況!パワフルクソ野球』 作者: ローゼメタル
「さあとうとう始まりました、幻想郷野球大会!!!その第一回戦、チーム魔理沙vsチームアリスを実況の私射命丸文と!」
「解説の美鈴です」
「この二人でお送りします!さあ、間もなく試合開始のコールがされるようです!チーム魔理沙の投手、森近霖之助選手がマウンドに上がります!」
やあ皆、こんにちは。僕の名前は森近霖之助。しがない道具屋、香霖堂の半人半妖の店主さ。
どうして道具屋の店主が野球大会になんか出てるんだって?それには僕の妹分である、普通の魔法使い霧雨魔理沙が関係しているんだ。
最近、幻想郷では野球というスポーツが大流行りしている。野球というスポーツを僕は知識として知っていただけで、これまで幻想郷で見掛けた事はついぞ無かったのだけれど、つい先日、野球の球場や道具が一斉に幻想入りして 皆が興味を持つようになった。
これは野球というスポーツが外の世界で幻想となってしまったという事なのだけれど、これがまたどうして幻想入りしたんだ、と思う程に面白くてね。今回とうとう野球大会が開催される事になり、僕は魔理沙に誘われてこの大会に参加する事になったという訳だ。
「プレイボール!!!」
おっと、まだ投球練習もしていないというのに…。
しかし幻想郷に野球が浸透してから、まだ2ヶ月も経っていない。審判とはいえ、まだ細かいルールは把握していないのだろう。
……………さて、行くか!
「さあ始まりました!チーム魔理沙の先発投手は森近霖之助選手!チームアリスの1番打者は同じく投手のアリス・マーガトロイド選手です!さあ記念すべき第一球!ボールはミットに収まるのか!」
「魔貫光殺砲うけてみろーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっっっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギャオオオオオッ
「ぎゃあああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
「あーーーーっ!!!死んDAーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!アリス選手死にましたーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
「しかしこれはデッドボールですね……いきなり一球でランナーを出してしまうのは痛いですよ。森近選手に動揺がなければいいんですけどねえ……」
……動揺?そんな物あるはずが無い。全て計算通りなのだから。
「おいおい香霖、しっかり頼むぜ……」
ショートを守る魔理沙から声が掛かる。
君もまだまだ青いな。しかし直に僕の考えが理解出来るだろう。
「さあー、審判によってアリス選手の死体が一塁ベース上に移され、バッターボックスに2番打者、右翼手アリス・マーガトロイド選手が入ります!」
「アリスチーム側としては流れに乗っていきたいですね。当然、初回の2番ですから球を見ていくのがセオリーですけれど、今流れは来てますからね。早打ちは十分有り得ますよ。」
さあ、打って来い!!!
ビッ
カーン!
「あーっとアリス選手、初球を叩いた!!!ボールはライト前へ!!そして今ライトフィールダーのSuica選手が拾……あーーーーっ!アリス選手、一塁ベースが踏めない!!アリス選手の死体が邪魔でベースが踏めない!!!!!!」
「ライトのSuica選手からレーザービームが返って来る!!アリス選手ベースを踏めない!!!アリ……あーーーーっ!!!レーザー直撃!!!アリス選手死んDAーーーー!!!!!!!!死にましたーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!」
ワアアアアアアアアアアアアアアアアアア
「いやー、素晴らしいプレーが飛び出しましたね美鈴さん!」
「そうですね。あそこでアリス選手がベースを踏んでも、ランナー追い越しでアウトでしたからね。それを計算した森近選手の頭脳プレー、そしてSuica選手のレーザービームも素晴らしかったです」
ふふふ、これだ、これこそが野球だ。野球は頭でする物だと、僕は初めて見た時点ですでに気付いていた。どれだけ高い身体能力を持っていた所で、それを生かす頭脳が無ければ何にもならない。特に野球という複雑なスポーツではね。
「香霖……お前、これを計算して……」
魔理沙が僕の頭脳プレーに心底感心したようにそう呟いた。
素晴らしいプレーを素晴らしいと認めるその素直さがあれば、君はまだまだ成長出来るぞ。彼女にはこの試合から沢山の事を学んで欲しい。
さあ、次だ!
***********************
「いやー美鈴さん、魔理沙チームが無失点のまま4人で仕留め一回の表が終了しましたが、素晴らしい攻防でしたね!」
「そうですね。一塁ベースを踏ませない森近選手の頭脳プレー、2番のアリス選手を刺したSuica選手のレーザービームや3番のアリス選手をくびり殺した一塁手の遊戯選手のパワープレイ、非常にバランスの取れた守備を見せてくれましたね」
「これはチームアリス側は大量点を取るのは厳しいでしょう!いかに相手を抑えるかが勝負になりそうです!さあー1回の裏、先頭打者は投手の森近選手です!!!」
さあ、今度は攻撃だ。投手とはいえ、1番を任された身としては何としても出塁しなければ。
「アリス選手第一球投げた!!!」
ビッ
速い!!!
ブンッ
バシッ
「ストライーーーーーーーク!!!!!!!!」
「森近選手、空振り!!アリス選手、死んでいるとは思えない剛球です!!!」
「そうですね。おまけに倒れた状態で動かずに投球していますから、リリースモーションも読めません。これは手強いですよ。身長もありますしね」
………成る程、これはなかなかに手強いな。
しかし、僕には必殺の打法がある。次の球で決めてやる!
「さあ第2球、投げた!」
球を打つのが難しいのは何故か?球が動いているからだ。
ならばどうすれば良い?簡単な事だ。
バシッ
「ストライーーーーーーーク!!!」
止まった所を………打つ!!!!!!!!
ドゴオオオオオッ
「あーーーーっ森近選手、捕手アリス選手の頭をフルスイング!!!!!!!!これは完全に死んDAーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!アリス選手死にましたーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!」
止まっている球を打ち損じるとは……
まあいい。次で決めてやる!
「ちょっと………」
ん?
***********************
総合審判のエイキとかいうブスに退場をさせられてしまった。流石の僕もこれには切れたね。今ブスの家を焼き打ちに行く所だよ。
しかしブスの家は三途の川の向こうにあるらしいので、無縁塚までは来たものの、この世を隔てる川を前に立ち往生、という訳だ。
しかし、しばし川の前で立ち尽くしていると、一人の女性が川の向こうから舟に乗って現れた。
「ふい〜………おっ、もう今日は順番待ちの魂はいないのかい。そんなら昼寝と洒落込みますかね」
……独り言の内容を察するに、恐らく彼女は舟渡しの死神だろう。丁度良い。僕も渡して貰えるよう頼むとするか。
「やあ、こんにちは。そこの貴女は死神とお見受けするが」
「……ん?あたいに何か用かい?」
さて、人の留守を襲撃するとは流石に言えないし、何と言ったものか……
「ああ。僕は森近霖之助という者だけどね。……ちょっと川の向こうのとあるブスに用事があってね。対岸へ渡して欲しいんだ」
「ブス?ああ、じゃあ多分映姫様かな。…そうさね、上司の客を門前払いってのも悪いし。良いよ、乗っけてってあげるよ。あたいは死神の小野塚小町。映姫様に会ったらよろしく言っといておくれよ」
「話が分かるようで助かるよ。優秀な部下のおかげで助かったとよく言っておこう」
「ふふん、あんたも上手いね。さ、乗った乗った!」
***********************
対岸の目前で盛大に糞を漏らしてしまい、小町という女性ごと渡し船が完全に沈没してしまうというハプニングがあったが、僕は無事に到着する事が出来た。小町は多分死んだ
そうしてあのブスの家を探そうと聞き込みを始めたのだが、あのブスは中々有名であるらしく、すぐに見つける事が出来た。
生意気にもブスの家は二階建てでかなりイラッと来たので、早速目的を果たす事にしよう。
「ふうううん!!!」
ブリブリッ
僕は鋼鉄の一本糞を、動物の尾の如く1m程ケツの穴から出して必殺の構えに入る。
行くぞ!!!!!!!!!!!!!!!!
「これが!!!!!!!!!!!!!!!!わいの!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!一本糞ホームランや!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドゴオオオオオッ!!!!!!!!
僕の一本糞ホームランによってブスの家は遥か彼方に吹き飛んで行った。
そして僕は勝利の余韻に浸りながら、一本糞を全て排泄するのだった。
ああ〜………文章くどいしネタ使いまわしだしワンパターンだし後半明らか適当だし………
意見、感想お待ちしてます……
ローゼメタル
作品情報
作品集:
22
投稿日時:
2010/12/26 12:52:55
更新日時:
2010/12/26 21:52:55
分類
霖之助
野球
出来ればちゃんとゲームセットしたの書いてぇ!!
でも面白いwww
って言うか、この霖之助カルシウム足りねぇんじゃねえの?www
こんなんで笑っちまった俺はダメだw
我輩も笑いすぎて脳汁が出すぎた。
待っていましたよ。もう投稿が無いかと絶望していたところでした(←なら、毎日チェックしろよクズ
ファンとして次は更なるパワーアップを期待しています。
"「そうですね。おまけに倒れた状態で動かずに投球していますから、リリース
モーションも読めません。これは手強いですよ。身長もありますしね」"
いやいやいや!死んでるのにどうやって投球してるんだよ!?