東方漫才風１

フランドール「最近すっかり寒くなって来たね」
咲夜「そうですね、冬ですし」
フランドール「お姉さまは何か防寒対策してるの？」
レミリア「そうねぇ、紅魔館自体そんなに寒くないから、ベタだけど湯たんぽぐらいかな。フランは？」
フランドール「私は咲夜に暖めてもらってるよ。ベッドで抱きあって」
レミリア「ぉええ！?咲夜！？」
咲夜「誤解を招く言い方をしないで下さいよ。健全な意味でギュッとしてるんです」
レミリア「そ、そう…。ぉええ!？って言っちゃったじゃない…」
フランドール「私が挿入たらギュッて締めつけるもんね、咲夜」
咲夜「当て字に悪意を感じますね」
レミリア「咲夜は防寒対策してる？」
咲夜「私は家事の関係であまりモコモコしたのは着れないのでカイロですね。テープで貼って何回も使ってますよ」
フランドール「貧乏臭いなぁ。主の顔が見てみたいわ」
レミリア「穴があくほど見つめればいいわ」
咲夜「冬と言えば雪かきが大変ですね。無駄に広いですし」
フランドール「きっと主は金に汚いのね。顔が見てみたいわ」
レミリア「だから穴があくほど見つめればいいじゃない」
フランドール「さっきから穴、穴ってお姉さまハレンチよ！」
レミリア「その発想がハレンチよ！」
咲夜「穴って、どういう意味ですか？お嬢様」
レミリア「知ってるくせに！」
フランドール「お姉さまの口から聞きたいってよ」
レミリア「そんな事言ったら恥ずかしくて穴があったら入りたくなっちゃうわ」
フランドール「ほら、また！顔から火が出そうとか表現はたくさんあるのに！本人の顔が見てみたいわ！」
レミリア「顔に何のこだわりがあるのよ！」
咲夜「きっと妹様はメンクイなのですよ、お嬢様。ほら、今日の昼食もラーメンでしたし」
レミリア「そのメンクイとは別次元の話よ」
フランドール「メンクイと言えばアリクイね」
レミリア「…ずいぶん思いきった話題変更ね。なにかアリクイについて話したいことでもあるの？」
フランドール「まあ、別にないんだけどね」
レミリア「ないんかい！」
咲夜「アリクイと言えば、私のアソコの毛が…」
レミリア「いいから！言わなくていいから！」
パチュリー「あ、アリクイについてなら話題あるわ」
レミリア「（いたの！?）へえ、どんな？」
パチュリー「アリクイは蟻以外も食べるらしいわ」
レミリア「へえ」
フランドール「そう」
咲夜「ですか」
パチュリー「…私はお呼びじゃない？」
咲夜「いえ……」
パチュリー「ならもう少しここに居させてもらうわ」
レミリア（帰れ！）
フランドール（土に？）
レミリア（そこまではいってない！）
咲夜「でも冬は霜焼けがひどいですね」
レミリア「そうね、寒い所から暖かい所に来ると…」
フランドール「割れちゃうのね、パリーン！って」
レミリア「ガラスじゃないんだから…」
フランドール「私はガラスのハートなのよ。強化ガラス」
レミリア「メッチャ強いじゃない！」
咲夜「水仕事してると指がカッサカサになりますわ」
フランドール「まあ、従者に水商売させるなんて主の顔が…」
レミリア「水商売じゃなくて水仕事よ！」
咲夜「水商売って何です？お嬢様」
レミリア「知ってるくせに！」
フランドール「冬は外で遊ぶのも楽しいよね」
咲夜「冬の遊びと言えばかまくらってありますけど、大体失敗してただの雪山になっちゃいますよね」
レミリア「作るの難しいしね。雪だるまくらいなら作れるけど」
咲夜「ところが私の場合は雪だるますら満足に作れないのですよ」
レミリア「雪に恨まれてるんじゃないの？」
咲夜「はい。雪だるまに向かって『お前に人権は無いんだよっ！』っていい続けたら作れなくなりました」
レミリア「重っ！蹴飛ばすとか可愛らしいものを想像してたのに！」
咲夜「雪だるまも『あんたの主の顔が見てみたい！』って言ってたましたよ」
レミリア「なんで皆私の顔を見たがるの！?最終回のアニメじゃないんだから！」
フランドール「氷った湖でスケートなんかしたりしてね」
レミリア「でも真ん中のほうは氷が薄くて危険らしいわ。あなたも気をつけなさいよ」
咲夜「意外と妹様想いなんですね？」
レミリア「まあ、ヤンチャで危なっかしいからね」
フランドール「そんな私の姉の顔を？」
レミリア「見てみたい、ってバカッ！」
レミリア&フランドール&咲夜「どうもありがとうございました〜」