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『妖怪狩り』 作者: イル・プリンチベ
CAUTION!
・キャラ崩壊あり!要注意!!!
・カオスの要素あり!要注意!!!
・グロ表現、カニバリズム的な表現あり!要注意!!!
・変態的表現が多々あり!要注意!!!
・それらに耐性のない方はこのSSを読まないで下さい!!!
―1―
博麗神社の居間でゴロゴロしているのは、現在の博麗神社の巫女を務める第13代の巫女の博麗霊夢だ。
「あ〜、お腹空いた。お賽銭は相変わらず一円たりとも入らないし、紫はおろか魔理沙すらやってこない。どうしよう…、妖怪は私を見ると一目散に逃げてしまうから、まともに妖怪退治すら出来ない。異変も起こらないから収入が入らない。収入が入らないと、借金の返済が出来ないしご飯を買うお金を確保できない…。ああ、こんな金欠で苦しむ博麗の巫女生活なんてもうウンザリ。本当に死んだほうがマシかもしれない…、いい加減に誰か私を助けろ。」
ここ数日は満足に食事をとれていないせいか、どこか元気がなく顔色が青ざめて見える上にどこかやつれているようだ。そもそも霊夢は、見た目から想像できないほどの大食漢であり、魔理沙がワンコイン弁当を9個霊夢に渡しても、一度の食事ですべて食べきってしまうので、巫女としての能力を発揮するには凄まじいエネルギーを消耗するため、大量の食事が欠かせないのだ。
「魔理沙とアリスと紫が、食料を恵んでくれたから何とかやっていけたんだけど、それもいよいよ明日で底をつくわ。天狗の新聞に『博麗の巫女が餓死をした』なんていう新聞が載せられても、決しておかしくないし現実的にあり得そうで笑えないわよ…」
満足な食事をとれていないため、霊夢の口調はどこか覇気がなく頼りなさげに見える。現時点での霊夢の食生活は、一日に一度の食事に制限したうえでご飯とみそ汁がそれぞれ1杯ずつと漬け物が少しつくぐらいだから、なんとか日常生活を営める程度でしかなく、博麗の巫女としての業務を遂行できない状態なのだ。
「私、間違いなく生まれた時から、貧乏神に取りつかれているのかしら?どんなに貧乏神を追い払っても、またすぐに取りつかれるんだから嫌になっちゃうわよ。」
先代から引き継いだ遺産は、莫大な借金という名の悪夢だった。妖怪退治の依頼をこなしても、なんとか収入を得るもすべて借金の返済に追われてしまい、異変解決することによってそれなりの年俸を増やす事が出来ても、財政難が起きるとすべてがパーになってしまうのだ。この状態が続くのだから、いくら現状の改善と努めても一向に成果が上がらないのでいつしか霊夢は、巫女としての修行をいくらしても意味がないと考えるようになり、努力をしても実らないと思うようになってしまった。
「ああ、またか。毎月20日になるとスキマファイナンスを筆頭に、幻想郷すべての消費者金融会社がいつも金銭の支払いを請求するんだから、本当に勘弁してほしいわね。お金を支払えないっていうのは、すべて私が悪いって言うの?はぁ、ヤル気がなくなっちゃう、そもそも先代の博麗の巫女は、私に財産を残さないで負債を残すなんて、どう考えてもおかしいじゃない。なんていい加減で無責任なのかしらね…。」
博麗神社に住まう巫女は、基本的にお賽銭の収入が少ないので慢性的な財政難に苦しんでいて、財政難のイベントか起きると巫女の年俸は10%ずつカットされていくとともにモチベーションが強制的に4段階下がってしまうのだ。そう、真っ赤っかの絶好調から灰色の絶不調に叩き落とされるといえばわかりやすいかもしれない。
「ああ、やってられないわ。今日はやることがないし、無駄に疲れたから寝るしかないじゃないの。私の手元にお金なんてないから、サラ金屋に支払えっていわれても支払えないじゃないわ。」
そう言ってから霊夢はふてくされて不機嫌になると、布団の中に入り込んで間もなく寝てしまった。
―2―
「う〜ん、今日も幻想郷に変化はなし…っと。今日もこれとった収穫はありませんでした。あ〜あ、これじゃ新聞もまともに発行できません。何かにしろ変化がないと、困ったことになりますね。」
妖怪の山の天狗の集落にある文々。新聞の事務所兼印刷所にいる射命丸文は、ブンヤをやめて違う方面に転職しようか真剣に悩んでいた。
この間、太陽の畑にいる風見幽香を取材しに行ったのだが、幽香は天狗の事を激しく嫌っているので全くもって相手にされず門前払いされてしまったのだ。
文々。新聞の読者のリクエストに、風見幽香の記事を書いてほしいというリクエストがあったので、読者の為にあの手この手を使って取材を試みるも断られ、風見亭を盗撮してネタをゲットしようとするも、間もなく見つかってしまい、変態マゾ天人と一緒に心身ともにもボロボロにされるぐらい調教されてしまった苦い経験がある。
文は天狗仲間に嫌われているので誰も助けてくれなかったことがショックで、そのうえにライバルである姫海棠はたてに自分の醜態を記事にされたので、それらの出来事が深刻なトラウマとなり、胡蝶夢丸がないとまともに睡眠をとることが出来なくなってしまった。
やっとの思いで2週間前に解放されたのだが、異物挿入の恐怖が未だに忘れられないものとなってしまい、以前は毎日のようにセックスやオナニーを欠かさずやっていたのだが、幽香に調教されて以来文の子宮と肛門は、尻軽女のそれではなくただの排出器官に成り下がってしまった。
「読者が求めている風見幽香さんの取材は絶対に出来ないし、これといった異変は起こらないからネタ不足で困ってしまいます。そうだ!博麗の巫女は相変わらず財政難で苦しんでるようですから、久々に博麗神社に巫女を冷かしに行きましょうか。」
ブンヤ魂をギラギラ光らせた射命丸文は、善は急げと言わんばかりに自宅兼印刷所から幻想郷最速のスピードで飛び出すと、疾風の如く勢いで博麗神社に向かっていった。
―3―
「博麗神社よ!私は帰って来た!風見幽香に拉致されて解放されるまではや2が月と2週間、私は過酷な調教を受け続けてきましたが、今は新聞記者の仕事に復帰できる喜びを今味わっています!というわけで、これから巫女の生態を調査したいと思います。」
文は博麗神社の拝殿の方に向かうと、素敵なお賽銭箱の前を素通りしてから巫女がいないかどうか捜索し始めた。
「あれ?巫女さんがいませんね。いつもならお賽銭箱の前に突っ立っている筈なのに、おかしいですね…どうしたんでしょうか?巫女さんの所在を確認するために、自宅の方に伺わせていただきます。たぶん、昼寝でもしてると思いますが、取材をしたいと思いますので突撃しましょう!」
神社の本殿に霊夢の姿がないので、文は居住区に向かった。以前強引な取材を試みて痛い目に会ったにも関わらず、新聞記者の本能が居住区に足を向かわせるのだった。
「ただ今博麗神社の居住区の前の玄関前に立っておりますのは、清く正しい射命丸です。これから巫女の生態を取材したいので、居住区に侵入したいと思います。あれっ?不用心ですね、玄関の扉にカギが掛かっていません。これは私に入ってくださいと言ってるようなものです。それでは遠慮なく入らせてもらいましょう。」
玄関の扉は鍵が掛かっていなかったので、あえなく文の侵入を許してしまい居間の手前まで侵攻させてしまった。
「いました!巫女は居間でゴロゴロしています!お腹を空かせているようですので、不用意な刺激を与えるまねはよした方がいいのですが、巫女を取材したいという新聞記者の本能がそれを許しません。」
バン!
文は今の手前にある扉をノックすることなく、ものすごい勢いで扉を開けると寝ていた霊夢を無理やり叩き起こしてしまった。
「ちょっとそこの巫女さん、お久しぶりです。清く正しい射命丸です。現在の巫女さんの財政難がどうなっているかを取材しに来ましたので、ご協力の方をお願いします。」
「なんだ、あんたか。今の私はあんたの相手をしている余裕なんてないし、ただでさえお腹がすき過ぎてたまらないのに、寝ているところを叩き起こされたからたまったものじゃないわ!ああ、久しぶりに甘いタレがいっぱい付いた焼き鳥が食べたい気分だわ。それともフライドチキンにしようかな!?そうそう、鶏の水炊きもいいわね!う〜ん、バンバンジーやタンドリーチキンも捨てがたいわね!」
霊夢は無駄なエネルギーを使わないために寝ていたのだが、財政難の状況がどうなっているかを取材したいだけの文に叩き起こされてものすごく不機嫌だった。霊夢は寝起きがものすごく悪く、強引に叩き起こすと癇癪を起してしまい、下手をすると超攻撃モードの鬼巫女になってしまうのだ
基本的に霊夢は人間も妖怪も対等に見るのだが、自分のプライベートタイムを剥奪してくる存在には一切の容赦がないのだ。トイレでオナニーをしているときや、昼寝をしている時の霊夢には絶対に手を出してはいけないのは、幻想郷の住人の中で常識であり霊夢を起こさないのは暗黙の了承となっているのだ。
天狗の新聞記者である射命丸文の事は、自分がお茶を飲んでゆっくりしていたいのを妨害する確率が高いので、異変解決時以外は基本的に外敵として認識している。
今の霊夢は空腹で機嫌が悪いのに、いきなりたたき起こされたあげくに嫌っている文の顔を見ながら取材を申し込まれたのだから、癇癪を起して攻撃してもおかしくないのだ。
「れ、霊夢さん。わ、私はただ霊夢さんの事を取材しに来ただけですよ。何でいきなり私がいる前で鳥料理の話をするんですか?お、おかしいじゃないですか!」
文は自分が鴉天狗である身なので、鶏肉を使った料理の話題になるとあからさまに嫌悪感を示すのだが、虫の居所の悪い状態の霊夢を叩き起こしてしまった事が運のつきだった。
「あんたねぇ…、博麗神社に来たんだから、私に取材のアポをつける前に絶対にやらないといけないことがあるでしょう?まさか、それを忘れたわけじゃないよね?狡賢い文ちゃんなら、絶対に欠かさすやったよね?」
霊夢に取材のアポを取り付けるためには、あらかじめ1カ月分の食料と100万円を支払わなければならない上に、素敵なお賽銭箱に100万円を入れなくてはならないことをすっかり忘れてしまった。文はそれを思い出したのだが、こうなってしまってはもうとりかえしのつかない状態になってしまったのだ。
「な、何の事でしょうか?わ、私にはさっぱりわかりませんが…」
素早しっこくて狡賢い鴉天狗と言われる文はその場を取り繕うために、嘘八百あの手この手の言い訳を繰り返して誤魔化そうとするのだ。素敵なお賽銭箱にお金を入れ忘れたことから話題をそらそうとするが、霊夢の禍々しいオーラに押されてしまって自慢の悪知恵が思いつかない。
「わかりきったことを言わせないでよ!私とあんたの付き合いなんだから、ねっ!?文ちゃん!!!」
文がこの場を誤魔化して最小限のダメージに抑えようと試みるも、霊夢は文に素敵なお賽銭箱にお金を入れてないという事を容赦なく認識させてくる。文は全身から鳥肌が立ち冷や汗を垂れ流しているうえに、体が不自然にふるえている。
「れ、霊夢さん…そんなこといわれても…」
霊夢が文に視線を合わせようとするも、文は霊夢の視線を本能的に避けようとする。頭の中が恐怖でいっぱいで、出まかせのいいわけすら出てこないのだ。
「ねぇ、あんたは神社に来たら、最初に何をするの?ねぇ、答えなさいよ!本殿の前に素敵な何かがあったはずだよね!まさか文ちゃんは素敵な何かに何かを入れ忘れたわけじゃないでしょうね!?」
挙動不審で視線が定まっていない文に対し、霊夢は素敵なお賽銭箱にお金を入れ忘れてないかどうかを聞き出そうとしてくる。
「あ、あやややや…、も、申し訳ございません!れ、霊夢さん、わ、私を死罪に処してください!」
文はあまりの恐さに錯乱したので、いきなり霊夢に謝罪を試みた。いきなり死をもって詫びるといえば、きっと霊夢の事だからなんとか誤魔化せると思ったのだ。
「何ゆえそちは死罪を申しつけるのだ、早く答えぬか!?そちは素敵なお賽銭箱にお金を入れたか入れなかったかどちらなのかと聞いておるのだ!?」
いきなり死をもって償うといわれても困るので、霊夢は文に素敵なお賽銭箱にお金を入れたかどうか答えるようにいってくる。
「あ、あ、あやややや…、れ、霊夢様!無礼極まりないこの鴉天狗の私を、死罪に処してください!」
博麗神社に来た参拝者は、必ず10000円以上のお金をお賽銭箱に入れてから、霊夢に絡んだりして、願い事があればさらにお賽銭箱に10000円以上のお金を入れないといけないのだ。
素敵なお賽銭箱にお金を入れ忘れた者は、霊夢の手によって容赦なく粛清されるだけだという事が解っているので、文は生きるために小賢しい悪知恵を使う為に死をもって償うと言ったのだ。
「何ゆえだ、早く申さぬか!」
霊夢は文が素敵なお賽銭箱にお金を入れたかどうか聞きたいので、文の顔に退魔針を近づけてみる。
「あ、あ、あ、あやややや…、れ、れ、霊夢様!この無能で愚かな私を、し、死罪に処してください!」
ビッチ丸とかマスゴミとかの蔑称をもっている文は、ひたすら死をもって償いの1点張りで誤魔化そうとしているのが目に見えてわかる。
「何ゆえ余に死罪を申しつける!答えぬかっ!」
文はわざとらしい演技で死をもって償うというが、霊夢は文の白々しい態度に苛立ってきて、間違いなく素敵なお賽銭箱にお金を1円たりとも入れてないのが解っているが、それでも文に素敵なお賽銭箱にお金を入れたがどうかを問い質そうとするために、退魔針をさらに額に近づける。。
「あ、あ、あ、あ、あ、あやややや…、わ、私は…、は、博麗神社にある、すっ、すっ、すっ、すっ、すっ、すっ、素敵な…、おっ、おっ、おっ、おっ、おっ、おっ、お賽銭箱に…、おっ、おっ、おっ、おっ、おっ、おっ、お金を…、入れ忘れてしまいました!ど、どうかお許しくださいませ霊夢様〜!この愚かな射命丸めをお許しくださいませ、霊夢様〜!」
文は退魔針を額に寄せられた恐怖に負けてしまい、とうとう素敵なお賽銭箱にお金を入れてない事を自白した。霊夢がいるときに博麗神社にお金を入れないという事は、人間や妖怪を問わず死を意味するのである。金がなかったら、食料か貴重なレアアイテムの類を霊夢に渡さなければならないのだ。
「射命丸、そちの本心はわかっておるぞ!私が財政難で苦しんでいるのを承知であるのにもかかわらず、遊び感覚で取材を申しつけてきたのだろう?違うか!?」
霊夢は文が遊び感覚で神社に訪問したことを見抜くと、お賽銭を入れなかったことを指摘し激しく詰問した。
「そ、そんなことありません!あ、遊び感覚で神社に来ているわけがありません。今後は余計な取材をしたしませんし、毎月神社にお金を献上させていただきますし、食料も納めさせていただきますので、どうか私の忠誠心を信じてください、霊夢様!」
文はただ霊夢に命を奪われたくないが故に、あることないこと関係なくこの場をしのぐためにあれこれ言い訳をして、必死になって誤魔化しているが、霊夢にとって文は見苦しく見えてしまうだけでしかない。
「貴様の忠誠心など信じられんわ!それがわかっているなら、なぜそちは私に食べ物を献上したり、素敵なお賽銭箱にわずかな額でもいいからお賽銭を入れなかったりしなかったのだ!貴様は望み通りに焼き鳥の刑に処して、私に食われるがいい!!!!!」
霊夢は限界まで苛立っていた上に、余計な取材をしてくる文の事が嫌いで、出来ることなら殺して焼き鳥にしてやりたいと思っていたのだ。それを文に告げたまでだが、
「ひっ、ひぃぃぃぃぃ!あっ、あああああ!!!!!お、お許し下さい霊夢様!ど、どうか命だけはお助けください!」
文は自分が死にたくない一心で、霊夢に対し命乞いをするのだが、傍から見ると見苦しく滑稽に見えてしまう。霊夢は内心笑ってすまそうと思っていたが、この鴉天狗は一度許すと図に乗って悪さをするので、ここで完膚なきまで退治しようと試みた。
「あんたはさっき私に死んで償うと言ったのに、やっぱり嘘をつくのね。マスゴミは現実に起こったことを過剰に煽るんだから、どうにも信頼できないわ!ましてやあんただったらなおさらよ!あんたは私の晩御飯のオカズになるんだから、目の前のご馳走を逃すなんてわけがないじゃないの!」
鴉天狗の文は、幻想郷最速のスピードを生かし居間から脱出したが、博麗の巫女の手から逃れることはできない。文は鳥居をくぐろうとしたその時、博麗の巫女のチート能力が発動した!いつの間にか零時間移動をして、文の頭にかかと落としを喰らわせると、哀れな鴉天狗は地べたに叩きつけられてしまった。さっきまでもっていなかったのに、いつの間にか霊夢の左手には巨大な包丁を持っているようだ。
「ぎゃああああああ!!!!!」
霊夢のかかと落としが文の頭に直撃すると、一度地面に叩きつけられた後にバウンドして再び宙に浮き上がった後に、霊夢は無抵抗の鴉天狗をローリングソバットで蹴り飛ばした!
「ゲフッ!」
鴉天狗は蹴倒されて勢いで素敵なお賽銭箱の手前に送還されると、目の前には泣く子も黙る悪魔の鬼巫女が立っていた。
「あはっ…、あははははははっ!!!鴉天狗の手羽先とモモ肉を食べたいわ!!!」
霊夢の目は赤く染まり、狂気を宿していた。文の種族は鴉天狗という妖怪で、人間はただ襲う対象でしかない問う認識を持っていたが、目の前にいる紅白の鬼巫女は妖怪が恐れる妖怪以上の存在で、修羅や羅刹を漂わせるオーラを発していた。
「れ、霊夢さん!い、今すぐ、お、お賽銭を入れますから、お許しくださいっ!」
文は霊夢の前で土下座をしたが、鬼巫女は醜態をさらす鴉天狗を軽蔑視していた。
「粗相をする烏天狗が逃げられないように、結界で動けなくさせてやる!」
土下座をする文に、対妖怪用のお札を何枚か貼り付けると、文の動きが取れなくなる結界を張った。結界を張られてしまうと、いかに身体能力が高い妖怪でもその力を最大限に発揮できなくなるどころか、自分の能力が出せなくなってしまうのだ。
「ぎゃああああああっ!!!!!か、勘弁してくださいっ!こ、このような真似はもう二度と致しませんから、どうかお許しをっ!」
鬼巫女と化した霊夢は、この場に及んで命乞いをする烏天狗の顔に唾を吐きつけると、包丁を鼻先に突きつける。
「あんたは信頼ならないから、あんたの右腕と左足を切り取らせて貰うわ!」
「やっ、やめてくださいっ!」
「どうせ明日になったら、元通り生えてくるんでしょ?いいよね、妖怪って。寿命は長いし頑丈に出来てるから死に難いもんねぇ…。じゃあ、この大きい包丁であんたの手羽先を切るわよ。」
ジュバッ!!!!!
「うっ、ぎゃあああああああ!!!!!みっ、右腕がぁっ、右腕がぁあああああ!!!!!」
「ふふっ…、惨めな姿がお似合いだわ!包丁にあんたの血が付いてるけど、折角だから舐め取らせて貰うわよ。烏天狗の血って結構おいしいじゃないの。じゃあ、次はモモ肉を切らないとね!」
霊夢は包丁についた文の血を、自分のベロで舐め取ると文の左足を包丁で
ジュバッ!!!!!
「あぎゃああああああ!!!!!あー!あー!足がっ!左足がっあああああ!!!!!」
「今日の晩御飯は烏天狗の焼き鳥に決定ね。じゃあ、あんたの持ってる金目のものは私が有効活用するから有り難く思うことね!あんたと私の間柄なんだから、今日はこれで許してあげるから、いい加減に妖怪の山におかえり!羽があるんだから、帰れるでしょう?」
「わ、私はただ取材がしたかっただけなのにっ!…ひゃあああああ!!!!!」
手足を失った鴉天狗は、体中から体液を垂れ流しにしながら妖怪の山に戻っていったが、体の一部分を失ったせいでバランスを崩しているので、上手く飛ぶことができなくて、いつもの100分の1に満たないスピードしか出せなかった。時より地面に落ちてしまい、再び飛び上がるまで相当手こずっているようだ。
「烏天狗の手羽先とモモ肉をゲットしたわ!久しぶりの焼き鳥よっ!半年前の宴会以来の焼き鳥よっ!よかった…、本当によかったわ…、私、餓死しなくて済むの!でもこれだけじゃ足りない、気が変った!この鴉天狗を丸々食べたくなったわ!」
鬼巫女は血路を開いて逃げている鴉天狗を見ると、好戦的で残虐心が働いてしまい、生かさないでこの場で殺してしまおうと思った。もちろん空腹をしのいで満足するためには、手羽先と骨つきのもの肉だけでは絶対的に量が足りないのだ。
「逃がさない!」
必死の思いで血路を開いて、神社の階段までたどり着いた文の目の前に、残忍で冷徹な鬼巫女が姿を現した。
「ひぇぇぇぇぇっ!」
文はただ恐怖心の余り、絶叫するしかなかった。生きる望みを断たれて、ただ絶望の感情だけが文の心を支配し、鬼巫女を少しでも遠ざけるために左腕を左右に振るしかなかった。
「ねぇ文ちゃん。次も鴉天狗の新聞記者に生まれ変わる時は、博麗の巫女さんには絶対に手を出さない方がいいってことを教えてあげるね!」
ジョバッ!!!!!
霊夢は左腕に持っていた巨大な包丁で文の首を切り落とすと、これまたいつの間にか用意していた縄で文の身体をくくりつけると、その亡骸を台所に持っていった後に解体作業を行うと、文が身につけていた衣類と金銭と所持品を分けて、使用済みの衣類と自分が使えそうにない道具と金銭を持つと、香霖堂に出かけて不要な物を売り払ってしまった。
「鴉天狗のドロワーズとブラジャーを香霖堂の変態店主に売りつけて、それで臨時収入をゲットしたので、なんとなんと米俵3つを買う事が出来ました!そして、適当に調味料の類も手に入れました!」
霊夢は鬼巫女モードで香霖堂に行って、変態店主に射命丸文の使用済みドロワーズと使用済み衣類の類を売りつけるのだが、霊夢は変態店主の弱みを握っているので、店主に向かって大金を支払うように脅迫して、煎餅や酒などの食料品をさらに略奪して自分の胃の中に入れると、その後に人里のスーパーに行って店長を脅迫して、タダに等しい値段で食材を買い取ってしまうと、意気揚々博麗神社に戻って来た。
―4―
「さて、久々に霊夢ちゃんのクッキングタイムを始めたいと思います。」
―少女料理中―
「今日のメニューは、鴉天狗の焼き鳥と鴉天狗の鶏飯と鴉天狗の肝を使ったお吸い物を作りたいと思います!」
博麗神社の台所には、料理を作っている以外のこれといったBGMが流れてこない筈だが、このSSを読まれている皆様には、なんとなくどこかで聞いたことのあるBGMが頭の中をよぎっていると思います。
「最初に鴉天狗の焼き鳥の材料はこちらです!烏天狗のモモ肉と手羽先とハツとレバーと、葱と、塩と胡椒と、特製のタレ適量です!」
「最初にあらかじめ血抜きした鴉天狗の肉を、こちらの包丁で適当な大きさでも構わないので、兎に角食べやすい大きさに分けておきます!とりあえず一口大サイズがいいですねっ!」
トントントントントントントントントントントントントントントントントントントントントントントントントントントントントントントントントントントントントントン!
霊夢は上機嫌で鴉天狗の肉と葱を一口大サイズに分けると、思わず舌なめずりをした。
「次に一口大サイズに分けておいた鴉天狗の肉を、こちらの串に一口大サイズに分けておいた葱と一段ずつ交差するように刺しておきます!」
ズシッ!ズシッ!ズシッ!ズシッ!ズシッ!ズシッ!ズシッ!ズシッ!ズシッ!ズシッ!ズシッ!ズシッ!ズシッ!ズシッ!ズシッ!ズシッ!ズシッ!ズシッ!ズシッ!ズシッ!ズシッ!ズシッ!ズシッ!ズシッ!ズシッ!ズシッ!ズシッ!ズシッ!ズシッ!ズシッ!ズシッ!ズシッ!ズシッ!ズシッ!ズシッ!ズシッ!ズシッ!
霊夢は非常にご機嫌で、串に肉と葱を交互に差し込む作業に勤しんでいるが、一刻も早く鴉天狗の焼き鳥が食べたいので、舌なめずりした後に涎を垂らしてしまった。
「最後にこちらにあるすべての焼き鳥を、紫から奪い取った特製のオーブンに入れておけば、何もしないで放置しておくだけで3時間後に完成します!タレと塩コショウは最初に目いっぱいつけておくだけで、丁度いい味に仕上がります!」
霊夢は串に刺したものを半分の500本ほどタレに漬けておいて、残り半分の500本ほど塩コショウをかけて、それらを全てオーブンにぶち込んでおくと、
「オーブンで焼き鳥を焼いているあいだに、鴉天狗の肉を使った炊き込みご飯と鴉天狗の肝を使ったお吸い物を作りたいと思います!」
「次に作りたいのは、鴉天狗の肉を使った炊き込みご飯です。材料はお米5升と調味料に醤油とお酒とみりんと生姜をそれぞれ適当に用意して、メイン食材の鴉天狗の胸肉とササミと脳味噌と子宮と眼球を一羽分用意してください!あと、牛蒡を入れるとさらに美味しくなりますので、入れておいた方がいいと思いますね。」
「最初に鍋に火をつけて醤油とお酒とみりんと生姜を、適当な量をこの鍋の中にぶち込んでおきます!醤油とみりんと生姜は少なくていいのですが、お酒は大量に入れてくださいね。量の配分として、お酒が8で、それ以外はすべて1の割合がベストだと思います。それらが煮立ってくると、鴉天狗の脳味噌と子宮と眼球と骨を鍋の中に放り込んでおきましょうね!これで炊き込みご飯に使う特製の出汁が出来上がります。」
霊夢はコンロに火をつけると、巨大な鍋の中に醤油とみりんとお酒と生姜を投入して、調味料が煮立ってくると、脳味噌と子宮と眼球と骨を鍋に惜しまず入れた。
ボチョン!ボチョン!ボチョン!ボチョン!ボチョン!ボチョン!ボチョン!ボチョン!ボチョン!ボチョン!ボチョン!ボチョン!ボチョン!ボチョン!ボチョン!ボチョン!ボチョン!ボチョン!ボチョン!ボチョン!ボチョン!ボチョン!ボチョン!ボチョン!ボチョン!
「特製のだし汁が出来たら、骨と脳味噌と子宮と眼球を取り出してから、あらかじめ研いでおいたお米と一口大に切っておいたお肉をすべて鍋の中に入れます!」
ズジャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!
鍋の中に研いだ米が投入されると、霊夢は絶対美味しい烏天狗の炊き込みご飯が出来上がることを確信すると、満足そうにそれを見つめた。
ボトボトボトボトッ!ボトボトボトボトッ!ボトボトボトボトッ!ボトボトボトボトッ!ボトボトボトボトッ!ボトボトボトボトッ!ボトボトボトボトッ!ボトボトボトボトッ!ボトボトボトボトッ!ボトボトボトボトッ!ボトボトボトボトッ!
霊夢は研いだお米を鍋の中入れた後に、鴉天狗の胸肉とささ身と牛蒡を入れておいた。
「最後のご飯を炊くのですが、コンロの火力を最大限にして一気に仕上げます!お米が炊きあがったら音が変わるので、そうなったらコンロの火を止めて蒸らしてくださいね!」
霊夢はコンロの火力を最大限に引き上げると、鍋に蓋をして美味しい炊き込みご飯が出来るように祈った。この巨大な鍋も紫から奪い取ったもので、適当に食材を入れるだけで恐ろしいぐらい美味しい料理が出来るのだ。とんでもなく料理が出来ない人でも、この鍋を使って適当の食材を入れるだけで、最高ランクの5つ星ホテルで出せる料理が出来る優れものだ。
「炊き込みご飯が出来る間に、鴉天狗のお吸い物を作りたいと思います!材料はお水とお酒と塩と醤油と、鴉天狗の肝と焼き鳥と炊き込みご飯に使っていない肉と骨を全部余すことなく使いましょう。その前に食材を仕込んでおくと、後が楽になるのよね。」
霊夢は手っ取り早い方法で食材の一通り仕込み終えると、もう一つ紫特製の鍋を取り出すと、
「あらかじめ仕込んでおいた食材を鍋の中に入れるのですが、最初にお水とお酒とお醤油とお塩を入れてからコンロに火をつけます。これらが沸騰した後に、鴉天狗の肝と焼き鳥と炊き込みご飯に使っていない肉と骨を全部鍋の中に入れてくださいね。」
ドボドボドボドボッ!ドボドボドボドボッ!ドボドボドボドボッ!ドボドボドボドボッ!ドボドボドボドボッ!ドボドボドボドボッ!ドボドボドボドボッ!ドボドボドボドボッ!ドボドボドボドボッ!ドボドボドボドボッ!ドボドボドボドボッ!ドボドボドボドボッ!
鍋の中に大量の水とお酒と塩と醤油を少し入れると、コンロの火力を全開にした後に鍋の中に入っている液体が沸騰すると、鴉天狗の肝と焼き鳥と炊き込みご飯に使っていない肉と骨を全部鍋に投入した!
ボチャ!ボチャ!ボチャ!ボチャ!ボチャ!ボチャ!ボチャ!ボチャ!ボチャ!ボチャ!ボチャ!ボチャ!ボチャ!ボチャ!ボチャ!ボチャ!ボチャ!ボチャ!ボチャ!ボチャ!ボチャ!ボチャ!ボチャ!ボチャ!ボチャ!ボチャ!ボチャ!ボチャ!ボチャ!ボチャ!ボチャ!ボチャ!
「鴉天狗の肝と焼き鳥と炊き込みご飯に使っていない肉と骨を入れた後は、食材にすべて火が通るまで煮込んでおいて、鴉天狗の肉の匂いがして来たらお吸い物の完成です。仕上げに細く切った葱と三つ葉を入れたら完成です!」
お吸い物が入っている鍋の中に、三つ葉と葱を投入したら鴉天狗のお吸い物が完成する。実際のお吸い物はこんないい加減な作り方をしないが、紫特製の鍋のおかげで高級料亭に出てきてもおかしくないお吸い物が出来上がる。正直言ってしまうと、このSSの作者である私も欲しいと思う。
「できました!今日の晩御飯の鴉天狗の焼き鳥と、鴉天狗の炊き込みご飯と、鴉天狗のお吸い物でございます!」
霊夢は鴉天狗の肉を使った料理を、適当にあった皿に盛り付けると、両手を広げて完成した料理の見た目の良さをアピールする。残念なことに、周りに見る人がいない事とカメラ中継されていないので、誰にも見せることが出来ないのが欠点である。鴉天狗の肉の味はどうであれ、見た目は凄く美味しそうだ。
霊夢は完成した料理を全部今のテーブルに乗せた。普通の人間はこれ全部を一度に食べきれない筈だが、霊夢は幻想郷最強のフードファイターである西行寺幽々子に勝るとも劣らない大食漢で、かつて、人里にある食べ放題の焼き肉店で、肉を全部食べきったという伝説を起こしたので、そこの店には出入り禁止処分を受けた実績を持つのだ。
―5―
霊夢は、鴉天狗料理がのっているテーブルの横に座布団を敷くと、すぐに座布団に正座をしてうっとりした視線で料理を見ている。
「私博麗霊夢は、これから鴉天狗の焼き鳥と炊き込みご飯とお吸い物を食べたいと思います!久々に充実した食事が取れることに感謝いたします。幻想郷の自然と生き物に感謝したいと思います。そして、私の為に生贄になった鴉天狗の射命丸文ちゃんに最大限の感謝をしたいと思います!それでは、幻想郷の恵みに感謝していただきます!」
―少女食事中―
霊夢は最初に鴉天狗の焼き鳥を口いっぱいに頬張ると、数回咀嚼してそれを飲み込んだ。あまりの美味さに感動してしまい、声も出せずただ涙を流し頷くだけだった。その心は天界の有頂天に辿りつく思いでいっぱいなのだ。
「鴉天狗の焼き鳥の味ですが、凄く美味しいです!程よく脂身がのっている割には、肉に歯ごたえがあり、外界で量産されているブロイラーとはわけが違います!この鴉天狗の肉は1000年以上の熟成期間と程よい運動量があったから、ここまで美味しくなったと思います。ああ、この美味しさを皆さんに味わっていただけないのが誠に残念であります。でも、この焼き鳥は私のものよ!誰にもあげないんだからね!」
霊夢は焼き鳥を100本歩と食べると、次は炊き込みご飯に手をつけた。炊き込みご飯はお米ひと粒ずつに味が染みていて、底にはお焦げがあって各別のうまみが堪能できる逸品である。
「次は鴉天狗の炊き込みご飯を食べたいと思います。さて、お味の方はどうなっているでしょうか。美味しそうな匂いがしているので、非常に期待できると思います。」
霊夢は炊き込みご飯を橋で掴むと、それを一気に口の中に放り込んで、咀嚼すると舌で味を堪能し終わるとそれを飲み込んだ。あまりの美味しさに感動して、また涙を流してしまうだけだった。
「この炊き込みご飯は凄く美味しいです!お米の一粒一粒に鴉天狗の味が染みており、この世のものとは思えないほどの美味さがあります。私の見解ではどんなに食が細い方でも、この炊き込みご飯を食べれば最低でも10杯はいけると思います。でもこの炊き込みご飯は私のものだから、こんな美味しい物をあんた達に食べさせるなんて、どう考えてももったいなさすぎて考えられないわ!」
霊夢は炊き込みご飯を1升食べると、最後に鴉天狗のお吸い物を飲んだ。これは鴉天狗の旨味が凝縮した至高の逸品である。生涯に一度でも食べることが出来るなら、凄い幸運を持っていると思ってもよいのだ。ましてや霊夢の飲むお吸い物は、1000年以上の熟成期間がかかっているので、最高級品のお吸い物である。
「最後に鴉天狗のお吸い物を飲みたいと思います。この鴉天狗のお吸い物は、1000年以上の熟成期間を経ている上に、適度な運動をしていますので、無駄な脂身がなくうまみが凝縮されただし汁です。まさに試行の逸品だと思います。」
霊夢はお吸い物を一口飲んで、口の中で転がして味と匂いを十二分に堪能するとそれを飲み込んだ。霊夢はあまりの美味さに感動して、涙を流す以外の行動がとれないでいたのだっだ。
「何という美味しさでしょう!これこそ神の雫と言っても、決して過言ではない美味しさがあります!こんな美味しい物は、私以外の誰にも食べさせたくないわ!これは私が命をかけて手にした鴉天狗なんだから、私以外は一切食べる権利がないのよ!」
霊夢は鴉天狗のお吸い物をすべて飲みきってしまうと、返す刀の勢いで焼き鳥と炊き込みご飯をすべて胃袋の中に入れてしまった。鴉天狗丸ごと一羽を完食したのに、霊夢の外見は一切変わりないのは、どう考えてもあり得ないのだが、鴉天狗の肉はすべて、博麗の巫女の霊力に変換されてしまったと考えた方がいい。霊夢が鴉天狗をすべて食べきるのにかかった時間は、わずか1時間30分なので、霊夢の食べるスピードは相当早いものであると推測できる。
「ああ、久々にお腹いっぱい食べることができたわ。幻想郷は狭いながらも、美味しい食材がいっぱいあって、私を飽きさせることがないのよね。今日は鴉天狗を食べたから、明日は何を食べようかなぁ?う〜ん、どうしようかなぁ…そうだ!明日は明日の風が吹くんだから、適当に食べれそうな妖怪を退治すればいいじゃないの!」
霊夢は明日一日じゅう幻想郷じゅうを徘徊して、手当たりしだい妖怪を退治して、そいつらの骨の髄まで食い潰そうかと思った。力の弱い妖怪でもいいし、力の強い妖怪を食べるのも乙なものであり、自分が生きる術でもあるのだから。
幻想郷は食材の宝庫である。人間が妖怪退治をしたら、妖怪の肉を食べる権利を手にするので、捕食してもおかしくないし、逆に妖怪に襲われると食われてしまうのだ。妖怪は人間を襲ってその肉を食べて力をつけると共に、人間は有害な行動をとる妖怪を退治して、それらの肉を食べてより一層の力を身につけるのだ。食べ物は農作物や家畜だけだけでなく、力をつけた妖怪達の肉を喰らう事で人間たちも力をつけることが出来ることから、幻想郷は究極の実力至上主義が通ってしまう環境である。幻想郷において食物連鎖の頂点に君臨するのは博麗の巫女であるから、博麗の巫女に襲われるとどんなに力の強い妖怪であれ、あえなく捕食されてしまうのだ。
―あとがき―
イル・プリンチベでございます。申し訳ございません、相変わらず滅茶苦茶なSS以外作っていない私を、死罪に処してください。
セリフの一部は韓国の歴史ドラマのやり取りをまんま採用しております。
王様に詰問させると、必ずと言ってもいいほど臣下は自分の事を死罪にしろと言ってきます。演出が粗悪なのが丸わかりであることがわかる一例ですね。
今回のSSは霊夢ちゃんが幻想郷に住んでいる妖怪達を食べるというシナリオ構成にしました。
そのために、幻想郷のマスゴミであるブンヤの射命丸文ちゃんが食べられるお話にしました。
文ちゃんが食べられて霊夢ちゃんも幸せだし、幻想郷の少女たちがマスゴミを恐れる必要ななくて幸せですね。
ちなみに第二回がありそうな匂いがするのですが、どうなるかわからないのが仕様です。
はぁ、こんないい加減な人間は本当に死罪にするべきですね。
イル・プリンチベ
- 作品情報
- 作品集:
- 23
- 投稿日時:
- 2011/01/18 08:25:38
- 更新日時:
- 2011/01/18 17:25:38
- 分類
- 博麗霊夢
- 射命丸文
- 焼き鳥
- 炊き込みご飯
- お吸い物
- 財政難
- 年俸10%ダウン
- モチベーション低下
- 私を死罪に処してください。
仕事から疲れて帰ってきて、行きつけのデパ地下で仕入れたエビフライとヒレカツの卵とじが乗った丼物(要するにカツ丼の一種)と
鶏肉とニンニクが交互に刺さった焼き鳥を食しながら読ませていただきましたが…。
げえ〜〜〜〜〜っぷ。
うん!!おかずが増えたような満ち足りた気分になりました。
射命丸、ゆうかりんに性的に調教され、ついに霊夢に文字通り食われましたか。
彼女の死は無駄ではない!!文字通りのオカズになりましたから。
紫や魔理沙が霊夢の元を訪れなかったのは、ひょっとして、本能的に身の危険を感じていたからなのかも…。
さあ、次回、霊夢の血肉となるのは誰か!?『鶏肉』は食べたから、次は『牛肉』か『深海魚』か!?
ナイフとフォークを持って、楽しみにさせていただきます。
手羽先と腿肉とタンを切り取った後、放置して卵を産ませて〆の親子丼にしないと・・・と思ったけど、ゆうかりんの調教後じゃ産みそうにないかな。コブクロは柔らかくなってそうだけど。
文ちゃんならタンは何枚でもすぐ生えて来るよね!
次の居なくなって喜ばれる食材は・・・ 鷺かな。
1>>納得できますが今○の○理を忘れてはいけません。
2>>幻想郷に常識は通用しませんので、何が出てくるかわかりません。
3>>もう一羽の鴉天狗がいるではありませんか!
4>>確かにそうですよね。
5>>もちろんですとも。