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『さとり100%U』 作者: ケテル
ゆっくりと扉を開け、こいしは、さとりの部屋の中に入っていく。
くるぶしまで埋まる程ふかふかの絨毯の上を一歩一歩踏みしめながら、こいしは、部屋をゆっくりと見渡した。
ペパーミントの香水の匂いと、さとりの近くに寄り添っているペット達の臭いが部屋に漂っている。カンテラがうっすらと明かりをともし、壁には大きな振り子時計が立て掛けられ、ゆっくりと時を刻んでいる。机やベッドといった家具類には、繊細で優雅な彫刻がほどこされており、見るからに高価そうなものである事が分かる。
しおりの挟まれた本。空になっているティーカップ。外見相応の可愛らしさが見られる動物のぬいぐるみ。
生活の気配こそあるものの、そこに、さとりの姿は見当たらない。
「ふふふ。お姉ちゃんのベッド。恋しい愛しいお姉ちゃんのベッド」
こいしはおもむろに服を脱ぐと、用意してきたものに着替え、さとりのベッドの上に寝転がる。
「ああっ、お姉ちゃんの匂いがする。興奮するわ」
こいしの胸は高鳴っていた。準備は完了した。後は自分の姉が来るだけだ。
* * * * * * * * * * *
自分の部屋に何かいる。それも不自然に強い気配。
「こいしが来ているのね。何か私にしてほしいのかしら」
何も言わずに出て行ってしまう自分の妹。しかし、実は誰よりも強く自分に甘えたい事を知っている。扉越しでも分かる気配を放出しているということは、今日は特にそれが強いのだろう。
そう考えるさとりの頬が、少し緩む。
こいし、私はいつも気がつけば貴方のことを考えてしまう。
明日も、明後日も、これからも、ずっと貴方への気持ちは変わることはないでしょう。
初めてあなたと会ったのは、私が仕事を終えて自分の部屋へ戻ってきた時だったわね。
何の前触れも気配もなく部屋の中にいたあなたにとまどう私を、今と変わらない笑顔で迎えていたわね。
そして『お姉さん、何か食べて見たい好きな料理ある?』『私はねぇ、お姉さんが食べたい!』とか言って、偶然足を滑らせた振りをして、私にもたれかかって、キスしてきた。
まだファーストキスすら体験していなかった私の唇を奪って、ディ−プなキスをして来たわよね。 下着の中に手を入れて、私の恥ずかしい所をまさぐって、小さな舌で顔から足の裏まで、体中を舐め回したわよね。
お風呂に入る前の、汚い私の臭いをかいでいたわよね。
でも私はとても欲情してしまって、激しくあえいで絶頂したわ。
その後あなたは、ずっと一人で、行くあてもなく放浪の旅をしていると聞いて不憫に思って。
とりあえずこの地霊殿で休んでいきなさいと言って、お風呂に入った後、一緒にベッドで寝た。
こんな事を映姫の奴に話したら、私とこいしは、小一時間程説教をされるかしら。
私はこう思ったわ。 こんなロリコンでレズで殺椋大好きな、特殊な趣味を持っているホームレスのこいしを救えるのは、私しかいないって。
まぁ、私は、ルックスはそこそこ、旧灼熱地獄跡に建つ地霊殿の主を任される面で、地位やお金、将来性はありましたし。私の体自体、貧乳の発育不良で、年齢を重ねても、もう成長しない事は分かっていましたし。
ロリコンでレズで殺椋大好きな、特殊な趣味を持っているホームレスのこいしは、安心して住む場所と、ペット達のような遊び相手が必要でしょうし。
そう考えた私の行動は速かった。
さすがに世間一般から、ロリコンな覚り妖怪が、ロリコンでレズで殺椋大好な、特殊な趣味を持っているロリータをペットにするんだと思われるのはあまりよくないから、こいしを私の義理の妹として役所に届け出て受理してもらって。
こいしも、ペットよりも地位が高く、関係の強い妹という立場、私がいて安心して帰れる場所、遊び相手になってくれるペット達がいると納得してくれましたから、全く問題なかった。
私は、こいしと地霊殿で姉妹として暮らせるようになってとても嬉しかったわ。
「かも〜〜ん。かも〜〜ん。お〜〜ね〜〜えちゃ〜〜〜ん♪」
自分の部屋に入ると、ベッドの上に愛しの妹が寝ころんでいた。
さとりは目を丸くした。
こいしが、普段さとりが目にする服とは、大きく異なる格好をしていたからだ。
それは、普段のこいしならばまず身につけないであろう、けばけばしい程のピンク色をしていた。過剰な程大きなフリルがあしらわれ、真っ赤なハートのアプリケットが大小様々につけられている。
それは服として体を覆うには、あまりにも頼りない。
純白のティーバックが、こいしの小さな尻に食い込んでいる。
臀部のみならず、白くなだらかな背面一体も丸見えとなっている。
「お仕事お疲れ様、お姉ちゃん。ねぇねぇ、お姉ちゃん。ご飯にする?お風呂にする?それともわ・た・し?」
「こいし。あなた、その格好……」
「ふふふふふふふふふふ。ふふふふふふふふふふふ」
(こいし。パンティにエプロンしか身につけていないなんて。なんて破廉恥な。でもとてもそそられる格好だわ)
正直、そのこいしの姿に、さとりは萌え萌えだった。
人形の様に精巧で可愛らしく幼い姿が、雄共が求めるような俗な欲望で包まれ、毒されている。
そんなアンバランスな様が、普段慣れ親しんだ自分の部屋に、旧都にある遊郭か、彼岸にある色街のように淫靡で、ねっとりとした空気を漂わせる。
おもわずしこしこ、いや、ナデナデしたくなる。
そんなさとりの様子を見て微笑みながら、こいしは言葉を続ける。
「やぁん。お姉ちゃん、そんなえっちな目で私を見るなんて。
やっぱり私を食べたいんだぁ。
『今日の私のご飯は、こいし、あなたよ』なんてことを言って、私の幼い体をむさぼるの?
いたいけなこいしの中をまさぐるの?
あんまり想いが強すぎて、激しくまさぐられたら、こいし、壊れちゃう。
でもそんな破廉恥で淫乱なお姉ちゃんに答えてあげるのも、妹としての愛だよね。
壊しても良いんだよ、私を。
お姉ちゃんの色に染めちゃっても良いんだよ。
いやんいやん、私はいつでもOKの3連呼だよ。
お姉ちゃんの愛ならいくらだって受け入れられる。
さあ、来て、お姉ちゃん。私とお姉ちゃんで愛の体液交換行為をしよう。
私の無意識を操る力で邪魔なんて入らせないんだから、安心して一匹の獣になって良いんだよ、
お姉ちゃん(❤)」
聞かなかったことにしたかった。
だが現実がそうさせてくれない。
目を潤ませてさとりに迫ってくるこいし。
「私をご指名してくれたら、じっくりねっとりサービスしてあげる。楽しくて愉しくて、何日も胸の激しい動機が収まらない愉しみを与えてあげる」
そういうと、こいしは、目を細めて笑った。
姉と慕う少女に大きく両手を広げ、抱きしめる為の準備をする。
その姿は可愛らしくも扇情的で、甘い蜜を放って獲物を誘って捕食する、食虫植物を連想させた。
「ほ〜〜ら、おいでお姉ちゃん。遠慮しなくていいのよ」
「はうぁああああ。こ、こいしにそんな風に誘われるなんて。そんな事されたら、私……私」
妹に誘われた歓喜か、またはその体に触れあえる悦びか。さとりは激しい胸の高揚を覚えていた。
こいしが自分を呼んでいる。
こいしが純白のティーバックを見せて、私を誘っている。
手を広げて私を食べてと誘ってくる。
あぁあ、こいし、こいし、私のこいし。
食べたい食べたい。食べてしまいたい。
こいしの扇情的で俗な姿は、さとりの精神を侵食し、暴走させていく。
だが、それは、こいしが求めるものとは大分異なるものとなってしまった
「辛抱たまらん!!クロス、アウッ !!!(脱衣)」
妙な掛け声を上げ、ポージングを取ると同時に、すさまじい妖気がさとりの全身から噴出。周辺の空間を不気味に震わせる。
身に着けていた洋服と下着は、粉々の布切れとなって四散。さとりは、一糸まとわぬ姿となる。
何が起こっているのか分からぬまま、茫然とするこいしの前で、さとりはさらに妖気を高めていく。
ぼんっ!!ぼんっ!!ぼんっ!!という体の膨張する音。みしみしと、筋肉と骨が軋む音。
地鳴りのように地霊殿全体が振動し、放出される妖気が、部屋を破壊していく。
それと共に、さとりの体が変化していく。
柳のようにたおやかだった手足と首は、丸太よりも太く、老木のように幾筋も深い皺が発生し、大きく脈打ち、振動する。
体は、分厚いゴムを何層も重ねて圧縮し、それを束ねたかのように大きく膨らみ、弾力性と強度を増していく。
だが一番異様なのは肌の色だ。
血管が見えそうな程薄く、白かった肌は、銀色に変色して厚みを増し、鋼鉄の様な無機質さと硬度を見る者に感じさせる。
変化を終えたさとりは、こいしの方を向くと、抑えきれない欲望を口から吐き出した。
「うっ!!ふぅうううううう!!こいし、こいし、こいしの裸。こいしの裸体を貪りたい」
「ひぃいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!」
「このたくましい筋肉。張りと艶のある肌。そしていつも元気なマグナムちん●。やっぱり100%の私は格好よくて可愛いわぁ」
さとりはうっとりとした表情で呟くと、自分の胸を平手で勢いよく叩く。
その際に起こったエネルギーはさとりの体を突き抜け、砲弾の様に壁を陥没、崩落させる。
こいしは動かなかった。
いや異形の姿となったさとりを前にして、動く事ができなかったという方が正しいだろう。
せめてもの行動にと何かを喋ろうとするが、唇が震えるばかりで言葉を発する事ができない。
そんなこいしの方へとさとりはゆっくり歩いていく。
「嬉しいわ。こんなご馳走を食べる事ができるなんて。粗相のないように、綺麗に食べてあげるわね。こいし」
「い、いや……」
「上の口からいこうかしら。それともいきなり下の口から行く方がいいかしら。その可愛らしい小さなお口で、マグナムちん●に奉仕させようかしら。あぁあん。なやんじゃうわぁあああ。ねぇこいし、あなたはどうされるのがいいのかしら?」
「いゃああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!またお姉ちゃんが100%になっちゃったぁあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!」
金切り声をあげて、部屋の壁まで大きく跳躍するこいし。その顔は恐怖で歪んでいた。
こいしの脳裏には、以前の悪夢がよみがえっていた。
今と同じ様に、全身が不気味な筋肉に包まれ、巨大化した姉。
ヒトガタになれるお燐やお空に助けを求め、共に協力して元に戻そうとしたものの、努力空しく前と後ろの穴を拡張された忌まわしい悪夢。
そんな悪夢が再び再現されようとされ、こいしは可愛らしい顔を、大きくひきつらせた。
大きく震える体に無意識の力を発動させ、筋肉の化け物と化したさとりの前から消えようとする。
「き、今日は私もう寝る。うん。また明日から外に遊びに行こうと思っていた所だし。じゃあね、お姉ちゃん。お休みなさい」
「待ちなさいこいし」
こいしの顔をしっかり掴めるほど巨大化した手。こいしの胴よりも遥かに太い腕。
それでさとりはこいしの体をがっしりと掴み、自分の胸元に引き寄せる。
血管が大きく脈打ち、うっすらと汗ばんだ肌からは、熱いくらいの体温と欲望をこいしの体へと伝える。
嫌悪感に顔を歪めるこいしを残念そうに見つめながら、巨大化した体をかがめるようにして、さとりは口を開く。
「そんな格好で私を誘っておいて逃げるなんて、ちょっと薄情じゃないかしら?」
「逃げるよ。お姉ちゃんが、そんな不気味な姿になって襲ってきたら」
「何を言っているのかしら?こいしへの欲望を開放させると、私はこの姿になれるの。かよわい少女が実は強い力を持っているのって、すごく萌えるでしょう?」
「いやいや、おかしいから!!おかしいから!!お姉ちゃんみたいな少女が、筋肉で巨大化するシチュエーションに、萌えの要素なんて何一つないし、求める生き物なんていないから!!
私みたいに綺麗な少女がエッチな格好になる方が、萌えも、求められる需要も供給も圧倒的にあるから!!」
「私は燃え燃え、あなたは萌え萌え?」
「うまいこと言ったって顔してるけれども、何も面白くないよ」
こいしは、顔をひきつらせて さとりからなんとか離れようと体を動かした。
しかし、全身を拘束されるように抱きしめられた状態では、逃れようがない。
そんなこいしを愛おしそうに見つめながら、こいしは熱い欲望の言葉を、こいしに吹きかける。
「さぁ。私と一緒にめくるめく官能の世界を体験しましょう。こいし」
「だから、私は、そんなグロ筋のお姉ちゃんと抱き合う趣味はないの!!華奢で貧弱な体と、いつも儚げで物憂げだけど、ペットや私達に穏やかな表情を浮かべるお姉ちゃんがいいの!!」
「あら、それなら今でもできるわよ。ほら」
そういうとさとりは、自分の体から逃れようと、必死にもがくこいしに笑ってみせた。
なるほど、その笑顔は、普段のさとりであれば、穏やかだがどこか物憂げな淑女の笑みであっただろう。
しかし、不気味な筋肉の妖怪と化した今の様相では、こいしの目と心に、全く違う印象を抱かせた。
「今のお姉ちゃんの顔、群れからはぐれた子鹿を見つけた肉食獣にしか見えない。もしくは、いたいけな少女を無理矢理犯そうとする下種な雄共。そんな表情を浮かべられて、私が嬉しいと思う?」
「ううん。ううん。ワタシ、ワタシきれイ。せいぼのようナ、ひょうじょううカベた、ジョウヒンシュクジョ。キレイでヤサしイ、あなたのおねえちゃン」
「何で片言になってるのよ」
こいしは大きくため息をつき、目を閉じた。
これは駄目だ。もっとはっきりと、分かりやすい言葉で言ってやらないと、らちがあかない。
「あのねぇ、お姉ちゃん。言っていい?今のお姉ちゃんに対する気持ち、率直に言っちゃってもいい?」
「あぁん。私に対する愛の告白かしらん?いいわよ。遠慮なく言ってごらんなさい」
たくましく発達した巨体を、悩ましくうねらせてこいしの言葉を待つさとり。そんな姉に、こいしの怒りの言葉がぶつけられる。
「お姉ちゃんマジで気持ち悪い!!!何よその姿!!!そんな姿で私を手篭めにしたいなんて、脳みそに蛆でも湧いているんじゃないの!!!ねぇ、早く離してよ!!!これ以上そんな気持ち悪い体に抱かれて汗まみれになりたくないの!!!」
歯を剥きだし、青筋を立てて怒鳴るこいし。
そんなこいしを、きかん気な娘をどう宥めようか考える母親のように、さとりは見つめていた。
(ああ、こいし。そんなに怖い顔をして。綺麗な顔が台無しだわ。
待っててこいし、今私の愛の言葉を伝えるから)
「ねぇ、ねぇってば!!聞いているの?お姉ちゃん!!」
「そう、こいし。それが今のあなたの気持ち。じゃあ、私も今のあなたに対する率直な感想を言うわ。
こいし!こいし!こいし!こいしぅぅうううわぁああああああああああああああああああああああん!!! あぁああああ…ああ…あっあっー!あぁああああああ!!!こいしぅううぁわぁああああ!!! あぁクンカクンカ!クンカクンカ!スーハースーハー!スーハースーハー!いい匂いだわぁ…くんくんんはぁっ!こいしの銀色ウェーブの髪をクンカクンカしたいお!クンカクンカ!あぁあ!!
間違えた!モフモフしたいお!モフモフ!モフモフ!髪髪モフモフ!カリカリモフモフ…きゅんきゅんきゅい!! お風呂あがりにバスタオルを肌に巻いて涼んでいたこいしかわいかったよぅ!!あぁぁああ…あああ…あっあぁああああ!!ふぁぁあああんんっ!!
ダブルスポイラー出演できて良かったねこいし!あぁあああああ!かわいい!こいし!かわいい!あっああぁああ!ちゃんと写真撮影されて嬉し…いやぁああああああ!!!にゃああああああああん!!ぎゃああああああああ!!
ぐあああああああああああ!!!写真なんて現実じゃない!!!!
あ…同人誌も動画もよく考えたら…そこにいるこいしは 現実 じ ゃ な い?にゃあああああああああああああん!!うぁああああああああああ!!
そんなぁああああああ!!いやぁぁぁあああああああああ!!はぁああああああん!!ちれいでぇええええええん!! この!ちきしょー!やめてやる!!現実なんかやめ…て…え!?見…てる?表紙絵のこいしが私を見てる?
表紙絵のこいしが私を見てるわ!こいしが私を見ているわ!挿絵のこいしが私を見ているわ!!動画のこいしが私に話しかけているわ!!!よかった…世の中まだまだ捨てたモンじゃないんだねっ!
いやっほぉおおおおおおお!!!私にはこいしがいる!!やったよダディ!!ひとりでできるもん!!! あ、同人誌のこいしいぃいいいいいいいいいいいいいいい!!いやぁあああああああああああああああ!!!!
あっあんああっああんあZUN様ぁあ!!おりぃいいいいいいいいいいいん!!おくぅうううううううううううううう!!!こいしぃいいいいいいいいいいいい!!
ううっうぅうう!!私の想いよこいしへ届け!!私の前のこいしへ届け!
これまでとは比較にならない支離滅裂で狂った言葉の羅列。
およそまともな思考の生き物が発するべきものでない言葉に、こいしは金切り声のような叫び声をあげる。
「やっぱりただの下種じゃないのぉおおおおおおおおおおお。お姉ちゃんのばかぁああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!」
「まぁああああああああああああああんこぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお」
「げすやろぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお」
「ちいぃいいいいいいいいいいいんぽぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!」
「どへんたいぃいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい」
「にゃああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ」
「ぎゃおぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお」
「たぁああああああああああああああべちゃうぞぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお」
「くうなぁあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ」
「…………………………………………」
「…………………………………………」
「…………………………………………」
「…………………………………………」
「…………………………………………じゃあ、脱ぎ脱ぎしましょうね」
「いやぁあああ!!いやぁあああああああああああ!!離して!!離してぇえええええええええええええええええ!!」
「ふふ。こいしの裸体とご対面❤」
またこの前の様に、前と後ろの穴を拡張されてしまう。
こいしは、必死でさとりからのがれようとするが、筋肉の怪物と化したさとりの腕から逃れる事ができない。
さとりは、無造作にこいしのエプロンに手をかけると、勢いよく引き剥がした。
自分と同じか、それよりも華奢で未成熟なこいしの体。
胸はブラをつける程も膨らんでおらず、手足と体には、ほとんど肉がついていない。
そんなあられもないこいしの姿は、さとりの心に、獰猛なまでの愛欲を湧き上がらせた。
(あはぁあああああああああああああああああああああ!!こいしの匂い。
はぁはぁはぁはぁはぁはぁ。興奮しすぎて鼻血が出そう。ぶるぶる震えて可愛いわぁああ。
儚げに怯えるその姿が、私の欲望を獰猛にたぎらせるわ。
はぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁ……………………。
うすい…つるぺたね。
それにほっぺがぷにぷにしてるわ〜。
こんな扇情的な格好をしているから、こいしのおま●この方は、欲情していてもう濡れているのかしら?私のマグナムち●ぽは、ぎんぎんに勃って準備万端よ)
「やぁ、やぁああああああ……お姉ちゃん、止めて。お願い止めて」
叫ぶ事に疲れたのか、ぐったりとうなだれる様にして、こいしはさとりに哀願する。
しかし、こいしのその動作が、さとりをさらに興奮させる。
鼻息荒く、さとりはこいしの下着をはぎ取った。
大部分が紐のように細い純白のティーバッグは、こいしの秘所を覆う役割を剥奪され、ただの布切れとなって床に転がった。
そして、一糸まとわぬこいしの裸体が、さとりの前にさらされる。
未だ、異物を受け入れたことのないような小さな女陰。うっすらと銀色の秘毛が周囲に生えるそれは、小さく震えて犯されるのを恐れている。
そんなこいしの秘所を、さとりはうっとりとした表情で眺める。
「はぁあああ……。綺麗だわ、こいしのお●んこ。こう、ほおずりしたくなる気分だわ」
「ふん。そんな気持ち悪い体で愛撫されたって私は……うぇ?」
感極まったかのように、熱情のこもった吐息を吐くと、さとりは空いている方の手を伸ばし、こいしの女陰をゆっくりと愛撫する。
さとりの行為に対し、こいしは唇をつり上げて嘲笑する。しかし、それはすぐに驚きの表情に変わった。
無骨で不気味なその指が、さとりの手によって優しく繊細に蠢き、こいしの性感を高めていく。
銀色に輝く不気味な筋肉。濃厚にただよう雄の匂い。女の体を知っている雌の愛撫と甘い吐息。
そんなアンバランスな要素が合わさってできた感覚に、こいしは困惑し、胸の動悸が激しくなるのを抑える事ができなかった。
「っう……はぁはぁ……はぁ……」
「あら?私に嬲られて感じているのこいし?」
「かっ、感じてなんかいないもん」
「そうかしら?私には、顔が赤くなって、胸が激しく動悸しているように見えるわよ」
「うるさいっ!!そんなにはっきりと言わないでよ!!お姉ちゃんの馬鹿!!」
こんな風に気持ち悪い筋肉の化け物のお姉ちゃんに襲われて感じるなんて。こんな気持ち悪い姿で襲われたくなんてなかった。
私はいつものお姉ちゃんと、こういう事がしたかった。でもこの100%だとのたまうお姉ちゃんとの交わりも中々捨てがたくて。こんな事を考えるなんてとてもおかしな事なのに。
こいしの頭の中で、色々な思いが激しく交錯する。
そんなこいしを楽しげに見つめると、さとりは荒い息を吐きながら意気込んだ。
「さぁ。愛してあげるわこいし。めくるめく官能の世界で、一緒に愉しみましょう」
「た、たすけて、助けてぇええええええええええええええ!!誰かたぁあああすけてぇええええええええええええええええええ!!」
「あらあら、そんな大声で叫んだって誰も助けには来ないわよ」
こいしの表情が絶望に染まる。
だがそのときだった。
「待ちなさい!!」
さとりの部屋にあるクローゼットが、がたがたと音を立てて開き、中から颯爽とスケベな格好をした少女が現れた。
内側に宇宙の描かれた大きく白いマント、赤い目のような大きな赤石、左手に制御棒を装備し、足にはねずみ色の装飾物。ここまではいつも通りだ。
しかし、極マイクロミニのピンクのフレアスカート一枚の下半身からは、屈むまでもなく陰毛がばっちり見えてしまい、透明のピンクビニール製のシャツは、それぞれ左右の胸を淫らに押しつぶしている。
まだ裸の方がましだと思える、変態、痴女としか言いようのない格好だった。
(へ、変態だぁあああああああああああああああああああああ!!!!)
(まぁ、なんて破廉恥な変質者なのかしら)
突如として現れた変態。その変態を前に、こいしとさとりは同じ様な感想を抱いた。
「破廉恥な変質者さん。あなたは一体誰かしら!」
「かよわい女性に対する鬼畜三昧、おまんこ汁すすり放題!
チョコボール●井が許しても、私は決して許さないわ!
私は、性と射精の媚少女戦士 ウニュホ=インランビッチ!!
おてんとう様に変わって、ドピュドピュよ!」
「ウニュホ=インランビッチ。一体何者なのかしら?」
「いや、どう見たってあれはお空でしょう、お姉ちゃん」
チョコボール●井って誰?それにおてんとう様に変わって、ドピュドピュってどういうことなの?
そう思ったこいしだったが口には出さなかった・・・・。
「っていうか、なんでそんな所にいたのよお空」
「●キだって、現代によみがえった原始人に会う為に、水槽や恐竜の置物の中に入っていたわ。私がさとり様のクローゼットの中に入っていたって何の不思議もない」
ふんと胸を張りながら話すお空、いや、インランビッチ。
なまじ顔立ちとスタイルがいいだけに、その破廉恥な姿の残念さと淫靡さが一際目立つ。
「ふむ。さとり様とこいしちゃんとのくんづほぐれつレズプレイを見れば、お燐をどう攻略し、陥落させられるか分かるかもしれない。よし、この格好でさとり様のクローゼットの中でたいきだ、ですか。随分大胆なことを考えたものですね、お空」
「うるさいわよ。さとり様に100%化けたつもりの怪物。侵入者のくせに偉そうにするな」
「だからあれは、怪物化した私のお姉ちゃんだって」
「まぁ。お燐とのくんづほぐれつレズプレイはいいとして、どうしてそんな格好をしているのかしら、お空」
「この格好はね、お燐を無理矢理手篭めにしてレイプ、じゃなかった、お燐と夜の営みをするために考えた格好なの。お燐、こんな私の格好見てどう思うだろう。喜んでくれるかな?」
「あの娘、きっと泣いてしまうでしょうね(頭の残念さに)」
触手を生やし筋肉の化け物となった姉と、変態としかいいようのない格好のインランビッチ。
この異常な状況にようやく慣れてきたこいしは、はたと気付いた。まさか、この脳がひっくり返ったような考えをしている地獄鴉は……
「ねぇ、お空。ひょっとしてあなた、その格好で自分の部屋からここまできたの」
「ん?うん。誰にも見られていないと思うけれども」
「見られてるよ」
「絶対見られたわね」
やっぱりといった感じでうなずくこいしとさとり。インランビッチだけが不思議そうな表情を浮かべていた。
「お空。自分の部屋からその格好で行くんじゃなくて、お燐の部屋でその格好になった方がよかったんじゃないの?私だってそんな姿で、地霊殿を歩く勇気はないよ」
「あれ、こいしちゃん、裸エプロンに白いティーバックの格好で、さとり様の部屋にきたんじゃないの?」
「しないよ。そんなのただの露出狂じゃない。私はお姉ちゃんの部屋で着替えたの」
「あれ、そうだっけ」
「あなたの目は節穴なのかしら、お空。クローゼットの中にいる間、一体何を見ていたのかしら」
「ん、寝てた。こいしちゃんが大きな悲鳴声をあげるから、なんだろうと思って起きたら、この前見たさとり様に100%化けたつもりの怪物に、こいしちゃんが捕まっていた」
「あぁ、そう。それじゃあ無理ね」
そこで、インランビッチははたと気づく。あれ私って結構おかしなことやっちゃったの?もしかして、地霊殿のペット達に結構見られちゃった?
「そうよお空。相変わらずあなたは、物事に気付くのが遅いわね」
「い、いやぁあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!地底に穴をあけて潜りたいよぉおおおおおおおおおおおお!!!」
顔を紅く染め、ごろごろと床を転がるインランビッチ。
そんな痴態を、さとりは呆れたように見つめていた。
「やれやれ」
さとりの両眼が鋭く細まり、全身からは突き刺さるような闘気を放つ。それは、インランビッチを敵として倒すためのものだ。
「私の邪魔をしたいようね。その露出狂みたいな格好は意味が分からないけれども、邪魔をするというのなら、こちらも本気を出すまでよ!」
ズズズ〜!
さとりの身体が変化を始める。体から太い触手が生え、その先っぽそれぞれが男根になっていく。
一本2〜3cmの触手は、その先端がさらに数ミリの柔毛状に先割れしており、その先端もまた細いブラシの毛のように枝分かれしている。
その各々が、思い思いに獲物の皮膚を舐めるように複雑な動きで粘液を分泌してゆく。
「ちょ?お姉ちゃん、何それ?」
驚いた。筋肉の化け物の姿も衝撃的なのに、触手まで生やす事はないだろう、とこいしは猛烈に思う。
「何って、見れば分かるじゃない、触手よ触手。本当はベッドの中で使いたかったんだけれども、この状況じゃ仕方がないわね」
「お姉ちゃん。それで私に何をするつもりだったの」
「やぁね。分かっている癖に。私を裸エプロンとティーバックで誘う、やらしいこいし。
これで拘束して、全身をくまなく犯すつもりだったのに。
あなたの可愛らしい乳首、足裏、膝裏、肛門、脇腹、股関節、ヘソ、脇、首筋、耳といった敏感な箇所を全て同時に舐めて、責めたてた後、秘所と尻と口を同時に犯すつもりだったのに」
(うわぁ………)
まるで凌辱エロゲーのような姉の考えに、こいしはかなり引いていた。
そんな変貌をみたインランビッチは、制御棒をさとりに向け、高々と言い放つ。
「ついに本性を見せたわね。妖怪ダンコーンビースト!」
「だ、ダンコーンビースト?」
「そう、ダンコーンビースト。誰しもが持っている欲望、こいつは、それを増幅する力を持っている。こういう奴は、一気に欲望を解消させて浄化(エクスタシー)させるしかないの」
(何それ、意味分かんない)
「ばれてしまっては仕方がないわね。そう、私は妖怪ダンコーンビースト。やらしい事を考えている人妖の心を貪る淫欲妖怪よ」
(えぇえええええええええ!!!何お空の言葉に乗ってるのよ。お姉ちゃん)
目の前で起こる超展開に、こいしは混乱気味だった。一体自分の住む地霊殿は、いつからこんな変態達が闊歩するようになったのだろう。そんなことすら思っていた。
「ダンコーンビースト。お前の性欲を満足させて浄化させてやるわ」
「できるものなら、やってみることね」
筋肉と触手を生やした化け物のさとりと、破廉恥な格好をしたインランビッチ。
先に動いたのはどっちだったか。
風を切る音と共に、無数の何かが地面を滑る。
さとりから生えた無数の触手が、インランビッチの足元から這い上がっていたのだ。
しかし、それはインランビッチを捉えることができない。
インランビッチは、鋭く息を吐くと足下を蹴り、宙高く舞う。
空中で前方に一回転して遠心力を付けると、狙い定めたように制御棒で2、3本の触手をまとめてへし折り、地面に着地した。
空気が軋み切り裂かれる音。それは、さとりがインランビッチの背後から触手を放った証だ。
先ほどまでの射撃を凌駕する速度で飛来する触手。インランビッチはのけぞるようにして身を反らし、触手をかわしていく。
続いて第二波。同、第三波。
次々と降り注ぐ触手の群れを、インランビッチは次々と回避していく。
地を舐めるように迫る触手を、腕の力だけで倒立跳躍して交わす。
死角から放たれる必殺の一撃を、旋回して交わす。
さとりの敵意が強くなった。いつまでたっても捕まえる事のできないインランビッチに苛立っているのだろう。
そして前後左右上下あらゆる方向から触手がインランビッチに迫った。
しかしそれはただの一つとしてインランビッチを捉えることが出来ない。
インランビッチは近くに飛来した触手を踏み砕きながら急旋回。空中で自身の軌道を変化させ右手に力の源、黒い太陽を顕現させる。
そしてその右手を振りかぶると、さとりへとひるがえした。
猛烈な熱風と高熱を生み出しながら、火山が噴火し、マグマを噴き上げ、火山弾を飛来させるように、インランビッチの核融合の力が、空間全体に放たれていく
空間全体を揺るがす程の大爆発を次々に引き起こす、熱かい悩む神の力。
それは、互いにぶつかり合い、強烈な爆発と破壊の渦を巻き起こすと、部屋の全ての備品をなぎ倒し、壁だろうと床だろうと遠慮容赦なく食い破り、触手を吹き飛ばし、破壊する。
その強大な力の前に、さとりは、防戦一方となる。
触手の攻めが途切れた所を見計らい、インランビッチは回転運動を直線運動に転換し、さとりの元へと向かっていく。
傷口から体液を流し、苦しげなうめきを上げながらも、さとりは目の前の敵を絡め取ろうと必死に触手を伸ばす。だが、それはインランビッチを捕えられず、むなしく空を切るのみだ。
そして、インランビッチは、制御棒をひと振りすれば、本体を殴れるほどの間合いにまで接近していた。
自分の元に接近していることに気づいたさとりは、拳を握りしめ、その剛腕から破壊の一撃をインランビッチの体目掛けて打ち込もうとする。
しかし、インランビッチはそれよりも早くさとりの懐に潜り込み、豪腕を蹴り上げる。
天高く放たれる破壊の剛腕。それにさとりが気づき体制を整えるよりも早く、インランビッチ
が制御棒を、さとりの股間を突きあげるようにして構える。
赤々と燃え上がる制御棒の先端。裂ぱくの気合と共に、制御棒に込められた力が勢いよく放たれる。
「くらいなぁあああああああああああああああ!!私の灼熱のエクスタシー!!!」
耳をつんざく大轟音。制御棒から放たれた力は、さとりの股間から頭まで一気に突き抜け、その体を紙切れのように吹き飛ばす。
天井を突き破り崩落させ、巨大な火柱として噴き上がる超火力が収束すると、さとりの体は勢いよく床に叩きつけられた。
「ふん。どうだ、ダンコーンビースト。私の力でイっちゃったでしょう。私の体からほとばしった灼熱の欲望を全身に受けてエクスタシーしたでしょう」
インランビッチは、マントをひるがえし、フレアスカートをめくらせながら床に降り立つ。
破廉恥な変質者の格好でなければ、格好よく、頼もしい存在として見えただろう。
「こいしちゃん大丈夫。一回私の部屋にいって、ゆっくり休もうか」
「えぇ。そうするわ」
インランビッチに手を差し出され、それを掴んで立つこいし。背筋にぞくりとしたものを感じたのはその時だった。
「お空。危ない」
「え?きゃああああああ」
こいしを襲っていた筋肉と触手の化け物を倒したと思っていたインランビッチは、無防備だった。
そこを見逃すさとりではなかった。触手で素早くインランビッチを拘束する。
「ふふふ、捕まえたわ、インランビッチ。あれで私を倒したと思っていたなんて甘いものね。
せっかくだからあなたはこの触手でたっぷり犯してやるわ」
手足を触手で拘束されて動けないインランピーチ。
そんな彼女に、残りの六本の触手の男根の先端から、白みがかった液体が発射される。
「いやっ、なにこれェ!!」
「まあ待っていなさい。すぐに分かるから」
顔、胸、股間、足とまんべんなく液体が触手によって塗りこめられ、こびりつく。
男根獣は何をインランピーチにかけたのであろうか。
それはすぐさま判明することとなった。
「あ、ぴくんぴくんって、すごいよ、ああ、乳首もクリ●トリスも勃起してる…」
「どうかしら、インランビッチ、男根媚薬の味は!」
「はああん、もうおまんこも濡れてきちゃったよ、ほしいい、ああん…ちんぽほしい」
「スケベな子。じゃあ望み通りちんぽをあげるわ」
身悶えるインランビッチの身体に、さとりは触手を一斉に踊らせる。
触手がインランビッチの柔毛と毛穴をゆっくりと撫ぜる。
そのたびに、わき起こるむずがゆい刺激とほのかな快感に、インランビッチは身をこわばらせ、鼻から吐息を漏らした。
触手は、ゆっくりとした愛撫から、激しい責めへと変化していく。
乳首を押しつぶし、こね回し、吸い立てる。
腹を這う触手は脇腹のくびれをくすぐり、脇を舐め、股関節をぞわぞわとなで回し、インランビッチの黒い陰毛をかき分けて、サーモンピンクの陰唇を広げて吸着。
内部の膣内粘膜が晒され、分泌液によってきらきらと光っていた。
「はぁっ、あぁぅっ…こん、な……気持ち悪……い、のに……くひゃあっ!」
息をつく暇も与えない連続攻撃に、インランビッチは呼吸困難に陥り、切れ切れに弱い悲鳴を上げる。そしてカクンと力を抜くと、堪りかねたのか淫裂の中から黄色い迸りが溢れ出た。
一度漏れ始めてしまうとそれは留まることなく、触手ののたうつ太腿をびちゃびちゃと濡らしてゆく。
「ああああぁぁ……はぁーっ、はぁーっ、はぁーっ……」
脱力した身体を触手に委ね、インランビッチは大きく吐息を吐く。
宙に持ち上げられたその身体からぽたぽたと失禁の残滓が地面に落ちる。
「ひっ、いやあああああぁっ!……っ!ぎいいぃぃっ!!」
ドリル状に窄まったその先端が膣内へ侵入。
ぷるぷると蠕動する肉塊が膣の内襞を押し広げ、そのシワに沿って枝分かれした細長い触手を這わせる。
圧迫感に思わず悲鳴を上げたのは一瞬。
連動して動きを再開した身体の各所に絡みつく触手達。それらがもたらす刺激によって、さらに弛緩した膣筋がズブズブと無数の触手を膣奥と肛門へと受け入れてゆく。
「くっ……うえぅっ!はぁっ、はぁっ……あぁ、入ってくるぅ…ひひゃぁっ!」
「お空!お空!しっかりして!!」
もはやこいしの言葉など、インランビッチの耳には届いていなかった。
全身に与えられる快楽に身と心を震わせ、嬌声をあげ続けていた。
そんなインランビッチの姿を満足そうに見ると、さとりはこいしのを方を見て微笑みかけた。
「さぁ、これで邪魔者はいなくなったわ。やっと私とあなたで愉しむことができるわね」
「や、やぁあああ、やだぁあああああああああ!!」
腰が抜けてしまったのか、こいしは立ち上がる事ができず、動く事ができなかった。
こいしは自らの体を守る様に、両足を硬く閉じ、胸で両手をクロスさせ、肩に手を置いていた。
そんな小動物のように震え、怯えるこいしの様子は、さとりの欲望を獰猛に刺激する。
「さぁ、くんずほくれつのレズプレイよぉおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!」
* * * * * * * * * * *
建物全体を揺らす衝撃。吹き荒れる熱風。
お燐は、それが地霊殿で起きている異変だと感じて、発生源の方に走っていた。
「一体何なんだい!!?この振動は」
突如として地霊殿全体を襲う大振動。燐はよろめきながらも体制を整え、転倒を防ぐ。
一体何が地霊殿で起こっているのか。
地霊殿本館を生活場所とするペットや、そのペット達の世話係を担当しているヒトガタ達から、主の部屋で大変なことが起こっていると聞いた燐は、その発生源の方へと走っていた。
お燐が疑念と警戒心を深めたその時、何かが粉々に弾け飛ぶ音と共に、猛烈な熱風が廊下内を吹き荒れる。
「くっ!! この熱風は、お空の仕業かい。こんな地霊殿の中で力を使うなんて、本当に馬鹿な奴だよ」
お燐は左手をかざすと、自身の前方に妖力による障壁を展開。猛烈な熱風に逆らうようにして前方へと進んでいく。
間欠泉騒動以降、幾分かその強大な力を抑えられる様になったものの、未だに地霊殿でも髄一のパワーを持つお空。
そんなお空が、地霊殿内で力をふるっているのだ。お燐に苛立ちと呆れの表情が浮かび上がる。
「本当に、あいつはしっかりさとり様に注意してもらわないと。この地霊殿を破壊しかねないよ」
そうため息をつきながら呟くと、猫の驚異的な平衡感覚と鍛えて引き締まった体を使い、お燐は驚くべき速さで、衝撃波と熱風の発生源へと走っていく。
吹き荒れる熱風は強さと熱さを増し、熱に強いお燐にすら、熱さを感じさせる程になる。
「これは、もしかして、さとり様の部屋の方からかい」
なぜ、さとり様の部屋でお空が核融合の力を?
お燐がその事実に疑念を抱いた時、一際激しい轟音が轟き、すさまじい衝撃波と熱風が吹き荒れる。
さすがのお燐も前進する事ができず、吹き飛ばされないように踏みとどまるのが精一杯だ。
閃光と轟音が轟く中、何事かと喚き立てる怨霊の中で、お燐はただそこに踏みとどまる。
やがて、それが止むと、お燐は先よりもさらに速度をあげて、衝撃派と熱風の発生源へと走っていく。
自分の敬愛する主の部屋はすぐそこだった。
鍵のかかっているドアを蹴破り、勢いよく入り込む。
「さとり様!!さとり様大丈夫です……か?」
そこはもう部屋と呼ぶにはあまりにも雑多な空間となっていた。
天井には大穴があき、部屋の中にあった備品や置物は、めちゃくちゃに砕け、吹き飛び、散乱していた。
しかし、そんな部屋の惨状も、ある一点で進行している現象を除けば、大したことではなかった。
眼前に広がる光景。お燐は茫然とした様子でそれを見つめていた。
「ああぁあっ! あっ、あひっ、また、またイクうぅぅっ! とまらなひぃいぃっ!」
二度三度、揺り返しのように続けざまに襲い来るオルガスムスの波に、インランビッチはもてあそばれる。
あまりの刺激に正気を失ったインランビッチは、犬のように舌を出し、ハッハッと短く息を吐いて自ら腰を振り、快楽をむさぼった。
そしてその数瞬後、子宮口を押し広げて先端を子宮内に突っ込んだ極太触手が、欲望の象徴たる白濁をぶちまけた。それは、インランビッチが悪寒と快楽に身をよじるたびにタプタプと音を立てて、その存在を自己主張する。
溢れんばかりの大量の液体を注ぎ込まれた秘所と肛門からは、だらだらと白濁した淫液がこぼれ落ちる。
「あぐむっ…むぐぐうう…うううっ…えあぐっ…」
その下では、両手と両足を触手でしっかり拘束され、辱めを受けるこいしがいた。
こいしは、ウェーブのかかった白銀色の髪を激しく揺らし、汗をほとばしらせながら、頬を紅く染め、さとりのイチモツを、口を使ってディープスロートさせられている。
苦痛と恥辱からか、その目からはぽろぽろと涙がこぼれている。
「ほら、一滴残らず飲みほしなさい。愛しい姉のものでしょう。一滴だって無駄にしちゃ駄目よ」
「ぐうむむっ…ギグムウウウぅーウッ…うぐむううっ…むむむうううっぐっ…」
さとりの欲望が放出され、生臭い白濁色の欲望が、こいしの口内に勢いよく注がれる。
激しくえずき、可愛らしい顔を苦痛に歪め、白濁した欲望に汚されながら、次々に注がれる精液を必死で嚥下していく。
しかし、暴力的な欲望のほとばしりは、そんな少女の努力をあざ笑うかのように荒れ狂い、口から溢れだした精液は、こいしの体に飛び散り汚していく。
脈動の度に飛んでくる熱く白濁の粘塊が飛び散り、鼻梁を汚し、髪にまとわり付き、口の周りにまぶされる。
こいしはいよいよ無惨に泣きじゃくるが、しかしそんなこいしの頬に、さとりの平手が飛ぶ。
「私は全部飲み込めと言ったはずよ。それを吐き出すなんて勿体無いったらありゃしない。罰として体の中から妊娠させてやるわ。こいし」
涙と汗と白濁液でどろどろになったこいしの顔が大きくひきつる。
可愛らしい唇をこじ開けるようにして、巨大な触手ちんぽが入り込んだのだ。
全身を激しく痙攣させ、せめてもの抵抗として小さな舌で押し出そうとするが、触手ちんぽは、こいしの奥深くまで入り込むと、激しく蠢いて蹂躙する。
「あはぁ、気持ちいいわ、こいしのお口。もっと一杯私の濃いのを飲ませてあげるわ」
「ぐむむぐっ…ムグギイイイィー…ぎぅうぐっ…ぐむぅっ…」
…………一体これは何事なのだろう。
どうして、こんな腐り焼け爛れる様な酒池肉林の世界があるのだろう。
「(逃げよう。今すぐこの変態魔空間から逃げよう)お、お取り込み中の所失礼しました」
取りつくろったような笑みを張り付け、一礼すると、お燐は勢いよく走りだし、逃げようとする。
しかし、何本も何本もさとりの体から生えた触手が、お燐の痩身を捕まえた。
「にゃああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!」
お燐は、混乱して猫声をあげた。そんなお燐の体を触手がさらに掴むと、勢いよく元来た方に戻す。
お燐は、再び自分が先程見た異空間の方へと戻された。
天高く舞い上がるお燐の体、その体から触手が一斉に離れる。
支えのなくなったお燐の体は、重力に従って勢いよく床に叩きつけられた。
「うぅううう。もうなんなのさ一体。なんでいきなりこんな目に合わないといけないんだい」
「お燐。よくここに来てくれましたね」
「う、うひゃい(うわぁあああああ。またさとり様、100%ってやつになってるよぉおおおお。しかも、変な触手まで生えて、お空とこいしちゃんを辱めてるし)」
怯えと不安。お燐は、ひきつった笑顔でさとりを見た。
そんなお燐の表情と感情を、さとりは自身の触手で拘束したまま堪能する。
「せっかくここに来たんですもの。お燐。あなたも愉しんでいきなさい」
「愉しむって……どういうことですか?(愉しむってって何?あたい何されちゃうの?)」
「すぐに分かるわ」
そういうと、さとりは、びりびりびりと、お燐のスカートを遠慮容赦なく引き裂いた。
細く引き締まったお燐の太股。つんと上を向いたヒップ。そしてダークグリーンのワンピースとは対照的な、目に鮮やかな赤色のパンティ。
秘所を隠す役割を持つ赤色のパンティを、さとりはまじまじと見つめた。
「あ、あたいの服……なんてことするんですか!!さとり様!!」
いきなりワンピースのスカート部分を破られ、下半身とパンティを露出させられた驚きと憤りから、お燐は、恫喝するような声をさとりにあげる。
しかし、さとりはそれに答えない。舐める様に、ねぶるようにお燐のパンティを見つめていた。
「あっ、あのさとり様。あたいの話、聞いてましたか。」
「いいパンティね。少し借りるわよ」
そういうやいなや、有無を言わせず、さとりはお燐を勢いよく押し倒し、パンティに手をかける。
背中をしたたかに床に打ち付け咳き込むお燐をよそに、両足を揃えて、つま先を天井にあげさせる。
そしてするりとパンティをはぎ取ると、自分の顔に近づけ、鼻に押し当てると、おもむろに匂いを嗅ぎ始めた。
「にゃああああああああああああああ!!あたいのお気に入りのパンティがぁあああああああ!!何やってるんですかさとりさまぁああああああ!!」」
「くんくん。はぁ、お燐。さっきまで一生懸命仕事をしていたのね。蒸れた匂いと汗と分泌液と小水の入り混じった素敵な匂いがする。あら、死体に欲情でもしてたの。愛液の匂いもするわよ」
「ちょっ!!止めて下さいさとり様!!それじゃただの変質者ですよ!!」
「あはぁ。癒されるわぁあああ!!」
絶叫するお燐。そのお燐のパンティの匂いを堪能するさとり。
そんな二人を見て、快楽に細められる目で見ながら、インランビッチは歯噛みしていた。
「くっ。やってくれるわね(お燐のパンティを手に入れるなんて、うらやましい)そっちがその気なら、こっちだって。はぁああああああああああああああああああ!!」
「さとりさまあああああああああああ!!さとりさまあああああああああ!!うわっ!!」
お空が全身にエネルギーを蓄え、放出する。同時に、彼女が巨大な光に飲み込まれる。
閃光がきらめき、耳を蓋いたくなるほどの破壊音が発せられる。
お空から爆発的に放たれた核融合の力は、軌道上総てのモノを灼き尽くし、破壊し、暴れる。
それはインランビッチとこいしを拘束していた触手を消し飛ばし、自由の身とする。
熱風と暴風が吹き荒れ、粉塵が荒れ狂う中、インランビッチはお燐の方へと向かっていった。
「うぅううううう。またお空の奴が核融合の力を使ったのかい」
インランビッチは、よろめきながら立ち上がろうとするお燐の元へ移動。お燐を押し倒し、ワンピースの胸元を掴む。そして、その下のキャミソールごと引き裂き、パンティと同じ赤色のブラジャーのホックに手をかける。
「ふにゃああああああああああああ!!何してるのさぁ!!この変質者!!」
「黙りなさい、死体マニアの変態お燐。今は、緊急で異常事態なのよ」
「緊急で異常な事態と、あたいの服を引き裂いて、ブラジャーを取る事に何の関係があるのさぁああああああ!!」
「パンティ&ストッキングWITHガーター●ルト。スタイルぐんばつお燐のブラジャーゴイスー」
「何いってるのさ、あんたはぁああああああああ!!」
インランビッチの手で覆えるくらいの、程良い大きさのお燐の乳房。
その乳房を覆い、揺れないようにするための赤色のブラジャー。インランビッチはそのホックを外しお燐から抜き取ると、こちらも鼻に押し当てた。
「くんくん。これがお燐のおっぱいの匂いかぁ。よく動いているからかなぁ。すごく汗の匂いがする」
「おまえもかぁあああああああああああああああああああ!!」
頭を抱え絶叫するお燐。やがてその場にうずくまる。
「うぅうううう。あたいのパンティがぁああ、ブラジャーがぁあああ、服がぁあああ……」
服の胸元をびりびりに引き裂かれ、下着を剥ぎ取られたお燐は、腕で乳房が丸見えにならないように隠して、しくしく泣いていた。
「あぁ、高まるわ。お燐のブラジャーの力で、私の中の核融合エネルギーが燃え上がる」
恍惚とした表情で一人ごちりながらインランビッチはお燐のブラジャーを自分の胸に装着する。その体が突然発火する。
いや、発火等という生易しいものではない。インランビッチの持つ核融合の力。そのエネルギーを放出し、自身の体全体にまとったのだ。
一方のさとりは、お燐のパンティを左手に巻き付け、そこに自身の妖力を這わせる。
紅く輝く左の拳。
「勝負だぁあああああ、化け物!!」
「うふふふふふ。いいわよ、来なさい、インランビッチ」
インランビッチは紅い閃光と化すと、さとりへと信じがたい速度で接近し、フレアスカートをはためかせながら、さとりの喉下目掛けて蹴りを放った。
轟音と熱風を生みながら放たれる蹴り。さとりは身をひるがえし、その攻撃を交わす。
インランビッチは、空中上で制御棒を大きく振りかぶり、さとりを打ち砕かんばかりに振り下ろす。
轟音。
切り裂かれた空気が衝撃波となって立ち昇り、地面が深く抉られ、黒く焦げ、煙を放つ。
しかし、さとりを捕らえるには至らない。
さとりは後方に飛び距離をおいて、触手を放とうとするが、核融合の力で身体能力を上げたインランビッチがそれを許さない。
瞬く間にさとりとの距離を縮め、近接格闘に持ち込んだ。
激しさを増すインランビッチの攻撃。
パワーだけなら鬼の四天王にすら匹敵しかねないその攻撃は、そのどれもが、一発で致命傷になりかねない凄絶で恐ろしいものばかりだ。
しかし、さとりに恐れの色はない。
突き出される拳、蹴り、死角からの一撃。それら全てを踊るように迅速に、華麗にかわしていく。
いつまでも続くかと思わせる、演踊の様な打ち合い。しかし、突如それが中断する。
さとりがインランビッチの腕をねじ上げるようにしながら、動きを封じ込めたのだ。
「つかまえたわ」
さとりは、インランビッチを背後からきつく抱きしめた。
インランビッチは振りほどこうとするが、その膂力になすすべがない。みしみしと骨の鳴る音を鳴らしながら、苦悶の表情を浮かべた。
インランビッチの見る世界が歪む。風景が流線となって細長く歪む。
歪んだ世界の中で赤と黒の線となり、音速を超える勢いで振り回され、驚愕の表情を浮かべるインランビッチ。
その速度は、風切り音を鳴らし、突風を巻き起こし、不気味な唸り声をあげる程になる。
筋肉の化け物と化し、お燐のパンティの力でパワーアップしたさとりは、その怪力で、インランビッチを振り回しながら楽しげに回る。
「行くわよ、インランビッチ!!私の力を思い知りなさい」
あらん限りの力で振り回していたインランビッチを、さとりは地面目掛けて勢いよく振り下ろした。
再び轟く轟音。
脆くなっていた床が、衝撃に耐えられず大きく陥没し、もうもうと煙が立ち込める。
インランビッチは一体どうなったのか?
さとりは、爆発的に膨れ上がるエネルギーを感じ取る。それは瞬く間に膨れ上がり、猛烈な悪寒をその場にいる者達に感じさせる。
ギガフレア。視界一面に広がる、大きく獰猛な紅いうねりが、さとりを飲み込む。
立ち込める煙を吹き飛ばし、インランビッチが姿を表す。
しかし、頑丈な体と強力な能力を持つインランビッチといえど、受けたダメージは、決して少ないものではなかった。
耳朶からは血が零れ落ち、振り回された際に生じた烈風で、服の至る所が千切れ飛び、朱色の線がうがたれ、赤い血を流していた。
美しい顔が、切れた傷口から流れ落ちる血で、真っ赤に染まっていく。
それでもインランビッチの闘気は衰えない。
口内から血混じりの唾を吐き捨てると、インランビッチはおもむろに拳を放つ。
火花を上げてぶつかり合う両者の拳。
磁力で引き離されたかのごとく、両者は大きく飛び退り、再び打ち合う。
飛び散る血飛沫。振りまかれる熱風と熱線。剛腕と触手がそれを迎え撃つ。
* * * * * * * * * * *
「うぅうう、気持ち悪い。生臭い臭いが体中に染み付いてる」
全身に染み付いた雄の欲望。汚された自分の体。
全身で不快感と苛立ちをあらわしながら、こいしは考えていた。
あの変態グロ筋の化け物と化した姉を倒すには、常識的な戦法では無理だ。
アビスノヴァだって、ゼロ距離からの超火力だって効かなかったのだ。
もっと、この異常な世界に合った方法で倒さないと。
ふと、こいしは部屋の片隅に目を見やる。
廃墟の様相を見せるさとりの部屋の片隅。
時を刻まなくなった柱時計に、何かが引っ掛かっていた。
この激しい戦いの中で、それが吹き飛ばれずにすんでいたのは、奇跡に等しい事であろう。
迷っているひまはない。自分の考えでは、先程のようにうまくいくはずだ。
そういうと、柱時計に引っ掛かるものを手に取ると、インランビッチに声を掛ける。
「お空!!おくぅうううううううううううううううううう!!」
こいしの声を聞いたインランビッチはさとりの前で閃光弾を放つ。
両目を押さえひるんだ隙を見計らって、こいしの元に降り立つ。
「お空……これを……これを使って!あの変なクリーチャー化したお姉ちゃんを止めて!!」
そういう、こいしの顔には紅みがかかり、声が少し震えていた。
それはそうだろう。こいしがインランビッチに渡そうとしていたものは、自分の白いティーバックとエプロンだったから。
通常なら考えもつかない凶行。しかし、この異常空間の中では、さしたる抵抗なく行う事ができた。
「こいしちゃん、ありがとう。分かった。絶対に止めてみせるよ」
そんなこいしの思いを組み取り、インランビッチは大きくうなずくと、こいしの両手をしっかり握った。
そして、こいしのエプロンと白いティーバックのパンツを胸の前で重ね合わせる。
それは強大なエネルギーとなり、インランビッチの胸に吸い込まれていく。
蒼白だったインランビッチの顔に赤みが戻り、全身から放たれる妖気が高まっていく。
「ふぉおおおおおおおおおおおおお!!気が高まる。溢れる」
「ま、まさか、あなた…」
絶頂にも似た激しい刺激を受け、インランビッチの身体が、まばゆく光り始める。
さとりはインランビッチの素質に驚く。
そう、この技は。
「この技は、ビッチ……ビッチまんこアクションそのもの!!!!」
ビッチまんこアクション。ビッチの心を極めし者のみが使える技。それを自分のペットが使えるなんて。
「あ、悪魔よ。私を虜にする悪魔サイズよぉおおおおおおおおおおお!!!」
悲鳴にも似た歓声をあげて、さとりはインランビッチの股間から生えた巨大なイチモツを見た。
心臓がどきどきするのが押さえられない。あれを突きこまれたら、一体どうなるのだろうか。
男根を咥え込むべく膣口がヒクヒクと貪欲に蠢く。
そんな、さとりに、インランビッチが突進。さとりの巨体を押し倒す。
「あぅっ…」
逞しい肉槍の矛先が、さとりの女陰の入り口をこれ以上ないくらい押し拡げる。
「ひっ……駄目……そんなの…入れないでぇ……」
さとりの哀切の言葉など、まるで届いてないかのように巨大な肉塊は膣を押し拡げ、肉壁を擦り上げ ながら奥へ奥へと突き進む。
「あっ、いやぁっ…ああああああああっ!!」
巨大な怒張がさとりの子宮口まで届いた時、さとりの絶叫が響く。
巨塊を咥え込ませたインランビッチ。凶悪なカリ首は、持ち上げられた際には膣壁を引きずり出し、降ろされた際には擦り上げる。
「あっ、あぅっ、いや…う…動かさないでぇ…こんな…おっきぃ…ひああぁっ!?」
突然胎内に巨塊の全てを咥え込む形となり、息も絶え絶えに喘ぎ苦しむ。
逃げようにもインランビッチが、さとりの腰をがっちり掴み離そうとしない。
さとりは膣内で感じる肉の暴力に、足掻こうと身体を捻るが、足掻けば足掻くほど膣内の暴君は暴虐の 限りを尽くす。
「ああああああっ、ああっ、ぐはっ…お…おかしくなる…お願い助けてぇ!あふっ!」
さとりの哀願などに貸す耳は無いらしく、インランビッチは容赦無く下から突上げる。
その獣欲に狂った突き上げはさとりの正気を打ち砕く。
「あっ、ぐぁっ、かはぁっ!いっ…いぐっ!いっちゃう!!いっちゃう!!!」
肉欲の嵐に飲み込まれたさとりが絶叫を上げる。
「ひぁっ!うぐあああああああああぁっ!!」
インランピーチが絶頂に達し、光がさとりの体を覆った瞬間。
さとりを包み込む膣内が異様なまでの刺激を触手に与え、
さらにインランピーチの身体をねぶっていた他の触手男根にも激烈な快楽の刺激が伝わる。
「くらえぇええええええええええ!!マグナァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアム!!」
「あ……あぁああああ……あぁああああああああああああああああああああああああああああああああイクイクイクイクイクゥウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウ!!!!!!」
* * * * * * * * * * *
「私、倒したんだ……まさに精子をかけた戦いだったわ」
インランビッチ、いやお空は満足そうに精液と血まみれの姿で微笑んだ。
痛々しさと淫乱さの混じり合った姿。しかし、彼女の姿を笑う者はこの場にはいなかった。
「あぁ、さとり様の部屋、めちゃくちゃになっちゃった。さとり様絶対怒るよねぇ」
((だから、あの筋肉の化け物がそうなんだって))
お燐とこいしは同じ事を思ったが、言った所で信じることはないと分かっていたので、口に出さなかった。
そんな心情など知らないお空は、お燐とこいしの方を振りかえると、口を開いた。
「お燐も一緒にお風呂に行こう。もう体中どろどろのべとべとで気持ち悪いよ」
「あ、あぁ、そうさね」
「お空。あなた怪我しているから、今日はシャワーだけにしておきなさい」
「えぇえええええええええ。なんでさ、こいしちゃん」
「何でって。そんな傷だらけの体でお風呂に入ったら、お湯が真っ赤になって入れ替えないといけないじゃない。他のペットやヒトガタの子達に、お湯を入れ替えさせる手間をかけさせたいのかしら」
「もう傷口ふさがったよ。ほら」
「「治るの早っ!!」」
「これなら入っても大丈夫でしょう。こいしちゃん」
「……好きにしなさい」
規格外の修復能力に呆れながらも、こいしはそう言うと、騒ぎが収まった為に、部屋の回りに様子を見にきた地霊殿本館を生活場所とするペットや、そのペット達の世話係を担当しているヒトガタ達に声をかける。
「みんな、悪いけれども、お姉ちゃんの部屋片付けてもらっていい。壊れちゃってる物は全部灼熱地獄に捨てていいから」
ペットやヒトガタ達は、自分達の主の部屋のすさまじい惨状にとまどっているようだった。
その様子を見たこいしは、声を少し張り上げる。
「ここで何が起こったのか気になっているなら、後でちゃんと話してあげるわ。とりあえず今は悪い奴が大暴れをして、それを止めようとしたらこんな事になったとだけ言っておくわ」
もちろん完全に本当の事をいうつもりはない。ある程度本当のことを話し、残りはうまくごまかすだけだ。
こいしの言葉を聞いたペットやヒトガタ達は、互いの考えを伝えあう。
おい、悪い奴って誰だ?さぁ?誰だろうね?何でこんな事になってるの?そんなもの怨霊に決まっているだろう。いや、度胸試しにきた妖怪かもしれんぞ。そりゃあ鬼の事かね。やれやれ。ペット達。この地霊殿を襲撃する様な馬鹿な奴いないよ。はんらんをおこそうとしたばかおんりょうたち……それがいちばんがんがえるのにしぜん。そんな事より燐姐様が。
初めはひそひそ声だった話し声は、やがて大きなものに変わっていく。
こいしは、一向に動こうとしないペットとヒトガタ達に向かって、声を張り上げる。
「いいから!早く片付けて!!私達早くお風呂に行きたいの!!」
それを聴いてペットとヒトガタ達は黙り込む。やがてヒトガタの一匹が前に出て口を開く。
「お前達、あたし達が動かないから、こいし様はご立腹だよ。いつまでもこんな所で見ていないで、片付けるよ」
「おくうきずだらけよくまみれこいしよくまみれ………うふふふふふふふふ……もえ……かわいい!!」
「あぁあああああああああああああああああああああ!!大丈夫ですか大丈夫ですか燐姐様燐姐様が心配で目がじゅうけつしたですよ姉様へぶっ!!あぁあまだ姐様との感動の再会が」
「やかましい!!燐のことであんまり騒ぐようだと、また飯抜きにするよ!!」
「くくっ……このおちこぼれかえんびょう。あいかわらずおまえばか」
背の高い山猫ヒトガタが、振りほどこうと暴れる肥満体短足の火焔猫ヒトガタを片手で引きずっていく。背が低く、異様に毛の長いマシラヒトガタは、それを見て笑いながら歩いていく。
そんなヒトガタ達の後に続いて、ペット達が部屋の中に入り、さとりの部屋を片付けていく。一匹お燐にすがりつこうとしたヒトガタがいたが、他のヒトガタに引きずられていく。
「こいしちゃん。さとり様は連れて行かないのかい?」
「あ〜〜、お姉ちゃん……」
お燐にそう言われて、こいしは自分の姉の方を見た。
失神したことで術が解けたのか、その姿はいつも地霊殿で目にする姿に戻っている。
(一回だけじゃなく、二回もこんな馬鹿な事をするなんて……一体何を考えているのかしら?あぁ私を愛したいんだったっけ)
自分を愛するのなら、もっとまともなのがよかった。ましてやこんな、近寄られても困るだけの方向に、張り切ってもらいたくなかった。
「……うう、こいし?私の目の前にいるの?」
「気がついたの。お姉ちゃん」
「ごめんなさいね、こいし。迷惑だったかしら」
「うん。すっごい迷惑。二度とあんな事しないでよ」
「えぇええええ……」
「えぇえええじゃない!!絶対にし・な・い・で!!」
「せめて、せめて後一回触手でこいしの体を貪らせて❤」
「………………」
ぎりぎりという歯ぎしりの音。こいしは、穏やかな微笑ではなく、苛立った表情を浮かべていた。
「ふ〜〜ん。そう。そうなんだお姉ちゃん。そんなに私を貪りたいんだぁあああああ」
「あっ、これまずいんじゃないお燐」
「逃げるよ!!お空」
不自然な程平坦な声。危険を感じたのか、お燐とお空はその場から大きく離れていく。
「うん。あれはとっても気持ちよかったから、もう一回ぐらいは」
「そんなに貪りたいのなら、貪らせてあげる。私の拳だけれどねぇええええ!!」
「えっ?ちょ…ちょっとこいし」
「薔薇薔薇薔薇薔薇薔薇薔薇薔薇薔薇薔薇薔薇薔薇薔薇薔薇薔薇薔薇薔薇薇薔薇薔薇薔薇薔薇薔薇薔薇薔薇薔薇薔薇薔薇薔薇薔薇薔薇薔薇薔薇薔薇薔薇薔薇薔薇薔薇薔薇薔薇薔薇薔薇薔薇薔薇薔薇薔薇薔薇薔薇薔薇薇薔薇薔薇薔薇薔薇薔薇薔薇薔薇薔薇薔薇薔薇薔薇薔薇薔薇薔薇薔薇薔薇薔薇薔薇薔薇薔薇薔薇薔薇薔薇薔薇薔薇薔薇薔薇薔薇薔薇薔薇薔薇薇薔薇薔薇薔薇薔薇薔薇薔薇薔薇薔薇薔薇薔薇薔薇薔薇薔薇薔薇薔薇薔薇薔薇薔薇薔薇薔薇薔薇薔薇薔薇薔薇薔薇薔薇薔薇薔薇薔薇薔薇薔薇薇薔薇薔薇薔薇薔薇薔薇薔薇薔薇薔薇薔薇薔薇薔薇薔薇薔薇薔薇薔薇薔薇薔薇薔薇薔薇薔薇薔薇薔薇薔薇薔薇薔薇薔薇薔薇薔薇薔薇薔薇薔薇薔薇薇薔薇薔薇薔薇薔薇薔薇薔薇薔薇薔薇薔薇薔薇薔薇薔薇薔薇薔薇薔薇薔薇薔薇薔薇薔薇薔薇薔薇薔薇薔薇薔薇薔薇薔薇薔薇薔薇薔薇薔薇薔薇薇薔薇薔薇薔薇薔薇薔薇薔薇薔薇薔薇薔薇薔薇薔薇薔薇薔薇薔薇薔薇薔薇薔薇薔薇薔薇薔薇薔薇薔薇薔薇薔薇薔薇薔薇薔薇薔薇薔薇薔薇薔薇薇薔薇薔薇薔薇薔薇薔薇薔薇薔薇薔薇薔薇薔薇薔薇薔薇薔薇薔薇薔薇薔薇薔薇薔薇薔薇薔薇薔薇薔薇薔薇薔薇薔薇薔薇薔薇薔薇薔薇薔薇薔薇薇薔薇薔薇薔薇薔薇薔薇薔薇薔薇薔薇薔薇薔薇薔薇薔薇薔薇薔薇薔薇薔薇ぁあああああああああああああああ!!!!!」
「ひぎぃいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!」
全身を激しく打ちのめされ、さとりは悲鳴声をあげて吹き飛ばされる。
「お姉ちゃんの馬鹿!!もう知らない!!」
こいしは泣きながらそう言うと、風呂場へと走り去っていった。お燐はお空にこいしを追いかける様に指示し、自分はさとりの手当てをするために、部屋へと連れて行く。
その後、一月程こいしは地霊殿に戻らず、帰ってからも姉の元には、しばらく寄らなかったとさ。
さとり100%の二作目です。前作よりもハチャメチャぶりとカオス度が増しました。
楽しんでいただけたら幸いです。
ケテル
- 作品情報
- 作品集:
- 23
- 投稿日時:
- 2011/01/08 15:22:33
- 更新日時:
- 2011/01/17 22:01:34
- 分類
- さとり100%
- こいし
- お空
- お燐
- 漢女(おとめ)の肉体言語
- 媚少女戦士インランビッチ
なんぞこれ〜!?
なにこのヤられること前提の変身ヒロインが登場するアダルトアニメ作品!?
がんばれ!!インランビッチだかピーチだか!!
腐れマンコにフュージョンだ!!
さとり様100%自重して下さい。
まったく、何時から策士から肉体言語使いになったのやら…。あ、前作からか。
では、次回作を楽しみにしております。もう少しペースを早くして欲しい、というのは私の我儘。
……てめえ伝説のあの話の続編をやるだとおお!?
相変わらず今回もひどかったぞ!(褒め言葉
ってかもうこの地霊殿、まともなのお燐しかいねえ!?
お空も完全に悪化しちまったし、さとりんクリーチャー度アップだし!
今回やったことがノーマル状態でなら萌えたのに。ああ、でも俺もこいしを触手でぐちょぐちょしてえ
後最後に一つ。 精子をかけた戦いってだれうまw
ほんっと、つくづく文章力の無駄遣い極まりないです(褒め言葉)。お燐がドア開けた後のこいしちゃん犯されている描写笑いながら勃っちまってなんか屈辱的な気分になったよ!
少女が怪物になるのに萌える人達はいるからさとりんは間違ってないよ!
でももう少し恥じらいを覚えてもいいと思うよ!
こいしちゃん可愛い!
次は100%を地霊殿の外で開放を!
お空の天井知らずに突き抜けた変態性が素晴らしい
だがそれ以上のインパクトを持つのがさとり様
コイツらみんなぶっ飛んでやがるぜ!
最高だぁ〜!
伝説…なんかすごい扱いになってる。現在、長編残酷もののプロットを二本考え、その内の片方を書いている所です。作品を作るペースですが、できるだけ早く、面白い作品を作れるように努力します。
>>2
はい。まさかの二作目を書いてしまいました。
この話の精子をかけた戦いという言葉は、パンティ&ストッキングWITHガーターベルトのビッチ天使達の戦いを見ていたら、思いつきました。
>>3
ドドドドドドドドドドドドドドド゙!!
>>4
お待たせしてすみませんでした。
>>5
さとり100%Vは、長編残酷ものを二本書いた後になりそうです。全体的な話の流れだけでも考えてみます。
>>6
やったぜ!!
>>7
なんと、少女が怪物になるのに萌えを覚える者がおるともうすか?世界は広いのぅ。
後、100%になったさとり様は、デフォルトが素っ裸、正装がパンツ一丁なので、恥じらいというものはありません。
>>8
さとり100%Vは、彼岸が舞台になります。新キャラクターも加わり、混迷の一途をたどります。
>>9
この作品の主役ですもの。目立って当然ですよ。
>>10
イル・プリンチベ氏の作品、楽しく読ませてもらっています。
個人的には、みょんなことにババァ2人にセクハラされるんです、のババァ達の暴れっぷりが最高でした。